先日、たまたま代車で「スバル XV Advance」を借りた。
「Advance」というグレードは、いわゆるハイブリッド車。
「e-BOXER」が搭載された、XVの最上位グレードだ。
スバル車にはこれまでにもいくつか試乗しているし、代車でもいろいろ借りたりしてるのだが、ガソリン車にしか乗ったことがなく、ハイブリッド車に乗るのは今回が初めて。
そこで、「e-BOXER」とやらの実力がどの程度のものなのか、その走りについて軽く評価してみた。(^_^)
ただし、評価したとは言っても、自宅とディーラーの間を1往復だけ普通に走っただけなので、私がいつもしているような通常の試乗とは違う。
なので、詳細な評価ではないのだが、それでも「e-BOXER」の実力をほぼ見極められたと思っている。
というわけで、以下、スバル XVの「e-BOXER」搭載グレード、「スバル XV Advance」の走りについて、率直なインプレッションを述べさせて頂く。
XVに限らず、「e-BOXER」搭載グレードに興味のある方は、軽く参考までにご覧下さい。(^_^)
ただし、すでに「e-BOXER」搭載グレードを契約済みという方は、以下は読まないで下さい。(^^;
目次
試乗車の概要
1.スペック
今回評価した「スバル XV Advance」のスペックは以下の通り。
車名 | スバル XV |
グレード | Advance |
駆動方式 | AWD |
トランスミッション | CVT |
型式 | 5AA-GTE |
排気量 | 2.0リッター(自然吸気) |
最高出力 (エンジン) |
145ps/6000rpm |
最大トルク (エンジン) |
19.2kgf・m/4000rpm |
最高出力 (モーター) |
13.6ps |
最大トルク (モーター) |
6.6kgf・m |
全長 | 4465mm |
全幅 | 1800mm |
全高 | 1550mm |
車両重量 | 1550kg |
車両本体価格 | 282万9600円(税込) |
2.「e-BOXER」について
インプレッションを語る前に「e-BOXER」について少し説明しよう。
このクルマが搭載している「e-BOXER」というのは、2.0リッター直噴エンジンとモーターを組み合わせたパワーユニット。
「e-BOXER」などという名前が付いているので、日産の「e-POWER」みたいにEV寄りのハイブリッドなのかと思いきや、ぜんぜん違う。
あくまでもエンジンが主役でモーターは補助。
マイルドハイブリッドに近いのだが、一応メーカーは「発進&低速走行時はEV走行が可能」とアピールしているので、単なる普通のマイルドハイブリッドというわけではなさそうだ。
(純粋なマイルドハイブリッドでは、モーターはエンジンの補助に徹するので、EV走行は出来ない)
つまり、状況しだいでEV走行も可能にした発展型マイルドハイブリッド、てなところだろう。
試乗インプレッション
1.発進挙動の完成度について
まずは発進だが、すでにこれが全然ダメだ。。。(-_-;
いや、ブレーキをリリースして、動き出す瞬間は別に問題ないよ、当たり前だけど。
でも、アクセルを踏むと、驚くほど速攻でエンジンがかかる。(^o^;
「e-BOXER」の謳い文句としては、
「エンジンの効率が悪い低速回転域では、モーターだけで走行」
とある。
なので、もうちょっとモーターで粘ってくれるのかと思っていたのだが、実際には発進した直後、すぐにエンジンがかかる感じ。
平地や下りであれば、そーーーっとアクセルを踏むと少し長くモーターだけで粘ってくれるのだが、かなり気を使って踏まないといけないし、粘ってもたかがしれている。
ってゆーか、発進時の普通の加速で、エンジンがかからないように加速しようとしてもまず無理。
後続車への迷惑を気にせず、じわじわチンタラと加速するのであれば、「確かに一時的にはEV走行が可能だね」、という程度。
まぁそんな感じなので、現実にはほとんどモーターだけでは走れない。
しかし、だからと言って「ダメ!」と決めつけるのはちょっと気の毒な気もしなくはない。
