【試乗記】 メルセデス・ベンツ CLA 250 4MATIC

 メルセデス・ベンツのスタイリッシュ4ドアクーペ「CLA」が、2019年10月に発売された。(発表と予約受注開始は8月)

 先日、その姿だけでもまずは見てみようということでディーラーを訪問したのだが、タイミングが悪く肩すかしを食らったことは、下記の参考記事でもお伝えした通り。(^^;

 さて、今回の新型CLAは、グレードラインナップが

・CLA 200 d(税込 472万円)
・CLA 250 4MATIC(税込 534万円)

の2つというシンプルな構成。

「180」のグレードが無いうえに、ガソリンの「250」は4WDモデルのみでFFモデルが無いので、価格帯は先代よりもかなり高くなってしまった。(-_-)

 一番安いエントリーグレードを選びたいところではあるが、「200 d」はディーゼルエンジン搭載モデル。

メルセデスのディーゼルにはまだ乗ったことがないとはいえ、これまでさんざん「音」の問題で他メーカーのディーゼルモデルを却下してきた私としては、やはりガソリン車を中心に検討していきたいというのが素直な気持ちだ。

 というわけで、

今回の試乗ではガソリン車の「250 4MATIC」に試乗させて頂いた。(^_^)

 CLAはAクラスをベースにした車種だが、そこに佇むだけで空間をエレガントに演出する美しさはCLAならではの魅力。

しかし、今回の新型でAクラスとの価格差が広がっただけに、その差額を「美しさ」だけのために支払うことは難しい。(-_-)

 さぁ、CLAの走りは、Aクラスとの価格差を納得させるだけの差別化が実現されているのかどうか。

以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。

試乗車の概要

年式 2019年式
走行距離 240km
車名 CLA
グレード 250 4MATIC
(試乗車はAMGライン装着)
駆動方式 4WD
トランスミッション 7速AT
装着タイヤ ハンコック
ventus S1 evo2(225/45R18)
型式 5BA-118347M
排気量 2.0リッター(ターボ)
最高出力 224ps/5500rpm
最大トルク 35.7kgf・m/1800-4000rpm
全長 4695mm(AMGライン装着時)
全幅 1830mm
全高 1430mm
車両重量 1610kg
(サンルーフ、AMGライン装着時)
車両本体価格 534万円(税込)
+26万円(AMGライン)
+16万6000円(サンルーフ)
試乗日 2019年11月15日

試乗インプレッション

1.走りの性能・・・★★★☆☆

 総合的な印象としては悪くはない。

むしろ、レスポンスが鋭く力強いエンジンによる走りは気持ちがいい。

なので、ここは4つ★をつけたくなるところなのだが、発進挙動やブレーキフィールなど、ちょっと私の好みとズレてる部分もある。

なので、総合的に見れば、4つ★をつけるには一歩足りない仕上がりかな、と。

(1)発進挙動・・・★★☆☆☆

 あれ?

またこの感触を感じることになるとは残念だ。

どんな感触かと言うと、アクセルの踏み始めの部分で「遊び」というか、エンジンが反応しない領域の幅が広い。

この感触、昔GLAに試乗した際に感じた感触と似た感触だ。

 しかしGLA以降、Cクラス、Eクラス、Aクラスと試乗したものの、この感触は感じることがなかったのだが、まさかCLAで復活してしまうとは。。。(-_-;

とにかく、アクセルの踏み始めの部分で、他のクルマより明らかに不感帯が大きいため、発進の際に「あれっ?」となるのだ。

その踏み始めの部分が「不感帯」ではなく、エンジンの反応がよりなめらかに、「緩やかにリニアに立ち上がる」というのであれば全然アリなんだけど、「反応しない」のはよろしくない。(-_-)

まぁずっと乗っていればこの感触に慣れてきて、それに合わせたアクセルワークがクセとして自然に身についてくるので大きな問題にはならないとは思う。

とはいえ、そこはやはりもう少し自然なフィーリングに仕上げてもらいたいところだ。(-_-)

 そんなわけで、発進からいきなり残念な部分が見えてしまったのだが、クルマが反応してから先の挙動については何も問題はない。

急な飛び出し感があるわけでもなく、ギクシャクするわけでもなく、上品に発進することができる。

(2)加速フィール・・・★★★★☆

 気持ちいいね。(^_^)

