日本が世界に恥じる自動車メーカー「日産」。
顧客軽視の経営スタイルに愛想が尽き、私が1日も早い倒産を切に願っている自動車メーカーだ。(-_-)
●日産、V37エアコン設計ミスを放置の衝撃! (2021/02/24)
そんな日産が、、、
まぁ今さら私が説明しなくとも、すでに大きく報じられたので皆さんご存知かと思うが、90%を超える大幅減益により、9000人の人員削減をおこなう方針を明らかにした。
●日産 90%超の大幅減益 世界で9千人削減へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241107/k10014631841000.html
このニュースにより、倒産への歩みを着実に進めている日産のヤバすぎる現状が「数字」によって明らかとなったわけだが、まぁ日産のピンチは今に始まったことではないので、それ自体は別に驚くようなことではない。
●日産のヤバさが加速している件 (2020/09/11)
日頃から日産の倒産を強く願う私としては、今回のニュースは良いきっかけなので、日産のヤバさについて、あらためて以下で語らせて頂こうと思う。
目次
1.日産の何がヤバいのか?
日産のヤバさについて、サラッと手短に一言で語りたいところだが、残念ながらいろいろヤバすぎて、手短に語ることができない。(^_^;
というわけで、
私が思う「日産のヤバさ」について
以下に列記してみた。
【ヤバさ その1】EVに注力?
日産の経営戦略の失敗の1つが、EVへの注力と言われている。
EV時代を見据えてEVの開発に力を入れたものの、思ったほど、世の中のEVシフトは加速しなかった、と。
ただ、
私に言わせれば、それも違和感のある話。
日産のEVと言えば、アリア、リーフ、サクラといったEV専用車であり、現時点では、既存の主力車種にEVモデルを追加してるわけではない。
なので、
「EVに注力」と言うほど、
EVのラインナップが充実しているわけではないのだ。
つまり、
ホントに注力していてこの状況なら、
それはそれで仕事が遅いし中途半端。
リーフ出してからもう何年経っとんねんって話。
誉められる成果はEVの軽自動車「サクラ」ぐらいのものだろう。
実状として、EVのラインナップは少なく、主力車種にもEVモデルはないのだから、たとえ世の中のEVシフトが進んでいたとしても、日産の業績が良くなっていたかと言えば、そうでもなかっただろうと思うのだ。(-_-)
【ヤバさ その2】自動運転?
日産のCMでおなじみ、ハンズオフ運転を可能にした「プロパイロット2.0」。
これ、高速道路での走行において、手放し状態で走行できるというのだが、システムがサジを投げたらいつでも運転を代われるように、ドライバーは常に前を見て、すぐにハンドルを握れる状態でスタンバっていなければならない。
要するに、
クルマが「責任」を持って運転してくれるわけではないという、製品化しても全く意味がないどころか、むしろ危険と言っていいぐらいに無意味な、「レベル2」の自動運転なのだ。
そんな低レベルな自動運転なのに、ビクビクしながらハンズオフ運転なんか誰がするねん。(^o^)
ってゆーか、
高速走行中にタイヤがバーストして急にハンドルとられるような状況になっても、ちゃんと自動で直進キープしてくれるんだろうな?
まさかバーストした瞬間にシステムがサジ投げて、運転代われって言われると同時に、スピンして大事故、とかにならんよな?
そんな時にもしサジを投げるつもりなら、そもそも高速道路でハンズオフ運転なんて、危なくてできねーよな?
とにかく、
中途半端で低レベルなシステムなのに、高速道路でハンズオフなんて、とても推奨できるような行為ではないはず。
ましてやCMで大々的にそんな運転シーンを垂れ流すなど、まともな自動車会社のやることではないだろう。
最近はキムタク使って、障害物を自動で回避するという自動運転のCMなどもやっていたが、一般の車両が自動運転で走行可能になるのなんて、まだまだ先の話だ。
自動運転の研究開発はすべきだが、現時点の市販車に装備として搭載しても意味がないものに、ムダな労力を使いすぎなんだよ。(-_-)
ことごとくしょーもないCMの多さといい、そのしょーもないCMに起用するタレントの豪華さといい、金をかけるところをことごとく間違えていることは、私だけでなく、誰の目から見ても明らかだろう。
【ヤバさ その3】e-POWERで命拾いも・・・
「ノート e-POWER」のヒットは、苦境の日産を救った。
もしe-POWERがなかったら、日産は潰れていた。
大袈裟ではなく、私はそう思っている。
e-POWERのヒットで首の皮がつながったのだから、先の事やグローバルな展開を考えれば、
「今のうちにe-POWERの弱点を克服した
次世代のハイブリッドシステムを開発しよう」
となっても良さそうなモンだが、やったのは他車種へのe-POWERの展開と地味な改良。
「もうじきEV時代が来るのだから、
e-POWERの改良はそこそこにして、
e-POWERの進化版の
新たなハイブリッドの開発などはせず、
EVでシェアを奪うべく、EVに注力しよう。」
と考えたのだろうか?
