【試乗記】 プジョー 2008 Allure

 プジョーのコンパクトSUV、

新型2008試乗してきた。

 今回で2代目となる2008は、

フランスでは2020年1月に発売、

日本では2020年9月に発売されたモデル。

(参考)
●NEW SUV 2008 / SUV e-2008登場
https://newsroom.groupepsajapan.jp/news/20200916_new_suv2008_suve-2008

 「2008」はその車名からも分かるように、同社のコンパクトハッチバック「208」と同じプラットフォームを使ったSUVモデルなのだが、エンジンスペックは208より強力になっており、単に形が違うだけというわけではない。

新型208
 最高出力:100ps/5500rpm
最大トルク:20.9kgf・m(205Nm)/1750rpm

新型2008
 最高出力:130ps/5500rpm
最大トルク:23.5kgf・m(230Nm)/1750rpm

 当ブログの以前からの読者さんはご存知かと思うが、私は新型208にはすでに試乗済みで、下記リンクの通り、試乗記もアップさせて頂いた。

(参考)
【試乗記】 プジョー 208 GT Line (2020/11/11)

 で、

今回はその208のSUV版である2008への試乗。

実は元々は、2008には試乗するつもりは無かったのだが、諸事情により急きょ試乗することになったため、発売から少々遅れての試乗となった。(^^;

 ちなみに、

私の希望グレードは「GT」なのだが、今回試乗したグレードは「Allure(アリュール)」

「GT」の試乗車はすでに売ってしまったらしく、「Allure」しか試乗車がないとのことだった。

プジョーはすぐに試乗車を売ってしまうからね。

発売されたら早めに試乗に行かないと、すぐに試乗車が無くなるんだよな。(^^;

まぁでも、「Allure」も「GT」とタイヤサイズは同じだし、足回りも同じらしいので、乗り味に関しては「Allure」への試乗でも評価できるので問題なし。(^_^)

 それはさておき、

2008の走りは、208とどのような違いがあるのか。

そしてその完成度はどれほどのものなのか。

随所で208と比較しながら評価していこうと思う。

また、同じ「SUV」ということで、ライバルになるであろうホンダの新型ヴェゼルとの比較についても、随所で言及しながら評価することにしよう。

 それでは、

以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。

試乗車の概要

年式 2021年式
走行距離 80km
車名 2008
グレード Allure
駆動方式 FF
トランスミッション 8速AT
装着タイヤ ミシュラン
PRIMACY 4(215/60R17)
型式 5BA-P24HN05
排気量 1.2リッター(ターボ)
最高出力 130ps/5500rpm
最大トルク 23.5kgf・m(230Nm)/1750rpm
全長 4305mm
全幅 1770mm
全高 1550mm
車両重量 1270kg
車両本体価格 303万5000円(税込)
試乗日 2021年6月18日

プジョー2008のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報インポート Vol.76)

関連記事

試乗インプレッション

1.走りの性能・・・★★★★☆

 これはレベル高いね!

まさに208譲りの出来の良さ! (^o^)

ハンドリングとステアフィールは208のほうが個性的というか、分かりやすいインパクトがあるのだが、「洗練」という点ではむしろ2008のほうが上だと思う。

体感的な動力性能は208とほぼ変わりないのに、走りのキャラクターは明確に違う。

スポーティーな走りを積極的に楽しみたくなる208、落ち着いた走りが魅力の2008、そんな感じ。

(1)発進挙動・・・★★★★☆

 まずは発進だが、挙動としては208と同様の印象。

ブレーキを緩めて動き出す瞬間から、アクセルを踏んで加速していくまでの挙動には、何の違和感も無い。

208よりもエンジンスペックが上だからといって、アクセルの踏み始めの部分で過敏に反応するわけでもなく、出足の良さを過剰に演出することもない、上質で上品なフィーリングだ。