発進後から中速域までの加速もリニアでスムーズ。

走行中の加速シーンでも、アクセルの微妙な踏み増しに繊細に反応して、ダイレクト感のある加速をしてくれる。

 今となってはそれほど多段というわけでもない7速ATなのに、ここまでなめらか、かつダイレクトな感触とは。(^o^;

そこでちょっと意地悪をしてみた。

平地で速度を変えながら、少し急加速気味の加速をさせて反応を試してみたところ、1度だけギヤ選択の切り換えで制御が少し迷ったのか、多少の変速ショックを感じたシーンがあった。

だが、問題にするほどのショックではなく、すぐさまスムーズに加速してくれたので、まぁ問題ないだろう。

 とにかく、実用域のトルク特性に余裕があり、レスポンスも素早いためか、アクセルワークと連動してクルマが反応してくれる感触は、実に気持ちいいね。(^_^)

 多段化がどんどん進んでるATだが、7速でここまでスムーズだと、「何もムダにコストかけなくても、7速あれば十分じゃない?」と言いたくなる人も多いだろうと思う。
ってゆーか、私も思い始めている。(^o^;

しかし、成熟の域に達した8速ATを搭載する新型BMW 3シリーズの加速フィールは、このCLA以上のダイレクト感があって、あれはあれで魅力だし、一流の世界というのは上を望めばキリがないものだ。(^^;

(3)パワーフィール・・・★★★★☆

 これは実に素晴らしい!

いつもの急坂で急加速を試してみたのだが、パンチの効いた加速をしてくれる!

 加速レスポンスが素早いため、アクセルを踏み込んでから加速し始めるまでのタイムラグが少なく、そのうえ力もあるので、エンジンの回転数が3千回転を少し過ぎたあたりで早くも十分な加速を見せてくれた。

なので、それ以上踏み込むと速度が上がりすぎてしまうというか、それ以上踏む必要がなかったので、早々にアクセルを緩めた。

それぐらい、あの急坂を苦にしない余裕の性能がある。

 そんなわけで、実は5つ★をつけようかと思ったぐらいなのだが、とにかく上まで回すまでに思った以上に加速してしまったため、4千回転以降での伸びとか加速のリニア感の確認が出来ていないため、ここはとりあえず4つ★評価にとどめておくことにした。

ただ、感触的には5つ★を与えてもいいと思えるぐらいのパワーフィールだった。

あっ、ちなみにこれ、ノーマルモード(Comfort)での話だからね、大したモンだよ。(^_^;

 Aクラスの「180」に試乗した時も、排気量小さいのに力強いなぁと驚かされたが、こっち(250)はこっちで排気量がアップしたなりの力強さが感じられて、そこはやっぱ魅力あるよね。

別に外車信仰があるわけじゃないけど、実用域でスペック以上のパワーフィールを感じさせるこのへんの味付けは、ホント、外車のターボはよく出来てるなぁといつも感心させられる。(^_^;

(4)ハンドリング・・・★★★★☆

 いいよこれ、繊細で正確な応答だ。(^_^)

Aクラスのハンドリングと同様の感じと言っていいと思う。

微妙なステアリング操作にも遅れを感じさせずに繊細に車両が応答する。

クイックさでは、いま私が乗ってる「インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight」のほうがクイックでスポーティーだが、CLAは少し穏やかで繊細。

応答がイメージに対して正確だし、多少のスポーティーな走りにも対応できるクイックさもあるので、走りも十分に楽しめそうだ。

 S字カーブで素早くハンドルを切った時の動きは、Aクラスよりロールが少なめで、ちゃんと踏ん張って曲がってくれる。

ちょっとリヤの応答がAクラスよりはゆったりしているため、S字で素早くハンドルを切り戻した時の一体感という点ではAクラスよりは劣るし、若干ボディを振り回してる感じはあるのだが、路面はしっかりと捕らえているので、意図した通りにトレースしてくれる。

(5)ステアフィール・・・★★★★☆

 これまたお上品。(^o^)

