昨年(2022年)5月から受注が開始された、
トヨタとの共同開発で誕生したスバル初の量産EV、
「ソルテラ」に試乗した。
このソルテラ、
値段を見たら引いてしまうぐらい高い。(^^;
スバル車で600万円という価格は、見慣れてないだけに余計に高く感じてしまう、というのもあるんだろうけどね。(^o^;
営業マンさんに話を聞いても、
「売れたという話を聞かない」
と言ってたぐらいだから、
実際ちっとも売れてないようだ。
値段もそうだけど、
やっぱりまだ世の中の状況的に、
EVを検討する時期にはきていない、
ということなのだろう。
なんせ国が節電要請を出してるぐらいだしね。
みんながEV買って、
そこらじゅうで充電し始めたらどうすんだよ、
って話で。(^o^;
まぁそれはともかく、本来であれば、
ソルテラは書類選考で落とされているであろうクルマ。
にもかかわらず、
次期愛車候補の1つとして試乗することにしたのは、
スバルとトヨタの共同開発
というところに期待したからだ。
というのも、
スバルの「SGP」、トヨタの「TNGA」、
いずれも素晴らしいプラットフォームだ。
そのプラットフォームを生み出した両社が協力し、開発したEV専用プラットフォーム。
ショボいはずがないだろう、と。(^o^)
特に、電動化で遅れをとるスバルにとっては、今後の本格的な電動化時代に向けて、ソルテラは大きな節目となるクルマであり、試金石となるクルマ。
それだけに、
かなり気合いを入れて開発しているだろうし、
トヨタだって恥ずかしいクルマは出せないからね。
きっと良いクルマに仕上がっているんじゃないかと、
期待が膨らむわけだ。(^_^)
さて、
「ソルテラ」は、私の期待に応える出来栄えなのか?
以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。
目次
試乗車の概要
年式 | 2022年式 |
走行距離 | 未確認 |
車名 | ソルテラ |
グレード | ET-SS |
駆動方式 | AWD |
トランスミッション | - |
装着タイヤ | ヨコハマタイヤ ADVAN V61(235/60R18) |
型式 | ZAA-YEAM15X |
排気量 | -(電気自動車) |
最高出力 (フロント) |
108.8ps/5379-7500rpm |
最大トルク (フロント) |
17.2kgf・m/0-4535rpm |
最高出力 (リヤ) |
108.8ps/5379-7500rpm |
最大トルク (リヤ) |
17.2kgf・m/0-4535rpm |
全長 | 4690mm |
全幅 | 1860mm |
全高 | 1650mm |
車両重量 | 2000kg |
車両本体価格 | 638万円(税込) |
試乗日 | 2023年1月23日 |
|
試乗インプレッション
1.走りの性能・・・★★★★☆
さすがEV、レスポンスは超早いし超パワフル!
それだけに、街中をゆったり流して走らせているだけだともったいないと思うかもしれないが、ドライバーの意図が瞬時に伝わるレスポンスの早さと、瞬時に発生する大トルクは、通常の街乗り走行においても気持ち良さを感じさせてくれる。
車両重量が2トンもあるクルマとは思えないからね。(^^)
ただハンドリングだけが明確に弱点すぎるので、そこが惜しいなぁといったところだが、3項目で5つ★獲得という突出した長所を考慮すれば、総合4つ★は与えてもいいだろう。(^_^)
(1)発進挙動・・・★★★★★
完璧だ!
ブレーキをリリースした際のタイヤの転がり始めの感触は重厚かつ滑らかで、動き出しもじんわりと穏やか。
その感触には、
「SUVらしさ」もしっかりと感じられる。
ゆっくりアクセルを踏むと、決して過敏な反応はせず、ジワッとリニアに、音もなく加速を開始する。
しかもエンジン車のような振動も皆無なので、実に高級感のある発進挙動だ。
(2)加速フィール・・・★★★★★
これまた完璧!
発進後、中速域までの加速は期待通り、いや、期待以上にスムーズで、アクセルの踏み込み量に対するトルクの出方もスゴく自然だ。
しかも振動がないからか、
体感的に、別格に滑らかな加速フィールだ。
もちろん、エンジン車でも振動の少ない滑らかなクルマはたくさんあるけどね。
でもこの振動の少なさは、まさに「EVならでは」というか、エンジン車が頑張っても辿り着けない領域に達している、と言っていいんじゃないだろうか。(^^;
そして、
ここがまた素晴らしいと思ったのは、
加速力が頭打ちにならなかったこと。
これまで、
PHEVやハイブリッドなど、モーター走行するクルマに試乗すると、強い加速をさせた時、加速力が頭打ちになると感じたものだった。
つまり、軽い加速ではアクセルをそんなに踏まなくても予想以上に力強く加速するので、
「もっと踏んだら
どんだけスゴいんやろう?」
と思うのだが、いざ急坂で深くアクセルを踏み込んでみると、加速力は意外と早く頭打ちになるんだよね。(^^;
だが!
