先日アップした記事、
はお読み頂けただろうか?
記事の最後で予告していた通り、今回の記事は、
私が実際にクルマ売却後に体験した「嫌な事」
についてのお話をさせて頂く。
「嫌な事」、まぁはっきり言っちゃうと、クルマを売却する際にトラブルが発生したわけだ。(^_^;
それはどのクルマを売却した時の話なのかと言うと、
「日産 セドリック」である。
ちなみに、私が乗っていたセドリックとほぼ同じ中古車を紹介するとこんな感じ。
セドリック 250LVプレミアムLTD ハードトップ ETC 純正アルミ(日産)【中古】
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私が乗ってた車両は平成13年(2001年)にマイナーチェンジされたモデルなので、この中古車よりは少し新しいのだが、まぁフロントグリルが少し違うとか車名のロゴ書体が異なるといった違いはあるものの、見た目の違いはあまり無い。
ただし、ボディカラーは、私が乗っていたのはダークブルーで、内装色はブラック系だった。
でもまぁ、上記の中古車の雰囲気はほぼそのまんま私が乗っていたセドリックに近い。
懐かしいなぁ。(^_^;
セドリックではいろいろあったし、いろいろ勉強させてもらった。
思えば、私がオートバックソ、、、失礼、オートバックスの整備と決別したのも、セドリックのオイル交換でトラブったのがきっかけだったなぁ。(^o^;
などと、懐かしんでないで、話を進めよう。(^^;
とにかく、私にとって、初めての単独所有での愛車が、このセドリック。
なので、「クルマを売却する」という経験も、セドリックを売却した時が初めてだった。
その「初めてのクルマ売却」で、トラブルに巻き込まれたのである。(^o^;
さて、私はセドリックを売却した際、どんなトラブルに巻き込まれたのか?
以下、興味のある方はご覧下さい。
また、今後、クルマの買取業者に愛車を査定してもらう予定のある人は、目を通しておいて頂くとよろしいかと。(^^)
目次
1.私が「ドキッ!」とした理由
先日の記事で、自宅に荷物が届いた時、その荷物の送り主が愛車(BMW)の売却先の業者だと分かった時に、
「この状況って、ドキッ!としない?」
と書いた。
なぜ私はドキッ!としたのか?
それは、過去の苦い思い出があったからなのだ。(-_-)
つまり、今回お話しする「クルマ売却でのトラブル」こそが、その苦い思い出だ。
あれ以来、
「クルマ売却後に業者から何らかの連絡があるということ、イコール、ろくな話じゃない」
という認識が、自分の中にはあったのだ。(^_^;
2.一括査定でセドリックを売却!
以前からブログで申し上げている通り、私は愛車を出来るだけ高く売るために、クルマ売却の際には無料の一括査定サービスを利用している。
セドリックを売却する際も一括査定サービスを利用した。
しかし、4社ほどに査定してもらったのだが、その査定額はディーラーの下取りよりは多少マシなものの、いずれも決して私の満足のいく額ではなかった。(-_-)
というのも、、、
私のセドリックには、下記の減点ポイントがあったからだ。
●左後部フェンダーを大規模に修理している
●色が不人気色(ダークブルー)で色減点がMAX
(1)左後部フェンダーの大規模修理について
実は私のセドリック、けっこう派手に当てられたことがあるのだ。
近所のコンビニ(ファミマ)の駐車場にクルマをとめて買い物をし、店から出ると2人の老夫婦がセドリックの前に立っていて、
「すみません、バックで出る際に、当ててしまいました。」
という。。。(-_-;
見ると、左後部フェンダーにまともにブチ当てられていて、かなり広範囲にベコッ!とへっこんでいるではないか!! (*o*)
まぁ当て逃げせずに私が出てくるまで待っていて、「ちゃんと私どもの加入している保険で直させて頂きます」と言うのだから、私もそうムキになって怒るわけにもいかない。