操舵感は軽めで、非常になめらか。

手に伝わる感触には雑味がなくすっきりとした感触。

それでいて、ちゃんと路面からのインフォメーションは伝えてくれる、安心感のあるステアフィールだ。

 このステアフィールもまた、Aクラスで感じた感触とほぼ同じと言っていいが、Aクラスの3つ★に対し、今回のCLAでは4つ★をつけさせて頂いた。

というのも、クルマのキャラクターに合ってると思ったから。

Aクラスは走り全体の感触がもっとスポーティーだったので、「それにしちゃあちょっとステアフィールは手応えが物足りないかな」、という気もしたため3つ★にしたのだ。

しかし今回のCLAは、Aクラスより外観も優雅で、走り全体の印象もAクラスより穏やかな印象。

そうなれば、クルマのキャラクターとステアフィールのマッチングという点で、キャラクターが合っていると感じるため、CLAなら4つ★をつけてもいいかな、と。(^_^)

(6)ブレーキフィール・・・★★★☆☆

 うーーーん、まぁ悪くはないけど、ちょっと制動力の立ち上がりが急峻気味かな。(^_^;

いや、そう言うと誤解されてはいけないので、もうちょっと詳しく説明しよう。

 「制動力の立ち上がりが急峻」と言うと、ブレーキペダルの踏み始めの部分で急に制動力が立ち上がるのかと思われるかもしれないが、それとはちょっと違う。

踏み始めの部分では、ややゆっくりと制動力が発生するのだが、ある程度の踏み込み量に達したところで、制動力の立ち上がりがやや急激に立ち上がるのだ。

つまり、ブレーキの踏み込み具合に対する制動力の立ち上がりが、リニア感に欠けるということ。

 まぁそこは、このクルマに求めるレベルが高いからこそ感じるネガであって、極端にリニア感が崩壊しているわけではない。

試乗している最中に慣れてくるレベルではあるので、ここは3つ★ぐらいは与えてもいいだろう。

 しかし、アクセルペダルの特性といいブレーキペダルの特性といい、「もうちょっとペダルの踏み込みに対する制御の立ち上げを、リニアにしてもらいたい」、というのが正直な感想だ。(-_-)

2.乗り心地・・・★★★☆☆

 どちらかと言えばスポーティーな感触が強い。

まず走り始めた瞬間は、「あぁ、Aクラスとほぼ同じなんだね」と感じる。

 しかし、荒れた道を走ってみると、車体の上下動はAクラスより抑え気味で、揺れ方もゆったりしてる。

だけど、だからと言って「コンフォート方向に振った」と言えるほどかと言うと、やや突き上げ感は強めだと感じるし、もう少し「しっとり感」が欲しい気もする。

 まぁ、悪い言い方をすれば、キャラがどっちつかずで中途半端。

良い言い方をすれば、スポーティさとコンフォートさをバランスよく仕上げた乗り味。

そんなところかと。

 でも私としては、CLAのこの乗り心地に妙に納得した。

AクラスベースのCLA、その価格帯も含めて考えると、

「なるほど、まぁこうなるよね。(^o^)」

という感想だ。

(1)スポーツ性・・・★★★☆☆

 走り始めてすぐに感じる、スポーティーな味付けの足回りの感触。

しっかり感のある、やや硬質な印象の感触だ。

この感触、Aクラスの感触に似ているのだが、荒れた路面を通過する際のゴツゴツ感は、Aクラスよりまろやか。

それでも路面変化にしっかりと追従している感触があり、これならスポーティーな走りも楽しめると思う。

とはいえ、全体的なフィーリングとしてはAクラスほど主張の強いスポーティーさではないので、ここは3つ★ぐらいが妥当かな、と。

(2)コンフォート性・・・★★★☆☆

 Aクラスと似た走りの感触を持ちながらも、路面変化に対する車体の揺れ方が、Aクラスよりも「おおらか」で、ゆったりした感じがある。

ホイールベースはAクラスもCLAも2730mmで同じなのだが、リヤのオーバーハングがあるからだろうか、CLAのほうがリヤから伝わる揺れ方がゆったりしている。

そういう意味では、CLAのほうがやや「いいクルマ感」のある揺れ方をするね。(^o^;

 走りの感触はあくまでもAクラスっぽいスポーティーな感触なんだけど、伝わる感触のまろやかさやボディ応答の部分で、CLAのほうがコンフォート性があるように感じる。

ただ、4つ★をつけるほどコンフォートな性格かと言われたら、そこまではっきりとしたコンフォート性はない、といったところだ。

3.静粛性・・・★★★★☆

 エンジン音はそれなりに入ってくるけど、動力性能に余裕があってあまり回す必要がないため基本的に静か。

野太いスポーティーなエンジンサウンドが遮音され過ぎてなくて、ほどよく聞かせてくれるところがいいね。(^_^)

