先日、メルセデス・ベンツ 新型Aクラスがついに日本発売となった。
10月18日より注文受付が開始。客への納車は12月以降を予定しているという。
すでにメルセデスの公式サイトには新型Aクラスの詳細な情報が掲載されているので、例によって例のごとく、さっそく書類選考を行なった。(^_^)
(参考)
●新型「Aクラス」を発売
https://media.mercedes-benz.jp/%E6%96%B0%E5%9E%8B-A%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9-%E3%82%92%E7%99%BA%E5%A3%B2/
書類選考は、速攻で無事通過。(^o^)
これまでAクラスは愛車候補の対象にしてこなかった私だが、今回の新型Aクラスは見た目も中身も非常に良さ気だ。
「良さ気」というビミョーな表現を使っているのは、もちろん、まだ実物を見ていないから。
そもそもAクラスは本来、私の中ではノーマークの車種だった。
それだけに、Aクラスを愛車候補の1つに加えるということは、私にとっては大きな転機なのだ。
その理由をお伝えしようとすれば、少々昔話をさせて頂くことになるわけだが。(^^;
そこで今回の記事では、
- 衝撃!Aクラスとの初めての出会い
- 新型Aクラスの良さ気なところ
- 試乗の予定について
などについてお話ししようと思う。
目次
衝撃!Aクラスとの初めての出会い
Aクラスというモデルは、メルセデスの歴史の中においては比較的新しいモデルだ。
と思っていたのだが、初代Aクラスが1998年に発売されてから、すでに20年の月日が流れた。
あの衝撃から20年も経ったとは、時が経つのは早いものだ。(^_^;
そう、あの衝撃から。(^o^;
「ウチ、ベンツこーてん!」の衝撃
初代Aクラスが発売された当時は、一般家庭にも徐々にインターネットが普及し始めた頃だったと記憶しているが、私は当時から貧乏だったのでネットの常時接続はしておらず、いちいちダイヤルアップでネットにつないでいたのを思い出す。(^^;
まぁそんな時代なので、まだクルマの最新情報をネットで調べるなどという習慣は、当時の俺様こと、私にはなかった。
いや、それ以前に、当時は自分単独でクルマを所有することは考えてなかったし(当時は妹と共同所有だった)、ましてや「外車」を買うことなど全く考えたこともなかった。
なので、メルセデスにAクラスというモデルが新たに登場したことも、全く知らなかった。
そんなある日、実家に帰った時のこと。
家族ぐるみで交流のある近所のおばちゃんが、
「ウチ、ベンツこーてん!」
と言ってきた。
正直驚いたよ。
今でこそ外車なんて庶民でも乗り回しているが、当時は今ほど庶民が外車を乗り回している時代ではなかったから。
実家の団地の駐車場なんざ、ほとんどが日本車だったのだ。
で、早速、その近所のおばちゃんが買ったというベンツを見せてもらったのだが・・・
「えっ?これ?これなの!?これがベンツ?!ウソやろ!?」
それが第一印象。(^o^)
(さすがに声には出してないけどね)
そう。その時に見たベンツこそが、まさに初代Aクラスだったのだ。
しかし、当時の私の中にあった「ベンツ」のイメージと言えば「Sクラス」。
デカくてゴージャスで、メッチャ乗り心地がいい、金持ちの乗るクルマ、というイメージ。
Sこそがベンツ。
S以外のベンツなど買う意味なし!