 ただ、タイヤが転がった瞬間の感触は、208よりもまろやかな印象。

特に軽快な印象でもなく、かと言って重厚というほどの感触でもないのだが、路面をナメるように転がる、そんな感じ。

(2)加速フィール・・・★★★★☆

 発進後から中速域までの加速、中速域からの加速など、日常のあらゆるシーンにおいて、違和感のないリニアな加速フィールだ。

急加速させた際も、ガソリン車としては早い方と言っていいレスポンスで反応してくれるし、アクセルの踏み込み量に対して自然な加速フィールで気持ちよく走れる。

 でもこれ、よくよく考えてみれば3気筒なんだよね。(^^;

3気筒でありながらこのレスポンス、なめらかでリニアな加速、しかも不快な振動を感じさせない上質なフィーリング。

昔はよく「気筒数」で上質さや高級さが語られたものだが、3気筒でもここまで上質なフィーリングが得られるとなると、もはや気筒数なんかどうでもいいと言うか、そんなことにこだわってクルマ選びをしていたら損をする時代になった、そう思うね。(^^;

(3)パワーフィール・・・★★★☆☆

 いつもの急坂で急加速を試してみた。

冒頭でも書いた通り、エンジンスペックは208より強力なのだが、意外にも明確に208よりもパワフルという印象は受けなかった。

208よりたった100kg重いだけなのだが、パワースペックが低い領域(100馬力前半)では、思ったより車重の影響が大きいのかもしれないね。(^^;

 まぁでも、別にパワー不足というわけではない。

体感的には、まさに208と同等レベルといったところ。

レスポンスもいいし、 あの急坂を苦にせずグイグイと加速していく。

パンチがあるわけではないが、十分な力強さだし、3つ★としては上位と言っていい。

 同じくSUVということでホンダの新型ヴェゼルと比較するならば、ヴェゼルはアクセルを深く踏み込んでも加速力の頭打ち感があるのに対し、2008はアクセルを深く踏み込めば踏み込むほど加速力が強まり、ヴェゼル以上の加速力を発揮してくれる。

なので、

同じ3つ★評価ではあるが、パワーフィールはヴェゼルよりも2008のほうが上である。

(4)ハンドリング・・・★★★★☆

 クイックでもなくダルくもない、まさにフツー。

208ほどチャキチャキしてないというか、やや穏やかなハンドリングだ。

恐らくそれは、ハンドリング特性そのものの違いというよりは、車高の違いによる旋回時のボディの応答の違いが、印象の違いを生んでいるのだろう。

 S字カーブに速めの速度で突っ込んでも、ハンドル操作に対してイメージより遅れることなく素直に反応して曲がってくれるし、急な切り返しでもちゃんと踏ん張って曲がってくれた。

コーナリング時のロールは208よりは多少強めかもしれないが、SUVとしてはよく抑えられているほうだと思う。

 そんなわけで、あからさまにスポーティーという感じではないのだが、穏やかなんだけど反応の良いハンドリングなので、スポーティーな走りにもそれなりに対応できそうな感じ。

このクルマの性格を考えると、良いところを突いた特性と言っていいんじゃないだろうか。

(5)ステアフィール・・・★★★★☆

 あれ?

なんか208よりも落ち着きがあって、インフォメーションも208よりやや濃いぞ。(^o^;

タイヤは208と同じくプライマシー4だし、タイヤサイズは45扁平の208に対しこっちは60扁平でエアボリュームも大きいから、むしろこっち(新型2008)のほうがインフォメーションは薄まるんじゃないかと予想していたのだが。(^o^;

 それと、停車時にはやたらと操舵感が軽くて、走り出すと重くなるというステアリング特性も208と同様なのだが、その変化の程度も208ほど極端ではない感じがする。(^^;

電子制御が介入している感じが、全体的に208のほうがキツいのかな?

