日本カーオブザイヤーの結果に私から一言

 第40回 2019-2020 日本カーオブザイヤー(JCOTY)が決定した。

今年を代表する1台として選ばれたのはコレ。

「トヨタ RAV4」

 昨年、一昨年は連続で外車(ボルボ)に日本カーオブザイヤーの座を持っていかれていたが、今年は日本車が取り返す形となった。

なお、最終選考の対象となった10台、それぞれの順位と得点は以下の通り。

10ベストカー
1位 トヨタ RAV4 ・・・436点
2位 マツダ MAZDA3 ・・・328点
3位 BMW 3シリーズ セダン ・・・290点
4位 トヨタ カローラ/カローラツーリング ・・・118点
5位 ジャガー I-PACE ・・・109点
6位 ジープ ラングラー ・・・56点
7位 ホンダ N-WGN/N-WGN Custom ・・・54点
8位 メルセデス・ベンツ Aクラス/Aクラス セダン ・・・53点
9位 ニッサン デイズ ミツビシ eKクロス/eKワゴン ・・・35点
10位 ダイハツ タント/タントカスタム ・・・21点

 そして、輸入車のトップおよび各部門賞は、以下の通りとなった。

インポートカーオブザイヤー

「BMW 3シリーズ セダン」

イノベーション部門賞

「ニッサン スカイライン」

エモーショナル部門賞

「ジープ ラングラー」

スモールモビリティ部門賞

「ニッサン/ミツビシ ニッサン デイズ ミツビシ eKクロス/eKワゴン」

 というわけで、今回の記事では、日本カーオブザイヤーの選考結果を見て私が思ったこと感じたことなどを色々とブチまけ・・・、いや、クソ忙しいので記事を書く時間もあまり無いため、軽く一言だけ言わせてもらうとしよう。(^o^;

1.意外すぎる上位の決着!

 私のツイッターをフォローしてくれている人はツイートを見てご存知かもしれないが、私は今年の日本カーオブザイヤーは、これまでの自動車メディアでの扱われ方を見る限り、「カローラ」が大賞を獲るのではないかと予想していた。

 あるいは、クルマの出来栄えや完成度で純粋に選ぶなら、「BMW 3シリーズ」が選ばれるのが順当だろう、と。

 しかし、結果は意外なものだった。

まさかの「RAV4」。

これは全くノーマークだった。(^_^;

 そして2位が「MAZDA3」。

私が試乗した限りでは、ベースは良いが完成度という点で不満の残る出来栄えだっただけに、MAZDA3が2位というのも正直意外だった。

 まぁ日本車のワンツーフィニッシュということで、「日本」カーオブザイヤーとして、本来であれば「めでたしめでたし」という結果なのかもしれないが、全く意外なワンツーフィニッシュだけに、私としては納得しかねる結果だ。(-_-)

2.対象はフルモデルチェンジのみにせよ!

 今年の日本カーオブザイヤーにノミネートされたクルマは、以下の35台。

1. ダイハツ タント/タントカスタム
2. トヨタ カローラ/カローラツーリング
3. トヨタ スープラ
4. トヨタ RAV4
5. ニッサン スカイライン
6. ニッサン/ミツビシ ニッサン デイズ ミツビシ eKクロス/eKワゴン
7. ホンダ インサイト
8. ホンダ N-WGN/N-WGN Custom
9. マツダ MAZDA3
10. ミツビシ エクリプス クロス(ディーゼル)
11. ミツビシ デリカD:5(ディーゼル)
12. レクサス ES
13. レクサス UX
14. アルファロメオ ジュリア(ディーゼル)
15. アルファロメオ ステルヴィオ(ディーゼル)
16. アウディ A6/A6 AVANT
17. アウディ Q8
18. BMW X5
19. BMW Z4
20. BMW 3シリーズ セダン
21. シボレー カマロ
22. シトロエン C3 AIRCROSS SUV
23. シトロエン C5 AIRCROSS SUV
24. DS DS 3クロスバック
25. ジャガー I-PACE
26. ジープ ラングラー
27. ランドローバー レンジローバー イヴォーク
28. メルセデス・ベンツ Aクラス/Aクラス セダン
29. メルセデス・ベンツ Bクラス
30. メルセデス・ベンツ GLE
31. プジョー 508/508 SW
32. ポルシェ 911クーペ
33. テスラ モデル 3
34. フォルクスワーゲン ゴルフ TDI/ゴルフヴァリアント TDI
35. ボルボ V60 クロスカントリー