というのも、今回乗った「Advance」というグレードは、ガソリン車の最上位グレード「2.0i-S EyeSight」(税込 270万円)と比べて価格的に約13万円ほど高いだけなので、そもそもそれほど高性能なハイブリッドシステムを載せられるはずがないのだ。
にもかかわらず、たとえごく限られた状況だけとはいえ、一応少しはEV走行できるのだから、本来はむしろ「なかなか大したモンだ」と評価すべきなのかもしれない。
ただ、実質的には無意味なEV走行を、誉める気になれないのも事実だ。(-_-)
そして、私がこのクルマの発進挙動を「ダメ」と言ったもう1つの理由。
先に述べた通り、発進してすぐにエンジンがかかるのだが、エンジンがかかった瞬間に「トンッ!」と後ろから突かれたように加速する、これが致命的にダメ!! (-_-)
そこはもっとなめらかに制御して、加速に段付き感が出ないようにしないと。
まぁ私の評価基準で言えば、この発進挙動はかなり「論外」なレベルやね。
2.加速性能と加速フィーリングについて
発進後、エンジンがかかってからは、エンジンが主体となってモーターがアシストする形での走行となる。
モーターのアシストによる軽快な加速感こそが「e-BOXER」搭載車の最大のメリット、であるはずなのだが、、、これまた中途半端やね。(^^;
確かに低速から中速に至るまでの少しの間は、モーターによるアシストで多少軽快に加速してくれる。
ただ、純粋な2.0リッターガソリン車と比べて、感動するほど明確に軽快なのだろうか?
という程度のレベルにとどまる。
ってゆーか、発進直後の段付き感のある加速も含めて考えると、フィーリング面では純粋な2.0リッターガソリン車のほうが気持ちがいいと思う。
本来、中速域までの加速は、マイルドハイブリッドのメリットを最もアピールできるところだと思うのだが、その加速フィールがダメとなると、もはや「e-BOXER」搭載車のメリットが見当たらない。(-_-)
メリットがあるとすれば燃費性能だろうか?
しかし、
2.0リッター車のJC08モード燃費:16.0km/L
e-BOXER搭載車のJC08モード燃費:19.2km/L
というスペックを見る限り、燃費性能にも大した魅力はないようだ。
中速域(40km/h以上)で走行中、特に加速せずに定速で流していると、けっこう頻繁にエンジンが停止したり始動したりを繰り返すのだが、そんなメンドクサイことをやってる割には燃費性能がショボい。
3.エンジン始動時の挙動について
停車時や発進直後にエンジンが始動する際、その振動が大きすぎる!
中速域など、ある程度の速度に達すると、エンジン始動時の振動はあまり感じなくなる。
だが、街乗りで多い「停車時」や「発進直後」といったシーンで、あの醜い振動を頻繁に感じることになるのは苦痛でしかない。
私が他社のハイブリッド車に試乗していつも思うのは、エンジン始動時の振動はかなりよく抑えられているということ。
だが、今回乗った「e-BOXER」搭載車は違う。
ここまでエンジン始動時の振動がヒドいハイブリッド車には、私は今まで乗ったことがない。(^o^;
よくよく考えてみれば、「マイルドハイブリッド」に乗ったのは今回が初めて。
EV走行を可能にした「e-BOXER」搭載車とはいえ、結局のところ、基本的にはマイルドハイブリッド。
所詮はガソリン車に毛が生えた程度のものであり、低コストで実現した安物ハイブリッドなので、
「エンジン始動時の挙動も、ガソリン車のアイドリングストップからの復帰と変わりない。」
ということなのかもしれない。
マイルドハイブリッドというのはそういうものなのだろう、うん、きっとそうだ。(^^;
4.アイドリングストップOFFについて
とにかく、こんなに頻繁に醜い振動を感じさせられたのでは不快でしょうがない。
その振動を我慢することで得られるメリットが、あの発進時の「ちょっとだけEV走行」でしかないのなら、もはやEV走行など一切できなくて結構。(-_-)
というわけで、EV走行をあきらめ、
「停車時や発進直後も、ずっとエンジンが回りっ放しのほうがいい。モーターはエンジンの補助に徹して下さい!」
とばかりに、おもむろにアイドリングストップをOFFに・・・・・
できない?!