このソルテラは違った。
いつもの急坂で急加速をさせても、アクセルの踏み込みに対してリニアに加速力が高まり、その加速力に頭打ち感を感じることはなかった。
しかもレスポンスも早いため、
一瞬にしてあの急坂を上りきってしまった。
これはスゴい! (^o^;
もちろん、
高速域になったらそうはいかないかもしれないが、少なくとも街乗り速度域におけるアクセルワークでは、完璧なリニア感が実現されていると言っていい。
これは気持ちいいよ! (^_^)
(3)パワーフィール・・・★★★★★
これも完璧。
いつもの急坂で急加速を試したところ、
素早いレスポンスで力強い加速を開始。
アクセルを踏んだ瞬間、背中をグッと強くシートに押し付けられるような、そんな感触を伴いながら、グイグイと速度を上げていく。
あの急坂を、
まるで平地のように軽々と上っていくからね。(^^;
しかもそこからさらにアクセルを踏み増しすれば、その分だけさらに加速力が高まるんだからスゴい。
坂を上り切るまでに、加速力が頭打ちになるところまでアクセルを踏み込んで限界を試したかったのだが、踏めば踏むほどグングン力を増して加速するモンだから、結局限界まで試せなかった。(^o^;
そして、もう1つの良かったところ。
それはね、
急坂でアクセルを踏み込んだ「瞬間」の挙動。
私は上で、
「背中をグッと強くシートに押し付けられるような」
と書いた。
ここが素晴らしいのだ。
というのも、
このEVの加速性能であればもっと極端な挙動、
それこそ、アクセルを踏み込んだ瞬間に、
背中をドンッ!と蹴っ飛ばされたような
暴力的な加速力を感じさせることも
可能ではないかと思うのだ。
だけどそこはあえて上品に、加速力の立ち上がりの瞬間をわざと穏やかにしてあるのではないだろうか?
そこも含めて、
文句のつけようのないパワーフィールだ。
このパワーフィールは、
私の試乗史上、1番やね。(^^)
あっ、ちなみに、
ドライブモードはずっとノーマルで走ってた。
スポーツモード、
このクルマには必要ないでしょう。(^o^;
(4)ハンドリング・・・★★☆☆☆
これは悪い意味で予想外だ。(-_-;
いや、フツーに街中のカーブや交差点を曲がる分には、特に何の問題もないよ。
クイックでもなくダルくもない特性。
ビミョーなハンドル操作にもちゃんと反応してくれるので、狙った通りのラインをトレースできる。
一切の違和感を感じない、このクルマのキャラクターに合った、ちょうどいいハンドリング特性だと思う。
なので、
走り出してしばらくは、ハンドリングに悪い印象など全く無かった。
しかし!
いつものS字カーブで、
弱点が顔を出した。。。(-_-)
まず、
S字に突っ込む最初のハンドル操作では、まぁロールは大きめに感じたものの、しっかり反応して曲がってくれた。
そこまではOK。
問題はS字の切り返しだ。(-_-)
タイミングを見計らってハンドルを切り返すと、最近のクルマではあまり感じたことがないぐらいの、グラッ!とくるようなロールを感じた。
それも、リヤが沈んだ感じの。(^^;
で、
「これ、ロールの復帰、遅いな!」
と感じたその瞬間、
何の制御か分からないが(横滑り制御か?)、
何らかの制御が介入したような動きを見せた。
これまでいろんなクルマをこのコースで試乗してきたけど、初めてだよ、あのS字でこんな簡単に制御入ったの。(^_^;
ちなみに、
リヤの動きに驚き過ぎて目立たなかったが、フロントもややアンダーステア気味の挙動だった。
そんなわけで、
なんかちょっと普通じゃない動きでS字をクリアしたのだが、低重心なはずのこのクルマ、しかもAWDなのに、まさかこんなにS字で弱さを露呈するとは想像もしてなかったので、コーナリング中に制御が入ったことも含め、いろんな意味で驚かされたハンドリング性能だった。
まぁそもそもスポーティーなクルマではないので、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが、緊急回避性能を確保する意味でも、もうちょっとロールの復帰は早くしないとダメなんじゃないかな。
(5)ステアフィール・・・★★★★☆
手応えはやや軽めだけど、質感の高いステアフィール。
軽すぎないので、
落ち着いた感じのステアリング操作ができる。
一般的にはちょうどいい感じの重さというか、
軽さなんじゃないかな。
雑味がなく、上品で滑らかな操舵感だ。
高級感があっていい感じやね。(^_^)
ただし、
路面からのインフォメーションはやや希薄。
あまり細かい情報は得られない、
というか、あえて消してるのかな?