ゴリ推しでEV化を促しても、世の中はそう簡単にEVを受け入れないだろうという、素人でも容易に予想できた今の現状すら、日産の上層部は予測できていなかったということになる。
せっかくe-POWERで命拾いして間をつなげたのに、その間にすべき事を見誤り、
「違う!そうじゃない!」
という所に注力してしまった。
これがまさに、経営判断の誤りであったことは、9000人削減を発表した今の日産を見れば言うまでもない。(-_-)
【ヤバさ その4】日本市場軽視?
日本市場を軽視しているのは、別に日産に限ったことではない。
今やどの自動車メーカーも、重視しているのは海外の市場だ。
日本で求められるクルマかどうかよりも、グローバルな市場で受け入れられるクルマであることを重視して開発、販売計画されていると言っても過言ではないだろう。
しかし日産の場合、もはやグローバルでも競争力が低下している。
日産の頼みの綱「e-POWER」は、日本の交通事情には向いているものの、グローバルでどこまで戦えるのか?
欧州などではe-POWERモデルの売上げが好調と伝えられたこともあったが、正直、今となってはホンダの「e:HEV」のほうが高速走行時も含めたシステムとしてよく出来ており、現状のe-POWERでいつまでも戦えるとは思えない。
それに、
現時点では北米にはe-POWERは展開されていない。
今後、北米へのe-POWER投入も計画されているようだが、高速走行時の弱点が解消されないままで、北米で勝負になるのかどうか。。。(-_-)
かなりの改良、次世代e-POWERと呼べるぐらいの大幅な進化が求められるのではないだろうか?
こうして日産の現状を見てみると、日本市場軽視どころか、重視しているはずのグローバルでも戦えていない。
未来を見すぎて、少し先に訪れる戦いの場に、競争力のあるモデルを送り込めていないのだ。
90%を超える大幅減益という現実が、そのことを物語っている。
【ヤバさ その5】社長は報酬の半分を返上
ここまで述べてきたことを一言で表現するならば、
経営判断のミス
である。
決して、従業員がサボっていたから大幅減益になったのではない。
経営判断ミスの結果として、9000人もの人員を削減しなければならないほどに追い込まれたのである。
こうなると、社長の責任は重大だ。
しかし、
皆さんご存知かと思うが、
社長はこの責任を取って、
報酬の50%を返上する
と発表した。
ちなみに、
社長の報酬は6億5700万円らしいので、半分を返上したとしても3億円以上もらうということになる。
9000人の首を切って3億円もらうなど、
私には理解不能の厚かましさだ。(^_^;
顧客を軽視し、従業員の雇用を軽視し、それらを犠牲にしてでも我の報酬は十分に確保する。
まさに、
精神が腐っているとしか言いようがない。(-_-)
【ヤバさ その6】もはや助ける価値なし
こんな腐った企業は助ける価値もないと思うのだが、ここまでデカい会社になると、潰れたら潰れたで影響の波及範囲が広いこともあり、潰れてもらっては困るという人も多数いる。
なので、
ピンチになると助ける奴がいるのだ。(-_-;
●日産のヤバさが加速している件 (2020/09/11)
復活を信じて融資するんだろうけど、経営判断のミスを繰り返しているだけでなく、そもそも顧客を軽視しているとしか思えないこんな企業、救う価値あるかね?(-_-)
確かに潰れたら影響はデカいかもしれんけど、日本政府もそろそろ日産を見放して、株価を暴落させて、どこかまともな経営者のいる会社に買収してもらったほうがいいのでは?