 ロードノイズや周囲の雑音の侵入に関しても、それほど気にはならなかったね。

ただし、定速走行時はエンジン音が静かなだけに、ロードノイズが支配的に聞こえることにはなる。

その侵入してくるロードノイズにもうちょっと重厚な感じがあれば、より「いいクルマ感」が出たと思うのだが、ちょっと音の周波数が高めな感じがするため、やや大衆車感の強い雰囲気が出てしまってる感じもある。

クルマの価格を考えると、もうちょっと重厚な雰囲気が欲しかった気もするが、まぁ欲を言えばの話であって、大きな問題ではない。

4.エンジン音の音質・・・★★★★★

 Aクラスに試乗した時に感じたエンジンサウンドと、ほぼ同じ感じのエンジンサウンド。

野太く、だけど雑味のない、洗練されたスポーティーなサウンドだ。

通常の街乗りでのアクセルワークでは、Aクラス(A 180)ほど頻繁にそのエンジンサウンドを聞くことはないのだが、少し強めの加速をさせれば、街乗りレベルでもしっかり聴かせてくれる。

5.居住性・・・★★★☆☆

 Aクラスと比べると、リヤの居住性で少し劣る。

Aクラスベースで流麗なクーペスタイルに仕上げているため、どうしても寸法的なシワ寄せがリヤにきてしまう。

近年は後席も広いクルマが多くなっているため、相対的に見れば優れた居住性というわけではないが、私としては不足は感じないので、全く問題ない。

(1)運転席・・・★★★★☆

 せっかく「CLA クーペ」なんだから、Aクラスより少し視点を低くして乗りたい。(^o^)

パワーシート及びステアリングの調整幅は、そんな私が求める意のままのドライビングポジションに合わせることができ、問題なし。(^_^)

 AMGライン専用のシートは、Aクラスで感じたのと同様に座面が固めで、出来ればもう少し柔らかいほうがいいかなとは思うが、まぁ問題にするほどではない。

ただし、ホールド性を考えると、座面がもう少し沈んだほうが収まりが良いとは思う。

(2)後席・・・★★★☆☆

 運転席を自分のドライビングポジションに合わせて後席に乗り込んでみた。

後席のヒザ前の余裕は、拳を横に1つ分程度。

Aクラスに試乗した際は、「拳を横に1つ分+手のひら1枚分」ぐらいだったので、今回のCLAでは少し余裕が少なくなった印象。

これは恐らく、今回、運転席を少し低めにポジション設定したことが影響しているのだろう。

基本的にはAクラスと同レベルのはずだ。

 ただし、頭上の余裕はAクラスより明らかに少なく、手のひら1枚が入る程度。

このへんはCLAのデザインとのトレードオフとして受け入れざるを得ない部分だが、頭がつかえるほど窮屈なわけではないので、私としては特に抵抗なく受け入れられるレベルだ。(^_^)

ちなみに、今回の試乗車にはサンルーフ(パノラミックスライディングルーフ)が装備されていたが、営業マンさんの話では、この装備の有無は頭上の余裕に影響しない、とのことだった。

 あと、シートの座面は前席と同様で固めなので、ケツがほとんど沈み込まないこともあってか、ホールド感が薄い。

前席シートはサイドサポートがしっかりあるのでホールド感を確保できているが、後席はサイドサポートがほとんどないため、やはりもう少しシートを柔らかくしてホールド感を確保したいところかな、と。

なお、後席ヘッドレストはしっかりと頭を支えてくれる位置にあり、問題なし。

 つまり結局のところ、「頭上の余裕が少ない」という点以外は、Aクラスと同じと言っていいだろう。

6.内装質感・・・★★★★★

 まず言っておかないといけないのが、ここでの評価はあくまでも「AMGライン装着車」の内装評価になるということ。

これの内装質感に関してはAクラスと全く同じだと思う。

Aクラスとどこか違いあるのかな?