あの頃の私はそう思っていた。
そのイメージを思い浮かべた状態で見たのがAクラスだったのだから、そりゃあ驚いたよ。(^^;
あれはホントに衝撃だった。
あの時の光景は、今も脳裏に焼き付いて離れない。
笑いをも誘う究極にダサいデザイン、プラスチック感で満たされた内装。
「こんなショッボいベンツ、買う意味あんのか!?」と思ったものだ。(^_^;
そんな衝撃的なAクラスとの出会いにより、私の中で「Aクラス」は、
買ってはいけないベンツ
として心に刻まれたのだった。(^o^;
3代目で激変したAクラス
風向きがガラッと変わったのは3代目。
2代目までとは丸っきり別のクルマのごとく、面影のカケラすらないほど3代目は激変した。
率直に言って、一気にカッコ良くなったのだ。
しかし、3代目Aクラスは、私の愛車候補の対象にはならなかった。
今の私の感覚であれば、「3代目Aクラスなら愛車候補の対象として考えるのもアリだったなぁ」と思えるのだが、当時はAクラスにまで注意が及んでいなかったのだ。
まぁ長年、「論外なベンツ」として私の選択肢から永久追放的な扱いとなっていたAクラスだけに、それをいきなり愛車候補に加えるところまで考えが至らないのは、ある意味、当然だったと思う。
なので、3代目Aクラスは、私に「Aクラスもアリだな」と思わせるための助走期間だったと考えたい。
そういう意味で、激変して登場した3代目Aクラスの存在意義は、非常に大きかったと思う。
そして今回発売となった4代目の新型Aクラス。
ついにAクラスが、私の中での永久追放状態から解き放たれたわけだ。(^_^)
新型Aクラスの良さ気なところ
そんな歴史を経て、今回発売された新型Aクラスは、ついに私の愛車候補として検討対象となった。
まだ実物を見ていない段階で断言はできないものの、
「新型Aクラスは、メルセデスのラインナップとして別物感のない、メルセデスを名乗っても恥ずかしくないクルマになった」
というのが、新型Aクラスの情報を見て感じた率直な印象だ。
デザインの洗練度が向上
基本的なフォルムとしては、新型も先代と同じテイストのデザイン。
キープコンセプトと言っていいと思うが、全長と全幅は拡大され、ボディサイズが立派になった。
それでいて全高は低くなり、新型Aクラスは先代(3代目)よりもワイド&ローなフォルムとなっている。
全長:4419mm(4300mm)
全幅:1796mm(1780mm)
全高:1423mm(1435mm)
※カッコ内は先代(3代目)のサイズ
フロントグリルの形状は、先代は上辺が長かったが、新型では下方にエッジを設けて、そこに向かって横に広がる形状。
そのためなのか、より低い位置で横への広がり感が出て、さらにワイド&ローな印象を強くしているようにも感じる。
あくまでも個人的なデザインの好みに照らしての評価ではあるが、スポーティーな方向での洗練度がさらに向上した、と言っていいだろう。
インテリアが安っぽくない!
今さら20年も前の初代Aクラスの話を持ち出すのもどうかとは思うが、とにかく初代Aクラスが出た頃には、未来のAクラスがここまで質感の高い内装を与えられる日が来ることなど、全く予想できなかった。
初代のこんな内装が、
4代目、新型Aクラスではこうなる、と。(^^;
ちなみに、シートは「レザーツイン」という、座面と背もたれの中央部分がファブリックでその他が合成皮革になっている。
このクラスの標準装備のシートとしては、見た目の質感は良さそうだ。(^_^)
いやはや、時代の流れとは恐ろしいものである。
まさかあの笑撃、いや、衝撃の初代Aクラスが、後にこんな内装を与えられるクルマになるとは、20年前には全く想像できなかった。(^o^;
装備も許容レベルはクリア
特別仕様を除いて、新型Aクラスのグレードは基本的に下記の2つしかない。
・A180
・A180 スタイル
しかし、A180のほうは装備がこれでもかというぐらいに省かれた、あからさまな廉価版グレードだ。
なにしろ、パワーシートが付いてないのはもちろんのこと、今となっては安物のクルマでも当たり前に装備されつつあるキーレスゴー(いわゆるキーレスエントリー)すらも付いていない。(オプション設定すらない)
なので、私の愛車候補の対象となり得るのは「A180 スタイル」だけだが、これなら許容レベルはクリアしている。
価格は高めだが、許容範囲
廉価版グレードの「A180」が322万円。
上位グレード、と言うか、ノーマルグレードの「A180 スタイル」でも362万円ということで、余裕で400万円を切っているため、パッと見の印象ではメルセデスとしては比較的リーズナブルな価格設定に見えるかもしれない。
しかし、後方への安全支援装備などを含め、歩行者/飛び出し検知機能付の自動ブレーキさえパッケージオプション(24万円)扱いで、ナビもオプション(18万円)だ。
なので、メルセデスにふわさしい最低限の状態で買おうとするならば、実質的には400万円を少し超える価格となる。
そうなると一気に印象が変わり、ちょっと高めかなぁという気はするのだが、実際に買うとなればある程度の値引きもあるだろうと考えれば、まぁ許容範囲ではあるかな、というところ。
でも、「ハイ、メルセデス」はどうでもいい
今回の新型Aクラスから導入されることになった、新しいマンマシンインタフェース「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザ エクスペリエンス)」。
「ハイ、メルセデス」で起動し、普通の会話のように話しかけるだけで様々な操作が可能とのことで、これが今回の新型Aクラスの装備として一番アピールされているところでもある。
しかし、まだ私は運転操作以外でクルマと会話する気にはなれないので、正直この装備(MBUX)はどうでもいい。(^o^;
これって、まぁ言ってみれば「Amazon Echo」とか「Google Home」とか「LINE Clova WAVE」などのスマートスピーカーのクルマ版みたいモンでしょ?