できないぞ!
アイドリングストップOFFスイッチがない! (*o*)
そうか、、、「e-BOXER」搭載車がずっとエンジン回りっ放しだったら、「e-BOXER」を開発した意味がないモンね。。。
アイドリングストップOFFスイッチなんか、付けるわけないか。(-_-;
というわけで、私にとってはもはや拷問に近いクルマだ。(^o^;
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5.総評
一言、「論外」。(-_-)
一応、グレード構成上は「最上位グレード」ということになっているが、その走りのフィーリングは最上位どころか最低に違いない。
(「違いない」というのは、1.6のXVには代車で乗ったことがあるが、2.0には乗ったことがないため、断言が出来ないだけ。ただ、2.0のXVは私のインプレッサの2.0と大きく違わないだろうから、ほぼ間違いなく「e-BOXER」が最低だろう、という意味。)
基本的にはマイルドハイブリッドなのに、EV走行できるように頑張ったところは、技術的な「チャレンジ」としてはいいと思う。
だが、「商品」としてはダメだ。
この程度のレベルだったら、商品化してはいけない。
もっとEV走行できる状況を増やさないと、今の状態では、ほぼEV走行なんか出来ないのと同じだ。
しかも、そのほぼ実現できていないに近いEV走行を、「申し訳程度」に実現するのと引き換えに、エンジン始動時の加速の段付き感という致命的なバッドフィーリングを生み出している。
そして、頻繁かつ強制的に感じさせられる、エンジン始動時の醜い振動。
街乗りでこそ軽快かつ快適でなければならないハイブリッド車で、停車するたびに不快な思いをさせられるのは我慢できないところ。
まぁそんな状態なので、もし私がこのクルマを買ってたら、
「なんで高いカネ払って、普通のガソリン車より不快な思いをせなアカンねん!」
と言いたくなるだろう。
代車をディーラーに返した帰り道、自分の愛車「インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight」に乗って走り出して、
「あっ、やっぱこっちのほうが全然いいわ。(^o^)」
と思ったね。
低速から中速までの加速はともかく、中速域からの加速に関しては、むしろ私のインプレッサのほうが明らかに力強く感じたのは気のせいか?
XVの「e-BOXER」搭載車もエンジンは2.0リッターだが、純粋な2.0リッターガソリン車のエンジンよりスペックがやや低く、そもそも私のインプレッサより200kgも重いからかもしれない。
まぁそんな感じなので、あえて「e-BOXER」を選ぶメリットはどこにもないと思うね。
むしろデメリットだらけで、そのデメリットが致命的なレベル。
しかしよくこんなレベルで発売したよなぁ、って感じ。(^^;
というわけで、XVの「e-BOXER」搭載グレード「スバル XV Advance」は、ムダに高いだけであり、全くおすすめできない最悪なグレードであると申し上げておこう。
どうしても「e-BOXER」が欲しいという方は、必ず試乗してから決めて頂きたい。
えっ?
試乗せずに、もう注文したって?
注文した人は読まないでって最初に言ったのに。。。
ご、ご愁傷さまです。。。(^_^;
【追記】
その後、e-BOXERの改良が進んだ、
新型XVこと「クロストレック」に試乗しました!
下記リンクの記事が試乗インプレッションです。
興味のある方はどうぞご覧下さい。
コメント
何か「E-ボクサー」とか変なシステムにしないで、普通のマイルド・ハイブリッドにすれば良かったのでは?という様なオチですね。
余談ですが、自分が買い替えを考えている新型MAZDA3に関して、先日再度MAZDAの大試乗会に参加し、何人かのディーラーの方にお話を伺ったところ、河口まなぶさんが北米市場買いで乗っていた「Skyactiv-G・2.0マイルドハイブリッド」は日本での国内販売は無いんじゃないか?とか言われました…。
国内販売は恐らく「1.5G、1.8XD、2.0X(マイルドハイブリッド)」の三種ではないかと。
事実かどうか分かりませんが、自分は予算的に2.0G・マイルドハイブリッドが第一候補だったので、大変失望しました。
辛口系おやじ(管理人)です。
はい、おっしゃる通り、あの程度のEV走行しか出来ないなら、いさぎよくエンジンのアシストに徹するマイルドハイブリッドにすべきだったと思います。
MAZDA3に関しては、ご希望のグレードが日本では販売されないかもしれないとのことで、それは残念な話ですね。
恐らく、Xを選ばせるための誘導的グレード構成にしたいんでしょうね。
X、いっときますか?
