マツダ3(MAZDA3)書類選考の結果・・・

 5月24日、マツダ3(MAZDA3)が正式に発売開始となった。

(参考)
●新世代商品第一弾、「MAZDA3」の国内販売を開始
https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2019/201905/190524a.html

 皆さんご存知の通り、「マツダ3」という車名は、これまでは「アクセラ」の海外名として使われてきた車名だ。

しかし今回、アクセラのフルモデルチェンジを機に、日本での車名もマツダ3(MAZDA3)に統一された。

マツダMAZDA3のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 第585弾)

 「マツダ3」はマツダの新世代商品の第一弾となるクルマ。

このタイミングで車名を変えたことは、新世代商品であることを明確にアピールする意味で、分かりやすくていいと思う。

そして、マツダが目指す「ブランド力の向上」という意味でも、社名を車名にしたのは大きな意味があると思う。

なにせ、いまだに日本では「マツダ」と聞くと、「マツダ地獄」というネガティブなイメージを連想する人が多くいるからだ。

新世代商品として「マツダ」を名乗るクルマがその出来の良さで評判になれば、それは「マツダ」という響きをポジティブなものへと変えていく大きな力になるはずだ。

 と、そんな前置きはどうでもいい。(^o^)

マツダ3の書類選考をおこなったので、今回はその書類選考の結果についてお話ししようと思う。

1.私が選んだボディタイプはこれだ!

 マツダ3には、「ファストバック」「セダン」、2つのボディタイプがある。

どちらのボディタイプを選ぶかは、実車を見たり、試乗してから決めるのもアリだと思うのだが、今回のマツダ3に関しては、私は書類選考の段階で希望のボディタイプを絞った

 私が選んだボディタイプは・・・

ファストバックです! (^_^)

 なぜ実車も見ずに、ファストバックに絞ったのか?

その理由を以下で説明しよう。

(1)新デザインとの調和が一枚上手!

 私がファストバックを選んだ理由の1つは、

「今回の新デザインによるサイドビューのラインの表現は、ファストバックのフォルムとの親和性が非常に高い

と感じたから。

●ファストバックのサイドビュー

●セダンのサイドビュー

 いや、見ての通り、セダンのデザインが悪いわけではないよ。

セダンも十分カッコいいと思う。

ただ、ファストバックのほうが、「リヤのデザインが完結してる」というか、全体として見た時の調和が、セダンより一枚上手だな、と。

 ファストバックに比べると、セダンのデザインはリヤがやや窮屈だ。

今回の流れるような妖艶なデザインを表現し切ろうと思ったら、やはりアテンザぐらいの寸法が欲しい。

 逆に言えば、次期アテンザ(恐らく「マツダ6(MAZDA6)」に車名を変えてくるはずだが)のセダンには期待が持てるし、どんなデザインで出てくるか楽しみだ。

なので、セダンを望むのであれば、アテンザのフルモデルチェンジを待ったほうがいい

そう考えての、「マツダ3はファストバックで決まり!」という判断だ。(^_^)

(2)グレード構成的に、主役は明白

 「ファストバック」と「セダン」では、グレード構成が異なる。

それぞれのグレード構成は以下の通りだ。

●ファストバックのグレード構成
・15S(ファストバックのみ)
・15S Touring(ファストバックのみ)

・20S PROACTIVE
・20S PROACTIVE Touring Selection
・20S L Package
・20S Burgundy Selection(ファストバックのみ)

・XD PROACTIVE
・XD PROACTIVE Touring Selection
・XD L Package
・XD Burgundy Selection(ファストバックのみ)

・X PROACTIVE
・X PROACTIVE Touring Selection
・X L Package
・X Burgundy Selection(ファストバックのみ)

●セダンのグレード構成
・20S PROACTIVE
・20S PROACTIVE Touring Selection
・20S L Package

・XD PROACTIVE
・XD PROACTIVE Touring Selection
・XD L Package

・X PROACTIVE
・X PROACTIVE Touring Selection
・X L Package

 ご覧の通り、セダンには1.5リッターモデルがラインナップされていない。

また、インテリアに赤レザーを使用した上級グレード「Burgundy Selection」も、セダンにはラインナップされていない。

このことからも、メーカーが「マツダ3の主役はファストバック」と考えていることは明白だ。

 それに、普通に「アクセラ」と言えば、ハッチバックの「アクセラ スポーツ」をイメージするというか、暗黙の了解ってわけじゃないけど、

「アクセラ = アクセラ スポーツ」

という感じがあるよね。(^o^;

 インプレッサもそうやね。

普通に「インプレッサ」と言えば、ハッチバックの「インプレッサ スポーツ」がイメージされる。

セダンの「インプレッサ G4」の場合、「インプレッサに乗ってます」という人より、「G4に乗ってます」という人の方が多いんじゃないかな?

 まぁそんな感じなので、マツダ3のイメージを牽引するモデルは、あくまでも「ファストバック」なのだ

特にセダンにこだわる理由がないのであれば、ファストバックを選ぶのが普通というものだろう。(^_^)

 えっ?