私が見た限り、特に明確に「ここが違う」という部分は見つけられなかったので、まぁもし違いがあったとして微々たるものだろう。(^o^;

というわけで、内装質感に関する評価はAクラスと同様と言っていい。

 あっ、ちなみに、Aクラスで気になった内装の異音に関しては、今回のCLAでも気になる部分があった。

Aクラスに試乗した時ほどの音量レベルではなかったが、インパネ周辺からカタカタという異音が発生していた。

対策が必要なレベルの異音だと感じたので、何らかの対処は必要になるだろう。

 でも、Aクラスに試乗した際は3箇所から異音が発生していたのに対し、今回のCLAで発生していた異音はインパネ周りの1箇所だけ。

よって、評価を下げるほどではないので、内装質感の評価は、今回は5つ★とさせて頂いた。(^_^)

7.装備・・・★★★☆☆

 装備に関してはAクラスと同様。

いろいろパッケージオプション化されていて、標準装備の状態では正直ショボい。

8.オーディオ音質・・・-----

 営業マンさんいわく、今回の試乗車にはオプションの「アドバンスドサウンドシステム(10スピーカー)」が装備されているとのこと。

Aクラスに試乗した時もこのオプションオーディオが装備されていたのだが、Aクラスの時は音質チェックしてなかった。

 まぁ私としてはこのオプションをわざわざ付けるつもりはないのだが、とりあえず標準のオーディオが論外だった場合を想定し、

「一応このオプションオーディオの音質もチェックしておくとするか。」

そう考えて音質チェックを試みた。

 分かってる、

CDのインタフェースは無いんだろ、

そんなことは分かってる。

ちゃんとUSBメモリも用意してあるぜ。(^ー^)

 運転中にゴチャゴチャすると危ないので、

「すみません、これ、ちょっとかけてもらっていいですか」

と、営業マンさんにUSBメモリを手渡した。

が、、、

インタフェースが「USB Type-C」のようで、変換ケーブルを用意しないとUSBメモリが挿せないことが判明。(*o*)

ちなみに変換ケーブルは付属されていないため、自分で別途購入して用意する必要がある。

というわけで、音質チェックすることができなかった。。。(-_-)

 モバイル端末のUSBは、大きさ・厚みの問題でType-Cを使わないと仕方がないのは分かるけど、何もクルマみたいなクソデカい製品のUSBインタフェースまでType-Cにすることないじゃないか! (*`ロ´ノ)ノ

 まさかのType-C。

クルマ側のUSBインタフェースにまでType-Cを使う理由は何?

何かユーザー側にメリットがあるのだろうか?

私には今のところデメリットしかない気がするのだが・・・。(-_-;

9.デザイン・・・★★★★☆

 インテリアはAクラスと同様だが、エクステリアはやっぱりCLAが優位。(^_^)

とはいえ、総合で5つ★にするほど完璧ではないので、4つ★の上位、といったところかと。

(1)エクステリア・・・★★★★☆

 画像で見るとアングルによっては「Aクラス セダン」とあまり変わらないように見えるのだが、実物を見ると明らかにCLAがカッコいい!

「Aクラス セダン」ではリヤのムリヤリ感による、ずんぐりした感じがあるのに対し、CLAはスッキリとリヤが処理されていて、流麗で伸びやかな感じが表現できている。(^_^)

 じゃあ完璧かと言えば、さすがに完璧とまでは言えない。(^o^;

Aクラスに試乗した際にも少し気になったが、AMGラインのホイールデザインはちょっと締まりがないというか、パリッとしてないというか、もうちょっと精悍な雰囲気が欲しい。

AMGラインのホイールは、以前のデザインのほうがカッコ良かったよね。(^_^;

 そして、クーペ的な流麗さを表現するうえで、やっぱり寸法的な制限の厳しさは感じるところ。

これがEクラスベースの「CLS」になると、さすがに「CLA」の寸法では表現できない伸びやかさがある。

けど、「CLS」はデカすぎるし、価格も貧乏な私にとっては高すぎる。(^o^;

私としては「CLA」と「CLS」の間、Cクラスベースの4ドアクーペがあればちょうどいいのかな、と思ったりするのだが。(^_^;

 とはいえ、この「CLA」でも、「CLS」が持つデザインテイストを味わうことができる。

高級志向の人たちからすれば、「プアマンズCLS」などと、CLAを見下した捉え方をする人もいるかもしれない。

しかし、「CLSを、日本でも日常使いで不便のない大きさにしたモデル」といった意味で、「CLA」の存在意義は大きいと思う。

(2)インテリア・・・★★★★★

 インテリアに関しては、Aクラスと同様の評価。

デザインの個性、質感も含め、私の好みに合っている。

「エントリーモデルのAクラスベースで、ここまでやるのか」

と感心させられる、手抜き感のないデザインだ。

10.総評・・・★★★☆☆

 まぁトータルで見て、悪くないね。

やっぱりエクステリアの曲線の美しさ、このデザインの魅力はCLAの大きな武器だ。(^_^)