試乗せずに注文となると、少々博打ではありますが。(^o^;
「G」や「D」ならともかく、試乗なしの「X」はちょっと…
というか、辛口氏が以前高評価されていた1.5Gの上級版として1.5Gマイルドハイブリッドをラインナップさせるべきではないのか?と思うのです。
辛口系おやじ(管理人)です。
ですよね、さすがに初物エンジンを試乗せずに買うのは博打ですよね。(^o^)
あと、1.5Gマイルドハイブリッドについては、私はラインナップしなくて正解だと思います。
同じ1.5Gベースでは、マイルドハイブリッドに価格なりの優位性を持たせるのが難しいんじゃないかと。
「マイルドハイブリッド」というシステム自体、根本的にそれほど力強さをプラスするシステムではないですから。
つまり、乗った人に、「さすがマイルドハイブリッド、よく走るなぁ!」と思わせるには、メインの動力となるエンジン自体にパワーがなければダメなんです。
だから2.0リッター級のエンジンと組み合わせる必要があるのだと思います。
1.5Gとマイルドハイブリッドを組み合わせたら、「1.5G」と「1.5G+マイルドハイブリッド」に、わざわざグレードを分けるほどの違いがなくなってしまうんじゃないですかね。
それどころか、私がスバルのe-BOXERを酷評したみたいに、
「なんだ、言うほど力強くもないし、フィーリングはガソリン車より悪いし、いい所がほとんど無いじゃないか!」
という評価になってしまったら最悪ですからね。(^o^;
ベストカーWebの記事(なぜスバルe-BOXERの評判はこんなにいいのか??)
https://bestcarweb.jp/feature/column/58864
とあまりに違い過ぎますね(~_~;)
あちらはやっぱり提灯記事でしょうかね(~o~)
辛口系おやじ(管理人)です。
リンク先の記事、読んでみましたが、恐ろしいくらい私の評価とは真逆ですね。(^o^)
記事の後半に書かれている「アイサイトとの相性とかAWDとの相性とか」については、私は試してないので何とも言えませんが、e-BOXERの致命的なネガには一切触れず、良い所だけを強調してる記事のように見えます。
ああいう記事を丸ごと信じて、試乗もせずに買ってしまう人がいるとしたら、何とも罪な記事だと思いますね。(-_-)
取説ではSモードにするとEV走行にはならずアシストのみになるんじゃなかったかな。
しかしSモードにしてもアイドリングストップはするようですが燃費はかなり悪くなると思います。(EV走行なしで110kg重くなるわけだから。)
また2つの鉛バッテリーが搭載されており定期交換の管理も面倒そうです。
コールドスタート時は水温が上がるまでアシストなしでチャージばかりのようなので
短距離走行では恩恵は少ないと思います。
辛口系おやじ(管理人)です。
モードによってEV走行の制御を変えてはいるようですが、結局、あのレベルではEV走行自体が無意味なんですよねぇ。(^_^;
e-BOXERを絶賛する声もあるようですが、私には理解不能です。(^^;
e-BOXERって結局マイルドハイブリッドと同じような物なんですかね?
私は以前よりマイルドハイブリッドに対しては懐疑的でした。
ストロングハイブリッドのように静かで力強くスムーズな加速感もなければ、燃費もガソリン車と大差ない、そのくせ部品点数は増える為コストと重量も少なからず増える等、メリットが分かりません。
これは私の憶測ですが、中身がどうであっても「ハイブリッド」と付いているだけで何も考えず買ってしまう客がいるから、メーカーもこんな商売をしてしまうのではないかと。
辛口さんはe-BOXER及びマイルドハイブリッドに何かメリットを見いだせますか?
