随分と遅くなってしまったが、
2022年4月に日本発売となった
「DS 4」に試乗してきた。(^_^)
近年、その存在感を増しているブランド、DS。
特に今回試乗したDS4は、その登場によって「DS」というブランドの存在感を一気に高めたモデルと言っても過言ではないと、私は思っている。
というのも、
2019年に「DS3クロスバック」が発売された時には全く注目しなかった私だが、今回のDS4には注目せざるを得なかったからだ。
DS4がそこまで強い存在感を持つ理由、
それは言うまでもなく、
「美術品のような美しいデザイン」
これに尽きる。
私はDS4のデザインを見た瞬間、
これはぜひとも愛車候補として検討したいと思い、
今回の試乗に至ったわけだ。(^_^)
もちろん、
そのデザインに魅せられたのは私だけではない。
「Most Beautiful Car of the Year」
を受賞したという事実がその証。
運悪くDS4の隣に並んでしまったら、
多くのクルマは「望まざる公開処刑」
となってしまうだろう。(^o^;
しかし、
デザインが良ければそれでOK
というほど、
私の愛車選びは甘くない。(-_-)
DSと言えば、
元々はシトロエンの高級ブランド。
その後、単独のブランドとして独立したわけだが、「高級」というだけに、シトロエンやプジョーの同クラスのモデルと比べると価格設定はお高め。(^^;
となれば、
出来栄えにも高いなりのレベルを求められる
というもの。
さぁ、果たしてDS4は、
高級車として私を納得させられる出来栄えなのか?
以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。
目次
試乗車の概要
年式 | 2022年式 |
走行距離 | 未確認 |
車名 | DS 4 |
グレード | RIVOLI PureTech |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 8速AT |
装着タイヤ | ミシュラン E・PRIMACY(205/55R19) |
型式 | 3BA-D41HN05 |
排気量 | 1.2リッター(ターボ) |
最高出力 | 130ps/5500rpm |
最大トルク | 23.5kgf・m(230Nm)/1750rpm |
全長 | 4415mm |
全幅 | 1830mm |
全高 | 1495mm |
車両重量 | 1420kg |
車両本体価格 | 464万円(税込) +37万円(パッケージオプション) |
試乗日 | 2022年11月14日 |
試乗インプレッション
1.走りの性能・・・★★☆☆☆
まさかここまで低評価になるとは思ってなかった。
まとも、というか、
期待するレベルに達していたのはハンドリングだけで、
あとは残念なレベル。
諸悪の根源はエンジンの振動、
これに尽きるね。(-_-)
(1)発進挙動・・・★★★☆☆
まずは発進。
アクセルの踏み始めの部分で過敏に反応したり、
逆に鈍感だったりということもなく、
ごく自然で違和感のない発進。
そして、
タイヤが転がった瞬間から重厚でなめらかな・・・
という感触を予想、というか期待していたのだが、
これが予想していた感触とは異なる感触だった。
どんな感触だったかと言うと、
なんかね、
「ゴロゴロ」してるのだ。(-_-)
そのゴロゴロした感触の原因と思われるのは
エンジンの振動、
これがなかなかヒドい。。。(^_^;
振動が大きいためか、ステアリングを通じて伝わってくるだけでは済まず、シートからも振動が伝わってくる。
エンジンをガンガンに回して負荷をかけている状況ではなく、フツーの発進からいきなり振動が目立つというのは、この価格帯のクルマとしては論外だろう。
なので、
足回りが路面の不正を拾ってゴロゴロした感触が伝わってくるのではなく、エンジンの振動がボディ全体に伝わってる感じ。
せっかくアクティブサスを装備して乗り心地にこだわっているのに、足回り以外からの振動で自ら台無しにするとは。。。(-_-;
というわけで、
このクルマ本来の特性における発進挙動は決して悪くない、自然で違和感のない発進挙動なのだが、発進からいきなり振動が目立つエンジンのせいで、走り出した瞬間のフィーリングを悪くしている。
これも広義の発進挙動の一部と考え、厳しいがここは2つ★とさせて頂く。(-_-)
(2)加速フィール・・・★★☆☆☆
発進から中速域までの加速は、アクセルの踏み込みに対して違和感のないリニアなフィーリング。
ただ、
先日試乗したCクラスもそうだったが、最近のクルマにありがちなシフト制御で、ちょっとアクセル踏み込んだぐらいでは簡単にはシフトダウンせず、ギヤをキープしたまま加速しようとする傾向が強い。
そのため、普通に加速させている分には特に問題ないのだが、やや強めの加速をさせたい時に、トルクに余裕がないのにギヤをキープしようとするため、エンジンが苦しそうにしている感触が伝わってきてしまう。(-_-)
そのような状況になると、
ただでさえエンジンの振動がヒドいのにそれがさらにヒドくなる。
そして「こもり音」が発生し、
それがまた振動を助長する悪循環に。。。(-_-;
つまり、
加速フィールも、エンジンの振動がフィーリングの悪化要因となっているということ。
このエンジンの振動に関しては、中速域からの加速でも特に印象は変わらず、とにかくあらゆるシーンで常に振動が多い印象だ。
このフィーリングでは、とても「加速フィール」で高評価をつけることはできないね。(-_-)
まぁでも、加速特性そのものがそこまでヒドいわけではなく、これもまた単に振動によってフィーリングを悪くしている面が大きいため、総合的に判断すれば2つ★ぐらいはつけてもいいだろう。
(3)パワーフィール・・・★★☆☆☆
今回はいつもと違う試乗コースで、平地しかない地域での試乗だったため、急坂での加速性能を試すことはできなかった。
だが、
平地での急加速や、ちょっとした高架を利用しての急加速を試してみた。
結論を言えば、ちょっと物足りないね。
このクルマのエンジンスペックは、
昨年試乗した「プジョー2008」のエンジンと全く同じ。
【試乗記】 プジョー 2008 Allure (2021/06/28)
プジョー2008に試乗した際はパワー不足とは感じなかったのだが、今回のDS4では、ややパワー不足かな、という印象だ。
プジョー2008の車重が1270kgだったのに対し、DS4は1420kgということで、DS4のほうが150kg重いため、車重がパワーフィールに影響を与えているというのもあるだろう。
でも、
原因はたぶん、それだけじゃないね。
試しに、ドライブモードをパワーモードにして急加速させてみた。
すると、明らかにアクセルワークに対する加速レスポンスが良くなり、加速力も強まったように感じた。
なので、恐らくコイツもまた、先日試乗したCクラスと同様、ノーマルモードでのアクセル特性をかなり抑え気味にしているのではないだろうか?