そうは言っても、私の愛車である以上、パッと見で分かるような中途半端な修理で許すつもりはない。
なので、保険会社が指定するような修理工場に頼むつもりはない。
ちゃんと私が信頼している正規ディーラーで、完璧に修理してもらう。
そうでなければ許せない。
相手の保険会社にその思いをぶつけると、意外とすんなりOKが出た。(^o^)
というわけで、私はすぐにディーラーにクルマを持ち込み、こうお願いした。
「誰が見ても分からないぐらい、『完璧に』直して下さい。修理代はメッチャ高くなってもいいので。俺が払うんじゃないし。(^o^)」
と。(-_-)
すると、本当に完璧に直って返ってきた。(^o^)
うん、これは誰が見ても分からない、色のぼかしも完璧だ。(^^)
修理代がいくらかかったかはもう忘れたが、数十万円かかってたのは確かだ。(^^;
そして、この修理代を保険会社に請求したわけだが、
「『過剰な修理』などと言い出したらブチ切れてやる!」
と身構えていた割には、あっさりと出してくれた。
なかなか金払いのいい保険会社だ。(^o^;
以上が左後部フェンダーを大規模修理した経緯だ。
(2)悲しすぎる「色減点」のムゴさ!
私のセドリックのボディカラー「ダークブルー」。
これが最低レベルの不人気色だったらしく、その色減点の金額がなんと20万円! (*o*)
「白か黒だったらもっと良い金額を付けられたのですが・・・」、と言われた。
車種にもよるそうだが、特に高級セダン系は「白」と「黒」の需要が圧倒的で、それ以外は厳しい傾向があるという話だった。
本当かどうかは分からない、安い査定額で納得させるために大袈裟に言ってるのかもしれない。
ただ、色だけで査定額に数十万円レベルの差がつくことだけは確かである。(-_-)
3.安いながらも一番マシな額だった業者に売却
査定前には洗車もした。
汚れたままのほうが査定に有利という人もいるが、いくら有利だからといって、愛車とお別れするのに汚れた状態のまま送り出す神経が私には理解できない。
有利だろうが不利だろうが洗車をする。
そこは私の信念として譲れないところである。
そして、修理した左後部フェンダー。
これについても、言わなければ分からないぐらい完璧に直っていたが、
「この部分は当てられたので、修理しています」
と、業者には伝えた上で査定してもらった。
つまり、私としては、愛車に対しても業者に対しても、最大限の誠意を持って正直に向き合ったつもりだ。
しかし、現実は厳しい。
先に述べた通り、どの業者も私が望むような査定額はつけてくれなかった。
だが、その中でも、他の業者より10万円ほど高めの査定額を付けてくれた業者があったので、その業者にセドリックを売ることにした。
その日の夕方、私のセドリックは買取業者の元へと去っていった。(-_-)
4.売却した翌日、買取業者から電話が!
愛車セドリックとお別れした翌日、買取業者から電話がかかってきた。
その時点では、私は、
「昨日はおクルマをお売り頂きまして、ありがとうございました」
といった、挨拶的な電話かな、などと思っていた。(^o^)
しかし!!
そんな生易しい電話ではなかった。
業者:
「あのクルマ、
フェンダー交換してますよね?!」
意味が分からなかった。
確かにフェンダーは修理しているが、「交換した」という意識は私には無い。
私はディーラーに、「誰が見ても分からないぐらい、完璧に直して下さい」とお願いしただけである。
そして実際、見事にキレイに直って返ってきたわけで、修理後の状態には満足していたし、査定士も修理した部分を見て「キレイに直ってますね」と言っていたはずだ。
私:
「交換したかどうかは知らないですけど、
事前にお伝えした通り、修理はしてますよ」
業者:
「板金修理かと思ってたんですが、
交換となると話が変わってきますよ!
