【試乗記】 BMW 320i M Sport

 私の予定が合わないこともあって少し遅くなったが、ようやく新型3シリーズに試乗することができた。(^_^)

 試乗の前に、少しディーラーの方と話をしていたのだが、今回の新型3シリーズは、ほぼ「スポーツ」一本で推していこうという方針らしい。

やはり「BMW」というブランドのイメージは「スポーツ」であり、そこに集中して強みを発揮していこうということで、グレード構成もシンプル。

 具体的な名前こそ出されなかったものの、

「ラグジュアリーをお求めなら『あちらさん』がありますから、そちらをどうぞということで・・・(以降略)」

とのお話。(^o^)

 ただ、やはり年配の方には「Standard」をお求めの方もおられるということで、なかなか「無くす」というところまでは絞れないようだ。

でもまぁ、実際の販売面ではほとんど「Mスポーツ」のみと考えているぐらい、今回は「スポーツ」で推していくおつもりのようだ。

 さぁ、そんな新型3シリーズ

試乗車はもちろんMスポーツ。

その走りは、胸を張って「ほぼMスポーツ一本推し!」と言えるほどの出来栄えなのだろうか?

以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。

試乗車の概要

年式 2019年式
走行距離 245km
車名 3シリーズ
グレード 320i M Sport
駆動方式 FR
トランスミッション 8速AT
装着タイヤ グッドイヤー
EAGLE F1 ASYMMETRIC 3
前(225/45R18)
後(255/40R18)
型式 3BA-5F20
排気量 2.0リッター(ターボ)
最高出力 184ps/5000rpm
最大トルク 30.6kgf・m/1350-4000rpm
全長 4715mm
全幅 1825mm
全高 1430mm
車両重量 1560kg
車両本体価格 583万円(税込)
試乗日 2019年3月28日

試乗インプレッション

1.走りの性能・・・★★★★☆

 「えっ、これが3シリーズ?!」

というのが走り始めての第一印象。

全体的な走りの印象が、明らかに先代より「高級」になっている。

 もちろん「BMW」として、そして「Mスポーツ」として、単に高級車的な乗り味に仕上げるのではなく、ちゃんとスポーティーに仕上がっている。

高級感とスポーティーの見事なまでの共存。

まさに、現時点において私が知る限り、最高のスポーツプレミアムセダンと言って間違いない。

(1)発進挙動・・・★★★★☆

 発進から実になめらかでスムーズ、そしてトルクフル。

ごく低回転域から力強くリニアに加速するため、発進時のわずかなアクセルの踏み加減に対しても繊細に反応して加速してくれるため、非常に気持ちがいい。

通常、発進時はゆっくりと発進しても、それなりにエンジン音がよく聞こえやすいものだが、発進から早くも抜群に静かなので、それが高級車感を生んでいるように感じる。

(2)加速フィール・・・★★★★★

 アクセルの踏み加減と加速が、見事なまでに自然な感じでリンクしている。

ドライバーの意図が、繊細かつ忠実に加速に反映される、そんな感じ。

そんな素晴らしい加速感が、発進からの加速でも、中速域からの加速でも、常に乱れることなく実現されているところが、走行中あらゆるシーンでの加速の気持ち良さにつながっている。

正直、NAでもなかなかここまでイメージ通りの加速感を実現するのは難しいと思うのだが、それをターボで実現していることに驚かざるを得ない。

 そして、最も驚いたのが「レスポンス」だ。

アクセルを踏み込んでから加速力が発生するまでのタイムラグが、明らかに先代より短くなっている。

ノーマルモード(Comfort)でも十分鋭いレスポンスなのだが、ドライブモードをスポーツモードに切り換えてみたら、さらにキレとパンチが増したのだからスゴい。

これはもはや、ハイブリッドや電気自動車(EV)に肉薄するぐらいのレスポンスの鋭さだ。(^o^;

とりあえず、現時点で私が知る限り、NAエンジンも含めてどのガソリン車よりもレスポンスが素早いクルマだと思う。

 というわけで、まさに文句なしの加速フィールだ。(^_^;

(3)パワーフィール・・・★★★★☆

 先月アップした記事、

「新型3シリーズに思うこと、そして試乗予定」

の中でも書いた通り、今回の320i系のエンジンはトルクがアップしている。

 少し期待を込めて、いつもの急坂で急加速を試してみた。

すると、素早いレスポンスで加速体勢に入るやいなや、私が期待していた以上の加速感で力強く加速していった。(^o^;

