アウディのエントリーモデル、
「A1 スポーツバック」
に試乗したので、試乗動画を公開する。
そう、
「不要不急の試乗シリーズ」第四弾では、どんな車種のレンタカーが割り当てられるか当日まで分からなかったのだが、私の前に現れたそのクルマは、ドイツプレミアム御三家のアウディ様だった! (^o^)
けど、、、
これは一般的に見れば、
「ハズレ」を引いた
というところだろうね。(^_^;
なぜなら、
旧型(先代)だったから。(^O^)
1.旧型に乗ってみる、その意味とは
今回借りた車両は2018年式。
「A1 スポーツバック」は2019年に新型が登場しているので、まさにモデル末期のタイミングで仕入れられた車両ということになる。
なんという仕入れセンスの悪い業者だろう。(^_^;
まぁそんなわけなので、
クルマ好きの人たちから見れば、
「今さらそんな旧型に乗っても意味ねージャン。(^o^)」
といったところだろう。
しかし!
甘く見てもらっては困る。
旧型の 「A1」や「A1 スポーツバック」が割り当てられる可能性など、ハナっから承知の上で私は予約しているのだ。(^_^)
(1)乗る意味 その1
私にとって「A1 スポーツバック」という存在は、いろんな意味で「無」だった。
つまり、愛車候補としては論外なクルマだっただけに、こういう機会に乗ってみることになったとしても、それも悪くないかな、と思ったのだ。
だって、こういう機会じゃないと乗らないクルマだから。(^o^)
(2)乗る意味 その2
今回乗ることになった「先代 A1 スポーツバック」は、ドイツプレミアム御三家のエントリーモデルと照らして言えば、
先代 BMW 1シリーズ
先代 メルセデスベンツ Aクラス
と、時を同じくして戦ったモデル。
「先代 BMW 1シリーズ」は私も実際に試乗したが、エントリーモデルとはいえ、ちゃんと「BMWらしさ」を感じられる走りを実現した紛れもないBMWだった。
「先代 メルセデスベンツ Aクラス」は試乗こそしたことはないのだが、私に「Aクラスもアリだな」と思わせるきっかけになったモデルだった。
そんな中、アウディの「先代 A1 スポーツバック」だけは、ドイツプレミアム御三家のエントリーモデルの中で唯一、私の心に何のインパクトも与えなかったモデルなのだ。(^o^;
愛車にこそならなかったものの、その「走り」で私にインパクトを与えた1シリーズ。
試乗するタイミングを逸して走りを確かめることは出来なかったものの、その「デザイン」で私の注意を惹くことになったAクラス。
その両者と時代を共にしたアウディのエントリーモデルとは、いかなるレベルのクルマだったのか?
どう?
そう考えると、
ちょっと乗って確かめてみてもいいかな
という気にならない? (^o^)
なので、私としては、もし「A1 スポーツバック」が割り当てられることになったとして、それが新型ならもちろんありがたいが、たとえ旧型でも、それはそれでその出来栄えを確かめてみるのもアリだと思ったわけよ。(^^)
私が先日の記事で、
「どれが来たとしてもハスレではない」
と言っていたのは、つまりそういうことだ。(^_^)
さて、
結果はどうだったのか?
ちょっと試乗記は今日中にはアップできそうにないので、興味のある方はまずはこの動画でご確認頂ければと思う。
世界に名だたるドイツプレミアム御三家の一角「アウディ」。
そのエントリーモデルには、プレミアムブランドとしての価値がちゃんと宿っているのかどうか、とくとご覧あれ! (^_^)
2.試乗車の概要
年式 | 2018年式 |
走行距離 | 11030km |
車名 | A1 スポーツバック |
グレード | 1.0 TFSI |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 7速AT |
装着タイヤ | ダンロップ SPORT BLURESPONSE AO(185/60R15) |
型式 | DBA-8XCHZ |
排気量 | 1.0リッター(ターボ) |
最高出力 | 95ps/5000-5500rpm |
最大トルク | 16.3kgf・m/1500-3500rpm |
全長 | 3985mm |
全幅 | 1745mm |
全高 | 1440mm |
車両重量 | 1140kg |
車両本体価格 | 269万円(税込) (発売当時の税込価格です) |
試乗日 | 2020年5月13日 |
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3.アウディ A1 スポーツバック試乗動画
定番試乗コース編
山道編
コメント
辛口様の旧A1評が聞けるとは思いませんでしたので、おもわずコメントします。
まあ9年前に登場した頃は1.4Lターボがあったのですが、2015年のマイナーチェンジで3気筒1.0Lターボになったようです。確かに直近のトヨタ車と比べると劣りますが9年前にはこれでもいい車だなと思いました。当時アーバンエゴイストのための車なんて言って売っていました。おっしゃるように街乗り専用、高速でかっ飛ばすような用途に向いていたように思います。ミッションを下に下げるとSモードになって、回転数高めに維持するようになったりしました。打倒 BMW MINI とのことですが、ハンドリングその他含めて、ドライビングは負けているのでしょうね。それはA1に限らないようにも思います。
辛口系おやじ(管理人)です。
おっしゃる通り、今回の試乗車はマイナーチェンジで登場した1.0リッターの3気筒ターボです。(^_^)
マイナーチェンジ後も、上位グレードには1.4リッターターボもあったのですが、まぁレンタカーというのは大体が一番下のグレードということが多いので、今回も例によって例のごとくの最下位グレードの「1.0 TFSI」でした。(^o^;
ハンドリングは残念でしたが、それならせめて街乗りでの乗り心地を他の同クラス車とは明らかに違うレベルの高いものにするとか、アウディらしい洗練された重厚なエンジンサウンドを楽しめるとか、何か他にはない価値が盛り込まれていればそれもアリかなとは思うのですが、そういうのが無かったですね。(^_^;
まぁ当時の税込み価格で269万円ですから、アウディでその価格となると、全てがショボくならざるを得ない領域なのかもしれません。
やっぱり300万円を切る価格で「プレミアムブランド」の価値を感じようということ自体に無理があるんでしょうね。(^o^;
旧型のA1ですか。
全く予想してませんでした。
評価としては、ポロと大差ないといった感じですね。
今回はアタリ、ハズレ有りとの事ですが、当たっていたら何が試乗車になったのか気になりました。(新型のA1?)