【試乗記】 メルセデス・ベンツ C 200 アバンギャルド (2022/11/07)
その余計な手加減が、パワーフィールに結構な影響を与えていると思う。(-_-)
スペックに余裕があって手加減するならまだ分かるのだが、決して余裕のあるスペックじゃないのに、ここまで手加減してしまうのはいかがなものか、と言いたくなる。(^^;
アクセルの踏み増し操作に対して、シフトダウンするかしないかの判断のスレッショルドレベルをもう少し低くして、もうちょっと積極的にエンジンを回すように制御を見直すべきだと思う。
というわけで、
スポーツモードを利用すれば3つ★ぐらいはつけてもいいパワーフィールだと思うのだが、私はノーマルモードを基準に評価をつけるので、ここは2つ★とさせて頂く。
(4)ハンドリング・・・★★★★☆
今回、試乗してて最も文句が無かったのがハンドリングだ。
クイックではないがダルくもなく、ハンドルの切り始めでの反応は穏やかで上品。
何気ない交差点の右左折でも、一切の違和感を感じないし、イメージ通りに曲がることができる。
「世界で最も美しいクルマ」として、街中を優雅に流すには適した特性のハンドリングだと思う。
少し急ハンドル気味にハンドルを切っても、急峻なロールは抑えられており、グラッと姿勢を乱すようなことはない。
ハンドルを左右に素早く切ったりして意地悪なハンドル操作をしても、ちゃんと反応して追従してくれたので、そこそこペースを上げてカーブを曲がっても対応できそうな特性なんじゃないかなと感じた。
とはいえ、
今回はいつもの試乗コースみたいにS字カーブも無かったので、速めの速度でハンドルを切り返した時の挙動などはチェックできなかった。
なので、もうちょっと攻めたらどうなるかは分からないのだが。(^_^;
でもまぁそこは、このクルマのキャラクターから考えても気にするところではないだろう。
(5)ステアフィール・・・★★☆☆☆
うーーーん残念!
いや、
本来のステアフィールはスゴくいいんだよ、
たぶん。(^o^;
ただ、
先に何度も述べている通り、このクルマ、エンジンの振動が多くて、それがステアリングやシートを通じてドライバーに伝わってくる。
この振動が、せっかくの優れたステアフィールを台無しにしてしまっているのだ。(-_-)
そこで、
本来のステアフィールを探るために、エンジンの振動を引き算すべく神経を研ぎ澄ませてみたのだが、、、
うーーん、、、(^_^;
路面のインフォメーションは伝わってきてはいるのだが、細かいインフォメーションはエンジンの振動と混じっちゃって、正直よく分からんな。(^^;
まぁざっくりした必要なインフォメーションは分かるので、フツーに走るのに何ら支障はないのだが、走りを楽しもうと思ったら物足りないね。
一方、
これは良いと思ったのは、中立付近でのステアリングの据わり。
ドシッと落ち着きがあって、少しハンドルを切った時に感じる抵抗感が実に絶妙で、高い質感のフィーリングがある。
というわけで、
振動の問題さえ無ければ4つ★は付けられただろうと思うのだが、ここは2つ★止まり。
振動を割り引いて3つ★にしようかと思ったのだが、あの振動のヒドさでは、★1つの割り引きでは済まない。
それぐらい、エンジンの振動がステアフィールに与えている影響は大きい。(-_-)
(6)ブレーキフィール・・・★★★☆☆
あれっ?