スポーティーな走りを楽しむのであれば不足を感じるものの、コンフォートを求めれば、むしろこれぐらいのほうが落ち着いて乗れると思う。
コーナリング中など、タイヤに負荷をかけた時にはもう少し手応えというか、インフォメーションが欲しいと感じたのだが、まぁハンドリングがアレなので、そんなインフォメーションが必要になるような走り方はするな、ということなんだろうね。(^^;
なので、
このクルマのキャラクターを考えれば悪くないというか、むしろこの特性がステアフィールの高級感を生んでいると考えれば、ここは4つ★をつけてもいいだろう。
(6)ブレーキフィール・・・★★★★☆
ブレーキペダルは、あまりカチッとした踏み応えではないのだが、フニャフニャで頼りないわけでもなく、まさに「普通」な感じの踏み応え。
個人的にはマツダのブレーキのようなカチッとしたフィーリングのほうが好みだが、万人向けにはむしろこれぐらいが扱いやすいのだろう。
遊びの領域も適度で、ブレーキの効き具合も、
ペダルの踏み込みに対してリニアに効く。
止まり際のコントロールも難しくない。
EVのブレーキなので、走行シーンによっては違和感あるかもな、と思っていたのだが、試乗の最初から最後まで違和感を感じることは無かった。
2.乗り心地・・・★★★★☆
「コンフォートSUV」、などという言葉が存在するのかどうかは知らないが、まさにそんな感じの乗り心地。(^o^)
ちょっと詰めきれてない感があるというか、完成度は低いと思うのだが、それでも街乗りSUVとして、街中をまったり流して乗る分には大きな不満は出ないだろう。
SUVらしいゴツい感触と、
タイヤが転がった瞬間に感じる重厚感。
振動のない滑らかな走行フィールに、
衝撃をまろやかにいなす足回り。
まさに高級車的な乗り味を味わえる。
(1)スポーツ性・・・★☆☆☆☆
ハンドリングの項目でも書いた通り、ロールが出やすいし、ロールした状態からの復帰も明らかに遅い。
ロールの出方も、S字カーブの切り返しなどで強めの負荷をかけると、フロントとリヤに差を感じる。
荒れた路面を通過する際は、ボディの動きに一体感がなく、なんかちょっと、極端に言えば浮いてる感じ。(^^;
これでは、
スポーティーな走行には全く対応できない
と言ったほうがいいだろう。
(2)コンフォート性・・・★★★★☆
いわゆる「乗り心地のいいクルマ」といった感じの乗り心地。(^o^)
荒れた路面を通過する際は、足回りがしっかりストロークして、衝撃をまろやかに丸めている。
これはスゴく上質な感触だ。(^_^)
ただ、
足回りがよく動いてボディの上下動を抑えてくれるのは良いのだが、そうは言っても路面の荒れ具合がある程度以上にヒドくなると、それなりに上下動は発生する。
それはどんなクルマでもそうなので、
それ自体は別に問題ではない。
だが、
荒れた路面状況が少し長く続くと、発生するボディの上下動が遅れすぎる、というか、上下動の収束が遅れる。
そのため、
シートを通じて伝わってくる路面の状況と、その時のボディの動きがリンクせず、なんだかボディが浮いてるような、そんな感じを受ける。(^^;
そして、
上下動の揺れの抑え込みと比べると、横方向の揺れは抑え込みがやや甘いかな、と感じる。
これは、コーナリング時にロールが大きめに出る特性が、そのまま横方向の揺れの大きさに影響してるのかもね。
というわけで、
乗り心地のキャラクターは、完全にコンフォート。
重厚感もあるし、当たりの滑らかさといい、
まさに高級車レベルの乗り心地。
ただ、
路面状況によっては、昔の高級車にありがちだった、悪い意味での「フワフワ感」を感じるシーンがあって、そこがイマドキの新型車としてはちょっとどうかなぁ、と。(^^;
そこを割り引いて、4つ★評価とさせて頂く。
3.静粛性・・・★★★★★
さすがEV、こりゃやっぱ静かだね。(^_^;
車内騒音は、ほぼロードノイズのみ。
それだけにロードノイズが目立つとはいえ、あまり耳障りにならない音量・音質に抑えられている。
どんなにアクセル踏み込んでも、無音で強力に加速していくからね、どんな走行状況でも常に静かだ。(^^;
EVゆえ、加速時に電子音的な雑音が聞こえてくるんじゃないかと心配していたが、そんな音も皆無だった。
荒れた路面を通過する際に足回りで発生する音の侵入や、ボディの振動音などもよく抑えられている。
4.エンジン音の音質・・・-----
EVなので、ここは無評価。
5.居住性・・・★★☆☆☆
よくこれでそのまま発売したな、と思うぐらい、運転席の居住性が悪い。
後席は及第点だが、600万円を超える価格のクルマとしては、運転席の居住性は早急に改善すべきだと思う。
(1)運転席・・・★★☆☆☆
これはアカン!
まず最悪なのが、
メーターパネルがステアリングで隠れる!
これ設計ミスじゃないの!? (^_^;
それに、どうもドライビングポジションがいい感じに決まらない。
いつもはシートの位置を決めてからステアリングの位置を調整するのだが、メーターパネルとステアリングの位置関係が悪いので、シート位置の調整範囲がかなり制限されてしまう。
そのため、
まずざっくりステアリングの位置を決めて、そこを基準にシートを合わせて、それからステアリングを微調整して、、、みたいな。(^_^;
そうすると、自分が合わせたかった本来のシートポジションよりも、だいぶシート位置が高くなってしまった。
それでもメーターパネルにステアリングがカブるんだから、これは笑っちゃうくらいヒドいよ。(^o^;
さらに!
ボディサイズの割にはシートの座面が短い!