 まさに、スペックから想像するパワーフィールを大幅に上回る体感性能。

外車はそのへんが優れているというのは以前から思っていたことだが、今回ほどそれを強く感じたことはない。

街乗りの速度域で走らせている限り、なんかもう、「250ps以上あるんじゃないか!?」と思うぐらいに力強い。(^^;

もちろん、スペックには逆らえないので、よほどの高回転、高速域ではさすがにパワーフィールは頭打ちになるはず。

だがこの感じだと、高速道路を含めた実用速度域では、まるでハイパワー車に乗っているようなフィーリングを楽しむことができる、と考えてほぼ間違いないだろう。

(4)ハンドリング・・・★★★★☆

 微妙なハンドル操作に対して繊細に反応するシャキッとしたハンドリング。

まぁこのハンドリングは、事前に予想していた通りというか、期待を裏切らないというか、そんな感じだ。

それほどクイックではないので、もっとスポーティーに振る余地も残してある感じ。

それでも、S字カーブで素早くハンドルを切ると、ほとんどロールを感じさせないままに車体がピタッと路面を捕らえてすんなりと曲がってくれる。

急なハンドルの切り返しでも、意図した通りのラインをトレースしてくれるし、ロールの復帰もさりげなく素早い。

全く不安を感じさせない安心感のあるハンドリング性能だ。

乗用車としてのスポーツセダンに求められる、非常にバランスの良いハンドリング性能と言っていいだろう。

(5)ステアフィール・・・★★★★☆

 上質、そしてほのかにスポーティー、そんな感じかな。

新型3シリーズの目指す方向性、Mスポーツというグレードを考えれば、もう少しスポーティーなドシッとした感じでもよかったんじゃないかと思うし、もう少しインフォメーションが濃いめでもよかったんじゃないかとは思うが、まぁ悪くはない。

確かに、高級車的な雰囲気を増した新型3シリーズの「プレミアム感」を考えれば、これぐらいのステアフィールが、バランス的には絶妙と言えるのかもしれない。

(6)ブレーキフィール・・・★★★☆☆

 うーーーーーん、、、ここだけが少し残念、かな。

言わずもがなの最近の傾向なのだが、踏み始めでの初期制動が大きい。

つまり、ちょっと踏んだだけでもグッ!と効くので、コントロールには少々気を使う。

まぁ慣れればどうってことないので、問題というわけではないのだが、私好みのブレーキフィールとは違う。

もうちょっと制動力の立ち上がりをなめらかにして、もっと繊細に踏力でコントロールできるほうがうれしいのだが。。。

まぁこれは時代のトレンドなので、しゃーないかな、と。(^_^;

2.乗り心地・・・★★★★☆

 なめらか、かつスポーティー。

ちゃんとスポーツセダンとしての魅力を持たせつつ、下品な乗り心地にはなっていない。

むしろ高級感すら感じる乗り心地だ。

重厚感はあまり無いのだが、とにかく剛性感が素晴らしく、カチッ!とした感じがその走りから伝わってくる。

それでいて、乗り味的には硬質な印象を与えない。

これはなかなか絶妙にバランスの取れた乗り心地ではないだろうか。

(1)スポーツ性・・・★★★★☆

 Mスポーツということもあってか、路面の荒れた所を通ると上下方向には結構ユサユサと揺すられる。

ただ、当たりはまろやかでゴツゴツという感じではないため、不快感は無い。

 剛性がしっかりしていることもあってか、荒れた路面を走ってもボディ振動が少なく、かつ、振動の収束も早い。

そのため、路面変化に追従している感触も分かりやすく、安心感がある。

 スパルタン、ホット、という感じではなく、あくまでも「お上品なスポーティー」に仕上がっており、プレミアムセダンとしての雰囲気をしっかりと併せ持っているところが素晴らしいね。(^_^)

(2)コンフォート性・・・★★★☆☆

 荒れた路面を走らない限り、その走りのなめらかさゆえに、まるでコンフォートセダンのような感触も感じることができる。

ひとたび荒れた路面を走らせると、足回りのストロークがやや少なく上下に揺すられるため、「あぁ、やっぱりスポーツセダンなんだな」と気付かされる。

と同時に、スポーツセダンとしてのキャラクターを明確に持たせつつ、走行状況によってはコンフォートも感じられるという、そのバランスの良さに感心させられる。

3.静粛性・・・★★★★★

 いいのかな?