これまた予想してたよりもフニャッとした感触。(^_^;
ブレーキの効きは問題ないのだが、ブレーキペダルの踏み始めの部分で、踏み応えが頼りなく、ややチャチな感じ。
ある程度まで踏んでいくといい感じになるのだが、ペダルを踏んだ瞬間のファーストインプレッションがイマイチだな。
先日試乗したCクラスほどヒドくはないけど、ハイブリッド車じゃあるまいし、「高級」を売りにするDSなら、もうちょっと上質感のあるタッチに仕上げて欲しかったね。(-_-)
【試乗記】 メルセデス・ベンツ C 200 アバンギャルド (2022/11/07)
あと、
止まり際でややカックンブレーキになりやすいので、止まり際のブレーキ操作にはちょっと気をつかうかな。
まぁこれは慣れれば対応できるレベルなので、
大した問題ではないが。
というわけで、
クルマの価格なりのフィーリングを求めると物足りないが、ブレーキの効き自体は問題なくリニアに効くので、3つ★は与えてもいいだろう。
2.乗り心地・・・★★★☆☆
私がDS4に期待していた乗り心地は、高いコンフォート性。
そういう意味では期待外れな乗り心地だった。
もっとスポーツ性を犠牲にしてでも、明確にコンフォートに振って欲しかったなぁというのが正直な気持ちだ。(-_-)
(1)スポーツ性・・・★★★☆☆
予想してたより、意外としっかりした足回り。
ややSUVっぽいゴツい感触もあり、加えてエンジンの振動もシートを通じて伝わってくるので、第一印象でややスポーティーな印象を受けるかもしれない。
だが、
荒れた路面を通過した際に足回りから受ける感触はマイルド。
路面をガッチリ掴んで追従するような感じではないので、決してスポーティーな乗り味というわけではない。
そもそもそういうキャラのクルマじゃないからね。(^^)
まぁでも、スポーティーに走らせてもそれなりに対応はできるかな、という感じ。
ちなみにこのクルマは、
「DS アクティブスキャンサスペンション」
というアクティブサスを装備している。
そこで、
ドライブモードをスポーツモードに変えてみたのだが、特に足回りが締まった感じになるわけでもなかった。
ただ、
荒れた路面を通過する際のボディの横揺れがやや目立つようになったかな、という感じがしたのだが、営業マンさんいわく、
「メーカーから聞いてる説明では、
路面をスキャンするのは
コンフォートモードの時だけ
と聞いてるのですが・・・」
とのこと。
でも、
「そう聞いてはいるものの、でも、
なんかちょっと締まったように感じたのは
気のせいですかね。(^_^; 」
と、営業マンさんもおっしゃる。(^o^;
実際どうなんだろ?
いつもと違う試乗コースだったので、その微妙な乗り心地の変化を感じる取るほどの精度で評価できないので、そこは何とも言えない。(^^;
まぁでも、
メーカーが言うんだからスポーツモードにしても変わってない可能性は高いし、もし変わってたとしても大した差は無いことは確かだ。
(2)コンフォート性・・・★★★☆☆
前述した通り、このクルマは
「DS アクティブスキャンサスペンション」
を装備している。
まずはノーマルモードでの乗り心地だが、特にコンフォートという感じはしない。
スポーティーでもなければ、コンフォートでもない。
まさにその中間を狙ったかのような乗り心地だ。
それならばと、
ドライブモードをコンフォートに変えてみた。
するとなるほど、
乗り心地が明らかにコンフォートな感触に、、、
ならないじゃないか! (^o^;
でも、
高架で道路の継ぎ目を通過した時、
「おっ?!」
と思った。
確かに、
ノーマルモードの時よりも足回りが柔軟に動いて衝撃をやさしく受け止め、車体の上下動も抑えが効いていた。
たぶん、たぶんだけど、通常よくあるような、不規則でビミョーな荒れ具合の路面とかでは、あまり感じられるほどの効果はないんじゃないかな?
でも、
道路の継ぎ目みたいに、直線的でハッキリした凹凸だと効果を感じやすいというか、分かりやすいのだろう。
そんなわけで、
普通の道を走ってる限り、コンフォートモードに変えても、乗り心地に大した差はない。
もっと変わってくれることを期待してただけに、
ちょっと残念だね。(^^;
ってゆーか、
それ以前に、エンジンの振動がシートを通じて伝わってくるため、これが乗り心地に与える影響のほうが遥かに大きい! (-_-;
純粋に足回りの特性だけで評価すれば、まぁ路面の凹凸をマイルドに受け止めてはいるので、期待値には及ばなかったものの何とか4つ★は付けてもいいコンフォート性なのだが、振動による悪影響の分を割り引いて3つ★といったところだ。(-_-)
3.静粛性・・・★★★☆☆
うーーーん、、、これまた期待値に及ばない。(-_-;
予想してたより、加速時のエンジン音の侵入が目立つ。
なんかね、けっこう近くでエンジンが回ってる感じがするんだよな。(^^;
このクルマのキャラを考えると、
もっとエンジン音の遮音は頑張って欲しい。
また、
加速フィールの項目でも言及したが、加速させた時に「こもり音」が発生しやすく、これがまた静粛性に悪影響を与えている。
一方、
ロードノイズはあまり気にならなかった。
ってゆーか、明らかに静かなほうだと思う。
荒れた路面を通過した際に足回りで発生する雑音も、よく抑えられている。
というわけで、
結局、ここでもエンジンの振動が悪影響を与えているというか、エンジンの振動が伝わりやすいような状態であるがゆえに、こもり音のような雑音も発生しやすく、エンジン音も伝わりやすいということなのだろう。
エンジンの振動さえ抑えられれば、基本的には静かなクルマなんだろうと思うだけに、もったいないね。(-_-)
4.エンジン音の音質・・・★★☆☆☆
がさつとまでは言わないが、音に雑味がある。
粒感のある音、と言えば分かるかな。(^_^;
ややワイルド感があり、どちらかと言うとスポーティーな感じのサウンドで、このクルマのキャラに全く似合わない。
ってゆーか、
先にも少し触れたが、このクルマのエンジン、すでに試乗済みの「プジョー 2008」のエンジンと同じはずなんだよね。(^^;
その「プジョー 2008」のエンジン音の評価では、確かにスポーティー系のサウンドではあるものの、音にトゲのない上質なサウンドと評価していた。
【試乗記】 プジョー 2008 Allure (2021/06/28)
それがなぜ、同じエンジンがDS4に載っかると、こんなにまで評価が変わってしまうのか?(-_-)
これもまた、
エンジンの振動、
これが影響しているのだろう。
エンジンマウントが悪いのか?