辛口系おやじ(管理人)です。
e-BOXERは「EV走行が可能」という点が少し特殊なだけで、マイルドハイブリッドと呼んでも差し支えない範囲のモノです。
ご質問の、「e-BOXER及びマイルドハイブリッドに何かメリットを見い出せるか」という点についてですが、私の答えとしては、
「モノによる」
としか言えませんね。(^o^;
つまり、「e-BOXERだから、マイルドハイブリッドだからダメ」という決めつけをするつもりはないんです。
実際に乗ってみて、
「多少の価格アップで、ここまで低-中速での加速フィーリングが気持ちよくなるのか!」
と思えるような出来栄えであれば、メリットはある、ということになります。
ただ、少なくとも私が今回乗った「e-BOXER」に関しては、低-中速での加速にもそれほど明確なアドバンテージがあるとは感じなかったし、それどころか中途半端にEV走行させようとするがために余計にフィーリングが悪くなっていると感じたので、これではメリットどころかデメリットしか無いな、と。(^o^;
まぁ言ってみれば、サスペンション形式とかもそうですね。
トーションビームだからとか、ダブルウィッシュボーンだからとか、そんな形式の話はどうでも良くて、乗ってみて良ければそれでいいわけです。
トヨタのハイブリッドも、昔は「このハイブリッドのフィーリング、嫌いだな」と思ってましたが、どんどん進化してきており、フィーリングは改善されてきています。
最近に至っては、レクサスUXで私が「ガソリン車よりハイブリッドがいい!」と評価したように、結局は形式や方式の問題ではなく、「出来栄え」の問題なのです。
よって、e-BOXERもマイルドハイブリッドも、今の段階で見捨てるつもりはありません。
今は論外でも、今後の改善で「素晴らしい!」となるかもしれないですからね。(^_^)
いつも楽しませてもらってます^ ^
辛口さんは、購入候補車しか試乗しないとの事でしたが、代車でなら購入候補以外の車に、乗る機会があり得るのですネ⁈
そこでリクエストなのですが、今後もしスバル車を代車で乗る機会があったら、BRZ できればBRZ STIを選び、その感想を記事にしていただけたらと思いますm(_ _)m
代車なら、購入候補以外の 変わり種を乗ってみるのもアリやな!って思ってもらえたら嬉しいです。
自分は今、前期BMアクセラ2000乗っていて、BRZ STIを次の愛車候補にしています。 もちろん試乗してまして、好印象であります。
BRZ STIのフィーリングを、辛口さんがどう感じるのか、とても興味があります。
是非とも検討してみてください^_^
辛口系おやじ(管理人)です。
> 代車でなら購入候補以外の車に乗る機会があり得るのですネ
はい。
特に私の場合、ディーラーにクルマを預ける機会は一般的なユーザーより圧倒的に多いですから、代車はよく借りますよ。(^_^)
特にレポートはアップしませんでしたが、「WRX S4 STI Sport EyeSight」も代車で借りて乗りました。
でも大抵は、「インプレッサ スポーツ 1.6i-L EyeSight」か、「スバル XV 1.6i-L EyeSight」のどちらかですね。(^^;
> 代車で乗る機会があったら、BRZ できればBRZ STIを選び、その感想を記事にしていただけたらと思います
残念ながらBRZの代車は見たことがないので、まず無いと思います。
ってゆーか、「代車」としてはBRZは不便ですから、基本的にはディーラーはスポーツカーを代車としては用意しませんしね。(^^;
もし奇跡的にBRZの試乗車が代車に回されるようなことがあれば評価してみたいと思いますが、まぁ無いでしょう。(^o^;
ご要望にお応えできず申し訳ないです。
ハイブリッドと言われるとどうしても走りを犠牲にして燃費を稼ぐイメージになるんですけど、もっと加速を重視するためにモーターを使うような車を作って欲しいです。
それなりのパワーにしようとすると金額的に厳しくなったりするんですかね…別にNSXほどの物を求めてるわけでもないんですが。
辛口系おやじ(管理人)です。
動力性能を重視したハイブリッド車はすでにたくさんあるのですが、マイルドハイブリッドではなかなかそこまでのパフォーマンスを感じさせるのは難しいのが現実ですね。
結局、明確にパワフルさを感じさせようとすれば、それなりにコストの高いハイブリッドシステムが必要になります。
