インプレッサ、一気に3件のリコール発生!

 昨日、「インプレッサ」「XV」リコールが発表された。

 しかも、3件も同時に。(^o^; 

●リコール届出番号:4575

●リコール届出番号:4576

●リコール届出番号:4577

 このリコールの件で早速ディーラーの担当者から連絡があり、私の「インプレッサ G4」は3件のうち1件のリコールに該当していることが判明した。(*o*)

 というわけで今回の記事では、3件のリコールのうち、私の愛車が該当している1件のリコールについて、意見を述べさせて頂こうと思う。(-_-)

1.該当するリコールのヤバさを考察する

(1)リコールの内容

 まずは私の愛車が該当するというリコールの内容を見ていこう。

下記のリコールが私の愛車が該当するリコール内容だ。

 うーーーん、いつもながらリコールの原因説明というのは、肝心なところをボヤかせた表現でイラッとするなぁ。(^_^;

「エンジンが停止する際の制御が不適切」

やたらと「不適切」の一言で片付けるよね、リコール内容って。(^^;

まぁ詳しく書くと余計にややこしくなって分かりにくくなるから、あえてそうしてるんだろうけどね。

 とにかく結果としては、その「不適切」な制御によりイグニッションコイルに必要以上に通電することがあり、回路がショートしてヒューズ切れを起こす、最悪の場合は走行中にエンジンが停止する、ということらしい。

(2)「必要以上に通電」って、どういう状態?

 どんな不適切な制御をしたらイグニッションコイルの内部温度が上昇して回路がショートするほど、「必要以上に通電」させられるのか?

しかもエンジンを停止させているというのに?

エンジンを停止させてるのにスパークだけが継続してしまうということか?

それとも、ECUの制御によって点火タイミングだけイグニッションコイルの回路が閉じるはずのところが、「不適切」な制御によって閉じっぱなしの時間が長くなってしまうとか?

 とにかく「不適切な制御」というだけでは、その制御によってどういう状態が生じているのかがイメージできないため、このリコールがどれぐらい深刻なものなのかがわからない。(-_-)
(まぁリコールなんだから、深刻じゃないわけがない、とも言えるが)

ただ、この「不適切」な制御プログラムを放置しておくと、イグニッションコイルに無用なダメージが蓄積してしまいそうな気がするので、これは早急に対処してもらいたいと考えた。

2.速攻でリコール対処完了!

(1)作業はプログラムの書き換えのみ

 というわけで、実は今朝、速攻でディーラーに行ってリコールの対処をしてもらった。(^o^)

 作業としては単にエンジンコントロールユニット(ECU)の制御プログラムの書き換えのみ。

約20分ほどで作業完了となった。

これでもう、エンジンを切ってもイグニッションコイルがダメージを食らうことはない。(^_^)

(2)イグニッションコイル「損傷」の不安

 少し気になったのは、リコールの改善措置に書かれていた、

「イグニッションコイルに損傷がある場合は、イグニッションコイルを新品に交換する」

という部分。

 今回、私の愛車が受けたリコール対処の作業は、プログラムの書き換えのみ。

作業時間から言っても、イグニッションコイルの損傷まで確認はしていない。

大丈夫なのだろうか? (-_-)

 気になってディーラーの担当者に確認してみたところ、もしイグニッションコイルに損傷があればエンジンの回転が安定しないとか加速が悪化するとか、エンジンの動作に明らかな症状として出てくるという。

なので、そういったことがない場合は、特にイグニッションコイルの損傷をわざわざ調べることはしないようだ。

 私が気にしている「損傷」と、メーカー・ディーラーが言っている「損傷」は少し違うようだ。(^_^;

だって、「不適切」な制御によって回路がショートすると言っても、その制御のヤバさ加減によっては極端な話、「必要以上に通電する」というその通電1発だけでショートするかもしれない。

あるいは数発でショートするかもしれない。

あるいは数百発、数千発でショートするかもしれない。

 つまり、

「かなりダメージが蓄積している状態だけど、まだショートまでには至っていないというだけで、急速に寿命が縮まっている、つまり、かなり劣化してしまっているイグニッションコイルもあるんじゃないか?