共振しやすいボディ構造になってしまってるのか?
理由は分からない。
ただ、
このクルマのエンジンが本来実現できるレベルのエンジンサウンドからすると、明らかに低質なサウンドになってしまっていることだけは確かだ。(-_-)
5.居住性・・・★★★☆☆
全体的にはフツーといったところ。
ゆったりした感じではないのだが、窮屈とかタイトという感じでもなく、何か違和感を感じるところもない。
乗った感じとしては、純粋なコンパクトハッチバックというよりは、ちょっとSUVテイストがプラスされてるような感じで、ややアイポイントが高めな感じ。
私がDS4に求める居住性としては、後席に関してはもう少しゆとりがあれば良かったかなぁという感じだが、まぁ及第点はクリアしている。
(1)運転席・・・★★★★☆
特に何の違和感もなく、居心地の良い空間。
ドライビングポジションも、パワーシートおよびステアリングのチルト&テレスコピック調整により、希望通りのポジションに合わせることができた。
乗り込んで気付いたのだが、
運転席シートは、乗り込む前には後ろに下がっていて、エンジンをかけると元のポジションに戻る、という動作をする。
つまり降りるときにはシートが後ろに下がってくれるわけだ。
昔から高級車にはよく装備されていた機能だが、
これが装備されているとはうれしい誤算。
だって、
こんな装備が付いてるって、
装備表のどこにも書いてないからね。(^^;
これはまた居住性とは別の話かもしれないが、乗降性を高めるこういう装備もまた、居住性の一部として評価しよう。(^_^)
(2)後席・・・★★★☆☆
運転席を自分(身長180cm)のドライビングポジションに合わせた状態で、後席に乗り込んでみた。
すると、
ヒザ前の余裕は、拳を横に1つ分。
頭上の余裕も、拳を横に1つ分だった。
私的には頭上の余裕は十分だと思うが、ヒザ前の余裕に関してはもう少し欲しかったなぁといったところ。
DS4のエクステリアデザインはとても優雅な雰囲気なので、室内空間もその雰囲気に見合ったゆとりが欲しい。
そして、
私がこだわるヘッドレストの高さだが、ここもやはり残念ながらデフォルトの位置では肩甲骨に当たるぐらいの低さ。
なので、後席に座る際にはヘッドレストを引っ張り上げないと、普通にもたれることができない。
というわけで、
正直あまり好印象ではないのだが、シートの座り心地が特に悪いというわけでもないし、窮屈というほど狭いわけでもないので、まぁ3つ★ぐらいは与えてもいいだろう。
6.内装質感・・・★★★★☆
パッと見、全体として豪華というほどの内装ではないのだが、特にチャチなところがなく、基本的に質感の高い内装だと思う。
標準装備のレザーシートも、高級という感じはしないものの、十分な質感。
メッキパーツも多用し過ぎず適度に使われており、質感の演出に一役買っている。
スイッチ類の操作フィールもいい感じだ。
カタログを見ると、ダッシュボードとドアトリムは「テップレザー(合成皮革)」となっているのだが、私が触って確かめた限りでは、ダッシュボードとドアの内張り上部はソフトパッドだと思う。
ダッシュボードのテップレザーというのは、ダッシュボードと言うよりは、ひょっとしたらインパネサイド、助手席の前の部分のことを言ってるのかもしれない。
ドアの内張りやアームレストはテップレザー(合成皮革)で柔らかく仕上げられており、質感は良い。
ただし、
後席ドアの内張り上部は、カチコチではないものの、ソフトパッド言うにはやや硬めの樹脂で、押してもあまり厚みが感じられず、そこはもうひと頑張りして欲しかったところ。
グローブボックス内はちゃんと起毛処理されており、レバーの操作感やフタの開閉の感触も良い。
というわけで、
特別主張の強い質感ではないのだが、DS4というクルマに求められる質感として、十分なレベルが確保されていると思う。
7.装備・・・★★★★☆
ディーラーの話では、日本に入ってくる車両は全てパッケージオプション装着車とのことなので、例外的にここはパッケージオプションを付けた場合の評価として付けさせて頂く。
ちなみにパッケージオプションの内容は、
・ハンズフリー電動テールゲート
・ステアリングヒーター
・助手席パワーシート
・フロントシートヒーター/ベンチレーション
・フロントマルチポイントランバーサポート