交換だったらあの査定額では買い取れないです!」
その頃の私は分かってなかったのだが、どうやら「フェンダー交換」というのは、フェンダーを切って貼り直すことをフェンダー交換というらしいのだ。
交換、交換と言うので、私はてっきりフェンダーの何らかのパーツを交換しているという意味なのかと思っていたのだが、要するに業者は、「ボディにメスが入ってるじゃないか!」ってことを言いたいらしい。(-_-;
私:
「買い取れないって、
今さらそんなこと言われても困りますよ!
あの金額で買い取ってもらうこと前提で
乗り替えの話もお金のやりくりも
進んでるんですから!」
業者:
「いや、交換したなら交換したって
言ってもらわないと、
重大事項を隠して売った
ということになりますから、
契約不成立ですよ」
私:
「隠す!?
隠してないやん!
修理してるってゆーたし、
修理した箇所も範囲も具体的に伝えたやん!
なんで素人の俺がクルマの修理方法まで
アンタに説明せなアカンねん!
そんなモン知らんがな!」
その後は私も少々感情的になっていたので、詳しいやりとりは覚えていない。
とにかく、私としては誠実に査定に立ち会ったつもりだったのに、「隠した」などと卑怯者扱いされたことが許せなかった。
その後、修理したディーラーも含めて話をし、結局はそのままの査定額で買い取ってもらうことになったのでよかったのだが。。。
しかし、初めてクルマを売ってこんなトラブルに巻き込まれると、やはり強く心に残るものである。(-_-)
5.どこまで告知義務があるのか知らないが・・・
クルマを売却する際には、そのクルマの状態について隠して売ってはいけない事由、つまり、売る側の人間に対し告知義務が発生するものもあるらしい(例えば、水没したことなど)。
あのセドリックのフェンダー交換とやらに、告知義務あったのかどうかは私は知らない。
ただ、普通に考えて、
「ここ、修理しましたよ」
とまで伝えているのに、「重大事項を隠して売った!」などと言われる筋合いはないと、今でも思っている。
こっちは「修理した」と言ってるのだから、そこがどのように修理されていて、どれぐらい査定額に影響する修理なのかをチェックするのは、査定士の仕事ではないだろうか?
まぁあの査定士も、クルマを店舗に持って帰って、他の査定士にフェンダー交換の形跡を指摘されて慌てて電話してきたんだろうけど、どう考えても自分のミスを客のせいにしようとした行為としか思えない。(-_-)
ギリギリでお金を回している私にとって、あの電話がどれだけショックで、どれだけ私を不安にさせたか、あの査定士は分かっているのだろうか?
それに、ツラかったのはお金の問題だけではない。
せっかく洗車までしてキレイな状態で送り出したのに、後からケチをつけられて「こんなの買い取れない」などと、我が愛車セドリックを「厄介者扱い」されたことにも腹が立つというか、セドリックがかわいそうに思えて、、、それがまたツラかった。。。(-_-;
こっちとしても、
「そんなこと言うなら買ってもらわんで結構や!
ってゆーか、アンタなんかには売らん!
今すぐ返しに来い!」
って言い返してやりたいところだったが、金銭的に余裕の無い状態で乗り替えの話を進めていただけにそういうわけにもいかず、やはりそこは買い取ってもらわないと困るという。。。(-_-;
そんな自分が情けないやら、尊厳を守ってやれなかったセドリックに対して申し訳ないやらで。。。
とにかく、クルマを売ってこんな嫌な気分になるなんて思ってもみなかった。(-_-)
その業者(チェーン店)は今でも存在するが、それ以来、私はその業者だけは相手にしないことにしている。
もちろん、同じ業者で働いている多くの査定士さんはそんな人ばかりではないと思うので、その中のたった1人との売買契約で嫌な思いをしたからといって、全体が悪いとまで言うつもりはない。
だからその業者の名前はあえて言わないでおく。(-_-)
だけど、私にとってあの経験はトラウマだ。
「そんな業者とは今後一切関わりたくない!」と思うことは許して頂きたい。
以上、私が体験した、クルマ売却時のトラブルについてでした!
