先日、インプレッサの年次改良(C型)について公式ニュースリリースが発表された。
(参考)
●「インプレッサ」改良モデルを発表
https://www.subaru.co.jp/press/news/2018_10_11_6377/
2016年にフルモデルチェンジされたインプレッサは、昨年の2017年に1回目の改良が行われてB型が発売された。
そして今回は2回目の改良ということで、C型となる。
ちなみに、私が購入したインプレッサはB型。
C型はB型に対し、どこが改良されたのか。
その改良内容を確認したところ、これが正直驚いた。(^_^;
以下、私が驚いたインプレッサC型について、個人的な意見・感想・勝手な憶測を述べさせて頂こうと思う。(^o^;
C型と呼ぶのも抵抗があるほどB型と同じ
まずC型の改良点だが、実はこれがたったの1つしかない。
そのたった1つの改良点とは、
オートビークルホールド機能が追加された
というもの。
「オートビークルホールド機能」とは、信号などでの一時停車時に、アクセルペダルから足を離しても停止状態を保持してくれる機能のことだ。
電動パーキングブレーキ搭載車では定番の機能の1つで、「オートホールド」とか「オートブレーキホールド」などとも呼ばれている。
1つとはいえ一応は機能が追加されたんだから、これも「改良」と呼べなくはないだろう。
しかし、この改良内容を見た瞬間、
「えっ?それだけ?ホントに!?」
と、驚いてしまったのが正直なところ。
なぜなら、「レヴォーグ」、「WRX S4」、「レガシィ B4」のB型およびC型の改良内容を見ても、いずれも何点かの改良点があったし、改良点には走りとか見た目にも関わる部分が含まれていたりして、まさに改良版という感じで受け止めることができたから。
それに対し今回のインプレッサC型は、あまりにも改良点が少なすぎるのだ!
そこで、
「実は発表してないだけで、どこかこっそり改良してるんじゃないか?」
と思った私は、ディーラーにも聞いてみた。
だが、本当にオートビークルホールド機能の追加のみだと言われてしまった。。。(-_-)
(さらに食い下がって、スバルのお客様センターにも聞いてみようかと思ったが、ダメ押しを食らわされるだけのような気がしたのでやめた)
せめて改良された箇所が、走りに影響する部分とか、もっと規模の大きい機能の追加だったらまだしも、ブレーキのオートホールド(オートビークルホールド)とは、これまた地味すぎる! (^^;
というわけで、正直、この改良モデルを「C型」と呼ぶことに抵抗を感じてしまう。
これじゃあB型と全く同じに近い、いや、私に言わせれば、もはや同じだ。(^o^;
あってもいいが、無くてもいい機能
今回のC型で追加されたオートビークルホールド機能。
実はこの機能、初めて使うとけっこう感動する。(^o^)
私も以前、BMW 5シリーズの試乗でこれと同様の機能(オートマチックホールド)を初めて体験したとき、「便利な機能だなぁ!」と感心したものだ。
ご存知の方もおられるとは思うが、その後、5シリーズは私の愛車となった。
当然、当初は使ってましたよ、オートマチックホールド。(^o^)
でもね、じきに使わなくなった。
というのも、オートマチックホールドを切らずに車庫入れをしようすると、いらんところで勝手に止まったままになったりして、「ええーーい!チキショーーー!!」ってなるから。(^o^)
結局そのうち、わざわざ付けたり切ったりするのが面倒になって、切りっぱなしで使うようになったのだ。(^_^;
というわけで、私はオートマチックホールド、スバルでいうオートビークルホールドが付いていても、まず使うことがほぼ無い。
OFFにしておいても悪さをする機能ではないので、そういう意味では、私にとっては「あってもいいけど、無くてもいい」という機能なのだ。
でも、私が使わない機能は、私にとっては無いのと同じ。
すなわち、私にとっては、インプレッサのB型とC型は同じクルマ、ということになる。
インプレッサの改良は地味で当然!?
先述した通り、インプレッサの改良は、レヴォーグやWRX S4やレガシィ B4の改良と比べると、比較的地味だ。
B型のときも、アイサイトの機能強化だけで、クルマとしての根本的な部分には改良が入っておらず、クルマの改良という意味では地味だったと言えるだろう。
なぜインプレッサの改良は、こんなに地味なのか?