「じゃあなぜお前はインプレッサのボディタイプを選ぶ際、普通じゃないほうのセダン、インプレッサ G4を選んだんだ?」

ってか?

その理由は、過去記事で書いているので、興味のある方は下記の参考記事を参照下さい。(^^;

2.私が選んだグレードはこれだ!

 結論から言おう。

私が選んだグレードは、、、

・20S PROACTIVE Touring Selection
・X PROACTIVE Touring Selection

の2つだ。

 つまり、エンジンで言えば、定番の2.0リッターガソリンエンジンを搭載したグレードと、新型エンジンを搭載したグレード。

装備で言えば、「PROACTIVE Touring Selection」と名付けられたグレードだ。

 逆に言うと、この2つのグレード以外は、私の愛車候補としては対象外となる。

 では、私はなぜこの2つのグレードを選んだのか?

その理由を以下で説明しよう。

(1)ALHが標準装備

 現在のマツダ車における魅力的な装備の1つと言えば、「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」。

先行車や対向車の状況を判断し、ヘッドライトを部分消灯するなどして照射範囲を自動で調整してくれる機能だ。

マツダ車を買うなら、ぜひともALHが付いているグレードを選びたい。

 ちなみに、1.5リッターのグレード(15S系)にはALHが装備されておらず、オプション設定もない。

その代わり、単純にロービームとハイビームを切り換える「ハイビームコントロールシステム(HBC)」が付いている。

まぁ普通に考えれば、このクラスならHBCが付いてるだけでもOKではあるのだが、そこはせっかくマツダ車なのだから、ALHが付いているグレードを選ばないともったいない。

そう考えると、ALHが付かないという時点で、私としては1.5リッターのグレード(15S系)は対象外、という判断になる。

(2)UV、IRカットガラスが標準装備

 「PROACTIV Touring Selection」では、フロントドアガラスにスーパーUVカット、フロントガラスとフロンドドアガラスにIRカットの機能がついている。

 1つ下のグレード「PROACTIV」では、これらはオプション設定になる。

そして注意すべきは、不思議なことに1つ上のグレード「L Package」でも、これらはオプション設定なのだ! (・o・;

そう考えると、「PROACTIV Touring Selection」は、お得感がある。

インテリアの質感に関わる部分では「L Package」より劣るものの、機能装備的には「PROACTIV Touring Selection」のほうが上だったりするのだ。(^_^)

(3)運転席パワーシートが標準装備

 私がぜひ欲しい装備の1つがパワーシート。

「PROACTIV Touring Selection」ではポジションメモリー付きのパワーシートが標準装備となり、運転席&助手席のシートヒーターも標準装備となる。

ついでに言うと、ステアリングヒーターも標準装備だ。(^_^)

 欲を言えば、助手席もパワーシートにしてほしかったところだが、アクセラ時代から助手席は手動だったので、まぁそこは仕方ないとしよう。

(4)CD/DVDプレーヤーと地デジチューナーが標準装備

 イマドキ、「CD/DVDプレーヤーがいるのか?」という人もいると思う。(^^;

正直、私もCD/DVDプレーヤーはあまり利用しないのだが、CDのインタフェースに関しては、チョイチョイ無いと不便な時がある。(^_^;

私はテレビはほとんど見ないので、地デジチューナーはあまり必要がないのだが、あればあったでうれしい。(^o^)

 ちなみにこの装備も、1つ上のグレード「L Package」ではオプション設定となる。

なのに、「PROACTIV Touring Selection」では標準装備されているのだから、これまた何となく、ちょっとお得感があるよね。(^^)

(5)内容と価格のバランスがいい!

 充実装備が魅力のグレード「PROACTIV Touring Selection」だが、価格はまぁまぁ抑えられている。

2.0リッターエンジン搭載の2WDモデル「20S PROACTIVE Touring Selection」で、258万8800円

装備内容を考えれば、十分にリーズナブルと言っていい価格設定だと思う。

 ただし!

画期的な新型エンジン「SKYACTIV-X」を搭載した「X PROACTIVE Touring Selection」は、2WDモデルで325万8800円と、一気に高額になる。

 X系グレードは10月発売予定ということで、まだエンジンの詳細なスペックが不明だが、新世代2.0リッターエンジンにマイルドハイブリッドシステムが組み合わされるということで、それなりに動力性能は高いのだろう。

また、装備の部分では、マフラーカッターが大型になったり、ホイールの塗装がブラックメタリック塗装になるなど、他のグレードとは違う特別な部分もある。

とはいえ、機能装備的には同じ「PROACTIV Touring Selection」同士で比較して、2.0リッターモデルより67万円も高い

なかなか敷居の高い価格設定だ。(-_-)

 しかし、そこは期待の新世代エンジン。

試乗すれば、その価格差に見合うだけの魅力があるのかもしれないので、単に価格が高いからといって今の段階で候補から消し去るのはもったいない。

 いずれにせよ、私が求める装備とコスパを考えると、「PROACTIV Touring Selection」がベストチョイスであり、あとは試乗によって「20S」か「X」かを決める、ということになる。

マツダ MAZDA3のすべて

3.試乗の予定について

 希望のグレードが絞れたとなれば、あとは試乗で出来栄えを確かめることになるわけだが、試乗の予定についてはまだ全くの未定だ。(-_-)