なんせ座った瞬間に、
「えっ?!」と思ったからね。 (^_^;
私の現在の愛車、「ボルボ S60」のシート座面が長いので、ギャップで余計に短く感じるというのもあるかもしれないが、冷静に見ても600万円以上するクルマのシートとは思えない短さだと思う。
これはもはやコンパクトカーレベルやね。(^_^;
まぁでも、
空間的には窮屈なわけではない。
シートバックは十分なサイズがあるし、
ホールド感も適度。
なので、
トータルで見れば1つ★にするほどではないのだが、運転席に座った直後に感じずにいられない完成度の低さゆえ、まぁ2つ★評価が妥当かな。(-_-)
(2)後席・・・★★★☆☆
運転席を自分(身長180cm)のドライビングポジションに合わせた状態で、後席に乗り込んでみた。
すると、
ヒザ前には、拳を縦に2個半、
頭上には、手のひら1枚分
の余裕があった。
ヒザ前の余裕がやたら広い割には、頭上の余裕が意外と少ないね。
これはやっぱり、バッテリーを底に配置しているために、キャビンが上げ底の上に乗ってる感じになってるからなのかな? (^^;
まぁ頭がつかえるわけじゃないから、
特に問題ではないけどね。
最近は背の高いクルマが多いので、そういうのに慣れている人は頭上に圧迫感を感じるかもしれないが、私的には頭上に手のひら1枚も入ればOKだ。
あと、
私がこだわるヘッドレストの位置は、デフォルトの位置だと首の付け根あたりにくるので、もう少しだけでも上のほうにあればなぁ、というところ。
なので、後席に座る時はヘッドレストを引っ張り上げないとダメだ。
後席のシートは、座面の高さもちょうどよく、背もたれに体を預けた時の感じは悪くない。
後席も前席と同様、座面の長さが足りない感じだが、前席ほどは気にならなかった。
6.内装質感・・・★★★☆☆
EVなんでね、内装以外のところに大きなコストがかかってるので、車両価格から想像するような高級感はない。
まず、クロス張りのダッシュボードはカジュアルな感じで、高級感というほどの質感はないが、まぁ悪くはない。
ドアの内張り上部は、カチコチとまでは言わないが、ソフトパッドと呼ぶには抵抗を感じるぐらいの硬さで、質感はイマイチ。
後席ドアの内張り上部も、完全にカチコチではないものの、前席ドアよりさらにちょっと硬めかなぁというぐらいの硬さだ。
インパネは、センターディスプレイ周辺がピアノブラック仕上げで、こちらも高級感というほどの質感ではないが、とりあえず及第点はクリア。
ただ、センターコンソール部分にはカチコチの樹脂が使われており、このへんはインプレッサ等の大衆車と変わらない質感レベル。
シートの質感も大したことないが、見た目の問題よりも、先述した通り、座面の長さが短すぎるのが、このクラスのクルマとしては大問題。
そして、、、
内装の質感で、私が最も気になった箇所が、
ドアのインナーハンドルというかノブ。
位置的に視線が行きやすい位置だし、乗り降りのたびに触れるところなのに、バリバリの樹脂パーツが使われている。。。(-_-;
いくらEVだからと言っても、
600万円オーバーでこれはヒドい!
しかもこれ、メッチャ目立つし。(^_^;
いつもならグローブボックスも開けてチェックしたりするのだが、樹脂ノブのショボさが気になりすぎて、グローブボックスのチェックするの忘れたやないか。(^o^;
ホンマに、それぐらい衝撃的にショボい。(^^;
というわけで、
部分的にはインプレッサ等の大衆車以下レベルの箇所があるのだが、まぁ全体的には3つ★ぐらいは与えてもいいだろう。
4つ★にはだいぶ遠いけどね。(^^;
7.装備・・・★★★★☆
今回試乗したのはベーシックなグレードだが、まぁ600万円オーバーのクルマやからね、装備はそれなりに充実している。
ヘッドライトは当然ながら、アダプティブハイビームシステムで配光制御できるタイプのLEDヘッドライト。
シートは運転席10Way、助手席4Wayのパワーシート。
運転席にはポジションメモリーも付いてるのは良いとして、助手席はメモリーどころか「4Way」というところが何気にセコい。
セコいと言えば、
シートサイズも何気にセコい。
何度も言うが、座面の長さが短すぎる。
ソルテラのサイトを見ると、
「開放的なくつろぎの空間」
などという文言があったりするが、こんなセコいシートで「くつろぎ」を語るとは笑わせる。
その一方、
クルマに乗り込んでまず良いと思ったのは、「運転席オートスライドアウェイ」の装備が付いていること。
要するに、乗り降りの際に自動的にシートが下がったり、設定されたポジションに戻ったりする機能。
この装備は個人的にポイント高いというか、出来れば大衆車も含めて全てのクルマに装備してもらいたいぐらい、便利な装備だと思う。(^_^)
シートヒーター、ステアリングヒーターも標準装備。
シートヒーターは後席にも装備されている。
私は重視しているけどオプションにされがちな安全装備で、後側方に対する安全支援装備の「ブラインドスポットモニター」も標準装備。
今となっては珍しくもない普通の装備だが、あればあったで便利な「パノラミックビューモニター」も標準装備。
ナビと、6スピーカーのオーディオも標準装備。
もちろん地デジチューナーも、
このシステムに含まれている。
そして、
使ってみると意外と使えない装備、
「スマートリヤビューミラー」も標準装備。
いわゆる、後方のカメラ映像をルームミラーに映し出す装備だが、パッと見た時に焦点が合わないので、試乗時、私は普通のミラーに切り換えて使っている。(^^;
なお、
普通のミラーとして使う場合でも、
