今回はちょっとした「補足」の記事。
何の補足かと言うと、
先日納車された私の愛車、
「Aクラスセダン」
についての補足である。(^_^)
と言うのも、
試乗することもなく私の愛車に選ばれたため、そもそもAクラスセダンとはどういうクルマなのかを知らない人も多いだろうから。(^o^;
それに、
同じAクラスでもハッチバックのAクラスは、試乗もしたし、世間的にも比較的よく知られた存在だけど、「セダン」のAクラスって、存在自体を知らない人もけっこういるんだよね。(^^;
なので、
私の愛車となったこの機会に、Aクラスセダンの誕生から現在に至るまでを、サラッと紹介しておこうと思う。(^_^)
えっ?
そんな紹介いらんって?
でもさ、不思議に思わなかった?
「どうせ試乗もしてないクルマを
中古で買うのなら、3年落ち以内ぐらいの、
もうちょっと新しい中古車を探したほうが
良さそうなのに、なんでまた6年落ちなんて、
古いのを選んだんだろう?」
って。(^_^)
もちろん、
「特別仕様車のエディション1が異様にお買い得なことに気付いたから」、と言えば、それはそうなのだが、そもそも2019年式などという古い年式を、中古車検索の対象に含めていたこと自体が不思議だと思わないか? (^_^)
この記事をお読み頂ければ、
私がなぜ、6年落ちとなる「2019年式」などという古い中古車を検索の対象にしていたのかがお分かり頂けるだろう。(^_^)
目次
1.Aクラスセダンについて
(1)2019年7月に誕生
Aクラスセダンは、2019年7月にメルセデスの新たなモデルとして発売された。
メルセデスのFFベースモデルとしては、初のセダンである。
●A クラス セダンを発表
https://media.mercedes-benz.jp/download/738608/20190722a-fnl-726784.pdf
この時点での各グレードの価格は以下の通り。
私が購入したグレードは、
すでにお伝えしている通り、
「A 250 4MATIC セダン Edition 1」
である。(^_^)
(2)発売後に速攻で値上げ!
Aクラスセダンの発売からまだ3か月しか経っていない2019年10月、消費税の増税に伴って、さっそく値上げがおこなわれた。(-_-)
整理すると、
・A 180 セダン 344万円(変更なし)
・A 180 Style セダン 386万円(変更なし)
・A 250 4MATIC セダン 485万円(+9万円)
・A 250 4MATIC セダン Edition1 593万円(+11万円)
となる。
私が購入したエディション1は、発売からわずか3か月で、11万円も値上げされたのである。(^_^;
言っておくが、これは単純な「値上げ」であり、装備が追加されたり改良されたりなどはしていない。(-_-)
(3)半年後にまたしても値上げ!
2019年10月の値上げから半年が経った2020年4月、今度は「製品コストの上昇」を理由に、またしても値上げがおこなわれた。(-_-;
整理すると、
・A 180 セダン 347万円(+3万円)
・A 180 Style セダン 390万円(+4万円)
・A 250 4MATIC セダン 490万円(+5万円)
・A 250 4MATIC セダン Edition1 599万円(+6万円)
となる。
私が購入したエディション1は、発売から9か月で、トータル17万円も値上げされたのである。(^_^;
今回もの値上げもまた、単純な「値上げ」であり、装備が追加されたり改良されたりなどはしていない。(-_-)
ちなみに、
私が購入したエディション1に関しては、今回の価格(599万円)が最終価格。
250台限定モデルにつき、これを最後に価格表から姿を消している。
(4)半導体不足で装備カット!