私が思うに、フルモデルチェンジで気合いを入れすぎたから、ではないだろうか?
現行インプレッサは、スバルの次世代プラットフォーム「SGP」を初めて投入するモデルとして開発された。
スバルの未来を決めるプラットフォームを初めて搭載するのだから、ここでいきなりコケるわけにはいかない。
私の手元にある「新型インプレッサのすべて」の開発ストーリーの見出しには、
「ダントツに良くなるために」
とある。
その「ダントツ」を目指すがあまり、私が望まない「歩行者保護エアバッグ」までもが標準装備されてしまったあたり、弊害も無くはない。(^^;
だが、クルマの走りの質感に関わる部分についても、エントリーモデルとは思えないほど高い質感に仕上げられているのは事実だ。
一方で、ここまでやってしまうと、改良するとなると逆に困る。
改良すべきところがほとんど無いからだ。(^o^;
いや、もちろん、厳しく言えば、改良すべきところが無いはずはない。
しかし、すでに下克上とも言える走りの質感を手に入れたインプレッサに対し、これ以上、クルマとしての根本的な部分に改良を加えたりしたら、上位にいらっしゃる車種がお困りになるのだ。(^_^;
となれば、B型、C型で改良するにしても、何らかの付加価値的な装備の強化を小出しにして誤魔化すしかない。
かと言って、あまり何ヶ所も強化してしまうと、エントリーモデルの領域を逸脱してしまうし、車両本体価格との兼ね合いもあるだろう。
結果、今回のC型のような改良にならざるを得なかった、というところではないだろうか。
私がその試乗で絶賛したように、現行インプレッサは初登場の時点ですでにハイレベルに仕上がり過ぎていたのだ。
その後の改良が地味になるのは、ある意味しかたがないと言うべきだろう。
でも、ついでに何かが改良されてる、かも?
というわけで、改良が地味にならざるを得ないインプレッサにつまらなさを感じる一方で、その現状の出来栄えの素晴らしさにオーナーとしてはうれしくもあり、という、何とも贅沢な複雑な気持ちだ。(^_^)
しかし、そうは言っても、
「実はついでに何かが改良されている」
という可能性も排除できないと思っている。
私は以前、インプレッサに試乗した際、ブレーキのフィーリングに少し注文を付けた。
それは「インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight(AWD)」に試乗したときのこと。
ブレーキが止まり際にカックンになりやすいという記録が試乗記に残っている。
(参考)
【試乗記】 スバル インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight
しかし、私に納車されたインプレッサでは、当時の試乗で感じたブレーキの欠点が全く感じられなくなっているのだ。
私が買ったのはFFモデル、当時試乗したのはAWDモデルという違いはあるが、そのせいなのだろうか?
可能性としては、あれからブレーキが改良されたということも考えられなくはないだろう。
B型の改良内容にブレーキの改良というのは無かったが、こういった改良は機能・性能の強化とは違い、本来あるべき姿に整える(調整する)ための改良なので、改良のニュースリリースで公式に発表されることなく、適宜改良が進められているのではないかと。
そう考えれば、今回のC型でも公に発表はされていないものの、C型生産のタイミングで改善している箇所もあるかもしれない。
と、あいまいな憶測を残して締めくくります。(^o^;
コメント
C型はオートビークルホールドのみ変更ですか?実はこのこの機能は欲しかったのでB型テンロクG4乗乗りにはちょっと裏山ですがこれ以外(デザイン)の変更ないことにはホットしました。
実は本日Dから電話があり、B型2017年12月末製造分のブレーキ関連リコールの件でした。不具合はないので持ち込みが面倒ですが前のリコールみたいに返金あるとうれしいな。
辛口系おやじ(管理人)です。
デザインが変更されてカッコよくなってたりしたら、私も大ショックだったと思います。(^o^)
まぁ事前情報で、そこはまず変わらないことがほぼ確定的だったのでB型を買ったんですが。(^_^)
大魔王さんのインプレッサは、ブレーキの不正検査絡みでリコール対象にかかってしまったんですね。お気の毒様です。(-_-;