 分かる人が見れば分かると思うが、このノミネート車の中には、フルモデルチェンジではないクルマ、すなわち「新型ではないクルマ」も含まれている

例えば、パッと見て私が気付くだけでも(詳しく調べれば他にもあるかもしれないが、とりあえずざっと)下記のクルマは新型ではない

5. ニッサン スカイライン
10. ミツビシ エクリプス クロス(ディーゼル)
14. アルファロメオ ジュリア(ディーゼル)
15. アルファロメオ ステルヴィオ(ディーゼル)
34. フォルクスワーゲン ゴルフ TDI/ゴルフヴァリアント TDI

これらはとっくに登場済みのクルマだが、エンジンが変更されていたり、新たなグレードが追加されたものだ。

まぁアルファロメオの2台は昨年と一昨年の日本カーオブザイヤー選考対象車なので比較的新しいが、「スカイライン」2014年に発売されたクルマ、ましてや「ゴルフ」なんて2013年に発売(欧州では2012年に発売)されたモデルであり、完全にモデル末期のクルマだ。

 ただでさえ世間一般の人は、フルモデルチェンジの新型と改良型の区別すらついてない人が多いのに、こういうことをされるとますます新型と勘違いする人が出てきてしまうと思うのだ。(-_-)

 もちろん、エンジンが違えば乗り味も違うので、ノミネート車に加える意味が全く無いとは言わないが、やはりその年を代表するイヤーカーを選ぶためのノミネート車なのだから、そこは完全な「新型」だけに絞るべきではないだろうか?

3.イノベーション部門賞にスカイライン!?

 まさに、あの詐欺まがいの誇大広告、「自動運転」のキーワードだけで選んだかのような結果だが、この賞をスカイラインに与えることを事前に決めたうえで、スカイラインを日本カーオブザイヤーのノミネート車に加えたのではないかと勘ぐりたくなる。(^_^;

手放し運転(ハンズオフ)を可能にしたとはいえ、いつでも運転を代われるようにハンドルから少し手を浮かせた状態で構えてなければならないという、どう考えても余計に疲れるとしか思えない自動運転に何の意味があるのだろうか?

 私の知り合いで、実際にスカイラインの自動運転を高速で試したことがある人から聞いた話では、

「少し道が混みだすと制御が危なっかしくてすぐに運転を代わりたくなる。怖くてとても運転を任せられない。よほどガラガラの時でなければ使い物にならない。」

とのこと。

まぁそれは試すまでもなく想像にたやすいというか、よく混んでる状態でそんなモン試したな、としか言えなかったが。(^o^;

 とにかく、この「イノベーション部門賞」が、

「使い物にならないけど、見た目にインパクトがあって分かりやすい」

という機能を付けて、大袈裟に宣伝したモン勝ちみたいな賞にならないことを願う。(-_-)

4.軽自動車は対象から外せ!

 JCOTYには、2013年から「スモールモビリティ部門賞」という部門賞が新設されている。

この賞、2013年から今年に至るまで、全て軽自動車が受賞しており、「スモールモビリティ」などと幅広い表現を使ってはいるが、実態は事実上の「軽自動車大賞」である。

 ちなみに、スモールモビリティ部門賞が新設された2013年と言えば、JCOTY史上、初めて外車(ゴルフ)が大賞に選ばれた年

今年のノミネート車を見ても、外車の数がすごく多い。

しかも昨年、一昨年と、大賞を外車(ボルボ)に2年連続で持っていかれている。(-_-)