以上のように、近年の急速な値上げラッシュの波の中で、Aクラスはどんどん値上げされていった。
2020年9月には、最も不要なパッケージオプション「レーダーセーフティパッケージ」が標準装備され、価格が大幅に高くなった(各グレード共、+26万円)。
2021年1月には、またしても「製品コストの上昇」を理由に単純に値上げ。(-_-)
その後も、これまではオプション設定だった装備を標準装備にしたり、さらに単純に値上げしたりで、Aクラスセダンの価格はどんどん高くなっていった。(-_-)
その過程の中で、
節目と言っていい年が2021年だ。
この頃から、
「半導体不足」が世界的に問題となり、
クルマの生産に多大な影響が及んだ。
その影響は、極端な長納期化だけでなく、
装備カット
という部分にも及んだのだ。
装備カット、つまり、本来なら付いているはずの装備が付いていない(半導体不足のため付けられない)、ということである。
この「装備カット」については、
以前の記事でも少し触れたことがある。
●私の次期愛車、この車種に決定! (2021/08/02)
通常は装備が変わる場合はニュースリリースに一部改良などといった形で発表されるものなのだが、この頃の装備の変更は、半導体不足に伴う緊急措置的な変更で、納車を優先していた(装備がつくのを待ってたらいつになるか分からない)ため、ニュースリリースでは発表されていない。(-_-)
ってゆーか、
改良じゃなく改悪だから、
ニュースにできなかっただけかもしれないが。(^o^)
その後もしばらく続いた半導体不足の影響により、新車の装備の状態は、その車両の生産のタイミングによって変わるという、ややこしい状態が続いた。
しかも正式発表もなしに変わるもんだから、この頃を境に、新車の装備の状態を把握するのが極端に難しくなった。
以前なら、初期型、一部改良モデル、グレード追加、マイナーチェンジモデルなど、ニュースリリースだけ追っていれば「何が変わったのか?」、「どこが違うのか?」が把握できたのだが、近年はニュースリリースで発表されないモデルが増えて、もはやトレースできない。(^_^;
そういった状況の中で、違いを区別するためにモデル名を付け始めたようで、近年では、
「MP202301」
「MP202302」
「MP202401」
「MP202402」
などといったモデル名が付けられていて、一体何が違うのか、そのモデルが売られてるタイミングで商談にでも行かない限り、はっきり言って分からない。(^^;
そんなわけで、
2021年式以降のモデルに関しては、装備の状態を把握するのが難しく、中古車を探す際には注意が必要である。
普通は年式が浅いほうが良いと考えると思うのだが、むしろ装備がカットされている可能性があるので、Aクラスセダン(Aクラスも)に関しては、
中古で狙うなら、
2019年式か2020年式
を狙ったほうがいい。
(5)マイナーチェンジでさらにダサく!
2023年2月、Aクラスはマイナーチェンジされた。
●新型「A クラス」および「A クラスセダン」を発売
https://media.mercedes-benz.jp/download/a567859a-76ea-4670-983c-7ebe3a9cb393/20230227-a-a-fnl.pdf
Aクラスセダンを買うのであれば、デザイン的にも装備的にも「AMGライン」が必須だと考えていたのだが、残念なことに、このマイナーチェンジによって、AMGライン装着車のフロントデザインが恐ろしくダサくなってしまわれた。(-_-)
まず、標準仕様はこんな感じである。
そして、
AMGラインのデザインはこんな感じ。
これだったらまだ標準仕様のほうがマシだと思う。(^_^;
「マイナーチェンジでダサくなる。」
それはAクラスセダンに限らずよくある話。
だが、
Aクラスセダンの場合、全長が短いこともあってサイドビューがダサいため、フロントデザインがせめてもの救いだっただけに、そのフロントデザインまでがダサくなられたのではねぇ。(-_-;
えっ?
マイナーチェンジ後のほうがかっこいいって?
確かに、デザインの好みは人それぞれなので、マイナーチェンジ後のほうがかっこいいと思う人もいるのだろう。
よし、じゃあ、、、
これを見たらどうだ?
●初期型
●マイナーチェンジ後
どう?
マイナーチェンジ後、ヤバくない?(^o^;
タッチパッドを廃止した代わりに、
その跡地には謎の窪みがある。
この窪み、何だと思う?