辛口系おやじ(管理人)です。
A1はポロがベースですモンね。
でも私はポロにも乗ったことがないので、A1に乗ってみるのもアリかなと。(^_^)
ところで、今回のレンタルで指定したクラスでは、「アウディ A1」、「アウディ A1スポーツバック」の他に、
・ルノー ルーテシア
・ルノー トゥインゴ
・FIAT 500
・フォルクスワーゲン ポロ
・プジョー 208
などがありました。
私としては、これまでに乗ったことがないブランドということで、ルノーかFIATのクルマが割り当てられたら一番面白いかな、と思ってました。(^o^)
クラス指定でA1でしたか。中身はほぼポロとは良く言われていますし旧式ですのでアウディらしさというと本当に大丈夫かと乗っていない身ですが疑問に思う点は個人的にあります。1シリーズやAクラスと本当の意味での競合はセグメントでいうとA3になってくるということでベンツやBMWが自社ブランドで存在しないところを狙い打ったのかなとも思います。
グループで色々部品などを共有している関係上、A1=ポロ、A3=ゴルフという大衆車というのが世間の評価になっているのかなと思います。良く本当のアウディはA4からだともささやかれることもありますし、1.4のA4は本当にパサートっぽくてアウディらしからぬところも多々ありましたから。
後追加になりますが大阪の状況と管理人さまの仕事状況次第になると思うのですが、昨年形の上では3シリーズを押しのけてカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したRAV4のレンタカー試乗は不要不急シリーズでいかがでしょうか?
輸入車に押されているため嘘っぱちなのか本当に相応しい出来なのかハッキリさせるためにもということで。
辛口系おやじ(管理人)です。
「RAV4」ね、もちろん、私もずっと狙ってる車種ですから、すでに不要不急シリーズでも予約を試みるアタックをしてますよ。(^_^)
ただ、、、
これまたタマ数が少なくて、何かの「代車」として長期貸出中とか言われましてね。(^^;
RAV4に限らず、なかなか、私が優先的に乗りたい車種というのは、レンタカーでは希少だったりする(希少どころか、存在すらしないことも)ことが多くて、なかなか思うようなタイミングで借りられません。(^_^;
辛口系おやじ(管理人)です。
ポロがどれほどなのかも分からないので何とも言えないのですが、とにかく、
「エントリーモデルにもそのブランドならではの価値を!」
と願う私から見れば、何とも残念な結果でした。(-_-;
確かにおっしゃる通り、セグメントという観点ではBMWやベンツとぶつからないところを狙ったのかもしれませんが、それにしてもそこに「アウディらしさ」が無ければ意味がないですからね。
やっぱり「アウディはA4から」というのが、私も含め、一般的な正しい見方なんでしょうね。(^^;
A1&ポロはBセグメントで、1erやAクラスはCセグメントですよね?
辛口系おやじ(管理人)です。
はい、おっしゃる通りです。
A1 スポーツバックは明らかに一回り小さいですし、比較対象としては、新型ヤリスと同じセグメントです。(^_^)
今回、Aクラスと1シリーズを引き合いに出しているのは、あくまでもそれぞれのメーカーの「エントリーモデル」という共通点での話で、セグメント同士の比較対象ということではありません。
アウディとしては、A1のクラス(Bセグ)までをカバーすることによってエントリー価格を下げることができるので、Aクラスや1シリーズよりも手の届きやすい外車ということで、A1は「客寄せ」にある程度の効果はあったのかもしれませんが、あれじゃあ買った人をガッカリさせるだけのような気がします。(^^;
マイナーチェンジの後の1リッターのA1は確かにイマイチです。パワーもないし、運転してつまらない。でも、マイナーチェンジ前の1.4ターボのA1は素晴らしいですよ。こちらはパワーもあるし重厚感すら感じます。機会があれば1.4ターボ、マイナーチェンジ前を試乗してみて下さい。
辛口系おやじ(管理人)です。
1.0と1.4では動力性能が丸っきり違うでしょうから、だいぶ印象が違うのかもしれませんね。
でも、さすがにもう昔の車両をレンタカーで探してまで乗ることは考えてないです。(^_^;
ってゆーかね、たとえ1.4が良かったとしても、そもそも何が残念って、今回試乗したような1.0モデル程度の出来栄えのクルマに、アウディのマークつけて売ってしまっていることなんです。(^^;
やっぱりジャーマンスリーの名にかけて、廉価グレードであっても最低限の走りのクオリティは確保してほしかったです。(-_-)