 一方の日本車は、気が付けば軽ばかりが売れる状況で、軽自動車屋みたいになりつつあるホンダ、新型を出さない日産など、かつて普通車で市場を賑わせたメーカーの元気がない。

「このままでは、日本カーオブザイヤーなのに、大賞を取るのは外車ばかり、という状況になる日も、そう遠くないのではないか?」

そのように考えたモータージャーナリスト連中が、確実に日本車が取れる賞を確保するために「スモールモビリティ部門賞」をつくった、などと考えるのは、邪推が過ぎるだろうか。(^o^;

 ってゆーか、軽自動車の規格は日本独自の規格であり完全なガラパゴス規格なので、普通車とゴチャ混ぜにして評価するというのはやめて頂きたいというのが、私の率直な思いだ。

外車にも軽があるならフェアな勝負だが、外車にはない規格で勝負するって、それは卑怯だろう。

 軽自動車もどんどん良くなっている(高くもなっているが)だけに、この調子でいくと、コスパ込みで評価したら大賞は軽自動車ばかりになる、という未来もあり得なくはないだろう。

しかしそうなったとしても、それはあくまでも「軽としては」とか「軽なのに」が常につきまとう話であり、やっぱり普通車とは分けて考えるべきだと思うのだ。

軽は軽だけの賞で争ってもらいたい。(-_-)

5.10ベストカーに軽自動車3台の情けなさ!

 日本カーオブザイヤーの最終選考に残ったクルマが10ベストカーなわけだが、10台中、日本車は6台。

その6台のうちの3台が軽自動車だ。(-_-)

 つまり、私に言わせれば、実質的には日本車で最終選考に残ったのは、

・トヨタ カローラ/カローラツーリング
・トヨタ RAV4
・マツダ MAZDA3

の、3台だけである。

 この状況を見ても、最近は完全に日本車が外車の勢いに押されてしまっている空気を感じ取ることができる。

もはや「ガラパゴス」で勝負するしかない、と。(^_^;

 こういう日本車の「情けなさ」を浮き彫りにする意味でも、日本カーオブザイヤーの対象からは軽自動車を外すべきだと思う。

そうすれば、いかに日本の自動車産業の勢いが弱っているかを感じやすくなり、自動車産業に携わる人たちへの刺激にもなるだろう。

6.あとがき

 以上、いろいろと苦言を書いたが、日本人として日本車が日本カーオブザイヤーを獲ってほしいという単純な思いと、日本車/外車にかかわらずクルマ全体が切磋琢磨してより良いクルマが登場してほしいという、クルマ好きとしての思いがあってこその苦言だ。

 とりあえずは、日本車「RAV4」が大賞を取り返した今年の日本カーオブザイヤー。

だが私は、デザインが好みに合わず却下したため、「RAV4」には試乗していない。(^_^;

 あれだけベタ褒めにされていた「カローラ」に大差をつけての受賞だけに、ホントにそんなにいいクルマなのか、乗ってみたくなってきた(^o^;

レンタカーで探して乗ってみようかな。

でも、おあずけになってるレクサスESにも早く乗りたいし、でも年末年始は時間が取れないし。。。(-_-;

年末年始のドタバタが落ち着いたら、「レクサスES」と「RAV4」のレンタカー試乗、あらためてトライしてみようと思います。(^_^;




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コメント

  1. 匿名 より:

    管理人さんこんにちは。
    日本カーオブザイヤーの結果を見ると、日本車は軽自動車に偏重しているのだなと改めて感じました。
    さて、今回はノミネートされていなかったのですが、ぜひマツダCX-30のレビューをしていただきたいです。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      「軽で十分」、「むしろ軽がいい」という人がいるのは当然だし、それはそれで構わないのですが、こういった賞レースの上位にくる日本車が軽というのは、、、クルマ好きとしては悲しい状況です。(-_-;

      CX-30への試乗ですが、年末年始は時間が取れないので、1月末あたりか2月頭ぐらいで何とか都合をつけたいと思っています。

  2. 匿名 より:

    よりによって、RAV4ー。。
    悪い車じゃないと思いますが、北米仕様と比較してどう考えても廉価版(耳たぶミラーしか選べない等)がJCOTYとは。。

    完全に日本市場は舐められてますねぇ。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      昔ほど細かい所にこだわる人がいなくなったのかもしれませんね。

      使い勝手が良くて、広くて、燃費が良くて、流行のスタイル(デザイン)、といった大きな部分は気にするけど、細かい装備の違いや質感の違いなんて、どうでもいいと思ってる人が多数派なのかも。

      なんせ「軽」が売れまくってますから、まぁ極端な話、便利に使えて走ったらそれでいいのでしょう。(^_^;

      • 匿名 より:

        返信ありがとうございます。

        確かに、些細な違いは気にしない方が大多数なのかもしれませんね。

        でも、車好きが選ぶならトヨタはまだマシなラインナップかもしれません。
        日産は買う車が全くないです。10年前とほぼ変わらない印象で魅力ゼロ。

        そんな市場のJCOTYって賞は権威はないのかもしれません。。

  3. ADSV より:

    輸入車にインパクトで押され気味のため、国産車に少しでもスポットライトを当てようとしてスモールモビリティ部門賞を作ったという考えはあながち間違いではないと思います。
    なんか世界的にサッカーのようなメジャーな競技で強豪国に勝てないけれど、野球みたいな世界的に見ればマイナー競技でトップを獲って「世界に誇る」といった感じで喜んでいるみたいで(野球ファンの方ごめんなさい・・・)なんなのこれ?という感じです。
    日本市場が軽や燃費の車ばかりクローズアップされるのはユーザーがクルマの基礎となる「走る、曲がる、止まる」を楽しさも含めレベルの高いものを作っても大多数のユーザーはそんなものわかりはしない、価格を抑えた低燃費車が好みで走行性能なんて二の次だろうとメーカーがユーザーを軽く見ているようにも個人的に感じます。低燃費で走行性能も高い車を作ろうとしたら開発費がバカになりませんから。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      そう感じますよね。
      軽自動車用の賞(スモールモビリティ部門賞)でもつくらないと、日本車ヤバいぞ、って感じがしますモン。(^_^;

      もちろん、「燃費が良くて足になればそれでいい」というのもクルマに求められる役割の1つの在り方ではあるので、その価値観の存在そのものを否定する気はないです。

      でも、それはそれで置いといて、「走る、曲がる、止まる」で世界と戦えるクルマをつくっていくことも、日本の自動車産業をグローバルな視点で考える上で重要なことだと思います。

      でも今回の日本カーオブザイヤーを見ると、結果としては大賞は日本車が獲ったものの、全体として見た時に日本車の弱さを感じてしまいます。

      じゃあ日本のメーカーは頑張って良いクルマをつくろうとしてないかと言えば、それはそうでもないと最近は感じるのです。

      特にトヨタなど、ハイブリッドの開発・改良に集中しすぎていた頃に比べたら今はかなり良くなったと感じますし、今の取り組みも期待の持てるものだと感じています。

      日産とホンダが論外すぎるため、日本全体としての勢いに陰りを感じるものの、少なくともトヨタ、マツダ、スバルは良いクルマをつくろうとしていると感じるので、今後に期待しています。(^_^)

      • ADSV より:

        「走る、曲がる、止まる」に対して常に進化させようと研究開発を続けている国産ブランドは個人的にマツダ、スバルだと思っています。トヨタは仰ったとおりハイブリッドの燃費の向上のみに終始していた時期もあり現在遅れた分を取り戻そうとしている印象です。
        日産・ホンダは過去の貯金といったらおかしいかもしれませんが過去の一定の時期までは研究開発を続けていたけれど、日産は国内軽視になってから、ホンダもN-BOXが売れるようになりN-BOX屋と化してからは普通車の走行性能は過去の遺産で食いつないでいるようなのが個人的な印象です。

  4. 今春からレガシー改めBMW3Mスポ より:

    なぜ売れ行き上位が小さい車ばかりなのだろうと考えて、過去のランキングを見てみました(ソニー損保のホームページで)。最初に結論を書きますと、ずばり、車の価格だと思ういます。(ランキングの後の価格は、当時売れ筋だっと思われる型式の価格で、あくまでご参考ということで)
    1990年 1位カローラ(130万円) 2位マークⅡ(200万円) 3位クラウン(310万円)
    2000年 1位カローラ(140万円) 2位ヴィッツ(120万円) 3位エスティマ(300万円)
    2010年 1位プリウス(245万円) 2位フィット(150万円) 3位ヴィッツ(135万円)
    2018年 1位ノート(200万円) 2位アクア(190万円) 3位(プリウス(280万円)

    ざっとこんな感じです。
    その間、日本はデフレ等々の理由により所得はほとんど増えていません。
    一方、米国等をはじめとした海外では所得が普通に2倍以上になっているはず。自動車は国際的な商品なので、海外並みのインフレ率で価格が上昇していると思います。ところが日本人の給料は上がらないまま・・・
    ということで、今も昔と変わらず所得に見合う(?)価格の自動車を買っているのですが、車の価格が上がっている結果、売れ筋の車のランク(というとノートやヴィッツに失礼ですけれども)が下がってきた、と。
    世界で戦う自動車会社が国内で売るのは大変だと思います。この問題は、利益を株主への配当や従業員への給与に反映させず、内部留保に回してきた企業にも責任の一端はあるのだろうと思います。

    • 匿名 より:

      すみません!誤字が多いので載せなおしました。以後、気を付けます。いつも大変楽しみに拝見しております!

  5. 今春からレガシー改めBMW3Mスポ より:

    なぜ売れ行き上位が小さい車ばかりなのだろうと考えて、過去のランキングを見てみました(ソニー損保のホームページで)。最初に結論を書きますと、ずばり、車の価格だと思います。(ランキングの後の価格は、当時売れ筋だったと思われる型式の価格で、あくまでご参考ということで)
    1990年 1位カローラ(130万円) 2位マークⅡ(200万円) 3位クラウン(310万円)
    2000年 1位カローラ(140万円) 2位ヴィッツ(120万円) 3位エスティマ(300万円)
    2010年 1位プリウス(245万円) 2位フィット(150万円) 3位ヴィッツ(135万円)
    2018年 1位ノート(200万円) 2位アクア(190万円) 3位プリウス(280万円)

    ざっとこんな感じです。
    その間、日本はデフレ等々の理由により所得はほとんど増えていません。
    一方、米国等をはじめとした海外では所得が普通に2倍以上になっているはず。自動車は国際的な商品なので、海外並みのインフレ率で価格が上昇していると思います。ところが日本人の給料は上がらないまま・・・
    ということで、今も昔と変わらず所得に見合う(?)価格の自動車を買っているのですが、車の価格が上がっている結果、売れ筋の車のランク(というとノートやヴィッツに失礼ですけれども)が下がってきた、と。
    世界で戦う自動車会社が国内で売るのは大変だと思います。この問題は、利益を株主への配当や従業員への給与に反映させず、内部留保に回してきた企業にも責任の一端はあるのだろうと思います。もっとも、デフレ(というか長期にわたって給与が上がらなかったこと)の原因は他にも多々あるのでしょうけれども。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      誤字訂正の再投稿、了解です。(^_^)

      確かに、給料は上がってないのに、クルマはどんどん高くなってきてますからねぇ。(^_^;

      でも、ローンなどは昔より充実してますし金利も低くなってますから、買う気さえあれば昔よりもむしろ今のほうが買いやすい環境が整っているようにも思うんですけどね。

      結局、そこまでしてクルマが欲しいと思っていない。

      昔みたいに「いつかはクラウン」といった、ヒエラルキーの階段を上がっていくという価値観も今は薄れているので、少し背伸びしてでも上等なクルマを買おうという人も減ったのだろうと思います。