インフォメーションが208よりもやや濃いと感じたのも、ひょっとしたら2008では電子制御の介入を少し抑えている分だけ、路面のインフォメーションを感じ取りやすいのかもしれない。

(6)ブレーキフィール・・・★★★★☆

 特別何か指摘するようなことはない、208と同様で自然なフィーリング。

ブレーキペダルの踏み加減に対して、効き具合がリニアで自然。

初期制動の立ち上がりも過敏さがなく、止まり際の微妙なコントロールも容易だ。

あらゆるシーンで違和感がないため、とにかく扱いやすいだけに、良い意味で印象に残りにくいブレーキ特性だ。(^o^)

2.乗り心地・・・★★★★☆

 総合的な印象としてはコンフォートなキャラクターの乗り味。

それでいてスポーティーな走行にもそれなりに対応できる守備範囲の広いキャラクター。

208もスポーティーとコンフォートが高いレベルで両立されていたが、2008もまさにそうだ。

ただ、両立しているのだが、208はスポーツ寄りで、2008はコンフォート寄りという点が異なる。

つまり、

単純に208のボディ形状をSUVにしたのが2008なのではなく、208には208のキャラクターとしての乗り心地、2008には2008のキャラクターとしての乗り心地が、手抜き感なくしっかりと作り込まれている。

(1)スポーツ性・・・★★★☆☆

 走行フィール的にはスポーティーという感じはあまりしないのだが、フワフワしてないしロールも少なめなので、スポーティーに走らせてもそれなりに対応できる乗り心地だと思う。

荒れた路面を通過した際の接地感も、濃厚なステアフィールによってしっかりと感じ取ることが出来るので、安心感がある。

 新型ヴェゼルも足回りやボディの挙動から考えるとそれなりにスポーティー走行に対応できそうな乗り心地ではあったが、スポーティーな走りを楽しむにはステアフィールが少し頼りない部分があった。

その点、この新型2008の場合、ステアフィールの安心感で新型ヴェゼルより勝る分、スポーティー方向でのキャラクターに奥行きがあると感じる。

(2)コンフォート性・・・★★★★☆

 「新しいフランス車」として、素晴らしいバランスの足回り。

路面をナメる感触は実になめらかで、足回りがよく動いてボディの上下動をよく抑えている。

それでいてフワフワせず、余計な揺れは少ない。

それでもちゃんと接地感をキープしており、これこそ「しなやか」と呼ぶのだろうと言うべき乗り心地だ。

 ただ、よくフランス車の乗り味を形容する言葉として「猫足」という表現があるが、私がイメージするそれとはまた違う感じ。

ただただひたすらになめらかにナメるように走るのではなく、ちゃんと路面の荒れ具合とかも伝えてはくるんだけど、そのインフォメーションがまろやかで、意識すれば足回りの仕事ぶり(動き)を把握することが出来る。

だから路面がザラついていればさりげなくそれを伝えてくるのだが、意識していなければ特に気になるようなレベルでは伝えてこないので、まさに絶妙なところを突いている感じだ。

3.静粛性・・・★★★★☆

 208も静かだったけど、2008も208譲りの静粛性といった感じでやはり静か!

エンジン音の侵入もよく抑えられており、ロードノイズもあまり気にならなかった。

荒れた路面を通過してボディが揺すられても、不快な振動や低質音が生じず、まさに上質な雰囲気を漂わせる静粛性だ。

 唯一、208と少し違うなと思ったのは、エンジンをそこそこ高回転までブン回した時のエンジン音の侵入。

208よりは少しエンジン音の侵入が強めかな、という感じがした。

このへんは遮音がどうこうというよりは、エンジンスペックの違いが影響してるのかな?

まぁでも、4つ★を与えられるだけの静粛性であることに違いはない。

4.エンジン音の音質・・・★★★★☆

 音にトゲがないし、がさつ感のない上質なサウンドだね。

208でも感じた通り、そこそこ回せば適度にスポーティーなサウンド。

ただ、普通に走ってる際の通常の加速では、あまり回さなくてもほとんどのシーンをこなせることと、静粛性そのものが高いこともあって、エンジン音をあまり意識させないクルマではあるのだが。(^^;

 普通にゆったり走っていると、上質なエンジンサウンドが少し聞こえる程度で、スポーティーに走らせた時にはそこそこスポーティーなサウンドが楽しめるという点で、このクルマの走りのキャラクターとよくマッチしているなぁと思う。

