今さら言うまでもなく、私はクルマ好きだ。
そしてまた、音楽も好きだ。
テレビは基本、「カーグラフィックTV」と、歌番組、音楽情報番組しか見ない。
私はクルマには「こだわり」がある。
そして、音楽に対しても「こだわり」がある。
しかし、
音楽に対する私の「こだわり」を人に語ると、
「変わってるなぁ~~~」
と言われることが多い。(^^;
どこが「変わってる」のか?
クルマと音楽。
一見、何の共通点も無さそうな二者だが、対比してよく考えてみると、両者は意外と似ているというか、共通点が多いことに気が付いた。
今回は私の独自論として、クルマと音楽を対比して論じてみようと思う。
なにしろ「変わってる」と言われることが多いだけに、異論・反論もあることだろう。
だが、以下の独自論により、私の「こだわり」には一貫性があることを主張したい。(^_^)
目次
「誰聴くん?」とか理解不能!
よく人に、私が音楽が好きだと話すと、
「誰聴くん?」
と聞いてくる奴がいる。
ってゆーか、かなりの確率でそう聞いてくる。(^_^;
この質問が私には理解不能だ。
なぜなら、私が聴いているのは「音楽」であって、「誰」ではないからだ。
どうやら「どのアーティストの曲を聞くの?」という意味で聞いているようなのだが、その質問に対する私の答えとしては、
「誰というか、気に入った曲を聴いてるだけなので、いろいろ。」
ということになる。
では以下で、これをクルマに置き換えて考えてみるとしよう。
楽曲はクルマ(車種)、アーティストはメーカー(ブランド)
私はメーカー(ブランド)に関係なく、「クルマ」そのものに注目し、気に入ったクルマを購入する。
同じように、私はアーティストに関係なく、「楽曲」そのものに注目し、気に入った楽曲を聴く。
どうだろう?
私の「こだわり」には、クルマに関しても、音楽に関しても、一貫性がある。
と、私自身は思っているのだが、どうも他人から見れば、それは「変わってる」らしい。(^_^;
私はアーティストの「ファン」になったことがない
私が気に入るかどうかは楽曲が自分の好みに合うかどうかが全てであり、その曲を歌っているアーティストが誰なのかはどうでもいい。
だから、特定のアーティストの曲ばかりを聴くということはない。
つまり、特定のアーティストのファンになったことがない。
Aというアーティストの、ある楽曲が好きだからといって、Aというアーティストの楽曲すべてが好きなわけではない。
良い曲もあれば、クソ曲もある、そういうモンだろう。
(ファンに言わせれば「そんなことない!」のかもしれないが)
だからライブに行きたいとか、アーティスト本人を生で見たいなどとは一切思わない。
ってゆーか、むしろライブには行きたくない。
私は録音された「完成された楽曲」が気に入ってるのであって、ライブでの「完璧ではない音」など、わざわざお金を払って聴きたくないのだ。
そもそもライブなど、観客の声がウルサすぎて邪魔だ。
それに、好きな楽曲以外の曲もリストに入ってるだろうし、そんなどうでもいい曲を聴くために時間を使いたくない。
ちょっと話が逸れたが、これをクルマに置き換えれば、私はクルマそのものが好みに合うかどうかでクルマを選んでいるのであって、そのクルマがどのメーカーのクルマなのかはどうでもいい。
だから、特定のメーカーのクルマばかり買うということはない。
つまり、特定のメーカーのファンになったことがない。
Aというメーカーの、あるクルマが好きだからといって、Aというメーカーのクルマすべてが好きなわけではない。
良いクルマもあれば、クソカーもある、そういうモンだろう。(^o^)
「フィーリング」にも共通点が
私はクルマについて語る時、よく「フィーリング」という言葉を使う。
これは音楽にも当てはまる。
例えば、私の好きな楽曲があったとしよう。
「その曲のどこが好き?」
と聞かれると、これは難しい。
よく「歌詞がいい!」とか言うが、曲がその詞とマッチしてこそ歌詞が響くのであって、どんなに良い歌詞でも曲が良くなければ全く響かない。
そういう意味では、歌詞も「音」のうちなのだ。
歌詞の生み出すリズムや音を曲に乗せた時、キレイに小気味よく響くかどうかが重要なのだ。