自動防眩機能は付いている。(^_^)
その他、
リバース連動ドアミラー、ヒーテッドドアミラー、雨滴感知オートワイパーなど、基本的な装備も付いており、全体として大きな不満はない。
値段も値段だし、スバル初の量産EVということで、何か1つくらい目新しい先進的な装備が欲しかった気もするのが、正直な気持ちだけどね。(^^;
8.オーディオ音質・・・★★☆☆☆(設定未確認)
最初に言っておくが、この評価はオーディオの音質設定がどうなっているか、未確認の状態での評価だ。
いつもの音質チェック用の曲をかけたところ、明らかに高域が弱い、なんとなく、こもったような音だと感じた。
これは例によって例のごとく、また音質設定がメチャクチャにイジられているのだろうと思い、まずは音質設定をチェックした。
と言いたいところなのだが、、、
メニューから設定を探したのだが、
これが見つからない。。。(^^;
なので仕方なく、そのままの状態で音質チェックをしたのだが、そうすると2つ★レベル。
もっと高音がキレないと、全然ダメだ。
ウチに帰ってから、ソルテラの取説をダウンロードして見てみたら、音質設定は私がイジっていたところのメニューとは違うところで出来たようだが、残念ながら試乗の時間内には見つけることが出来なかった。
あの音の感じからして、たぶん設定がメチャクチャになってたのだろうと思うので、ここでの2つ★評価は、あまりアテにならないと考えて頂いていいと思う。
まぁでも、
設定で良くなるとしても、★2つ分も変わることはないと思うので、まぁ良くても3つ★程度だと思われる。
9.デザイン・・・★★☆☆☆
画像で見ていただけでは感じることができなかったネガティブな部分が目についた。
実物を見た総合的な印象を言えば、「欲しい!」という気にはならないデザインだな。(^^;
(1)エクステリア・・・★★☆☆☆
これ、画像で見るよりも、実物だと樹脂パーツが目立つなぁ。(^_^;
まぁ特別カッコイイと思ってたわけじゃないんだけど、形はまぁ嫌いじゃないし、ソリッドな精悍さもスバルっぽくていいと思うし、特に奇抜なところもないと思っていた。
けど、
フロントフェンダーからヘッドライトにかけて陣取っている樹脂パーツは、あらためて現物を見ると、かなり広い面積を占有しており、メチャクチャ目立つ。(^^;
ヘッドライト周辺って、駐車場に駐めてる時も視線を集めやすい箇所なので、やっぱ600万円を超えるクルマであれば、ここまで樹脂パーツが侵略してるのは、ちょっとどうかなぁと思うね。(^^;
なので、
これはもし自分が買うとしたら、ボディカラーはブラックしかあり得んなぁと思った。
(2)インテリア・・・★★☆☆☆
インテリアはトヨタって感じやね。
トヨタっぽいセンターディスプレイ周辺は無難にまとまってる感じで、特に個性的なわけでもない。
だが、
クロス張りのダッシュボードはなかなか個性的だ。
メーターパネルは、個性的なデザインにしようとした努力は認めるが、ステアリングがカブって見づらいという、肝心の視認性が設計に考慮されていない。
これ、運転席に座った瞬間に気付くような、「設計ミス」と言っていいぐらいの視認性の悪さなのに、発売まで誰も指摘しなかったのだろうか?
気付いてるけど、
「俺の担当してる部分じゃない」
と、みんながスルーしてしまったのだろうか?
ダチョウ倶楽部やないけど、最後の最後まで、
「じゃあ俺がやるよ」
という奴が現れなかったんだね。。。(-_-;
なんせこのメーターパネルの視認性の悪さについては、試乗の際、私がドラポジを合わせるためにステアリング位置を調整しようとしたのだが、メーターにカブってしまうので思わず、
「ん?!」
と声をあげたら、
私が何を言いたいかを察したのであろう、
すかさず隣の営業マンさんが、
「そうなんですよぉ、
ステアリングがメーターにかかって
隠れるでしょ。(^_^; 」
と、
私が指摘する前に言ってきたぐらいやからね。(^o^)
なので、
まぁ見た目のデザインとしては、特に良くも悪くもなく及第点で3つ★レベルだと思うのだが、メーターパネルとステアリングの位置関係が論外に悪いため、ここは2つ★としておこう。
10.コストパフォーマンス・・・★☆☆☆☆
これは完全に高すぎるわ。(^o^;
まぁ書類選考の段階で高いとは思っていたが、補助金も考慮すれば、内容しだいではあり得なくはない選択肢だな、と考えて試乗したわけだが、この出来栄えじゃあ補助金あっても高いね。(^_^;
確かに気持ちのいい加速と力強さは大きな魅力。
だが、ハンドリングとか居住性など、欠点がヒドすぎて、価格帯を考えると許容できないレベル。
せめて欠点の部分で、3つ★レベルにとどまるような及第点レベルを確保していれば、もうちょっと良い評価をつけられたのだが。。。(-_-;
11.総評・・・★☆☆☆☆
アカン、これは無いわ! (^o^;
スゴくいいところがある反面、
スゴくダメなところもあり、
それがまた「極端」だ。(-_-;
要するに、完成度が低い。(^_^;
内装や装備は「トヨタが担当」という感じだが、それにしちゃあメーターパネルとステアリングの位置関係が悪すぎる。
スバルとの開発分担の「境界線」なのかな?
例えば、
内装は基本的にトヨタが担当してレイアウトを決めたんだけど、ステアリングは機構部分との絡みがあるのでスバルが担当していて、いざガッチャンコしたらステアリングの位置がトヨタの想定とは異なる位置だった、
とか。(^o^;
そこんところのインターフェースを管理・調整する役目の担当者がいなかったのかね?