3シリーズに5つ★なんか付けちゃって、いいのかな? (^o^;

いや、だってこれ、マジでかなり静かだよ。(^^;

先に、「全体的な走りの印象が高級になっている」と書いたが、この静粛性の高さがその印象の一因になっていることは間違いない。

 まずエンジン音が静か!

停車時のアイドリングはもちろんのこと、発進時を含め、街乗りでの通常の加速シーンではほとんどエンジン音が聞こえないぐらい静か。(^o^;

耳を澄ますと、低く野太い重厚なサウンドがかすかに聞こえる程度だ。

 急坂での急加速でようやくそのスポーティーなサウンドを聞くことができたのだが、そのボリュームもこれまでと比べれば随分と抑えられている。

ってゆーか、あまりにもエンジンのレスポンスが良く、パンチのある加速だったので、4千回転まで回さないうちに急坂を上りきってしまったために盛り上がるエンジンサウンドを聴くことができなかった、と言った方が正しいかもしれない。

つまり、エンジンをほとんど回さなくても、3千回転前後で十分な加速が得られてしまうがために、明確にエンジン音を聞くシーンが街乗りではほとんどないのだ。(^o^;

これがBMWとして、3シリーズとして、Mスポーツとして良いのかどうか?

そこは人によって意見が分かれるところだろう。

私としては、その気になって回せばいいサウンドが聴けるし、普通に走らせている時はさりげなく存在を主張するかすかなサウンドを聴ける、という意味で、これはこれで良いのではないかと思う。

キャラクターに「幅」を持たせつつも決して中途半端ではないので、高いレベルで幅広いニーズに対応できるキャラクターだと思う。

 そしてさらに驚いたのが、全体的な遮音性の高さだ。

ランフラットのスポーツタイヤを履いているにもかかわらず、ロードノイズがかなり抑えられている。

風切り音や周囲の雑音の侵入も少ない感じで、先述した通りエンジン音も静かときたモンだから、なるほど、これは静かなわけだ。(^_^;

 そして、剛性が高くてムダなボディ振動が少ないことも、静粛性の高さに寄与していると思う。

つまり、外的要因に対する遮音性の高さ、自らが発する雑音の少なさ、これらが相まって高い静粛性を実現しているという感じだ。

4.エンジン音の音質・・・★★★★☆

 がさつな感じが一切なく、低く野太いサウンドはスポーティーでいい感じ。(^_^)

ただ、エモーショナルなエンジン音の高まりを楽しもうと思ったら、高速道路での料金所ダッシュとか、上りの峠をガンガンに攻めるぐらいしないと、なかなか難しいかと思う。

先述した通り非常に静粛性が高いので、街乗りではサウンドを楽しむほどエンジンを回せないと思うので。(^^;

街乗りでエンジンサウンドを楽しみたいのなら、メルセデスの新型Aクラスのほうがオススメだ。

5.居住性・・・★★★★☆

 広さ的にはこれで十分だと思う。

そりゃまぁ5シリーズほどゆったりはしてないけど、スポーツセダンとしての身のこなしと後席も含めた居住性のバランスを考えた時、これぐらいがベストに近いバランスかもしれない。

(1)運転席・・・★★★★☆

 おっ?

なんかちょっと、先代よりも基本の着座位置が低くなったように感じるのは気のせいか?

乗り込んだ瞬間に、スポーツセダンらしい運転席だなぁと感じた。

 シートはMスポーツ用のシートなのでややサポートがしっかりしているものの、決してタイトな感じではなく、さりげないサポート性がちょうどいい感じ。

ステアリングのテレスコ調整の幅もたっぷりあって、自分の希望するドライビングポジションにバッチリ合わせることができた。

(2)後席・・・★★★★☆

 運転席を自分のドラポジに合わせた状態で後席に乗り込んでみたところ、ヒザ前には拳を縦に1個半ぐらいの余裕があり、頭上には拳を横に1つ分ぐらいの余裕があった。

私的には十分なスペースだと思う。

最近のセダンはデザイン的に後席の頭上が狭くなりがちなのだが、新型3シリーズは比較的しっかりと後席頭上のスペースが確保されている感じだ。

 あと、私がこだわる後席ヘッドレストの高さも、デフォルトの位置の状態でしっかりと頭を支えてくれる位置にあり、そこも素晴らしい。

 さらに言うと、エアコンの後席用のエア・アウトレットは、後席で独立して温度調整ができるようになっており、これもまた居住性の良さに貢献することになるだろう。(^_^)