「声」だってそうだ。
「このアーティストのこの声だからこそ、この曲に合う!」ということもある。
分かりやすい例を挙げよう。
過去に大ヒットした曲を同じアーティストが歌う場合。
歳をとり、もはや当時のような高音が出ないため、キーを下げて歌ったりすることが歌番組ではよくあるが、そうするとちっとも良い曲と感じなかったりしないだろうか? (^_^;
「いや、その声、そのキーで歌われても、それは違うんだよなぁ。。。」
みたいな。(^o^)
まぁこれには異論もあるだろう。だが、少なくとも私はそう思っている。
クルマも同じで、単にパワーがあるとかエンジン音がいいとか乗り心地がいいとか、そういう部分的な要素というよりは、それぞれが互いの良いところを引き立てあって、クルマのキャラクターを表現できているかどうか。
そこがまさに「フィーリング」に通じるところであり、クルマという全体をみたときの印象に大きく影響すると思うのだ。
私がよく、
「スペックうんぬんではなく、乗ってみてどう感じるか、それが重要だ」
というのは、そういうことだ。
というわけで、いかがだろうか?
クルマと音楽、なんだか共通点があるように感じない?
感じないか。
まぁいいや。(^o^)
じゃあ最後にオマケ。
音楽とクルマの「韓流」について語って、この話題を締めくくろう。(^_^)
韓流もアリ!
韓流アーティストの楽曲は日本でもPOPシーンを賑わせているが、クルマに関してはヒュンダイが撤退して以来、日本には韓国車ディーラーが無い。
そのため、実質的に韓国車という選択肢は無い。(-_-)
何度も言うように、私は「クルマ」にはこだわるがメーカーにこだわりはない。
良くも悪くも国際情勢に無関心なので、韓国だからイヤだとか、中国だからイヤだということもない。
楽曲さえ、いや、クルマさえ良ければウェルカムだ。(^_^)
なので、最近評価が急上昇している韓国車も、どんどん日本に入ってきてもらいたいと思っている。
以前に韓国車に試乗した時はあまりにもヒドかったけど、あれから韓国車がどれぐらい進歩したのか、ぜひ確かめて見たいものだ。(^o^)
ちなみに、「以前の韓国車」とはどの程度のモノだったのか。
これまで公開したことのない試乗記を以下に公開しよう。(^_^)
2002年に書かれたものだけに、随所に時代を感じるキーワードも登場する。
ノスタルジーに浸りながら読んでくれたまえ。(^o^)
【試乗記】 ヒュンダイ XG 300L ナビエディション
年式 | 2001年式 |
車名 | XG |
グレード | 300L ナビエディション |
排気量 | 3.0リッター(自然吸気) |
最高出力 | 184ps/5500rpm |
最大トルク | 25.8kgf・m/3500rpm |
車両本体価格 | 289万8000円(税抜) |
試乗日 | 2002年11月16日 |
まずはヒュンダイについて少し。
ヒュンダイは韓国の自動車メーカー。
韓国で50%のシェアを誇っており、グループ会社を含めると75%という圧倒的シェアを保持している。
世界的に見てもグループ合計で世界8位という販売台数。
にもかかわらず、これまでは韓国における日本文化規制により、日本への輸出はされていなかった。
しかし1999年の開放政策により輸出が認められ、日本へ進出してきた。
【動力性能】・・・★★★☆☆
3リッターという排気量で184馬力、25.8キロというスペックは、国産車と比較すると明らかに劣っている。しかし、車はスペックではない。
乗ってみてどうか、それが全てだ。
車重1630キロの割りには重さを感じさせない。
実用域では問題ないレベルの性能だった。
発進、加速、いずれもストレスなくこなしていた。
高級車としてのゆとりを求めると少し物足りないが、特にケチをつけるポイントでもないだろうといったところ。
【乗り心地】・・・★★☆☆☆
これはよろしくない。
高級車という位置付けであるにもかかわらず、なめらかさのかけらもない。
路面のデコボコによる突き上げに対して、衝撃吸収がまったくなっとらん。
また、突き上げをくらった時にボディが発する音も重厚感がなく、とても高級車という位置付けにある車とは思えない。