皆さんはこれを読んでも恐れることなく、一括査定で高値での売却を目指して下さい。
もちろん、ノートラブルで。(^o^;
コメント
その査定士絶対やっつけ仕事で見落としていたんでしょうね。それで保身の為に管理人様に責任を押し付けたのだと思います。そうでなければきちんと見つけて修理と言いましたが交換ですかみたいに聞いてくる筈です。修理と言っても素人は依頼後どのような方法の修理なのかは具体的に指示しない限り依頼店に一任になるからです。
辛口系おやじ(管理人)です。
いやぁ、やっつけ仕事と言うには長すぎるぐらい、時間かけて査定して、査定額の交渉でも本部に何度も電話して、やっと決着したぐらいなんですけどねぇ。(^^;
勝手に板金修理と思い込んで、ちゃんとチェックしてなかっただけで、本人としてはやっつけでやったつもりはないと思います。
「思い込み」とは恐ろしいものです。(^_^;
私も初めての単独所有のクルマだったこともあり、修理を経験したのもその時が最初だったので、修理に関する知識も全く無かっただけに、相手の言う「フェンダー交換」の意味すら分かってなかったですからねぇ。(^^;
とにかく、見た目に分からないように「キレイ」に直っているかどうか、ということしか気にしてなかったし、実際キレイに直っていたので、むしろ、
「どうだ!言われて見ても分からんぐらいキレイに直ってるだろ!?」
ぐらいの気持ちで見てもらっていたので、「隠す」などという気持ちは微塵もありませんでした。
それなのに、私が隠し事をしたかのような言い方をされたので、あの時はホントに頭にきました。(-_-)
板金より交換の方が減点が大きいのはよくわかりませんね
事故車でもないのにそんなに影響するもんなんでしょうか
自分も初めて売った時は正直に言いましたけどあんまり査定に影響してた感じがしません
(単純に過走行でガッツリ引かれた感じでした)
辛口系おやじ(管理人)です。
> 板金より交換の方が減点が大きいのはよくわかりませんね
私も、板金修理ではキレイに直らないから、交換したのだろうと思うので、あれだけキレイに直っていて交換だと減点が大きいというのは納得がいきませんでした。
でも、ネットで調べてみたら、確かにリヤフェンダーの交換は「修復歴にならない」という話もあれば、「修復歴になる」という話もあって、同じ「交換」でもその程度によってかなり判断が分かれているように感じます。
あの業者は、「修復歴になる」と判断したんじゃないでしょうか?
そうでないなら、よりキレイに直っている交換修理のほうが減点が大きいはずがないと思うのです。
だって、買うほうにしたって、見た目に修理跡が分かる中古車よりも、キレイに直ってる中古車を選ぶと思いますし。
少なくとも私ならキレイなほうを選びます。
まぁ今となっては「勉強になった」と思える経験の1つですが、やはり売った後に業者から連絡があるとビクッ!としてしまいます。
トラウマですね。(^^;
10年前に車屋で働いていた経験からなんですが、今回のケースは告知義務に違反する要素は何処にもないですよ!
査定士の資格も持っていますが、聞かれなくても告知義務があるものは「冠水車」「走行距離の改ざん」が主なものになります。
修復歴などは聞かれたのに「嘘をついた場合」が該当したかと思いますが、修復範囲の判断は査定時のチェックである程度わかりますので、今回のケースは査定員のミスなのです。
この場合、売買契約書の方が有効になるはずです。
辛口系おやじ(管理人)です。
やっぱり!そうですよね!
あのフェンダー交換に、告知義務なんか無いですよね!
こっちが何も知らないと思って騙そうとしやがって!あのクソ査定士! (^o^)
プロの方のお話が聞けて、私が悪くないことがはっきりして、なんだかスッとしました。
ありがとうございます! (^_^)