6.内装質感・・・★★★★☆

 先代よりは確実に質感は良くなったね。

事前に写真で見ていて、先代よりは良さそうなのは分かっていたのだが、実際に見てみると思ってたよりも質感が良いと感じる。

まぁ無骨な感じは健在と言えば健在なのだが、これまでのBMWとはガラッと内装のパーツが変わっていることに気付く。

 ダッシュボートやドアの内張り上部は当然ながらのソフトパッド。

そういった基本的なところはちゃんと押さえられている。

もちろん、前席ドアだけでなく、後席ドアにも前席と同様の素材が内張りに使われており、そこは価格を考えれば当然のところだろう。

 ステアリングのセンター部分(クラクションの部分)の素材は、これまではプラスチッキーな樹脂製だったが、合皮張り風になっている。

こういう目のつきやすいところの質感が上がると、第一印象が良くなるというものだ。(^_^)

 あと、シフト周りを含むセンターコンソール部分。

ここもプラスチッキーなところがなくなり、アルミのトリムが全面的に使われていることで、質感の印象は良くなった。

センターコンソールボックスのフタも、これまでの「力ずくで開けて力ずくで閉める」ようなショボいフタではなく、ちゃんと開閉用のボタンが付いた「まともなフタ」になった。(^o^)

 まぁそんなわけで、写真で見るよりも全体的な印象が良く、ようやく「プレミアムセダン」と呼べる範疇の内装になったかな、というところ。

これなら4つ★ぐらいは付けてもいいだろう。

 ただ欲を言えば、パワーウインドウスイッチには相変わらず加飾がなく質感が低いので、何らかのアクセントが欲しい感じはする。(^^;

7.装備・・・★★★★☆

 特に私が喜ぶような斬新な目玉装備があるわけではないが、プレミアムセダンとして求められる基本的なところはカバーされている装備内容、という感じ。

 ヘッドライトはアダプティブLEDヘッドライト。

ステアリング操作と連動してヘッドライトの角度を自動制御してくれるやつね。

バリアブル・ライト・コントロール機能も付いてるので、走行速度に応じて照射範囲をワイドにしたり、遠くまで照らしたり、といったことを自動でしてくれる。

ただし、ハイビームとの切り換えは、ハイビーム・アシスタント機能により、単純にロービームとハイビームを切り換えるのみだ。

このへんの機能は、ハイビームの制御も含めたアダプティブLEDヘッドライト(ALH)を装備するマツダに追いついていないところ。

 ドライビング・アシスト・プロフェッショナルにより、車線変更時のサイドや後方に対する安全支援装備が標準装備されているのはありがたいところ。

 居住性のところでも少し触れたが、3ゾーン・オートエアコンが標準装備されたことにより、後席でエアコンの温度調整が単独で出来るようになったのもいいね。(^_^)

ってゆーか、5シリーズでさえ後席単独で温度調整できないのに、5シリーズよりドライバーズカーの性格が強い3シリーズで後席の温度調整ができるというのは、何ともおかしな話だが。

フツー逆だろ、それ。(^o^;

 日中に試乗していると気付かない装備ながら、うれしい標準装備はアンビエント・ライト。

これがなかなか、光る箇所がけっこう多くてですね、フロントとリヤのドアトリムだけにとどまらず、けっこう広範囲に光ってくれるらしい。(^_^)

ウェルカム・ライト・カーペット機能も付いていて、乗り込む際にドアロック解除と連動して足元を照らしてくれる。(^_^)

 どうでもいい目玉装備としては、「リバース・アシスト」が標準装備。

この装備、なかなか笑える。(^o^)

カタログに書いてある説明をそのまま引用すると、以下のような機能だ。

「35km/h以下の走行時に、直近50mのドライビング・ルートを自動的に記録し、必要なときはこれまでドライブしてきたルートに沿ってステアリングを自動的に操作しながら後退できるようにします。」

 分かる? (^_^;

要するに、どこか狭い道か何かに迷い込んで、バックでしか抜け出せないような状況になった時、入ってきた時の走行経路をトレースして戻れるように、自動的にステアリング操作してくれる、と。

なので、ドライバーは周囲に注意しながら、アクセルとブレーキ操作に徹すればいい、というわけだ。(^o^)

確かに今までのドライバー人生で一度もそういう事が無かったかというと、一度だけあったが、それはまだナビが無かった頃の話で、今はそんな道に迷い込むことはない。

新型3シリーズを買ってから手放すまでに、この装備のお世話になる奴がどれくらいいるのだろう?