 あっ、ちなみに今回はスポーツモードは試していない。

そこは恐らく208と同じように、あの極めてわざとらしい合成音が聞こえてくるんだろうと思ったので。

違ったらごめんね。(^o^)

(参考)
【試乗記】 プジョー 208 GT Line (2020/11/11)

5.居住性・・・★★★☆☆

 まぁ広くはないけど、狭いというほど狭くもない。

運転席のシートが小ぶりでサイドサポートもややタイトな感じなので、体型によっては窮屈に感じるかもしれないが、まぁ私としては問題ない。

ただ、乗り味がコンフォート寄りなので、前席に関してはもう少しゆったり座れるシートのほうがキャラクターには合うんじゃないかと思う。

208みたいにスポーティーなイメージなら、このタイトさもスポーティーで良いと思うのだが。(^^;

 まぁでも、後席のスペースは208より余裕があるので、2008なら3人以上でも快適に移動できると思う。

(1)運転席・・・★★★☆☆

 208より車高が高くホイールベースも長い分、208より広々してるのかなと思いきや、広さに関しては208とほとんど変わらない印象。

あと、リクライニング調整がダイヤル式で調整しにくいのも208と同じだし、シートの座面が小さめなのも同様だ。(^^;

ただ、

ドライビングポジションを合わせる際、208の時はステアリングのテレスコ調整が手前一杯まで引っ張らないとダメだったのだが、今回の2008ではそこまで引っ張らなくても希望のポジションに合わせることができた。

何が208と違うのか明確には分からないが、ステアリングとシートの位置関係とか、アイポイントの高さとかのビミョーな違いによって、私にとって最適なドライビングポジションもビミョーに変わり、それがテレスコの調整幅の余裕と関係しているのかもしれない。

 そう言えば、

208の時は乗り降りの際にステアリングが少々邪魔になったのだが、今回、2008ではそんなことはなかった。

そうしたことから考えても、ステアリングとシートの位置関係が、208と2008とではビミョーに違うのかもね。

 そんなわけで、

基本的にタイトな感じではあるんだけど、208と比べると狭いとか窮屈とかいう感じは薄らいでるかな、と。

今回試乗したグレードが「Allure」ということで、シートの形状が「GT」よりもホールド感の少ないシートだったから、というのもあるのかもしれないが。

(2)後席・・・★★★☆☆

 運転席を自分(身長180cm)のドラポジに合わせた状態で、後席に乗り込んでみた。

すると、

ヒザ前の余裕は、拳を縦に1個分チョイ。

頭上の余裕は、拳を縦に1個分。

なので、後席に関しては208より明らかに広いね。(^_^)

 ただし、

せっかく頭上の余裕が増えても、ヘッドレストのデフォルト位置は208と同様に低い。

引っ張り上げないと背もたれに体を預けることができないくらい低いため、デフォルト位置のままで人が座ることはないだろうと思うのだが、とりあえず安全のためにはヘッドレストは常に引っ張り上げた状態にしておいたほうがいいだろう。

6.内装質感・・・★★★☆☆

 これは208と同様だ。

ダッシュボードとインパネの加飾パネルはソフトパッドだが、ドアの内張りは前席も後席もカチコチの樹脂。

インパネのスイッチ類やシフト周りのパネルの質感も208と変わりない。

グローブボックスのフタにダンパーが付いていないところまで、208と同じである。(^o^;

 まぁそんなわけで、決して素材感としては質感が高いわけではないのだが、パッと見でチャチに見えないし、目立つところの質感は結構ちゃんとしてんだよね。(^^)

例えば、

新型ゴルフなんかはシフト周りでバリバリのプラスチックが大きな面積を占めており、加飾が乏しくパッと見の印象が悪いのだが、2008はシフトレバーも質感が良く、周囲をピアノブラックのパネルで覆っているため、パッと見の印象がいい。