まぁ大丈夫なんだろうとは思いますが、手間かけさせられるのはとんだとばっちりですね。
今回のリコールはやむを得ないものではなく、自ら不正を行なったがためのリコールですからね。(-_-)
ブレーキホールドのみなんですね。
辛口系おやじさんは、使われない派なんですね。
私は、前所有車から7年間ほぼ毎日通勤で車で使用しておりまして
ブレーキホールド機能は重宝しておりました。
停車時、ブレーキから足を離せるから楽でした。
今年車を買い換える際も、ブレーキホールドはマスト機能で
この機能が無い車は、完全に購入対象外でした。
実は新型クラウンに買い替えたのですが、もし新型クラウンも
ブレーキホールドが付かなかったら、買い替えもしておりません。
というわけで、私のような絶対必須機能と思っている人も
多少はいると思うので、これだけかと思われたかもしれませんが
以外と重宝している人もいるんだなと思っていただければと思います。
辛口系おやじ(管理人)です。
ブレーキホールドを重視している人、確かに結構多いですよね。
オウスケさんのように「絶対必須」という人も、私が思うより多くいらっしゃるのかもしれません。(^_^)
ちなみにB型までのインプレッサには「ヒルホールド」ボタンというのが付いていて、これをONにしておくと、坂道で停車したときだけ自動的にパーキングブレーキがかかります。
これ、「坂道で」というロジックの条件を外すだけで「オートビークルホールド(ブレーキホールド)」になると思うので、今回のC型って、ただ単にヒルホールドのロジックをチョロっと変更しただけだと思います。
従来の「ヒルホールド」ボタンがあった所に、入れ替わりでオートビークルホールドボタンが設置されているので、C型はソフト変更のみで、ハードは全く同じだと思います(ボタン上の表記は変更されてるけど)。
それって「C型」って呼べるのかなぁ、と。(^^;
たぶん、B型を持って行って、ソフトだけ書き換えてもらったらヒルホールドがオートビークルホールドに化けて、C型になると思います。
勝手な推測ですが。(^o^;
(書き換えたらC型の立場がないので、書き換えてくれないとは思いますが)
渋滞時は便利ですね
辛口系おやじ(管理人)です。
確かに渋滞時は便利です。私も5シリーズに乗ってた時、最初の頃はよく使ってましたから。(^_^)
ただ、切り忘れた状態のまま車庫入れに突入した時にウザいので、次第に使わなくなりました。(^^;
私思うんですが、シフトをバック(R:リバース)に入れている時は、たとえブレーキホールドがONでもブレーキホールドが作動しないようにすれば全てうまくいくように思います。
だって、バックしてる時に、あの機能が働いてほしい時ってあります?
無いと思うんですよね、たぶん。(^_^;
私のはA型ですのでC型で大幅な改善が無かったので正直ホッとしております(笑)。
オートビークルホールド、私は羨ましいですね。しかしながら停止時にACCボタン2
度押し又は、ACCボタン押し後RES-セットで疑似ABH可能なので長く停止しそうな場合は活用しております。
あとブレーキについてですが、過去のスバルは奥で効くブレーキでしたがインプレッサから踏み始めからきっちり効くように変えたそうです。
カックンブレーキはA型の試乗車(FF)で感じました。3度の試乗とも特にディーラーから道路へ出る一発目のブレーキでカックンなりやすかったです。
しばらくすると慣れてか問題なかったので、試乗車と同じA型FFを購入しましたが全くカックンせず。慣れなのか個体差なのかわかりませんが・・・。
これはA型発売当時から某掲示板でも話題になっておりました。
ブレーキ検査時での不正もあり世間から信用を大きく落としたスバルですが、個人的によく効く上に制動コントロールもしやすく素晴らしいブレーキだと感じております。
辛口系おやじ(管理人)です。
> 停止時にACCボタン2度押し又は、ACCボタン押し後RES-セットで疑似ABH可能
ここなんですが、ACCを利用した疑似AVHという発想は私の中に無かったので、なかなか面白い、興味深い話だと思いました。(^^)
ただ、ACCボタンを2度押ししたら、通常の状態に戻るんじゃないんですか?
ACCはまだ全然使ってないので、動作があまりよくわかってないのですが。(^^;
まぁそれはともかくとして、ACCを解除し忘れてそのまま走ってても問題は起きないのでしょうか?