正直、あまりのデキの悪さに、「この程度がヒュンダイの最高峰なんですか?」と、助手席の営業マンに言いそうになった。
【居住性】・・・★★★★☆
これは合格点。俺くらいの身長の人間が前後に乗っても、後席のヒザ元には余裕があり、頭上の窮屈さも感じなかった。
まぁ全長4865mm、全幅1825mmもあれば、当然と言えば当然かもしれないが。
とにかく、俺のセドリックよりは確実に広い。
【静粛性】・・・★★☆☆☆
いかん!これは高級車としては最悪だ!こんな音をたてる高級車があっていいものか。
発進時はどんな車でも、ある程度のエンジン音はするものだから、多少は覚悟してアクセルを踏んだ。
が、俺の想像をはるかに上回る音がしたので、少しビックリしたくらいだ。
安定走行時はそこそこ静かだが、それは今やどんな車でも当り前のこと。
加速時はどうかと期待を込めてアクセルを踏み込むと、3リッターエンジンの音とは思えない軽い音というか、薄い音がした。
これがまた静かでもなく、聞こえる音に重厚感もなく、いいところ無し。
頑張って遮音したけど遮音しきれず、中途半端に音を通過させてしまったことにより重厚感までなくなった最悪のケースと言えるだろう。
【内装質感】・・・★★★☆☆
本革を基調としたインテリアに木目パネルが組み合わされ、なかなか質感のある内装となっている。
特に木目パネルは実に深みのある色と模様で、さわってみると、恐らく無垢の木であろうことが感じとれる、質感のあるものとなっている。
低価格ながらここまで頑張った内装は非常に素晴らしい、
と言いたいところなのだが、これまた頑張りきれてないところが!
それはインパネのデザイン。
カーステとカーナビが不自然な収まり具合で、後からとってつけたような一体感の無さ。
こんなインパネデザインは、200万以下の大衆車がやることですよ。
やはり高級車なら、インテリアとマッチさせた専用装備で、一体感と共に上質感を出さなければ。
この点が大きなマイナスポイント。4つ★まであと一歩だったのに、残念。
【装備】・・・★★★☆☆
そこそこは充実している。
ただ、カーステはナビと一体型となっており、MD、CDが装備されているもので、いずれも1枚ずつしか入らない。
CDに関してはチェンジャー装備が主流となりつつあるので、もうひと頑張りして欲しかった。
とにかく、特筆するようないろんな機能が付いているわけではないが、基本的なところをしっかりおさえている感じ。
空気の汚れを感知して外気導入と内気循環を自動的に切り換えるエアコン。
シートポジション記憶機能及びシートヒーター付きの本革パワーシート。
試乗時に使ってみたわけではないが、高級車という位置付けを目指して作られたことがわかる装備と言えるだろう。
【カーステ音質】・・・-----
これは聴くのを忘れた。
というより、あまりにも「走りの質感の無さ」にガッカリして、買う気が無くなったため、聴くだけ無駄という判断。
いかにいい音が聴こえたとしても、それ以前に論外だから。
【総評】・・・★★☆☆☆
ひとことで言ってしまうと、「韓国車、期待外れ」といったところ。
実は先週パンフレットだけを先にもらっていて、試乗予約をして今週試乗の運びとなったのだが、パンフレットがアピールする各説明文を見て大いに期待していた。
「韓国車、みんな知らずにナメてるけど、実は結構ええでぇ。」と、インプレに書けるのではないかと。
しかし、現実は厳しいものだった。
XG300Lは、ヒュンダイのラインナップで最高峰に位置するもので、「高級」を追求して作ったとのうたい文句だったが、国産の高級車と比較するとあからさまに劣っている。
「低価格で上質」を武器に、日本の高級車に勝負を挑んできたわけだが、はっきり言って勝負にならない。
高級車としては、乗り心地と静粛性に関しては論外。それは上のインプレに書いた通りだが、その他いろんな面で「音」に対する処理が甘い。
試乗の最中、突然「バンッ!」という音がした。
俺は車をどこかに擦ったのかとビックリし、
「今の音は?!」
と助手席の営業マンに聞いた。
すると、
「車速感応式自動ドアロックが作動したんです」と。。。。
あんなデカい音をたてるドアロックがあってたまるかボケ!