今のところ私の中では、レクサスUXのハイブリッドが、総合的パフォーマンスと価格の面でバランスがとれた良いクルマだと思います。
でも、最近では新型Aクラスをはじめとして、外車の小排気量ターボもさらに磨きがかかっているので、ハイブリッドが追いすがるところ、小排気量ターボもさらに進歩して影を踏ませまいと逃げている状況ですね。(^o^)
そんなわけで、いい感じに競争が熾烈で、近年はパワートレインの進歩が面白くなっていると感じます。(^_^)
やはりエンジンスペックも低くモータアシストも低出力となるとモーターやバッテリーが事実上デッドウェイトと化しているといった感じでしょうか。先代のXVハイブリッドを運転する機会がありましたが、あれもエンジンフィールや発進挙動が酷かったです。以前管理人様が先代インプレッサを酷評していましたが、あの出足だけ鋭さを演出するという部分を取り払ってただ単にもっさりとした発進挙動になり、2200rpmくらいまで回せば加速フィールをようやく得られるという程度のものでした。
スバルはトヨタがハイブリッド推しのためTHSをスバルに搭載できるようにしようと技術者を出向させたりなどもあるため、トヨタの路線に合わせようという政治的配慮があるという話を知り合いのメーカー営業からよく聞きます。
後余談ですがモーターやバッテリーが事実上デッドウェイトと化しているのが一因でXVの走行フィールが酷いというならそれよりも重いフォレスターって更に輪をかけて最悪ってことにならないでしょうか?それともチューニングを変えてまだましになっているのか乗ってみないことにはわかりませんが、フォレスターe-boxerを契約・購入してしまった方はご愁傷さまとしかいいようがありません。
こんなことならヨーロッパ勢のようにハイブリッド車でもターボを搭載するくらいがよかったかも。
辛口系おやじ(管理人)です。
モーターやバッテリーがデッドウェイトと化しているかと言われれば、「完全にデッドウェイト化してるわけではない」です。
確かに、低-中速での加速の軽快感は、ガソリン車と比べると多少は上だと思います。
でも、わざわざ追加でお金を払おうと思うほどの差でもないです。
それどころか、e-BOXERの場合フィーリング面で明らかにネガが多く、総合的に考えればむしろマイナスであり、追加でお金を出すどころの話ではありません。(^o^;
ストレートに言っちゃうと、たとえガソリン車より20万円安くても、私なら買いませんね。そんなレベルです。(^^;
フォレスターのe-BOXERは乗ってないのでわかりませんが、後発のXVでこの程度の出来栄えですから、ほぼ同時期に先陣を切ったフォレスターのe-BOXERの出来が良いとは、とても思えませんね。(^^;
我がインプレッサの走りの質感はあんなに素晴らしく仕上がっているのに、車種は違うとはいえ、同じメーカーが開発したe-BOXER搭載車の走りの質感があれほどまでズタボロというのは、何とも不思議です。
とても同じ基準で「走りの質感」を追求しているとは思えない差です。
開発担当者の違いによるものですかね? (^_^;
ジドーシャヒョーロンカという人々の中では読むに値すると思っている人の記事貼っときますね
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/1809/18/news036.html
どうも「スバルの乗り味はこれだ!」という思想より「ハイブリッドにしなきゃいけないんでコンポーネントに合わせたらこうなりました」という事情が上位に来てしまっている印象を受けますね。
この連載の新し目の記事の中でも「安心と愉しさとはなんなのだ」と指摘しています。
その後THSと組み合わせたストロングハイブリッドが北米向けに出てきましたね。
「この30年間自動車産業が試行錯誤の末作り上げてきた最適解を覆す、」とかすごい前フリになっちゃってますな。
辛口系おやじ(管理人)です。
「先行他社のハイブリッド技術に、追いつき追い越さなければならない」という焦りがあったんですかね。
あの状態で発売してしまうあたり、正気というか、冷静な判断力を失っているとしか思えません。
それぐらいヒドいですからね。(^_^;
辛口さん、現在MAZDAの公式サイトで「新型MAZDA3特別内見会」の応募が始まっていますよ。応募して抽選に当たれば無料で見て来られるので、一つ応募してみてはいかがでしょうか?会場は神奈川・大阪・岐阜の三か所ですが。
ブログのネタにもなるのでは?