それで問題が起きないのなら、使える方法かもしれませんね。
あと、A型のカックンブレーキ、某掲示板でも話題になってたとは知りませんでした。
カックン、いつの間にか直ってますよね?
私が乗った感触としては、以前に試乗した時のフィーリングとは明らかに違ってます。
あれから2年近くの時を経て、納車されたB型に乗ってそう感じたわけですから、慣れとかじゃないですし、個体差というにも差がありすぎる気がします。
まぁでも、おっしゃる通り、効きもコントロール性も素晴らしいブレーキだと思いますので、別に過去の話はどうでもいいですけどね。(^o^)
ただ、検査はちゃんとやって下さい、スバルさん、って感じですね。(^o^;
私も駐車時など止まって欲しくない時に止まりやがるので当初OFFにしてたのですが、慣れたらいけるかもと思いしばらく我慢して使ってました。
結果、慣れるとまぁまぁストレスにはならなくなり、逆に信号待ちのストレスが軽減されたため現在は常時ONです。でもやっぱ駐車の際(特に傾斜のあるところ)微妙に動かしたい時に思うようにいかずたまにイラっときます。
ちなみに嫁がこの機能嫌いらしく、彼女が乗った後は必ずOFFになってて最初の信号待ちで不意に動き出し焦るという状況です(笑)
辛口系おやじ(管理人)です。
結局、オートブレーキホールドは、ちょっとウザい目に遭っても慣れるまで使い続けて手放せなくなる人と、我慢できずに「イヤッ!」となって解除して乗るようになる人に分かれるんでしょうね。(^o^;
だからたぶん、オートブレーキホールドを常時ONで使ってる人は、恐らく気の長い人です。
気の短い人は慣れる前に私のように使わなくなるので。(^o^)
しかしおっしゃるように、常時ON派の人と常時OFF派の人が同じクルマを共用する場合は、注意が必要ですね。(^^)
ご夫婦で、違う派だと大変ですね。
私も社用車でたまに非搭載に乗ると、癖でブレーキを離しそうになります。
あと細かいですが、ボタンの位置でも違うように思います。
以前の車は、ハンドルをもった親指ぐらいの位置だったので、ルーティンで
無意識に押せましたが、今は(多分多くの車はそうかなと思いますが)
シフトレバーの手前なので、最初はかなり意識的に押すことを
しないと、確かに慣れるまで面倒ではあります。
あと多くの方が駐車時の不便さを指摘されていますが
それを意識してか、今の車では停車して少しブレーキをぐっと踏み込み
かつ少しホールドがかかるまでタイムラグがあります。
これは、一瞬止まったときや軽くブレーキを踏んだ状態では
ホールドがかからないよう設定しているのかなと感じます。
以前の車は止まった瞬間にホールドがかかる感じでした。
さらにブレーキの踏みが弱いともう少し踏むように表示までされます。
このあたりのセッティングも各メーカーや車種によって微妙に
違うというのもあるんですかね?
旧ブログで購入祝いのコメント(私は2.0ilスポーツですが)をした者です。アイサイトによる擬似ブレーキホールドですが、私も多様しております。私のやり方ですが、発進した時にaccのボタンを1回押しておいて(インフォメーションディスプレイにはreadyの表示が出ている状態です)、停止時にres +あるいはres-のスイッチを押す(上げるか下げるか)と、擬似ブレーキホールドが作動するイメージ(インフォメーションディスプレイにはholdの表示がされます)です。停止中にブレーキを踏まなくていいので、街中ではとても役に立っています。 B型でもC型とほとんど変わらない運用が出来るので、是非使ってもらいたいです。
私も、11月納車でB型に乗っておりますが、C型での改良点が何なのか非常に気になっておりました。結論から言うと確かにオートブレーキホールドが追加されただけのようですが、実は後1点変更点を発見しております。これは、ディーラーの営業マンも気付いていなかったことです。B型とC型のカタログを並べて比較していて気付きましたが、チャイルドシート取り付け装置の箇所が、B型では、ISOFIX取付装置&トップテザーアンカレッジ。C型では、i-Sizeチャイルドシート対応ISOFIXロアアンカレッジ&トップテザーアンカレッジに変更されています。因みに新型フォレスターもC型と同様のものになっております。
ただ、チャイルドィ-トを必要としない世代ですので、両者の違いについては、調べてはおりません。