まずほとんどいないと思うのだが。。。(^_^;

 というわけで、変な装備も付いてるけど、まぁ特に不満のないレベルの装備内容だ。

8.オーディオ音質・・・-----

 しまった!

てっきりBMWはまだCDのインタフェースが付いてると思ってたら、無くなってるジャン! (^o^;

USBは、愛車インプレッサのダイヤトーンサウンドナビに新曲を追加するために使用してそのままで、持ってきてない。。。(-_-;

 ということで、音質チェック用のCDは持ってきていたのだが、インタフェースが無くなっていたため聴くことができず、音質チェックはできなかった。

 BMWの標準装備オーディオは高音質とまでは言わないが、ここ最近は3つ★レベルは安定してクリアしてくれているので、まぁ今回も及第点はクリアしてくれてるんじゃないかな?

勝手な想像だけど。(^o^;

9.デザイン・・・★★★☆☆

 エクステリア、インテリアともに、写真・画像で見るよりも実物のほうが良く見えるね。(^_^)

特に斬新なデザインというわけでもないので、「デザインが魅力で買うクルマ」ではないと思うが、まぁ悪くはないかな、という程度。

(1)エクステリア・・・★★★☆☆

 写真では分かりにくいのだが、キドニーグリルの「ハイグロス・ブラック・バー」(グリルの縦の格子の部分)が、実物を見るとなかなか精悍でいい感じ。

3シリーズオーナーか、よほどBMWに詳しい人でないと、先代とどこが違うのか見分けがつかない人も多いであろう無難なデザイン。

もう少し分かりやすい冒険をしてもよかったのでは?と思うのだが、まぁコケるわけにはいかないBMWの主力モデルだけに、ちょっと攻め切れなかったのかもね。

 まぁそんなわけで、所有しても「最新のクルマに乗っている」という感じをデザインからは感じることが難しいだけに、まぁ悪くないデザインではあるけども、特にデザインが魅力的とまでは思わないかな、と。

(2)インテリア・・・★★★☆☆

 インテリアも写真で見るよりは、実物はいい感じに見える。

BMWとしてはパーツをガラッと変えた新しい内装だと思うのだが、とはいえ、やはり無骨な雰囲気はBMWらしいところ。(^o^)

悪くはないが、メルセデスのような華やかさはない。

でもまぁ、先代よりは「プレミアムセダン」らしい内装に近づいたかな、と思う。

10.総評・・・★★★★☆

 これが最新型の3シリーズ、、、恐るべし。(^_^;

走りの完成度の高さがハンパじゃないね。(^o^;

 特に強く感じたのはエンジンの進化。

レスポンスの素晴らしさ、加速フィール、まさに私が知る限り、現時点における最高のガソリンエンジンと言っても過言ではない。

これに乗っちゃったら、先代3シリーズをモデル末期に超絶値引きで買った人なんかは、後悔するんじゃないかな。(^_^;

 どれぐらいスゴいかと言うとね、私、試乗から帰ってから、

「待てよ!
 あれ、ひょっとして320iのMスポじゃなくて、330iのMスポだったんじゃないだろうか?」

と思ったぐらい。

 実際に電話して確認したモン。(^^;

「今日ボクが試乗させてもらったのって、確かに320iですよね?」

って。(^o^;

 いやホント、それぐらいよく走るんですよ、今回の320iは。(^^;

先代も決して悪くはなかったのだが、新型のエンジンはまるで別物レベルの圧倒的な完成度だ。

 いやぁ、メルセデスの新型Aクラスも素晴らしかったけど、こっちはこっちで素晴らしいよ。

新型Aクラスは日常の走行でもスポーツをガッツリ楽しむためのクルマ。

新型3シリーズは、日常の走行ではほどほどのスポーツを感じつつコンフォートを楽しむこともでき、少し街を離れるか高速道路を利用することで、よりスポーツを楽しむこともできる。