走りも気持ちいい。

加速レスポンスの良さ、力強さ、いずれも不満はない。

 しかし、、、

発進挙動での不満や、好みと合わないブレーキフィール、どっちつかずのやや中途半端な乗り心地など、いくつか「満足」とはいかない部分があったのも事実。

 グレードも「180」があれば良かったのだが、ガソリン車は今回試乗した「250」のみ。

当然、価格もお高くなる。(^_^;

確かに余裕のあるパワーとトルクによる走りは魅力ではあるが、Aクラスの「180」でも街乗りレベルでは驚くほど力強いと感じていただけに、その有り余るパワーに余分にお金をつぎこむとなると、コスパという観点ではAクラスより劣る印象だ。

もちろん、全てにおいてAクラスより上回っているなら「アリ」だと思うのだが、Aクラスより劣るというか、「Aクラスに試乗した時には感じなかったような不満がCLAにはある」、という部分もあるだけに、トータルで見るとコスパ的に少し厳しいのかな、と。(-_-)

 今回の試乗を振り返り、あらためて思うのは、

「走り始めてすぐに感じる『感動』が無かった」

という点だろうか。

 と言うのも、私としては「CLAならではの乗り味」というのを当然期待していたわけなのだが、走り始めてすぐに感じたのは、Aクラスと同じテイストの乗り味、だった。

つまり、Aクラスと特に何を変えたわけでもない。

ただボディサイズや形状が異なるため、それによるボディの揺れ方の違いなどが出ているだけで、わざわざ「CLAとしての乗り味をつくり込んだ」という感じがしない、ということ。

2.の「乗り心地」のところで、

「なるほど、まぁこうなるよね。(^o^)」

と妙に納得したと書いたが、それはそういう意味だ。

だから「感動」が無かったのだ。(-_-)

 まぁ試乗が進むにつれ、エンジンの優位性は感じられたのだが、それはエンジンの優位性(グレードの優位性)であって、Aクラスに対するCLAの優位性とは違う話だろう。

そう考えると、明らかにCLAに優位性があるのはエクステリアのデザインのみ、と言っても過言ではないと思う。

 実際にCLAを購入するとなると、私にとって必須のパッケージオプション、

  • AMGライン(税込 26万円)
  • ナビゲーションパッケージ(税込 18万7000円)

が必要なので、そうなるとトータルで500万円台の後半だ。

余裕でAクラスより100万円以上も高くなる。(^_^;

モアパワーとデザインにそこまでの差額を払いますか?

この問いに対する答えは人それぞれだろう。

私としては、ここまで差額があるのなら、スポーティーというキャラクターがよりハッキリと表現されたAクラスのほうが、トータルの出来栄えもコスパも良いと感じる。

なので、私ならAクラスを選ぶかな、と。(^_^;

 というわけで、4つ★を与えるまでには至らなかったが、デザインに関してはAクラスより明らかに魅力があり、CLAを選ぶ理由、CLAでなければ得られない価値、それは確かにある。

よって、ここは3つ★評価とさせて頂く。

当ブログのランキングは何位かな・・・
にほんブログ村 車ブログへ

★目次リンク
試乗記の目次

-------------------------
★庶民の方々へ忠告!

クルマの乗り替えを検討している方へ。

もしあなたにとって、数十万円というお金が小さなお金ではないのなら、ディーラーの下取りに出す前に必ず買取店の一括査定を実行して下さい。

私も利用している無料一括査定サービス

私の経験上、業者によって
査定額に数十万円の差が
つくことはザラにあります!

ディーラーの言い値で下取りに出したりしたら、それこそ数十万円単位の損をすることになりかねません。

最も高い値段をつけた業者に売れば、
ワンランク上のグレードが狙えるかもしれませんよ!