というのを、私は気にしているのだ。(-_-)

 イグニッションコイルは消耗品なので、劣化が早まれば早く故障することになる。

もしそうなら、たとえショート(損傷)には至っていなくても、残り短い命となっているイグニッションコイルは交換してほしいなぁと思ってしまうのだが・・・。(^_^;

 そのへん、劣化具合については調べようがないのか、調べると大変な手間がかかるのでそこまでの対応はできないのか、私はクルマのメカニズムに関してはド素人なのでよく分からない。

ただ、確かにこのリコールで、現時点で問題の起きていないイグニッションコイルまで無条件で交換するわけにもいかないだろうし、交換するにしてもその必要性の判断、線引きが難しいので、そこは仕方ないのかな、とも思う。(-_-)

3.アイドリングストップの弊害が・・・

(1)「エンジンが停止する際」の意味

 私がこのリコールで真っ先に気になったのは、

「エンジンが停止する際の制御が不適切なため・・・」

の、「エンジンが停止する際」という部分だ。

 この「停止」は、エンジンスタート/ストップボタンによってエンジンを停止させた時のみの話なのか?

それとも、アイドリングストップによってエンジンが停止した時の停止も含むのか?

 そこで、

「SUBARU リコールお問い合わせダイヤル」

に電話して聞いてみた。

 回答は、

「アイドリングストップによる停止も含みます」

とのことだった。

(2)アイドリングストップでダメージ増!

 ということは、アイドリングストップでエンジンが停止するたびに、イグニッションコイルに必要以上に通電している可能性があるわけだ。

つまり、アイドリングストップ機能を使用している人のイグニッションコイルは、使用していない人のイグニッションコイルよりも劣化している可能性が高い、ということになる。

ちょっとばかりのガソリン消費をケチったがために、イグニッションコイルが早く故障して交換することになったりしたら・・・、まったくアホみたいな話だ。(^o^;

(3)アイドリングストップを使うのはやめよう

 少しでも燃費を良くしたいということで、アイドリングストップ機能を使っている人も多くいらっしゃるかと思う。

しかし、私に言わせれば、アイドリングストップというのはつくづくとんでもないクソ装備だ。

  • アイドリングストップに対応するために、アイドリングストップ対応のバッテリーを使わなければならない。
  • 再始動時の不快な振動を我慢しなければならない。
  • アイドリングストップ中のエアコンが弱くて不快。
  • アイドリングストップ中、とっさの対処が遅れる。(動き出すまでに時間がかかるし、ハンドルも重い)
  • 今回のリコールのように、余計な部分へのダメージを蓄積させる確率が高まる。

 私が思うに、アイドリングストップは、節約できる燃費と引き換えにするには、あまりにもデメリットが大きすぎる

ここまでのデメリットを受け入れてまで、アイドリングストップを使う意味がどれだけあるというのか。(-_-)

 電化製品でもそうだが、電源を入れたり切ったりする瞬間というのは非常に負荷がかかる。

 例えば、実験室で朝から深夜まで特性評価していた電子機器の基板。

電源を切って、翌日の朝に続きをやろうとして電源を入れようとしたら、なぜか電源が入らない。(^_^;

などということを経験したエンジニアは少なくないのではないだろうか。(^o^;

とにかく、電源を入れる瞬間、切る瞬間というのは、「何か」が起きやすいのだ。(^^;

 もちろん、適切に設計された量産品であれば、そのようなことは無いにしてもだ、例えば今回のリコールのように、本来あるべき設計通りに動作していない部分があったりすると、知らないところで特定の部品に過剰な負荷がかかり、ダメージが蓄積してしまっている可能性もある。

 クルマにとってエンジンのON/OFFは、電化製品で言えば電源のON/OFFみたいなモンだ。

いやむしろ、もはや現代のクルマは電化製品と言ってもいいのかもしれない。

私は、アイドリングストップを使用することは、クルマというハードにとってのメリットはなく、デメリットしかないと思っている。

 クルマにとってはデメリットしかなく、乗員にとってもデメリットのほうが圧倒的に多い。

そんなアイドリングストップという機能は、平成に生まれた最高のクソ装備だと思う。

全ての、とまでは言わないが、大多数のユーザーがアイドリングストップの使用をやめて、この装備に対してノーの声をあげてほしいと思う。

その声が今後のクルマに反映されるかは分からないが、とにかく早くなくなって欲しい装備だ。

少なくとも、エンジンONと共にアイドリングストップが必ずONで始動するのだけは何とかやめてもらいたいものだ。(-_-)