自分は当日仕事があるので応募しませんでしたが、もし辛口さんが行かれる様でしたら、是非にもレビューを拝見したいです。(特にオーディオ性能)
辛口系おやじ(管理人)です。
情報提供ありがとうございます。(^_^)
応募の方法がよくわかりませんが(もう締め切られたのかな?)、いずれにしても私の4月の予定がまだ確定していないため、応募するわけにもいかないですね。
当たったのに行けないとかなったら、当たらなかった人に申し訳ないですから。(^_^;
ディーラーへの本登場の日を待ちたいと思います。(^_^)
あまり関係ないコメントでごめんなさい
以前から辛口様の試乗記を見て気になっていたインプレッサとレヴォーグに昨日
ようやく試乗出来ました!
インプレッサは2.0sでレヴォーグは1.6
STI sportでした。
乗り心地はどちらもよく、18インチとは思えないくらい快適でした。
加速に関してはやはりレヴォーグの方が力強さはあり、CVTということも気にならなかったです。
ブレーキに関してはレヴォーグは自然でしたが、インプレッサは初期制動が強くかっくんブレーキになってしまいました。
個人的にはレヴォーグにかなり惹かれてます。
ただ試乗したのがSTI sportなのでビルシュタインではないグレードも気になるところです。
今はN BOXに乗っていますが久しぶりに良い車に乗ったなーという気分です笑
もちろん車として目指す方向性が違うのは分かっています笑
辛口系おやじ(管理人)です。
レヴォーグはターボが効き始めると加速いいですよね。(^_^)
過去の私の試乗記では、レスポンスの悪さゆえに厳しい評価となってしまいましたが、そのへんは今は改善されてるんですかね?
(参考)
【試乗記】 スバル レヴォーグ 1.6STI Sport EyeSight
インプレッサのカックンブレーキは、私も現行の発売当初に試乗した際に、感じた現象ですね。
ですが、今のインプレッサは改善されているように感じるんですが、お乗りになった試乗車はB型以降の車両ですかね?
さすがに今さらデビュー当初のA型車両をそのまま試乗車として使っているとは思えませんが、もしお乗りになられた試乗車がB型以降の車両だとすると、カックンになるならないは、個体差があるのかもしれませんね。
ちなみに私のB型インプレッサはカックンにはなりません。(^_^)
あと、ビルシュタインじゃないレヴォーグは、私も乗ったことがないので何とも言えませんねぇ。(^^;
現在はN-BOXにお乗りとのことで、N-BOXにはN-BOXの良さがあり(私は乗ったことないので分かりませんが)、それはそれでご満足されていることでしょう。
でも、試乗して感じられた通り、レヴォーグにはレヴォーグなりの楽しみの世界があり、乗り替えれば今までとは違ったクルマの楽しみ方が広がると思います。
ぜひ前向きにご検討下さい。
って、私はスバルの回し者でも何でもないですが。(^o^;
XVのマイナーチェンジで2.0リッターモデルは全モデルe-BOXERを強制的に搭載されるとのこと
これってどうなんですかね?