・FOCAL ELECTRAプレミアムサウンドシステム
となっている。
付いてないと物足りない装備となかなか良い装備がセットになっているので、これだけ付いて税込み37万円なら、まぁ付いてたほうがいいね。(^_^)
ヘッドライトは、「DSマトリクスLEDビジョン」という、配光モードを自動で切り換えて対向車を眩惑させずに常時ハイビーム走行できるヘッドライト。
やっぱりイマドキの新型車、しかも高級車となれば、こういった機能の付いたヘッドライトは欲しいよね。(^_^)
ナビも標準装備。
ただ、実車では確認しなかったのだが、装備表を見る限りではテレビチューナーはついてないようだ。
まぁいらんけどね、テレビなんか。(^o^)
注目のアクティブサス、
「DS アクティブスキャンサスペンション」という、路面の凹凸をスキャンして4輪のショックアブソーバーの減衰力をリアルタイムで調整してくれる装備だが、これは先述した通り、期待したほどの効果が感じられないのは少々残念なところ。(-_-)
駐車時にはあると便利な4カメラの360°ビジョンも標準装備。
ドアハンドルは、通常はドアパネルに潜りこんで一体化し、キーを持って近づくとポップアップするという「リトラクタブルドアハンドル」。
まだこういうの慣れてないから、ちょっと魅力に感じてしまう装備ではあるのだが、これ、
「半ドアにしてしまった時にどうなるんだろう?」
というのがちょっと気になるところ。
降ろした人がドアを閉めた時に、半ドアにしてしまうなんてのはよくあることだからね。
そこで降りた人が、半ドアになったから閉め直そうとしたけどドアハンドルが埋まってしまって閉め直せない、とか、閉め直そうとしてドアハンドルに手をかけたら指を挟まれた、なんてことになりそうな気がして仕方ないのだが、実際どうなんだろうね?
半ドアのまま走り出すしかない
とかだったら嫌だな。(^o^;
まぁそれはともかく、
基本的な装備は揃ってるし、パッケージオプションにより、あればうれしい装備は大体ついてくるので、まぁ充実装備と言っていいレベルだと思う。
8.オーディオ音質・・・★★★☆☆
試乗車には、パッケージオプションのオーディオ、
「FOCAL Electra プレミアムサウンドシステム」
という、上等なオーディオが装備されていたので、
そいつの音質をチェックしてみた。
率直に言っちゃうと、設定をすべてデフォルトのフラットな状態で聴いた感じでは、特に良い音とは感じなかった。
低音も高音も、特にインパクトはない。
14スピーカーとのことだが、臨場感も、14つもスピーカーがあるとは思えない程度のレベルだった。
ってゆーか、
先日試乗したCクラスのオーディオもそうだったのだが、クセのない音というか、色のついてない音というか、なんか「ピュア」な音なんだよね。(^^;
なので、
ピュアオーディオという意味では、普通のカーオディオと比べるとハイレベルな音と言っていいのかもしれない。
でも、
クルマの中で聴く音は、ピュアじゃないほうがいい。
私がカーオディオの音質で重視しているのは、ピュアかどうかじゃなくて、クルマの走行に伴う雑音が渦巻く中で、その曲をいかに臨場感とインパクトをもって表現できているか、である。
そういう意味では、物足りない音質だった。
ただ、これまた先日試乗したCクラスのオーディオと同様、音質設定をイジっても音が崩れなかったので、時間をかけてちゃんと設定してやれば、臨場感とインパクトをもった音に仕上げられるんじゃないかという気はする。
まぁそこは、実際に設定して確かめたわけじゃないので評価としては3つ★なのだが、設定さえすれば恐らく簡単に4つ★レベルにはなるだろうと思っている。
9.デザイン・・・★★★★☆
インテリアがあと一歩というところだが、エクステリアはほぼ完璧。
ハッチバックのデザインで、これまで私が最もカッコイイと思っていたのがMAZDA3なのだが、DS4はそれを超えたね。(^o^)
【試乗記】 マツダ MAZDA3 ファストバック 20S PROACTIVE Touring Selection (2019/09/09)
曲線で魅せるMAZDA3。
直線で魅せるDS4。
この両者は、
それぞれ対極にあるデザインを極めたクルマだと思う。
(1)エクステリア・・・★★★★★
これ、文句なしにカッコイイね!