 というのも、現時点で試乗車が準備されているのは、「15S系」と「XD系」のグレードだけだから。

20S系のグレードは、まだ試乗車が見当たらないのだ。(-_-)

X系のグレードは、先にも触れた通り10月発売予定なので、試乗車が準備されるのはまだまだ先の話だ。

 というわけで、私の希望するグレードの試乗車が準備されるまで、試乗はおあずけ。

 でもまぁ、まだ試乗はしないけど、エクステリアやインテリアだけでも先に見に行っておこうとは思っている。

とりあえず私が直近で時間を確保できるのは、5月31日の夕方なので、その日に実車を拝見しに行くつもりだ。(^_^)

 私の辛口試乗記をお待ち頂いている方もおられるかとは思うが、愛車候補の対象外のグレードには試乗するつもりはないので、20S系の試乗車が準備されるまで、しばしお待ち頂きたく。(^^;

 以上、マツダ3の書類選考結果でした!

試乗できる日が楽しみだ。(^_^)

【追記】2020.8.15
 その後、マツダ3試乗しました! (^_^)

下記リンクの記事が試乗インプレッションです。
興味のある方はどうぞご覧下さい。

マツダ3 試乗インプレッション



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コメント

  1. 匿名 より:

    スバル製のアダプティブドライビングビーム装備車に乗ってますが、個人的には雨滴感知ワイパー並みに微妙な装備ですね。

    田舎道でたま~に対向車が通る場合や、ギチギチの集団が通る→途切れるという場面では有効ですが、”そこそこ”車が通る状況だと判断が微妙になって、「上がったり下がったり」という状況になることがあります。
    センサーを使ってる限りしょうがないんですが、これがパッシングみたいになって対向車の運転手の神経を逆撫でたことがあって、それ以降あまり積極的には使えなくなりました。

    あと、急カーブや坂(登り→下りの場面)では反応が人間よりも一瞬遅い。
    人は音も感知するし弱い光でも感知するけど、このセンサーはある程度の光しか感知しないから当然と言えば当然で、多少なりとも相手を眩惑させてしまうので、自分で予測して下げた方が早いです。

    車間に合わせて上げ具合を調整してくれるのは賢いなと思うんですけどね。
    Mazda3のALHがどの程度の賢さか、ぜひいろんな場面で試してみてレビューしていただけたらと思います。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      えっ、そうなんですか。

      次にもしスバル車を買うことがあったら、ぜひアダプティブドライビングビームが付いててほしいなぁと思ってたのですが、ビミョーなんですね。(^_^;

      ちなみに私がいま乗ってるインプレッサ G4にはハイビームアシストが付いていますが、ハイビームアシストの動作はそんなに悪くないと感じていたので、きっとアダプディブドライビングビームも問題ないだろうと思ってたんですが。

      まぁ徐々に改良されて、私が次にスバル車を買う頃には良くなってるかもしれませんけどね。(^^)

      マツダのALHですが、試乗では時間帯からしてALHは試せないので、もし所有することになったら動画でも撮ってレビューしようと思います。(^_^)

  2. 通りすがり より:

    1.8XDの試乗してきました。河口まなぶ氏の動画レビューを観た際には「ホントかよ?」と半信半疑でしたが、ぶっちゃけ感動しました。第六世代の車とは、素人でも分かる明確な差がありました。
    「新型カローラ」の存在意義を完全否定する様な出来の車でした。

  3. より:

    他の方の試乗レビューを拝見していると、思いのほか1.5エンジンの出来が良いとのことでノーマークだった1.5がかなり気になってきました。
    いつも楽しく拝見させて頂いている辛口様の1.5エンジンモデルの試乗レビューを是非お聞かせ願えたらと思うのですが。よろしくお願い致します。

  4. 通りすがり より:

    ファストバックとセダンでかなり車のセッティングが違うらしいですよ。
    外観だけでなく、内装の種類やMTの有無でも明確に差別化されていますが、何か両車試乗した人のレビュー動画とか見たら、足回りのセッティングまで変えてあるみたいです。
    今回、辛口さんは「ファストバック」を選びましたが、セダンの方がしっとりした乗り心地で辛口さん好みなんじゃないかと?

    • zoom zoom より:

      >通りすがりさん
      先日、マツダ本社のイベントに参加した際に、エンジニアさんにMAZDA3の足回りについて聞いてみたのですが…ファストバックとセダンの足回りのセッティングは同じと断言されてましたよ!

      どちらで聞かれた情報か知りませんが…
      製造元のメーカーが、セッティングは同じだと言っていますからね…単に空気圧の違いだとか?気のせいではないでしょうか?

  5. 匿名 より:

    Mazda3試乗しましたが
    レーンキープアシストがステアフィールにかなり悪影響を及ぼしてるので
    乗ったらすぐにOFFにすることをお勧めします
    アシストのON・OFFでフィーリングに天地ほどの差が出るように感じました
    「ハンドルが勝手に動いて気持ち悪い」というところ以外の細かいフィーリングの部分でも
    かなり大きい違いが出ます