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. アバター 緩二郎 より:

    遅かれ早かれいずれはUSBのコネクタはType-Cへと統一されますし、クルマは長く付き合うモノですのでメルセデスは先手を打ってType-Cを採用したのでしょう。インターフェースは後から交換できませんしね。
    個人的には今時の高級ブランドの新車でType-Aを採用する方が時代遅れだなぁと思います。
    何故ならType-Cは小型、省スペース化だけでなく、端子形状が上下対称なのでType-Aの様に差し込む向きを気にする必要がありませんし、データの転送量も従来の2倍以上の速度の規格に対応できます。
    CarPlayやAndroid Autoなどのスマホ連携システムの今後のアップデートによる高性能化
    に伴うデータ転送量の増大に対応する為にも、Type-Cの早期対応は英断という他ありません。

    ケーブルやメモリを買い直さなければいけないという痛みもありますが、ベンツ買える奴ならこの程度の出費は屁でもねえだろう。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      確かにどんどんType-Cは普及してきてますし、将来的なことを考えてType-Cのインタフェースにしておいたほうが良いと考えて、Type-Cにしたんでしょうね。

      おっしゃる通り、インタフェースは後から替えるわけにはいかないですしね。(^_^;

      ただ現状だけを見ると、CarPlayやAndroid Autoの使用を含めて考えても、Type-Cである必要性は低い、と言うか無いですし、USBの接続自体、結局ほとんどの人はスマホの充電ぐらいにしか使わない気もします。

      だったらインタフェース変換アイテムも含めた普及率を考えれば、

      「どうせ大した使い道ないんだし、モバイル端末みたいに省スペースを求められるわけじゃないんだから、まだしばらくはクルマ側のインタフェースはType-Aでいいジャン」

      と思ってしまうんですよね。(^o^;

       

      まぁでも、これからのクルマの機能としてスマホ連携機能の充実は重要性を増していくことからも、これからは他社でもクルマ側のインタフェースにType-Cを採用するクルマがどんどん増えていくんでしょうね。

      私としては、何も買い足すことなく手持ちの物を生かしたいのですが、それもじきに限界が訪れそうですな。(^o^;

      時代の流れには逆らえませんね。(^_^;

  2. アバター たらベン より:

    Type-Cとは知りませんでした。
    私の後期C220dはType-Aですので、iPhoneから音楽を聞き、時には加熱式たばこの充電が主な使途となります。しかしType-Aですと差し込み時、特にノールックで逆差し率50%は多少の不便さを感じます。まあ大した問題ではありませんけどね笑

    ちなみにメルセデスのディーゼル、コールドスタート時の車外音以外、特に車内の音振はガソリンと大差なく感じます。主観の差はありますが少なくとも同乗者にディーゼルを言い当てられた事は一度もありません。
    毎週末の名古屋、梅田間の油代が片道900円代でイケるのが本当に助かってます。前車のE350の半分以下ですので、アドブルー代含めても油代差額でローン負担軽減され喜んでます笑

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      Type-Cは実はどっち向きでも刺さるので、逆差しに関しては気にしなくてもいいんです。
      ただ口が小さいので、ノールックで座標を合わせるのが難しそうです。(^o^;

      Type-Aならノールックでテキトーにあてがっていれば座標は合いますし、そこで刺さらなければ逆なのでひっくり返せばいいだけですから、ノールック差しをするならType-Aのほうが圧倒的に簡単だと思います。

       

      メルセデスのディーゼル、とりあえず車内はガソリンと大差なく、静かなんですね。

      ちなみに、車内ではなく「車外」で聞くディーゼル音に関しては、今のところ私が実際に聞いた限りではマツダのディーゼルが一番静かだと感じています。
      まぁディーゼルとすぐに分かるレベルではあるものの、あれぐらいだったら許容できます。

      とりあえず、BMWとボルボのディーゼルは、車外で聞こえるディーゼル音がかなりガラガラ感があり、とても許容できません。(^^;

      特にボルボなんて、後ろから近づいてきたらトラックかと思うぐらいの音がしてて、ビックリするぐらいのレベルです。(^o^;
      私は基本、車内で聞こえる音ほどには車外での音は気にはしないですが、それでもさすがにあの音が外で鳴ってると思ったら心理的にかなりマイナスです。(-_-)

      ただ、メルセデスのディーゼルは、私の自宅や最寄り駅周辺ではあまり走ってないので、車外でどんな音がするのか聞いたことがないため、一度聞いてみたいですね。(^^)

      燃費に関しては、ディーゼルは長距離を乗る機会が多い人にとっては、ましてや高速道路を利用する人であれば、ハイブリッドよりもむしろエコなんじゃないですかね。
      ハイブリッドは高速でディーゼルよりかなり不利になるでしょうから。

  3. アバター おさしみ より:

    辛口様
    いつも楽しく拝見しております。
    新型CLA惚れ惚れします。
    このクラスでもしっかりとプレミアム感を出しているのはさすがでございますが、お値段もプレミアムでございますが、これを高いと感じてしまうのは、日本の国力の低下だと思います。
    車はグローバル商品ですので、世界水準で価格設定されます。
    ですから、野菜や豆腐は値上がりしませんが自動車そのものの価格は世界水準で上昇しております。
    所得が増えれば、昔は300万円だった車に500万円払えるのですが、日本は所得が増えておりませんので、所得と比較して高いと判断されてしまいます。
    イノベーションが出来ず、部品でしか存在感の出せない日本人には今後ますます車は高嶺の花になってしまうのではないかと危惧しております。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      新型CLA、もちろん安くはないですが、この程度の価格で高いと感じてしまうのは個人的に情けないなぁとは感じます。(^o^;

      しかし最近は日本車も随分と高くなったので、相対的に見ると、逆に「外車はそんなに高くないのでは?」と感じ始めてる人も増えてるんじゃないでしょうか?

      日本車メーカーを見渡すと、軽ばっかり売ってたり、ぜんぜん新型を出さないメーカーもあったりするので、まともなクルマを求める層が選択肢を外車にまで広げていってるように感じます。

      実際、昔に比べればホントにたくさんの外車を見かけるようになりましたから。(^o^;

       

      日本車メーカーも、トヨタ、マツダ、スバルは比較的奮闘してくれてるように感じますので、外車に対して競争力のある価格で外車に負けないクルマをつくってくれれば、所得の増えない日本人でも良いクルマに乗れるはずと期待しています。

      が、トヨタは元から基本が高めですし、マツダも高級路線に走り始めているので、おっしゃる通り、どんどん「高値の花」じゃなかった、高嶺の花になっていくかもしませんね。(^_^;

       

      スバルは、、、とりあえずターボのフィーリングで外車のターボに追いついてもらわないと、この先は厳しいかと。(^o^;

      電動化もこれからは重要ですが、XVのadvanceに乗ってみて論外すぎる(あの状態で発売できると判断していること自体が論外)と感じただけに、かなり遅れてるというか、全く勝負できるレベルには程遠いと思います。

      (参考)
      XVのe-BOXER搭載車を評価してみた

      会社の規模を考えても、電動化への対応は、自力で対抗するのは無理っぽい気がしますから、とりあえずターボで頑張ってほしいです。(^^;

  4. アバター BMW F31 より:

    試乗記楽しみに待っておりました。
    新型CLA、カッコいいんですけど、Aクラスも負けていませんし、差額100万円以上となると、流石に厳しいようですね。
    私は、辛口さんとは異なり、イメージ、デザイン、走りなど総合的なメーカーの好みが多少あるので、メルセデスよりもBMWのほうが好みに合っています。
    国産車ですと、スバルやマツダが好みです。
    しかし、辛口さんの中立的な視点での試乗記は非常にありがたいです。
    USBの件、辛口さんの前愛車の420iグランクーペと共通だと思いますが、私の328iツーリングもタイプAです。しかし、場所が悪いので使っていません。スマホの充電はソケットからです。スマホの音楽はBluetoothです。子供もいるので、CD/DVDスロットのありがたみを感じます。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      そうですねぇ、価格差を考えてもそうですし、Aクラスのほうがキャラも立ってるので、どちらを選ぶかとなればAクラスかなぁ、と。(^_^;

       

      メルセデスとBMWはあまりにもイメージやテイストが異なるだけに、好き嫌いは結構はっきりと分かれるのかもしれませんね。

      私は逆に、メーカーの好き嫌いは無いので、クルマさえ気に入ればというところで、中立性が保たれているのだと思っています。(^^)

       

      スマホの充電、ソケットを使ってるとは珍しいですね。
      ってゆーか、実はそういう人、結構いらっしゃるのかな?

      私は車内ではスマホを充電しないことにしてますし、接続はBluetoothなので、クルマを購入するうえでUSBのインタフェースの有無やTypeに関しては、正直どうでもいいんですよね。
      ってゆーか、無くても別に問題ないです。(^o^;

      CDのインタフェースはどんどんその必要性が無くなってるのは分かりますが、いまだに音楽および映像作品がCD/DVDで発売されている現実を考えると、あればあったで有難いと思うんですけどね。

      「ちょっと無くすの早くない?」と思ってるのが正直な気持ちです。(^^;