なので、限られたコストを上手く配分して、極力安っぽく見えないように頑張っている、そんな感じの内装だと思う。

7.装備・・・★★☆☆☆

 今回試乗したのは「Allure」というグレードのため、装備は少々劣る。

私が希望する「GT」グレードであれば標準で付いている装備がいくつも省かれているのだ。

例えば、

「インテリジェントハイビーム」という名のオートハイビーム機能も付いていない。

フロントとサイドのソナー(障害物センサ)も付いていない。

私が重視している後側方に対する安全装備「ブラインドスポットモニターシステム」も付いていない。

8色から選べるという、インテリアアンビエンスランプも付いていない。

 他にも、「GT」と比べると、どうでもいい細かい違いがいろいろあるのだが、人によっては、

「それぐらいしか違わないのなら、
 AllureのほうがGTより40万円近く安いし、
 むしろAllureのほうがいい」

という人もいるだろう。

だが、私としては、

・インテリジェントハイビーム
・ブラインドスポットモニターシステム
・インテリアアンビエンスランプ

が付かないのは痛い減点ポイントだ。

 まぁバックカメラとか雨滴感知式ワイパーとか自動防眩ルームミラーとかは付いてるし、一般的には悪くない装備内容かもしれないが、最近のクルマはどれも装備は良くなってきてるからね、相対的に見れば、ここは2つ★が妥当かな、と。(-_-)

 ちなみに、

私が希望する「GT」グレードであれば、3つ★を与えていい装備内容だ。(^_^)

8.オーディオ音質・・・★★★☆☆

 いつもの音質チェック用のソースを再生してみた。

これは全くと言っていいほど208と同じかな。(^^;

低音がやや強めだが、高音もちゃんと出ている。

高音のキレがあればもう少しインパクトのある音になるんじゃないかなと思うのだが、まぁ特に不満のある音質ではない。

9.デザイン・・・★★★☆☆

 これまた208と同様、惜しい部分もあって3つ★評価。

だが、突出した「個性」が印象的。

デザインの完成度としては詰めの甘い部分も見受けられるのだが、すべてのネガを、個性という強力な武器がかき消している感じ。(^o^)

なので、評価としては3つ★なんだけど、印象としては3つ★としては良いほうだ。(^_^)

(1)エクステリア・・・★★★☆☆

 フロントのデザインは208と共通するイメージではあるのだが、208よりは無難にまとめた感じがあるかな。

インパクトは208のほうがあるけど、2008もまぁ悪くはない。

ってゆーか、

2008のほうが208よりも明確に良い部分としては、2008にはダサいルーフアンテナがついていないところ。(^o^)

そんなのどうでもいいと言う人も多いとは思うが、私はポール形のルーフアンテナが嫌いなのだ。(^^;

大抵の場合はオプションでドルフィンタイプのアンテナがあって、それを付ければ済む話なのだが、208の場合はGTグレードだけはドルフィンタイプにすることが出来ない。

今回、2008に試乗したのも、208のルーフアンテナ問題が私が良しとするレベルで解決することが出来そうにないということで、

「それならばルーフアンテナの無い2008で!」

という流れで、試乗することになったのだ。

冒頭で、「諸事情」と書いたのは、まさにこのことである。(^o^;

 そんなわけで、

まぁフロントフェイスのデザインはもう少し攻めても良かったんじゃないかとは思うものの、全体としては嫌いなデザインじゃないし、邪魔なルーフアンテナも付いてないし、私が求める許容レベルは十分にクリアしている。

(2)インテリア・・・★★★☆☆

 インテリアのデザインはほぼ208と同じ印象。

やっぱ「3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネル」と名付けられたメーターパネル、これは超個性的だし、言うまでも無く個性的な小径ステアリングといい、オリジナリティという点で非常に魅力のあるインテリアだ。

 ただ、

208の試乗記でも書いたが、個性的であるがゆえに普通はあまり気にならない所が気になってしまう。

センターの7インチタッチスクリーンがありきたりに見えるし、目立つ所にムキ出しのUSBポートが、デザイン的に無神経というか、もうちょっと配慮が欲しかったかな、と思う部分も。(-_-;