そんな感じかな。

 Cクラスとの比較となると、Cクラスは私が試乗した後に大きな改良が入っているだけに何とも言えないのだが、少なくとも現行初期型のCクラスとの比較であれば、新型3シリーズの圧勝、はっきり言って勝負にならない。

 この走りは大きな魅力だね。

それでいて、これまでの3シリーズには無かった「高級感」も身に付けたとなれば、なおさら魅力的だ。

華やかさは無いけれど、総合的に見てこの出来栄えであれば、誰が乗っても「プレミアムセダン」だと感じるのではないだろうか。

 デザイン面でのインパクトに欠けるところが惜しいところではあるが、これは次期愛車候補として強力な候補の1つと言っていいだろう。

 しかし最近は日本車もレベルを上げてきているので、外車との勝負が面白いと思っていたのだが、こりゃまた差を付けられたな、という感じだ。

日本車も、負けずに頑張れ! (^_^;

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コメント

  1. アバター 通りすがり より:

    凄い高評価ですね、最初の☆欄みただけで「オオッ」と思わされました。
    レビューの文章を読む限り、スポーツグレードと言っても「Aクラス」や「Type-R」の様な体育会系ではなく、上流家庭で育ったインテリ・アスリートみたいな印象を受けました。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、かなりの良い出来だと思います。

      ただ、3シリがここまでくると、今度は5シリを売るのが難しくなるかもしれませんね。

      だって、3シリより明確にアドバンテージがあるのは「広さ」ぐらいしかなく、それでいて高額なわけですから。(^_^;

  2. アバター 太朗 より:

    Twitterの方で見たときはイマイチだったのかと思ったんですがよかったんですね(笑)

  3. アバター アクセラ野郎 より:

    こんにちは。
    コメント失礼します。

    さすが、BMW。
    レスポンスでcx-5 25T
    サウンドでA5 sportback 2.0TFSIクアトロ
    を上回っているエンジンが出てきたのですね。

    今回の320と330は同じエンジンで、チューニング違いという情報を把握しているのですが
    同じmスポ同士だと320と330で50万しか差が無いので、悩む方も多そうです。
    330i mスポーツも試乗される予定なのでしょうか?
    レビュー楽しみにしています。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      320iがあのスゴさですから、330iだとどうなるんだ!?
      というのは気になるところですね。

      330iは試乗車が少なそうなので、都合がつけられるかどうかわかりませんが、もし可能なら試乗してみたいですね。

  4. アバター 匿名 より:

    いつも楽しく拝見させてもらってます。

    いつかbmw3シリ乗りたいと夢みてたのですが、縁あってw205前期に乗ってます。

    エンジン音とシフトショック以外、全て満足してるのですが(デザイン、内装、実用的なエンジン、二本出しマフラー、エアサス)、エンジン音、滑らか+メリハリのある多段化atはやはり重視したいところですね。

    今回のbmw、高評価ですね!

    初めは気にもとめてなかったのですが、辛口様のコメント読んで、気になってしまいました。

    パドルシフトでブリッピングしたらときめいちゃいますわ。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      新型3シリーズ、プレミアム性を深めた洗練のスポーティーセダンとして、かなりレベルの高い仕上がりです。

      ぜひ試乗してみて下さい。(^_^)

  5. アバター 匿名 より:

    辛口さんが次に選ぶのはこれっぽいね。例のごとく想像を絶する値引きでまたBMWに戻りそう(笑)

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      さぁ、どうなるでしょうね。(^_^)

      BMWの超絶値引きは、タイミングしだいですしね。(^_^)

      それに他のメーカーも、もちろん自信を持って新型車を送り出してくるでしょうから。
      価格とのバランスも含めて熾烈な争いになるんじゃないですかね。(^o^)

  6. アバター 匿名 より:

    いつも記事楽しみにしています。

    数年前F30に試乗したとき、やっぱ3シリーズは良いなぁと感心しましたが、荷室の関係でゴルフヴァリアントを購入し、、、新型はそこまですごいですか、、、Dセグメントのスポーツセダンでは無敵ですかね。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      やはり荷室にこだわりがあると、選択肢はプレミアムセダン系からは外れることになるんでしょうね。

      私はほぼ荷物はクルマに載せないので、荷室のスペースはまったく愛車選択での考慮に入れてないですが。(^o^;