いや、別にこのクルマが、
「世界で最も美しいクルマ」
すなわち、
「Most Beautiful Car of the Year」
を受賞したから誉めているのではない。
画像で見て、そして実物を見て、本当に、
「これはカッコイイ!」
と思ったのだ。(^_^;
現在の我が愛車「ボルボ S60」もそうなのだが、私は彫刻のようなデザインがけっこう好きだったりする。
その点、DS4のボディには随所に彫刻のようなキャラクターラインが刻まれていて、これがまず気に入った。
特にリヤフェンダーの部分なんて、
超攻めてるよね。(^o^)
インパクトのあるデザインだが奇抜ではなく、どこか良くない所を見つけようにも見つからない、欠点のないデザイン。
ボディの寸法バランスも良く、これぞまさに、ハッチバックボディにおけるデザインの究極の形と言っても過言ではない美しさだ。
(2)インテリア・・・★★★★☆
実に個性的なデザインで、物理スイッチも排除しすぎず残されており、スイッチそのものがデザインや質感を表現するパーツとして活躍している。
特にパワーウィンドウのスイッチなんて、独創的すぎて、最初どこにあるのか分からなかったくらいだし、スイッチそのもののデザインも斬新だ。(^^;
センターのエアコン吹出口は、パッと見では存在が分からないくらいデザインの中に溶け込んでおり、これもとても斬新なデザインだ。
全体として、DS4のエクステリアが持つ雰囲気を、インテリアでも上手く表現できていると思う。
ただ、、、
ちょっと「色使い」が地味かなぁ、と。(^^;
基本、シートも含め内装は黒一色で、その中にメッキパーツがアクセントとなって存在している感じなのだが、部分的に黒以外の色を使うなどすれば、個性的なインテリアがより引き立つんじゃないかと思うだけに、そこはちょっと残念なところかな。
あと、
ここもちょっと残念というか、惜しいと思ったのは、
ドアのインナーハンドル。
このインナーハンドル、写真では分からないかもしれないが、裏側の形状が指を引っかけにくい形状(傾斜がキツすぎる)になっていて、それでいて配置位置も低い所にあるので、操作性があまりよろしくない。(-_-)
指がしっかりかからないので、真冬になり空気が乾燥して指先がカサカサになったら、ドアを開けるときに指が滑りそうだ。(^^;
まぁ配置位置はデザインとの絡みもあるので別に気にしないが、形状はもうちょっと操作性への配慮が欲しかったかな。
でもまぁ、4つ★は十分につけられるレベル。
私的には好きなインテリアデザインだ。(^_^)
10.コストパフォーマンス・・・★☆☆☆☆
装備の項目でも述べたが、日本に入ってくる車両は全てパッケージオプション(税込 37万円)が付いている状態ということなので、コスパもパッケージオプション代込みでの評価とさせて頂く。
試乗する前は、普通だったら2つ★、良い出来栄えだったら3つ★ってところかなぁと予想していたのだが、残念ながら、出来栄えから考えたら明らかに高いね。(^^;
コスパ評価を下げている原因は、
何度も言及している「エンジンの振動」、
これに尽きる。(-_-)
逆に言えば、
エンジンの振動さえ解決すれば、多くの項目で評価が改善すると思われるため、コスパの評価も大きく変わってくるだけにもったいない。(-_-)
ただ、
このクルマは「デザイン」という要素で大きな魅力がある。
その捨てがたい魅力に敬意を表し、何とか2つ★ぐらいはつけようかと思ったのだが、ここは1★評価とさせて頂いた。
というのも、
DSと言えば高級ブランド。
となれば、
やはり優雅な雰囲気を楽しみたいところだが、
走り出した瞬間から感じるエンジンの振動、
それに起因しているであろう「こもり音」の発生、
高級イメージとはかけ離れた雑味のあるエンジン音、
そういった特性の全てが、このクルマのキャラクターに対してミスマッチであり、それゆえ減点ポイントとしてデカい。(-_-)
というわけで、
厳しいがコスパ評価は1つ★とさせて頂く。(-_-)
11.総評・・・★★☆☆☆
これは悪い意味で予想外!
まさかこんな低評価になるとは、試乗する前には思ってもみなかった。
試乗する前は、まぁ総評3つ★はほぼ確実で、出来栄えしだいでは4つ★も十分狙えるクルマだと思っていたのだが、フタを開けてみれば全く洗練されていない出来栄え。
こんなの、ちょっとテスト走行すればすぐ問題点に気付くはずなのに、なぜ改善処置されることなく発売されてしまっているのか、高級ブランドとしては実に残念としか言いようがない。(-_-)
ただ、、、
DSを擁護するとすれば、それは、
「ガソリン車には力を入れていない」
ということなんだろうな、ということ。
日本ではともかく、あちらの国では、電動化が取り入れられていない「純ガソリン車」というのは、肩身の狭い状況になっているという。
実際、
現状、売れているのはほとんどディーゼル車で、ガソリン車はメーカーが本腰を入れてないようで、かなり納期がかかるとのこと。
なので、
とりあえずラインナップされてはいるのだが、ガソリン車に関しては仕上げも生産体制も、あからさまに力を抜いているのだと思う。(-_-)
外車らしいと言えば外車らしいよね。(^_^;
外車って、突出した魅力を盛り込むのが上手いのだが、一方で、「ここもうちょっと何とかならんのか!?」というようなイケてない部分もあったりするからね。(^o^;
つまり結論としては、
DS4を選ぶのであれば、
ディーゼルかプラグインハイブリッドを選ぶべき、