そうじゃなければ、こんな誰もが一瞬で気付くであろう問題が放置されるはずないだろう。
って、
いくら共同開発といっても、そんなマヌケな体制で開発してるはずないので、ホント、あのレイアウトのヤバさが発売まで放置された理由は、まさに謎でしかない。(-_-)
そして、
この価格帯のクルマとしては不自然すぎるくらいに座面の短いシートは、まず間違いなくトヨタの担当だろう。
トヨタは車種ラインナップが豊富で、しょーもない足グルマが多数存在するだけに、トヨタの開発担当者があのシートに違和感を感じなかったのは仕方がないかもしれない。
でも、スバルが担当してたらあんな座面の短いシートは絶対に採用してないと思うだけに、スバルの開発担当者があのシートに座ったら、何も思わないはずがないのだ。
何が言いたいかと言うと、
確かにそれぞれの担当部分が分かりやすい「共同開発」だが、分担がハッキリしすぎていて、お互いの担当者が相手の担当した部分に対して、全くタッチしていないことも分かりやすい、ということ。
要するに、
お互いに「遠慮しすぎ」なのが、
乗れば分かってしまうのだ。(-_-)
メーターパネルとステアリングの位置関係がマズいと気付いたなら、お互いが相談して折り合いをつけて、メーターパネルとステアリングのレイアウトを調整すべきだ。
「気付かなかった」とは言わせんぞ、
あんな論外なレイアウトで。(-_-)
シートだって、
「これ、
ちょっと座面短くないッスか? (^_^;」
と指摘して、
「安物の足グルマならともかく、
この価格帯でこれはマズいですよ。
もうちょっと座面を長くすることは
できませんか?」
と、改善を提案すべきだと思う。
そういったことが遠慮せずに言い合えて、
お互いの良いところを商品に反映させてこそ、
本当の「共同開発」だと思うのだ。
残念ながらソルテラは、
そういったレベルでの共作ではないようだ。(-_-)
足回りに関しては、それぞれで味付けしてるのだろうと思うのだが、それにしちゃあスバル車とは思えないくらい、随所で一体感が無い。
何かやっぱり、共同開発ということだけでもなく、スバル初の量産EVという部分で、ノウハウ不足というのもあるのだろう。
もちろん、
気持ちのいい加速や、振動の少ない滑らかな乗り心地など、EVならではの良い部分は高いレベルに仕上がっており、強力な魅力も持っているクルマではある。
ただ、
欠点がこの価格帯のクルマとしては致命的なレベルだと思うだけに、私としては、この完成度では次期愛車候補にはなり得ないと判断した。(-_-)
というわけで、
分かりやすい完成度の低さ、ということで、
総評としては1つ★とさせて頂く。
試乗の帰りにプレゼントを頂いたのに、
こんな酷評になって申し訳ないが。^^;
ボルボ福袋に入ってたミニカーより、
こっちのほうがだいぶ上等やね。(^o^;
●「ボルボ福袋」を買った!のだが、、、 (2023/01/16)
なお、
私が指摘した欠点の部分については、当然ながら人によっては許容できる場合もあると思うので、ソルテラの購入を検討されている方は、ぜひ試乗してみることをオススメします。(^_^)
コメント
ソルテラ、bZ4X、新型プリウスのメーターは
最近のプジョー車と同様にステアリングの上から
見る配置にすることによって、運転中の視線移動を
少なくして疲労軽減を狙ったデザインだそうです
(ステアリングにかかる部分には情報が表示されない)
プジョー車も人によってはメーターが見づらいという
批判が出ているので、新しい配置はユーザーが
慣れるまで時間が必要なんでしょうね
辛口系おやじ(管理人)です。
> ソルテラ、bZ4X、新型プリウスのメーターは
> 最近のプジョー車と同様にステアリングの上から
> 見る配置にすることによって、運転中の視線移動を
> 少なくして疲労軽減を狙ったデザインだそうです
ええ。
それは確かにソルテラのWebサイトにも書いてあったんですが、上から見るにはどう考えてもレイアウトに無理があるんです。(^_^;
> (ステアリングにかかる部分には情報が表示されない)
それがね、実際にドラポジを普通に合わせると、メーターの表示部分のど真ん中にステアリングホイールの虹がかかるんです。(^^;
> プジョー車も人によってはメーターが見づらいという
> 批判が出ているので、新しい配置はユーザーが
> 慣れるまで時間が必要なんでしょうね
プジョーは小さい車種になるほど見づらい傾向がありましたが、508では全然問題なかったです。
ってゆーか、
プジョーよりもはるかに見づらいですよ、ソルテラは。(^_^;
メーカーが何と言おうと、
これはもう完全に設計ミスのレベルです。(-_-;
動力性能で絶賛レベルなのに、コスパ評価、トータル評価が1なのはビックリ。
それ以外がよほど酷いんですね。
今後、価格が下がることはまず考えられませんが、マイナーチェンジでネガを潰していけば、評価3ぐらいまで上がるポテンシャルはあると思います。
でも、辛口さんの候補車は評価4以上、フルチェン後の車なので、もう縁がなさそうですね。
辛口系おやじ(管理人)です。
> 動力性能で絶賛レベルなのに、
> コスパ評価、トータル評価が1なのはビックリ。
> それ以外がよほど酷いんですね。
そうですね。
せめて基本的なところはきっちり仕上げてほしかったです。(^^;
> 辛口さんの候補車は評価4以上、
> フルチェン後の車なので、
> もう縁がなさそうですね。
はい。
あれだけ売れてないと、
フルチェンするかどうかも分からないですしね。(^^;
ご無沙汰しております。
メーターパネル、これ、早い話がbZ4Xで出てきた異形ステアリングありきで決められたデザインなんでしょうね。日本では設定無いものの通常の円形に変えるにも配置自体は変更できなかったと。(これ、よく見たら新型プリウスのステアリングと共通品っぽいですね)
メーター位置が中途半端に高いだけならプジョーのような超小径ステアリングを車種専用開発してしまえば補正は利くはずですし。
ロールは・・・あー・・・なんでしょう、重量配分でも間違えたんでしょうか?あるいは大径ホイール履かせるための補填でサスを柔らかくしすぎたとか?もしかすると20インチのSPORT MAXX履いてる上位グレードだと変わったりするのかもしれないですね。(18インチのADVANはスポーツタイヤではないそうで、今後レクサスRXやCX-60の最下位モデルに採用されるようです)
辛口系おやじ(管理人)です。
> メーターパネル、これ、早い話が
> bZ4Xで出てきた異形ステアリングありきで
> 決められたデザインなんでしょうね。
ですね。
それなのに、後になってステアリングの形状だけ普通に変えたものだから、あのメーター配置のデザイン考えたデザイナーにしてみれば、「そりゃあ隠れるよね。(^_^; 」って話なのかもしれません。
普通そこはステアリングを変えたら、全体のレイアウトも見直さないといけないのが当たり前だと思うんですが。。。(-_-;
> 日本では設定無いものの通常の円形に変えるにも
> 配置自体は変更できなかったと。
「えっ!?」と思って調べてみたら、中国ではあの異型ステアリングのままなんですね!