もちろん、日産の役員には総退陣してもらい、企業風土の刷新が必須。
まともな経営者のもとで再建を図る、と。
こんな企業、今のまま生かしておいても、
今後もろくなことないと思うぞ。(-_-)
2.最後に
日産からゴーンが去った時、実は私は少し期待した。
ゴーン体制になってから、日本市場を軽視する傾向が強まったと感じていたので、
「ゴーンがいなくなったら、
もっと日本市場のことを考えた経営を
してくれるようになるのではないか?」
と。
しかし、
ゴーン退陣後に日産がやったことと言えば、
スカイラインのエンブレムを、
インフィニティから「NISSAN」に戻す
と。。。( ̄▽ ̄;
●新型スカイライン発表?ダメだこりゃ・・・ (2019/07/19)
「違う、、、そうじゃない。。。(-_-; 」
そう思ったことを、私は今でも鮮明に覚えている。
日産の幹部は、いつまで「そうじゃない」ことを繰り返すのか。
役員人事とかで一部が入れ替わっても、そもそも選んでる奴がポンコツだから話にならない。
そろそろ潮時とちゃいますか?
コメント
日本人経営陣がポイント稼ぎたい特捜と組んでどうでもいいような罪をでっち上げてゴーンを逮捕追放した時以来日産車だけは絶対買うまいと決めました
ゴーンの経営の是非は置いといてあんな卑怯なやり方を堂々とできるとは日産は経営方針コンプライアンス等昭和からなにも進歩してないということでは?
詐欺の「プロパイロットは自動運転」詐欺の「e-powerは電気自動車」EVは充電ケーブル別売り
Zもセレナも中身は20年前とか消費者をバカにしてます
辛口系おやじ(管理人)です。
> Zもセレナも中身は20年前とか
> 消費者をバカにしてます
セレナはどうか知りませんが、確かに、現行のZが激変して登場した時、プラットフォームが先代の改良版だったのには驚きましたね。(^o^;
とにかく、近年の日産のやることを見ていると、「利益を減らさないためにはどうしたらいいか、そのためなら客を犠牲にしてもいい」という考えのようにしか見えません。(-_-)
ウソ、大袈裟、紛らわしい表現で、情弱な消費者をカモにしている、それが今の日産です。
なぜJAROから突っ込まれないのか不思議です。(^o^;
昔はこんなんじゃなかったのになぁ。。。(-_-;
日産の決算を見てみましたけれど、表面上の利益90%超減少ってその時期の支払いを少し延ばしてもらって決算書の数字上は無理矢理黒字ということにしたのではと思わせる印象でした。
7月発表の決算では営業利益で前年比9.9%や19%減益ではなく99%減益でした。
この時の決算は尚更支払いを延ばしてもらって黒字の数字にしたのではと思わせる程でした。
それにしても下請けイジメまでしておいてこの体たらくなのか、この体たらくで危なくなってきたから下請けイジメに勤しんだのか、どちらにせよ救いようがないです。
辛口系おやじ(管理人)です。
> 表面上の利益90%超減少って
> その時期の支払いを少し延ばしてもらって
> 決算書の数字上は無理矢理黒字
> ということにしたのではと思わせる印象でした。
はたして、実際どうなんでしょうね?
もしそうだとしたら、世間で報じられている状況よりも、さらにヤバい状態ですね。(^o^;
> 下請けイジメまでしておいて
> この体たらくなのか、
> この体たらくで危なくなってきたから
> 下請けイジメに勤しんだのか、
> どちらにせよ救いようがないです。
下請けイジメは日産に限らず、自動車業界では以前から当たり前の文化でした。
でも近年は、「それは良くない!」ということで世間の目も厳しくなってきて、下請けイジメが企業イメージに与えるダメージも大きくなってきているため、全体として以前よりかなり改善されているはずなんです。
ですが、
ちょっと前の報道でもあった通り、日産は昔と変わらず下請けイジメをしており、それでもこの状態なんです。(^_^;
なので、おっしゃる通り救いようがないです。
救う価値もないし、救ってはいけない会社だと、私は思います。(-_-)
日産は9000人も人員削減すると書いていて、ドン引きしました。9000人もなんか、人手不足になりそうですね。この件には腹立つと思います。日産ファンも。(僕は日産は好きでも嫌いでもない)
辛口系おやじ(管理人)です。
> 日産は9000人も人員削減すると書いていて、
> ドン引きしました。
それもそうなんですが、本当にドン引きすべきところはそれよりむしろ、9000人削減するのに社長が3億以上もらっちゃうところです。(^o^;
> 人手不足になりそうですね。
そこは大丈夫です。
売れないから生産する必要がないので、やることないですからね。(^o^)
ってゆーか、だからこそ削減するわけなので。(^o^;
たしかにわざわざ削減するくらいならそうですよね。
最近?の日産というと未成熟な技術を焦って市場に出すイメージ。
プロパイロットを公道で試させて追突事故、
ワンペダルでの停止でブレーキランプ不点灯、
リーフの電池劣化もそうかな。
危なくて買い物リストに上らないよ