ということなんだな、と。
などと言いつつ、
ディーゼルとプラグインハイブリッドなら良い出来栄えなのかどうかは、乗ってないので知らんけどね。(^^;
しかし、
やはりデザインは超魅力的。
ガソリン車でもそのデザインの魅力だけは享受できるわけで、その卓越したデザインという唯一無二の価値を評価すれば、総評1つ★というのでは厳しすぎる。
ここは、かろうじて2つ★、とさせて頂く。
最後に一言。
DSさん、ガソリン車に力を入れてないのは分かったけど、ラインナップするからにはもうちょっとちゃんと仕上げようよ。
ここまで力入れる気がないんだったら、
そもそも最初からラインナップから外すべきだよ。
こんな中途半端な仕上がりの物を売ったら、
ブランドにキズがつくだけだよ。
今後もDSには注目していきたいと思ってますので、
以後、どうかよろしくお願いします。m(_ _)m
コメント
楽しみにしておりました。
私も10月にディーゼル車の方に乗ったのですが、加速フィールが圧倒的に良かったのですがあとはだいたい辛口さんと同じような感想を持ちました。
特にブレーキフィールが結構好みと合わずしんどかったのと、ディーゼルとなると更に振動がヒドいと思われます。
デザインがいいだけにもったいないですよね。
営業マンさんのお話では、もうガソリン車は出ないかもという感じでした。
辛口系おやじ(管理人)です。
> 私も10月にディーゼル車の方に乗ったのですが、
> 加速フィールが圧倒的に良かったのですが
ディーゼルはトルクが売りですし、きっとガソリン車よりもだいぶサクサクと街中を走るんでしょうね。
> あとはだいたい辛口さんと同じような感想を持ちました。
ディーゼルでも、クルマの基本的なところはガソリンと変わらないんでしょうね。
> 特にブレーキフィールが結構好みと合わずしんどかったのと、
私も、あのフィーリングは好きではないです。
安物なら全然OKですが、DS4の価格帯となると、やはり上質感のあるタッチと操作性が欲しいところです。
> ディーゼルとなると更に振動がヒドいと思われます。
ということは、ディーゼルも振動がヒドかったんですね。
でもどうなんだろ、ガソリンの振動も結構なモンなので、あれよりヒドいとかだったらだいぶヤバいと思うんですが。(^o^;
> デザインがいいだけにもったいないですよね。
ホント、そこですわ。
あの全体としての出来栄え、動的な特性のほぼ全てが、あの優雅で美しいデザインに似合わないです。(-_-)
> 営業マンさんのお話では、
> もうガソリン車は出ないかもという感じでした。
マジですか。
じゃああれが「ラストガソリン」なんですね。
だったら余計に、
「最後ぐらいええモンつくれや!」
と言いたくなりますね。(^o^;
DS、残念賞ですね。
1.2Lのガソリンエンジンは、基本的には既に10年ぐらい使われているものですよね?
3気筒とはいえ、評判が高かったような…
熟成の域に達しているであろうエンジンを積んだクルマ、それもプチ高級車が振動車では困ります。’神童’ならいいけど…
E・PRIMACYなるタイヤがあるのですね。
205/55R19というサイズは初めて目にしました。
SUVなので55扁平は普通だけど、細くてデカいタイヤ。
どこを狙ったセッティングなのだろう?
完全に見た目重視? エクステリアに全振りか?
辛口系おやじ(管理人)です。
> DS、残念賞ですね。
はい。
でも、残念なところが多すぎて、もはや残念賞にもかからないです。(^_^;
> 1.2Lのガソリンエンジンは、
> 基本的には既に10年ぐらい使われているものですよね?
> 3気筒とはいえ、評判が高かったような…
1.2リッターガソリンエンジンの生い立ちは存じてないですが、少なくとも、同じエンジンが載ってるプジョー2008の試乗で感じたフィーリングは、あんなヒドくなかったですよ。
> 熟成の域に達しているであろうエンジンを積んだクルマ、
> それもプチ高級車が振動車では困ります。
まったくです。
エンジンそのものは悪くないはずなので、マウントか、その周囲の形状が悪いのか、とにかくあれはいくらなんでも手ぇ抜きすぎやと思いますわ。(^^;
> ’神童’ならいいけど…
私の小学校の頃からの友人で、まさに小学校時代に「神童」と言われていた奴がいます。
ある日の授業中、
私が先生に当てられて答えられなかった時、
「○○くん!
なんで勉強しないの!
センセ、やっても出来ない子には言わないの!
やればできるのにやらないから言ってるの!
ちゃんと勉強しなさい!」
と言われて、
「でも先生、
△△くん(神童の奴)も、
僕と一緒にいつも夜までずっと遊んでます。」
と言い返したら、
「△△くんはいいの!
やらなくても出来るの!」
と言い返されたことを、
今でも鮮明に覚えています。(^o^)
先生、たとえそれが事実であっても、
先生がそれを言っちゃあ~おしめぇ~よぉ~。(^^;
先生はたとえウソでも、
「出来る子は陰で努力してるの!
やるかやらないかの差なの!
やれば出来るんだから、やりなさい!」
と言うべき、ですよね。(^o^;
> E・PRIMACYなるタイヤがあるのですね。
はい、私も今回の試乗で初めて知りました。(^o^;
> 205/55R19というサイズは初めて目にしました。
> SUVなので55扁平は普通だけど、細くてデカいタイヤ。
> どこを狙ったセッティングなのだろう?
> 完全に見た目重視? エクステリアに全振りか?