高級車の自動ドアロックは「カシャッ」という音で閉まるのが国産車なら常識だ!
あと、ドアの開閉音、ドアはゴツいが音は薄い。
あれじゃダメだ。ぜんぜん高級車らしくない。
さらにはシフトレバーを動かしたときの感触が最悪。
普通はPからR、N、Dと、レバーを動かす過程で「カシッ、カシッ」という感触があるものだが、感触が薄く、Dレンジにレバーを動かしても、ちゃんとDレンジに入ってるのかどうかはっきりしない。
実に安っぽい感触だった。
とにかく、「最高峰」があの程度では、韓国車が日本車と高級車路線で五分に戦えるようになるには、韓国の技術の進歩がいかに早くても、間違いなくあと5年以上はかかるなぁと思った。
韓国車の良さをみんなに伝えようと思い試乗したが、逆に日本車のレベルの高さを実感するハメにあった1日でした。
コメント
BS日テレに、おぎやはぎの愛車遍歴という番組があります。
辛口さんの需要に合う番組かは分かりませんが、良い番組だと思いますので、ご参考までに。
辛口系おやじ(管理人)です。
ほぅ、そんな番組があるんですか。
じゃあちょっと見てみます。
情報ありがとうございます。(^^)
「愛車遍歴」面白いですね。石田純一さんのゲスト回とか笑えました。
①「不倫は文化」発言でCM・TVを干される。
↓
②金が無くなりマンションの家賃も厳しくなる。
↓
③故人となった母が「将来何かあった時のために…」と残してくれた貯金¥500万をおもいだす。 ↓
④その虎の子の貯金を頭金にしてフェラーリを買う(意味不明)
↓
⑤一週間でフェラーリが謎の炎上事故、当然の如くディーラーに文句を言いに向かう。
↓
⑥ディーラーから「お客様、フェラーリは世界でもお客様方の様な選ばれた方が買われるものでありまして、そういった方々がこういうクレームを言うのはあまり好ましい事ではありません。しかし、今回お客様がこういった事故にあわれた事には我々も非常に心を痛めております。そこでいかがでしょう?今なら新型のフェラーリが〇割引で…」と圧倒的上から目線で逆説教と新車のセールスをされる。
とかいうエピソードがありました。
辛口系おやじ(管理人)です。
芸能人のクルマって、チョイチョイ炎上事故起こしますよね、フミヤのベンツとか。(^o^;
しかし、もし自分のクルマだったら絶対に納得できないですね。
まぁ私はフェラーリを買うほどお金が無いし、そもそもお金があってもフェラーリが欲しいとは思わないので、炎上してフェラーリディーラーと戦うことは一生ないですが。(^o^)
普通なら頭にくるこんな話でも、石田純一のキャラクターならネタとして使えるし、そういう意味では彼はそんなに損はしてないと思います。(^o^)