そう考えると、どうでもいいことしか出来ない(お遊びレベル)というイメージしかないのだが、MBUXはクルマに特化している分、ちまたのスマートスピーカーよりは人の意思を的確に伝えるインタフェースとして使えるのかもしれない。
まぁそのへんは、実際に買った人たちの声を聞いて、様子を見るとしよう。(^o^)
試乗の予定について
私の愛車候補に加えることになった今回の新型Aクラス。
ということは、当然ながら試乗が必須となる。
早速ディーラーに電話して聞いてみたのだが、まだ試乗車の配備については予定がはっきりとは決まっていないようだ。
ただ、発表会が12月の1日と2日に予定されているとのことだったので、そこで展示車を見ることはできるようだ。
試乗車の準備はそれ以降の話になるので、年内に間に合うか、年明けになるか、とのことだった。
なので、まずは12月の発表会に行って、実物のエクステリアとインテリアをじっくりと見てこようと思っている。
やはり画像で見てるのと実物では、印象が違う部分もあるはずなので。
特にインテリアは、画像で見ると質感が良いように見えたのに、実際はそうでもない、ということがありがちだし。(^^;
でもまぁ、試乗車の準備はまだ先の話とは言っても、ついこないだまで「暑い!暑い!」と言ってたのにもう10月の中盤を過ぎたのだから、年末年始までなんてアッという間だろう。(^o^)
試乗したら、新たなフォーマットで試乗記を書く予定なので、新型Aクラスに興味のある方は参考にして頂ければと思います。(^_^)
【追記】2020.8.15
その後、新型Aクラスに試乗しました! (^_^)
下記リンクの記事が試乗インプレッションです。
興味のある方はどうぞご覧下さい。
コメント
ブログ移転おめでとうごいざいます。
これからもトヨタを中心に試乗記を期待しております。
試乗するさいは、HPから予約してからいってますか?
辛口系おやじ(管理人)です。
試乗する時は、ほぼ電話で直接連絡をとってお願いしています。
ほとんどのディーラーで、いつも担当して下さる方が決まっているので。(^^;
ただし、初めて行くディーラーの場合、HPで予約することもあります。
10/6.7.8の3日間、グランフロントのメルセデスミー大阪で新型Aクラスの参考展示会「Mercedes-Benz Experience in Autumn 2018」に寄ってきました。
展示車両のA、外装はメタリックペイントのブラックで非AMG pkg。ホイールは17インチ、ヘッドアップディスプレイが装着されていた為、おそらくレザーエクスクルーシブpkg、アドバンスドpkg、サンルーフを装着した仕様車両(日本仕様では組み合わせ不可)でした。
内装はブラックレザーにピアノブラック加飾、ブラックルーフライニングで、ゴルフに似た質実剛健な雰囲気でしたよ。
私は現行のCクラスクーペを今年1月まで所有しましたが、素のスピーカーが腰抜かすほどチープだったのもあり2年も乗らず損金は痛かったですが手放しました。
ちなみに新型Aもオーディオは99%俺様さん基準を満たさないはずだと確信しています(^^)
そして、オーディオをOPでグレードアップする為には「セーフティpkg+ナビpkg+AMGライン+アドバンスドpkg」でTTL87万円のOPが必要により、結果次期愛車候補から脱落するものと予想します(笑)
ちなみに、あとOP20万円足してレザーエクスクルーシブpkgにすると、アンビエントライト64色仕様となり、車内が昭和のラブホのようになります(^^)