細くて扁平率の大きいタイヤは、昔からフランス車の伝統というか、特徴らしいです。
DS4は先代からの流れもあってか、確かにSUVテイストはプラスされていると感じますけど、でもSUVというわけではないですし、特にどこを狙うとかっていう意図はないんじゃないですかね?
19インチに関しては、おっしゃるように見た目重視の結果かな、という気はしますが。
辛口様おつかれさまです。
ステランティスはかなり日本市場を軽視していて、それが輸出台数とかではなく、「突然の値上げ」「未アナウンスの標準装備」「不透明な輸入スケジュール」となっていて308契約者が現在混乱しております。
特に308は契約が8月でも10月の値上げが適用されるらしくディーラーはてんてこ舞いのようで…
308swもパンフレットには非接触充電や3Dメーターなしと記載されていたが納車されたら付いていたなど…
このような状況から鑑みてDSも同じくステランティスであるし、やはり次の車はシビックehevになりそうですね。
納車時期も少し短縮気味でマイディーラーの営業に聞くと今申し込めば6月ぐらいだそうです。
辛口系おやじ(管理人)です。
> ステランティスはかなり日本市場を軽視していて、
> それが輸出台数とかではなく、
> 「突然の値上げ」「未アナウンスの標準装備」
> 「不透明な輸入スケジュール」となっていて
> 308契約者が現在混乱しております。
そう言えばDSのディーラーも、メーカーからはいつ何台入るとかいう情報はぜんぜんなくて、船便が着く直前になって「○○台、枠がある」とか急に連絡が入るとか、ムチャクチャなことを言ってました。(^o^;
> 特に308は契約が8月でも10月の値上げが適用されるらしく
> ディーラーはてんてこ舞いのようで…
それはモメそうだなぁ。。。(^o^;
> このような状況から鑑みて
> DSも同じくステランティスであるし、
> やはり次の車はシビックehevになりそうですね。
いやいや、まだまだ分かりませんよ。(^_^)
ってゆーか、現在の超長納期の状態が来年も改善されなければ、乗り替え自体がスルーになる可能性もありますからね。
私が待つのは基本2か月まで。
(過去の愛車はすべて契約から2か月以内に納車されています)
特別に妥協して待つとしても、MAXで3か月までですね。
それ以上は待つ気ないので。(^_^)
> 納車時期も少し短縮気味で
> マイディーラーの営業に聞くと
> 今申し込めば6月ぐらいだそうです。
長っ! (^^;
そう言えば、
Cクラスセダンが、高くなったせいか売れてなくて、このご時世に在庫がダブつき始めているという噂を耳にしましたが、本当かどうかは分かりません。(^^;
そりゃまぁ、あの値段であの内容では、そりゃなかなか売れんでしょうな。(^o^;
私も何台か3気筒やディーゼルを試乗しましたが、6気筒ディーゼル等の高級車でなければ音・振動は、やはり4気筒以上のガソリン車と比べるとひどいものです。
DSは上位ブランドなので音振対策はシトロエン、プジョーとかよりは力をいれているかと思いきや、内外装にお金かけてそこまで回らなかったのですかね。
辛口さんは、その名のとおりはっきり書いてくれるので好感が持てます。それに比べて自動車評論家ときたら全般的に3気筒やディーゼルでも、「振動は感じるが不愉快な部類ではない」とか「走り出すと気にならなくなる」とか、まったくメーカへの忖度にもほどがあります。
辛口系おやじ(管理人)です。
> DSは上位ブランドなので音振対策は
> シトロエン、プジョーとかよりは
> 力をいれているかと思いきや、
> 内外装にお金かけてそこまで回らなかったのですかね。
そのようですね。
ってゆーか、
あれやったら「プジョー208」、「プジョー2008」のほうが、振動はぜんぜんマシでしたよ。
> 辛口さんは、その名のとおり
> はっきり書いてくれるので好感が持てます。
ありがとうございます。
私は愛車選びのために試乗しているので、試乗記はそのクルマがどんなクルマだったかを書き示す、私の備忘録なのです。
つまり、試乗記にウソを書くと、後で困るのは私自身なのです。(^o^;
ですので、多少キツい表現になったとしても、感じたままをストレートに文章で表現する、それが私の試乗記です。(^_^)
> それに比べて自動車評論家ときたら
仕事にしてしまうと、ね。(^^;
正直に書きすぎたら、そもそも試乗させてもらえなくなるでしょうし。
正面からだとそこまでいい見た目に思えないのですが、斜めから見ると、サイドミラーのツートンカラーのボディ色の部分の角度や、ピラーとの並び…すべてが計算された美しさですね
対向車相手にに如何に格好つけるかを意識していてイイですね。
きっと真後ろからもイカしてるんだろうなと想像を掻き立てられます
でも中身で台無しですか…
辛口系おやじ(管理人)です。
> 対向車相手にに如何に格好つけるかを意識していてイイですね。
確かに、対向車の角度から見た時が一番映えるかもしれませんね。(^^)
> でも中身で台無しですか…
はい、なんせこのクルマに求められる「高級感」を演出する上で、あんまりな仕上がりです。
動き出したら全てが崩れ落ちます。
停まってたらいい感じなんですけどね。(^_^;