4.あとがき

 以上、インプレッサのリコールについてお伝えしてきた。

ちょっと終盤は脱線して「アンチ アイドリングストップ」の話になってしまったが。(^o^;

 とにかく、「インプレッサ」および「XV」のユーザーの方は、ダメージが蓄積する前に、早めにリコールの対処をしてもらおう(^_^)




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コメント

  1. 匿名 より:

    スバル車のアイドリングストップはアクセルの踏み方でコントロールしやすいので自分は長時間確実に止まれる場合に限って使用してますが、たまにしくじって瞬間停止→即始動になってしまうことがあります。
    あれめっちゃエンジンに悪そう。
    ご丁寧に節約できたガソリンの量が表示されたりするけど、計算したら年間ワンタンク分もいかないんですよね。つまりせいぜい何千円か程度。
    高ーいバッテリー代や故障の可能性を考えたら絶対に割に合わない。
    それにどんなに稼いだところでせいぜいワンタンク2リットル程度だから、燃費の悪いスバル車ならたかだか20km程度航続距離が延びるだけ。
    そこまでカツカツに乗る奴などいない。
    本当に意味不明な装備です。
    それにしても最近のスバルはネタが少ない。とりあえず新型レヴォーグには期待してるけど、他のネタも欲しいです。

  2. 2.0iSスポーツ乗り より:

    アイストは私にとってデメリット>メリットなので使わなくなりました。
    地球にとっては温暖化を少しでも遅らせる為に必要だとわかっておりますが…

    私のA型は見事に3つ全てのリコールが該当してました。内容と不具合発生件数からそこまで緊急性を要しないと勝手に解釈し、連絡来てから対応してもらうつもりです。

  3. パンク侍 より:

    アイドリングストップしてるとバッテリーが弱ってガソリン代以上に高くつきそうです。
    新車から1年半のディーラーの点検でバッテリーが少し弱ってますって言われてからアイドリングストップは一切使ってないです。
    2年目の点検ではバッテリー大丈夫でした。

  4. ししとー より:

    アイスト、私も嫌いです。私のクルマはブレーキペダルの踏み方で簡単にコントロールできるので、まだマシですが、一部?の軽自動車は減速して止まりきる前にアイスト&再始動を繰り返すので、死んでも乗りたくありません。まあ、死んだら乗れないけど。

  5. ADSV より:

    私もアイドリングストップなど無くていい、寧ろ無い方がいいと思っています。
    どうしてもメーカーとして付けたいなら付けてもいいけれど一度切OFFにしたらもう一度ONにする操作をしないと使用できないようにして欲しいです。意外と乗るたびにOFFにするのって面倒です。

  6. 辛口系おやじ より:

    辛口系おやじ(管理人)です。

    皆さんコメントありがとうございます。(^_^)

    「アイスト嫌い派」の方は、私以外にも多くいらっしゃるようで。
    まぁ普通の感性の持ち主なら、アレに耐え続けるのはツラすぎると思います。

    ってゆーか、そんな我慢ができるくらいなら、どんなショボいクルマでも我慢できそうですし、試乗してクルマを選ぶ必要も無いでしょうね。(^_^;

    でも、「アイスト好き派」の人のコメントも見てみたいですね。
    我慢して使ってるのか、特に我慢してるつもりもなく使ってるのか、そのへん気になります。
    私的には、アレは我慢なしには使えない機能だと思うだけに。(^^;

  7. 匿名 より:

    スバル新型「レヴォーグ」は攻めたデザイン! 最新技術を集結したパフォーマンスワゴンに進化
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00190524-kurumans-bus_all

    うーん…全然攻めてるように見えない…
    てか前のほうがよかった…
    辛口さんはどうでしょう?

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      私もパッと見た瞬間、「言うほど攻めてないし、今のほうがカッコいい」と思いました。(^o^;

      でもまぁ、そのへんは正式に発売されてから、あらためてじっくりと評価しようと思います。(^^)