 まぁでも、

個性的な雰囲気と、要所をおさえた質感への配所なども含め、全体として印象は悪くない。

10.コストパフォーマンス・・・★★★☆☆

 208より少し高いけど、居住性が良いことと、ダサいルーフアンテナが付いてないことぐらいしか208より優れている点はないので、コスパとしては208よりは劣るかな。

でも、208がコスパ4つ★レベルなので、2008は3つ★といったところかと。

決して高くはないと思うよ、この出来栄えなら。(^_^)

 なお、

今回試乗したアリュール(Allure)は303万5000円だが、私が希望するグレードは「GT」なので、342万7000円となる。

208のGTと比較すると、

2008のGTは約39万円ほど高い。

これは迷うよね。(^_^;

11.総評・・・★★★★☆

 これもいい! (^o^)

乗ってて「面白い」とか「楽しい」のは、208のほうがインパクトあって面白いかもしれないが、2008も悪くないね。

 コンフォート方向でかなり完成度の高い走りに仕上がっているが、208ほどではないにしてもスポーティーに走らせても楽しめそうだし、ちゃんとキャラクターを明確に持ったうえで守備範囲も広い感じで、奥の深いクルマだと思う。(^_^)

「洗練」という点では、むしろ208より上じゃないかな。

 ただ、SUVとしてどうなのかと考えると、正直なところ、あまり「SUVに乗ってる」って感じはしなかったんだよね。(^^;

その点、最近試乗した中では、ホンダの新型ヴェゼルは、最もSUV感覚が明確に感じられる乗り味だったんじゃないかな。

これは恐らく、アイポイントの高さが影響してるのだろう。

なので、乗った感触でSUVっぽさを求める人は新型ヴェゼルのほうが気に入るかもしれない。

ただ、見た目だけSUVならそれでいいという人であれば、ヴェゼルには無い「個性」という武器を持つ新型2008も、かなり魅力的に感じるんじゃないだろうか。

私としては、新型2008も新型ヴェゼルも、それぞれのキャラクターにおいて完成度の高いクルマだと思うので、甲乙つけがたいところやね。(^_^;

 そんなわけで、

これまた強力な候補が1つ増えてしまった。

しかしプジョー、ここんところスゴいな。

508、208、2008と、試乗した新型がすべて総評4つ★獲得で次期愛車候補入りとは。(^o^;

競馬のGIレースに、同じ厩舎から3頭出走させる、

みたいな感じやね。(^o^)

えっ?

「お前の次期愛車選びの選抜レースなんか、
 GIどころか未勝利戦やないか!」

ってか?

そりゃどうも、失礼しました。(^o^;

 まぁとにかく、

新型2008は、個性、完成度、洗練度、

いずれも素晴らしい出来栄えのクルマでした。(^_^)

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コメント

  1. アバター 障害物ヨシ! より:

    些細な排気量に拘って排気量不足の四気筒にするより三気筒のまま車体の軽量化とターボ制御で軽快に動かそうって設計理念がカタログからも伝わってきますし、字際の乗り心地も上品な感じみたいですね。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      本当に最近の小排気量ターボはよく出来てますよ。

      レスポンスもいいし、ドッカン的な不自然なフィーリングも無く、低回転域からリニアで力強い加速感。

      パワースペック的には大したことないけど、実用域でしっかりと性能を出しているので力不足を感じないんですよね。(^^;

      小排気量だからって、チャチなフィーリングでもない。

      排気量のデカいノンターボをブン回すよりも、むしろ回転数を抑え気味で上品に走れたりする。

      ここまでくると、もはやNAエンジンにメリットはないと思えますし、実際、今となってはメリットはないと思いますね。(^_^;

      • アバター ADSV より:

        そのNAエンジンをフルモデルチェンジの度にラインナップするのは他ならぬ日本メーカーです。未だに燃費重視のハイブリッドは積極的に導入しますが同時にNAもラインナップします。それでいてターボは及び腰です。
        輸入車の劣化コピー扱いされるのを恐れているのかと言わんばかりに。

        • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

          辛口系おやじ(管理人)です。

          > そのNAエンジンをフルモデルチェンジの度に
          > ラインナップするのは他ならぬ日本メーカーです。

          日本でもハイブリッドとターボが以前よりは確実に増えてきてはいますが、NAエンジンもまだまだ根強いですよね。(^^;

           

          > 未だに燃費重視のハイブリッドは積極的に導入しますが
          > 同時にNAもラインナップします。

          ハイブリッドに関しては、確かに以前はホントに燃費しか取り柄が無かったですが、近年はだいぶフィーリングも良くなってきて、車種によってはハイブリッドを積極的に選びたくなるぐらいまでレベルアップしてきたなぁとは思っています。

          ただ、マイルドハイブリッドに関しては、中途半端でムダに高いだけのクルマも多い気がしますけどね。(^^;

           

          > それでいてターボは及び腰です。
          > 輸入車の劣化コピー扱いされるのを
          > 恐れているのかと言わんばかりに。

          今さら小排気量ターボで外車勢と勝負しようとしても体感性能とかフィーリングで外車勢に負けてしまう上に、コスト上昇で車両価格まで今より高くなってしまったら、価格的な優位性までが怪しくなってしまいますからね。

          電動化シフトの流れがある中で、今さら手を出してヤケドするよりは、小排気量ターボはすっ飛ばしてEVシフトに力を入れようということではないですかね。

          かろうじてトヨタぐらいじゃないですかね、小排気量ターボでそれなりに勝負できてるのは。

          まぁそれとて、外車勢の同排気量ターボと体感性能で比較されたら厳しいですので、人によっては「勝負になってない」という人もいるかもしれませんが。(^^;

          • アバター 障害物ヨシ! より:

            >まぁそれとて、外車勢の同排気量ターボと体感性能で比較されたら厳しいですので、人によっては「勝負になってない」という人もいるかもしれませんが。

            GRヤリスのことですね
            ガチで競うと勝負にならないから最初から土俵に上がらず排気量ズラしてMTオンリーという察してくれと言わんばかりの車…

          • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

            辛口系おやじ(管理人)です。

            > GRヤリスのことですね

            いえ、私はGRヤリスには乗ってないので、そこは何とも言えません。(^^;

            カロスポやC-HRの1.2リッターターボを薄っすら思い浮かべながら書きました。(^o^;

  2. アバター 匿名 より:

    買う人がいるんだからしょうがない

  3. アバター 匿名 より:

    ここまでプジョーの車が好印象なら、それはプジョーの車つくりの方針が辛口さんと相性が良いと言う事なので、さっさと決めちゃえば良いんじゃと思いますね。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      確かにプジョーはかなりの有力候補ではありますが、全てにおいて完璧(総評5つ★)のクルマでない限り、長所短所コスパを含めた戦いになりますので、そう簡単には決められないですよ。(^o^)

      まぁ今月中にはファイナリストの見積りを一通り集めて検討し、さらに候補を選抜して絞り込んでいきます。(^_^)

  4. アバター 匿名 より:

    日本車のターボはどうも上で書いてるCH-Rとかカローラの1.2Lターボがダメすぎて印象を悪くしてる感がありますよね。。。(軽ターボは別枠なので論外で
    逆に言うとトヨタ&ダイハツ(こっちはエンジン全般クソなんですけどね)系以外のターボはまだマシだと思うんですがどうなんでしょうかねぇ

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 日本車のターボはどうも上で書いてるCH-Rとか
      > カローラの1.2Lターボがダメすぎて
      > 印象を悪くしてる感がありますよね

      カロスポやC-HRの1.2リッターターボは、あれはあれで、あれしか知らなければ「1.2リッターの割には力強いな!」となるので、私としてはそんなに印象が悪いわけではないんです。

      なので、トヨタ命でトヨタ車しか乗らない人であれば、あの1.2リッターターボでも十分満足できると思います。

      ただ、外車の小排気量ターボ、まさに今回のプジョーの1.2リッターターボのフィーリングを知ってしまうと、

      「全然レベルが違うな。(^_^; 」

      となってしまうわけです。

       