恥ずかしながら知らなかったです。(^_^;
てっきり、新しさをアピールすべく、コンセプトカー的な感じで異型ステアリングを提案して開発を進める中で、結局は、
「さすがにこれは今までのステアリング操作とのギャップが大きくて、危ないかもね。」
となり、最後は「無難」に着地したのだと思ってました。
だから日本だけが丸型になったのではなく、全部丸型になったものと思い込んでました。(^o^;
ってゆーか、あの異型ステアリング見た時、
「どうせこのままでは絶対に発売しないだろう」
と思っていたので、「どうせ丸型になる」という当初からの思い込みもありました。(^^;
> ロールは・・・あー・・・なんでしょう、
> 重量配分でも間違えたんでしょうか?
それが気になって私も帰ってから調べたんですが、どうやらそこはAWDではほぼ50:50になってるらしいので、重量配分の問題ではなさそうです。
> あるいは大径ホイール履かせるための補填で
> サスを柔らかくしすぎたとか?
実際にロールが大きいのかどうかは正直分かりません。
あくまでも「体感」なので。
というのも、
メーターパネルとステアリングのレイアウトが悪すぎるため、ドラポジの調整でかなりシートを上げているため、頭の位置が高いんですよね。
だからクルマ自体のロールはそれほどでなくても、頭の位置が高い分、ロール中心から頭までの距離が長くなりますので、遠心力も強く感じるし、ロール方向に頭が振られる距離も長くなるため、ロールを大きく感じるのかもしれません。
でも、私が問題にしているのはロールの大きさではないんです。
問題は、ロールした状態からの復帰が遅いことです。
試乗記のS字カーブのところでの挙動の記載を見て頂くと分かりますが、最初の一発目のハンドル操作では曲がるんですよ。
問題はそこからすぐに切り返した時、一発目のロールからの復帰が遅いため、戻らないことです。
これはたぶん、普通に走ってたら気付かない問題だと思います。
> 18インチのADVANはスポーツタイヤではないそうで、
> 今後レクサスRXやCX-60の最下位モデルに
> 採用されるようです
そうなんですね。
ADVANと言えば「ADVAN Sport」というイメージが強いですが、今回のソルテラが履いてたのは、今回「Sport」ではなかったので、帰ってから検索してみたら、確かにスポーツタイヤではなさそうですね。
ただ、いろいろ両立した、エコ&コンフォートタイヤという感じの特性内容だったので、まぁたぶん、なんかいろいろ両立してるけど、いろいろ中途半端なタイヤなんでしょうね。(^_^;
ヒョンデのアイオニック5やテスラのモデルYを試乗する予定はないのでしょうか?
ぶっちゃけbZ4X/ソルテラは海外メディアにおいて同価格帯EVの競合と比較すると最低クラスの酷評を頂いてるような車種なんですが、しかしそれでも動力性能や静粛性には満足出来ているのならモデルYやアイオニック5なら間違い無く候補に入ると思います。
辛口系おやじ(管理人)です。
> ヒョンデのアイオニック5や
> テスラのモデルYを試乗する予定は
> ないのでしょうか?
はい、ありません。
「IONIQ 5」は、ヒョンデ再上陸と言えどもディーラー網が現時点ではほぼ無いに等しいですし、整備拠点も少なすぎるため、検討対象外です。
つまり、別に「IONIQ 5」がどうこうじゃなく、ヒョンデというブランド自体が、検討するには時期尚早と考えております。
モデルYは、エクステリアのデザインを見た瞬間に対象外となりました。(^^;
なんか電駆化した部分だけが良くて他の部分が残念無念という内容ですねぇ
PFもEV専用って謳ってるけどRAV4、ハリアーのPFを改造してEV対応にしたとしか思えない感が・・・・
あとステアリングとメーターは自分も実物を見た時に気になったんですがちゃんと指摘があって自分の思い込みじゃなかったと!
個人的にはアリア対抗でRAV4をベースにそれっぽく作りました感がどうも強いんですよねぇ(まぁ後追いでそれっぽく作って同じタイミングで出せるトヨタはある意味凄いですが)
ここの趣旨が購入候補になる車という前提があるから仕方がないんですがEV系は多少なりベンチマークを取るという意味でいくつか試乗してみた方が良いかもしれませんね。
国内で乗れるとしたら上の人が書かれてるモデルYかアイオニックあるいはアリアでしょうけど。
(俺さんは日産アンチになってるからアリアは嫌かもしれませんが。。。)
個人的にはモデルYもアイオニックも問題児なのでアレですが(笑
流石にアイオニックの最小回転半径6mは論外過ぎる
辛口系おやじ(管理人)です。
> なんか電駆化した部分だけが良くて
> 他の部分が残念無念という内容ですねぇ
まさにそんな感じですね。
電動化に関わる部分の完成度は非常に高いものがあるのに対し、それ以外のところの完成度が低すぎます。(^_^;
> PFもEV専用って謳ってるけどRAV4、
> ハリアーのPFを改造して
> EV対応にしたとしか思えない感が・・・・
まぁどんな工業製品も、すべてをゼロから開発する物ってほとんどないですからね。
利用できる部分は利用しながら新しいものを生み出していくという意味では、まぁそれはそれでOKだと思います。(^_^)
> あとステアリングとメーターは
> 自分も実物を見た時に気になったんですが
> ちゃんと指摘があって自分の思い込みじゃなかったと!