先日フォレスターのe-boxerと2.5Lガソリン車を市場しました。
全く同じことを感じました。e-boxerって何がいいの?とディーラーマンに聞いたら、2.5L車に比べて税金が安いことですかねえ?って苦笑しながら言ってましたんで、「それだけ?」って笑っちゃいました。
あの走りにこだわるスバルがここらへん分かってないはずはなく、たぶん将来の自動車電動化へのスタディー的モデルなんではないかと思います。
辛口系おやじ(管理人)です。
フォレスターはXVより先行してe-BOXERが搭載されたモデルですよね。
であれば、当然フォレスターのe-BOXERでも私がXVで感じたような現象があるんでしょうね。
しかし「税金が安い」は笑いますね。
まぁあのデキでは、確かに笑うしかないですけど。(^^;
私が営業マンだったら、客がe-BOXER搭載グレードを買おうとしたら止めますね。
あれは改善されない限り、売り物になりませんわ。(^o^)
現場の技術者たちも、「あれでいいはずない」ということは分かってるんじゃないでしょうか。
ただ、発売スケージュールを遅らせるわけにはいかないという上からの圧力の前では、出来栄えに対するこだわりを貫くことができない、できなかったのだろうと思います。
仕事に期日は必要というか、あるのが当然ですが、現場に対してそのプレッシャーが「絶対的」であり過ぎると、期日に間に合わせるように誤魔化すというか、「良」ではなく「可」を目指して仕事をしてしまうようになる。
e-BOXERなんて、まさに「可」の状態で発売してしまった典型だと思います。
ちょっと乗れば、「良」ではないことぐらい素人でも分かります。
でも、クルマとして「致命的」ではないことも分かります。
さらに言えば、マツダ3の足回りの仕上げも、「可」で出してしまったのではないかと感じています。
マツダはプレミアム化路線、スバルは電動化導入へのシフト、何か急ぎ過ぎている部分があるんじゃないかと。(-_-)
辛口様
初めまして。この春、こちらの記事を知る前にスバルXVのe-boxerを購入した者です。
電池からエンジンへの切り替えの雑さやアイドルストップ解除時の振動などが大きいので、ハズレの車両なのかとディーラーへ持っていってしまいました。
「こんなものですよ」と言われて帰ってきたのですが、せめてアイドルストップオフができないものかと検索していて、こちらに辿り着きました。
おかげさまでスッキリしました。一般自動車誌では言わないですよね。
距離を重ねて慣れることを願いながら大事に乗りたいと思います。
これからも忌憚のない記事を楽しみにしております。
辛口系おやじ(管理人)です。
返信遅くなりました。(^^;
XVのe-BOXERユーザー様ということで、実に惜しいですね。
もし購入前にこちらの記事に辿り着かれていれば、少なくとも購入前に、当記事に書かれていることが本当なのかどうかをご自身で試乗して確かめられたかもしれないと思うだけに。(-_-;
なかなかね、一般の自動車メディアなどにアップされている「お行儀の良い方々」の試乗記には、真実は書かれていないというか、書けないものだと思うので、ああいうのは読んでも無意味に近いんですよね。
なので、私は一般の自動車メディアなどにアップされている評論家どもの試乗記は、「フィクション」としての読み物、という程度に考えて読むようにしています。(^o^)
もちろん、当ブログの試乗記も、「誰にとっても真実」であるかどうかは分かりません。
人はそれぞれに感受性や嗜好が異なりますからね。
でも、少なくとも「私にとっては真実」である、それは間違いないと断言できます。
なぜなら、当ブログの試乗記は、基本的には私が次期愛車候補を選ぶための「備忘録」として作成しているものだからです。
(レンタカー試乗企画など、愛車選びとは関係のない試乗記もありますが、評価のスタンスとしては通常の試乗記と同様のスタンスで評価しています)
なので、悪い部分も正直かつストレートに書いているだけに、その内容を腹立たしく思われることもあるかもしれません。
それでもよろしければ、これからも参考にして頂ければうれしく思います。(^_^)
vxとインプレッサを比べる事が無意味
辛口系おやじ(管理人)です。
> vxとインプレッサを比べる事が無意味
確かに、XVの購入を検討している人は「SUV」を対象にしているでしょうから、他のSUVと比べることはあってもインプレッサとは比べないでしょうね。
ただ、XVのベースはインプレッサそのものなので、インプレッサの乗り味との印象の差を比べることは、決して無意味ではないと思います。
購入対象との比較にはならなくても、「XV」というクルマの出来栄えやキャラクターを知る上では、インプレッサとの比較が参考になることもあるだろうと思います。