聞いて驚くなよ。
「小物置き」なんだぜ。( ̄▽ ̄;
もちろん、
この「小物置き」についても、皆さんがどう思うかは「人それぞれ」なのだろう。
人によっては、
「わぁ!
小銭置くのに便利そう!
前よりも良くなったね! (^_^) 」
という、
頭お花畑のおめでたい人もいるのかもしれない。
ただ私には、もはや、
「笑かそうとしている」
ようにしか見えない。(^^;
あのタッチパッドとパームレストがあってこそ、インテリアのデザインが成立していたのに、取っ払って、空いたスペースに「小物置き」って。(^o^;
どう考えても「ただのコストダウン」だと思うのは私だけだろうか?(^^;
とにかく、
こんなイケてないマイナーチェンジモデル、中古で買うにしても選択の対象外にすべきだということは、容易にご理解頂けるだろう。(^_^;
(6)2025年生産終了
Aクラスセダンは、5月に発売されたファイナルエディションを最後に、生産終了となる。
間をすっ飛ばして、ファイナルエディションの価格を見るとビックリだ。(^^;
もちろん、
Aクラスセダンのデビュー当時のモデルとは標準装備が異なるとはいえ、当時300万円台だったA180系のモデルが、ファイナルエディションとなると525万円とは。。。(^_^;
でもまぁ、
モデル終了となって後継モデルも出ないとなると、私が購入したAクラスセダンは、今後もずっと「最新型」であり続けるわけだ。(^_^)
2年しか乗らないけどね。(^o^;
一方、
ハッチバックのAクラスも、当初は2025年で終了するはずだったのだが、セダンとは違って需要があるようで、2028年まで販売が延長された。
しかも後継モデルも計画されているようで。(-_-)
同じ「Aクラス」でも、セダンとハッチバックの人気(需要)の差は、やはり歴然としたものがあるようだ。(-_-;
●AクラスはSUVで生き続ける…メルセデス、コンパクトクラス戦略の見直し決定!
https://motor-fan.jp/article/1302432/
2.最後に
今回はマイナーな存在である「Aクラスセダン」について、その誕生と略歴についてお話しさせて頂いた。
これから2年間、私の愛車として活躍してもらうことになるクルマが、どのようなクルマなのかを皆さんに知ってもらいたかったということ。
そして、私の購入した中古のAクラスセダンがいかにお買い得な車両だったか、私のチョイスの妥当性を示したかったということ。
実はそのために、わざわざこの記事を書かせて頂いたようなものだ。(^o^)
初代にして現行モデルが最終モデルとなることが確定しているAクラスセダン。
メルセデスのブランドパワーを持ってしても、「セダン」を売るのは難しい時代であることを図らずも証明してしまったモデル、と言うこともできるだろう。(^_^;
だけど、
詳細な試乗インプレッションは後ほどの記事に譲るとして、私が今回、買って乗ってみた感想としては、
「買って損はなかった。
損どころか、むしろ、
価格から考えるとかなりお買い得だ。」
と感じている。
今回の記事をお読み頂いて、Aクラスセダンに少し興味を持たれた方がおられたならば、中古で狙うにはオススメできるモデルであることをお伝えしておこう。
状態、装備などに注意してチョイスすれば、200万円台でも良いタマが転がってるので、トライしてみたい方はぜひ検索してみて下さい。(^_^)
















コメント
日本車でも値上げ目的の改悪もそうですが、規制強化で有難迷惑な装備が増えたりそれまで使えた機能がナーフされたり余計な縛りができたりもしますから、敢えて旧式を狙うのはアリかもですね。
オートライト義務化以降のグニョッとしたスイッチがどうにも好きになれず、変更しても時間で勝手に戻ってしまうのも好きになれません。
あと走行中の画面の閲覧や操作の制限が今はかなり厳しくなってて、さらには車速検知などの関係で昔みたいに気軽にキャンセラーを使える状況ではなくなっています。
そして年々過敏になる安全装置。
前車の頃が懐かしく思う時が正直あります。