あのステアリングとメーターの位置関係で、気にならん人はまずいないでしょう。
開発陣も、あのレイアウトが最悪であることを、分かってて出してるんだろうと思います。
ここにコメント頂いた方から聞いて知ったのですが、中国ではメーターが隠れないような異型ステアリングが採用されている(元々はそれが発表時のステアリング形状だった)みたいなので、そりゃあステアリングだけ丸型に付け替えたら、メーター隠れるのは当たり前の話ですからね。(^_^;
日本ではどうせほとんど売れないだろうから、「まぁいいか」で出したんとちゃいますかね? (^o^)
> EV系は多少なりベンチマークを取るという意味で
> いくつか試乗してみた方が良いかもしれませんね。
クルマを比較することを目的としているならそうなんですけどね。
私が試乗しているのは、おっしゃるように、あくまでも愛車候補を選ぶためですからね。
各特性を評価したうえで、トータルとして「私が気に入るかどうか」だけが重要なので、欲しくないクルマに乗ってまでベンチマークを取る必要がないんですよね。(^_^;
> 国内で乗れるとしたら上の人が書かれてるモデルYか
> アイオニックあるいはアリアでしょうけど。
そうですね。
まぁ乗らないですけどね。(^^;
> (俺さんは日産アンチになってるから
> アリアは嫌かもしれませんが。。。)
はい、アリアに限らず、現時点においては「日産車」そのものが完全に対象外なのでね。(^^;
上層部が総入れ替えになって、ユーザーに対する姿勢も含め、良くない社風が改められた時には、また日産も対象に加えようとは思ってますが。(^_^)
> 流石にアイオニックの最小回転半径6mは論外過ぎる
対象外につき調べてなかったので知りませんでしたが、あのボディサイズで最小回転半径6mはスゴいですね。
ってゆーか、常識はずれというか、もはや異常ですね。(^o^;
気になってちょっとWebサイト見てみたら、最小回転半径「5.99m」と書かれていますね。
最小回転半径が有効数字3ケタで書かれてるのって初めて見ました。(^o^;
さすがにメーカーもあのボディサイズで6mはヤバいと思ってるでしょうから、意地でも「6m」とは書きたくないというメーカーの思いが、実に分かりやすく表れてますね、「5.99m」って。(^o^;
その「1cm」、ホンマにちゃんと測ったんか?
って聞きたいですな。(^o^)
先日のBYD上陸のニュースでやたらキャスターの方が誉めてましたね。でも日本で電気自動車を保有するのはそんなにまだ簡単にはできないでしょうし、それこそトヨタや日産を差し置いて選ぶかと言えば普通は選ばないと思うのですが、どう思いますか?
辛口系おやじ(管理人)です。
> 先日のBYD上陸のニュースで
> やたらキャスターの方が誉めてましたね。
ほぅ、そうなんですか。
私はまだBYDには注目してないので、当分はノーマークです。(^^;
> でも日本で電気自動車を保有するのは
> そんなにまだ簡単にはできないでしょうし、
はい、まだ早いと思います。
自宅での充電も含め、充電インフラの普及もそうですが、そもそも普及した時の電力需要に耐えるには、とりあえず原発がフル稼働せんことには無理ちゃいますかね?
EVなんかほとんど走っていない現状ですら、節電要請とか出してるくらいですからね。(^o^)
> トヨタや日産を差し置いて選ぶか
> と言えば普通は選ばない
> と思うのですが、
そうですね、
普通は選ばないでしょうね。
まぁよほどのアドバンテージがない限り、中華EVを選ぶ度胸のある奴はそうそういないでしょう。(^o^)
そもそも元々がクルマのメーカーではないから、ただでさえクルマとしての安全性に不安があるのに、しかも中華ですからね。
私は命預ける勇気ないですわ。(^o^;
いつも楽しく拝見させて頂いています。
お母様の件、残念です。
誰かを介護するというのは、大変な事です。
本当にお疲れ様でした。
一つお聞き出来ればと思った点ですが、試乗インプレッションというのは、値段に関係なくフラットな目線でみてという事でしょうか?
つまり、300万円の車と500万円の車が同じ土俵で評価されるのでしょうか?
初歩的な質問ですいません。
辛口系おやじ(管理人)です。
> お母様の件、残念です。
> 誰かを介護するというのは、大変な事です。
> 本当にお疲れ様でした。
ありがとうございます。
母の世話をすることで、「会話ができなくなる日は突然おとずれる」、ということを知りました。
もちろん、頭では分かっていたつもりでしたが、分かってませんでした。
最後の会話になると分かってたら、もっと聞きたいことがあったのですが、明日も会話ができるものと勝手に思い込んでいました。。。(-_-;
> 試乗インプレッションというのは、
> 値段に関係なくフラットな目線でみてという事でしょうか?
> つまり、300万円の車と500万円の車が
> 同じ土俵で評価されるのでしょうか?
はい、そうです。
各特性の評価は、値段は関係ありません。
同じ土俵、同じ物差しで評価されて、★の数が決まります。
ただし!
「コスパ」と「総評」だけは違います。
コスパはもちろん、内容に対して値段が妥当かどうかで評価が決まるので、それまでの各項目で良い評価が付いてたとしても、値段が高ければ★の数はあまり付かないかもしれません。
総評は、そのクルマをコスパ含めて総合的に見て、私が「良い」と思えるレベルかどうかで決まります。
例えば、純粋に見ればコスパが悪いクルマであっても、際立って良い部分があって唯一無二の魅力があるようなクルマは、たとえコスパが良くなくても良い評価がつきます。
逆にコスパが良いクルマであっても、特に際立って良い部分がないので欲しいと思えないようなクルマは、良くない評価がつきます。