      新型3シリーズが無敵かどうかは、私は一部のクルマにしか試乗してないので何とも断言はできませんが、少なくとも上位レベルであることは間違いないですね。

      試乗前のディーラーの方との会話で、「スポーツ」を強調したという話を聞いた時には一抹の不安もあったのですが、決して単純に足回りを硬くしたとかいう安易なスポーティーの追求ではなく、非常に洗練された奥深いスポーティーが実現されています。

      気になるようでしたら、ぜひ試乗してみて下さい。(^_^)

  7. アバター ルルーシュ より:

    初めまして。
    私の次期愛車候補筆頭なので、とても興味深い内容でした。エンジンに関して、現時点では330と型式が同一ですよね。コンピュータ制御でのスペックの違いという手法には腑に落ちない点を感じますが(価格差が大きいと尚更)とても好印象なエンジンのようですね。しかしながら、このエンジンを詰む320は短命で、すぐ新しいエンジンに変わるそうです。燃費は向上するらしいのですが、肝心のフィーリングがどうなるのかとても気になるところです。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      エンジンについてですが、スペックの違いを生んでるのはコンピュータ制御だけではないと思います。

      というのも、以前にBMWディーラーで、

      「なんでわざわざ同じエンジンでスペックを落としたグレードをつくるの?」

      と聞いたことがあるのですが、それに対する返答が、

      「制御だけでなく、実は周辺のパーツも違うんです。」

      という話でしたので。

      なので、価格差にはパーツの差も含まれてると思いますよ。(^_^)

      しかし、これほど出来栄えのよい320が短命とは、何とも惜しい話ですね。

      まぁ確かに、現状の、「330より燃費のスペックが劣っている」という状態は、やっぱ不自然ですモンね。(^^;

      新しいエンジン、どれくらいの完成度で登場するんでしょうね。

      いきなり現状の320のエンジンほどのフィーリングが実現されてたら、それはそれでスゴいですが、難しいんじゃないかなぁ。(^^;

  8. アバター より:

    長文お疲れ様です
    読み応えありました
    ステアリングインフォメーションはやはり濃厚ではないのですね
    海外の試乗記を読むとそこだけが新型3シリーズの唯一にして最大の欠点のようです
    気になっていたことが書かれており嬉しいです
    試乗記ありがとうございました

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      長文お読み頂き、ありがとうございます。(^_^)

      確かにインフォメーションは、「スポーツ」を強調した3シリーズのMスポーツとしては薄めですね。

      今回は「高級感」との同居も大きな特徴となってますし、さらにスポーティー方向に振る必要のある今後の4シリーズへの展開を考えると、ステアリングインフォメーションに関しては多少おとなしい感じにせざるを得ない背景もあったのかもしれません。

  9. アバター 匿名 より:

    ゴルフ7HL乗りですが、いつも試乗記を楽しみにしております。
    今回の記事は、特に読み応えがありました。

    BMWは、1年前に318に一度試乗しただけです。
    3気筒なのでフィーリングも加速もゴルフより下でしたが、FRのよさを感じることはできました。ランフラットなのに、乗り心地が良いことに驚きました。

    新しい320はさぞかし素晴らしいフィーリング、ハンドリング、乗り心地なのでしょうね。
    試乗したくなりましたが、本気で欲しくなりそうで怖いかも。

    ちなみに、辛口様の愛車インプレッサは、素晴らしいですよね。
    出たばかりの頃に2回試乗しただけですが、あの時の衝撃と感動は、忘れられません。

    あの値段で、あの乗り心地、滑らかさ、ハンドリング・・・驚異的です。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      320iのクソ長い試乗記をお読み頂き、ありがとうございます。(^_^)

      320iは本当にインパクトの強い出来栄えで、先代とは高級感が全く違います。
      先代までは、「大衆車のスポーツセダン」として走りが磨かれていましたが、新型は完全に「高級車のスポーツセダン」になりました。
      ぜひ機会があればお試し下さい。(^_^)

      あと、我が愛車をお誉め頂き、ありがとうございます。
      そうなんです、ホント、価格から考えると驚異的だと思います。

      「先代と比較して、劇的に良くなった新型」というのは、先に話題に出た320iはもちろんのこと、プリウスもそうですし、チョイチョイあります。
      インプレッサもまさにその中の1つです。

      私は人のクルマの助手席に乗せてもらう機会もチョイチョイあるのですが、そのたびに、
      「俺のインプレッサのほうが全然いいな」
      と思っています。
      乗せてもらってる分際で申し訳ないですが。(^o^;