      > トヨタ&ダイハツ
      > (こっちはエンジン全般クソなんですけどね)
      > 系以外のターボはまだマシだと思うんですが
      > どうなんでしょうかねぇ

      ダイハツは知りませんが、私がこれまで試乗してきた限りで言えば、トヨタのターボは日本車の中ではマシなほうだと思います。

       

      トヨタ以外のターボとなると、

      スバルは、先代レヴォーグのターボはレスポンスが悪く、リニア感に乏しくてドッカン気味。
      新型レヴォーグの1.8リッターターボも、まだレスポンスが良いとは言えないレベルだし、パワーフィールもスペックほどのトルク感を感じないので、スペックより体感性能が優れていると感じる外車勢のターボと比べると、明らかに負けてます。

      マツダは2.5リッターターボが素晴らしい出来栄えですが、小排気量ターボが無いですからね、比較のしようもありません。

      ホンダは、1.5リッターターボのシビックに試乗したことがありますが、レスポンスが遅いです。
      パワーフィールも、スペックの割には大したことないなぁ、という印象であり、これまた体感性能に優れる外車勢のターボと比べると勝負になりません。

      結局、優れているとまでは言わないけど、トヨタのターボが最も欠点が少ない、欠点が目立ちにくい、かと思います。

  5. アバター ADSV より:

    燃費の良いハイブリッドの研究開発に注力し、それ以外は昔から使っているNAをそのままで多少進化させておけばいい。ユーザーは分かりはしないのが大半だと軽く見て、走行性能よりも燃費ハイブリッドばかりでした。燃費戦争なるものを繰り広げていたのがそれを象徴しています。
    その間車の根本的な部分での性能に関する競争がされてきませんでした。それが今日の輸入車との走行性能の差につながっている一因であることは否定できないと思います。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 燃費戦争なるものを繰り広げていたのがそれを象徴しています。

      おっしゃるように、トヨタが燃費重視のハイブリッド車の開発に注力しプリウスを誕生させたことは、日本の自動車業界に強烈なインパクトを与えたと思います。

       

      > その間車の根本的な部分での性能に関する競争がされてきませんでした。
      > それが今日の輸入車との走行性能の差につながっている一因であることは
      > 否定できないと思います。

      否定できないどころか、まさにそれは大きな要因だと思います。

      ハイブリッド開発への注力のせいで、クルマの本質的な部分でのトヨタ車の進化が鈍化・停滞してしまったのが痛かったと思います。

      本来ならそこで他の自動車メーカーがトヨタ車を大きく突き離すぐらいにレベルアップすべきだったのですが、みんなトヨタにお付き合いしてしまった感があります。

      だけど結局のところ、ハイブリッドで先行するトヨタには普通車の燃費で勝負してもかなわないので、ホンダは「軽」に逃げてしまった。

      日産は日本市場から逃げたので、競争離脱に近い状態になって久しいですし。(^^;

      不毛な燃費戦争時代に突入し、カタログ燃費の数字をいかに向上させるか、そんなことばかりに注力した結果、走りの部分では外車勢に差をつけられてしまったと思わざるを得ません。(-_-)

      それでも、走り以外の部分も含めた「総合力」と、価格の安さで何とか戦ってきたわけですが、ここ最近は日本車もどんどん高くなってきてますからね。

      価格的なメリットが薄れてきた現在、外車が勢いを増してくるのは至極当然の流れだと思いますね。

      • アバター ADSV より:

        同じ大衆車ブランドであるワーゲン、プジョー、ルノー、シトロエン、ボルボ(無理矢理感ありますが)これらのブランドは格下セグメントクラスでも皆性能が向上されている様な印象です。そのため格上セグメントは価格は上がりますが、格下セグメントの性能を超えいなければいけないという意識で作り込みセグメントが上がるほど更に洗練されているように思えます。
        今回のワーゲンはアレでしたが。