      なので、おっしゃる通り、給料が増えてないわけですから、背伸びする人がいなくなると価格が高くなった小さいクルマを買うことになる、ということかもしれません。

      で、背伸びして買う人が少なくなるということは上のクラスの車種の需要が減るということになるので、メーカーもそこにあまり力を入れなくなってしまう。

      そうなると、上位車種が車種の統廃合で減ってしまったり、クルマとしてのレベルも上がりにくくて外車に差を広げられたりする。

      そうすると上位車種を求める人は外車に流れてしまってシェアを奪われ、ますますメーカーは上位車種に力を入れなくなる。

      という悪循環に陥るということかもしれません。(^_^;

      日産、ホンダなんかは、まさにその負のサイクルを体現しているメーカーのように見えて仕方がないです。

      インサイトに試乗したらよく分かります。

      イマドキであのレベルでは、勝負になりませんモン。。。(-_-;

      (参考)
      【試乗記】 ホンダ インサイト EX・BLACK STYLE

  6. 細波 より:

    新型ヤリス(ガソリン車)では、アイドリングストップは装置されないようです。
    https://bestcarweb.jp/news/newcar/99332
    まぁ、開発者はアイドリングストップは経済的にも環境的にもエコでないという事はよくよく分かってるでしょうから、今後アイドリングストップを廃止する車が増えることを期待します。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      おおっ!それは知らなかったッス!

      ただ、新型ヤリスはトヨタのヒエラルキーで言えば底辺のエントリーモデルだけに、単にコストダウンのためにアイドリングストップを省いたという可能性もありますよね。

      なので、この流れが上位車種にも続くかどうかは分かりませんが、アイドリングストップが付いてなくてもバカ売れしたりすれば、

      「なぁーんだ、アイドリングストップつけなくてもみんな躊躇せず買ってくれるんジャン。じゃあウチも付けるのやーめよ! (^o^)」

      という反応が起こる可能性はありますよね。(^_^)

      新型ヤリスを皮切りに、平成に生まれた最低最悪の超絶クソ装備「アイドリングストップ機能」が、トヨタはもちろん他社も含む全てのクルマから、キレイさっぱり消え去ることを期待しましょう! (^_^)

      • 細波 より:

        ディーゼル車とアイドリングストップの組み合わせとか最悪ですからね。停車時にも必ずしもアイドリングストップするわけではないから、余計にエンジン音が気になりますし。じゃあ機能切っとけよって言われそうですが、自分の車ではなく、助手席に乗せてもらっているときはなかなかそうもいかないものです。

  7. 匿名 より:

    軽自動車が国内自動車販売台数の半数を占める以上は無視できないでしょう。
    半分ですよ、半分。

    車としてどうかとか、いろいろ考えはあるでしょうが、一応「日本」カーオブザイヤーですから。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      私はむしろ、売れてる売れてないは完全に無視して評価するべきだと思ってるんです。

      だって、売れてるか売れてないかは、評価するまでもなく数字で分かってる話ですから、数字を見れば上位が分かるわけですし。(^_^;

      それに、売れてるからいいモノとは限らないですしね。

      本当はもっと他に欲しいクルマがあるけど、経済的な事情とか駐車場の事情とかで仕方なく選ばれて売れてるだけかもしれない。

      そんな「諸事情」を一切取っ払って、「ホントに良いクルマはどれなんだ?」という問いに対する1つの答えとして、「賞」があるべきではないかと。

      もちろん、そうやって賞に選ばれるクルマとて、万人が納得する結果とはならないわけですが、選ばれた理由が「売れてるから」になってしまっては、賞が存在する意味がなくなってしまうと思うわけです。(^_^;

  8. 匿名 より:

    イノベーション部門のスカイライン、妥当だと思いますよ。この手の技術は100%完璧というのはあり得ないです。販売して現場で使われながらレベルアップしていくしかないです。日本のメーカーが苦手な分野ですね。妥協とある程度のいい加減さが必要です。まあ、それは許さないという日本人多いかもしれませんが、そうしていると欧州だけでなく中国にも先を越されると思います。スカイラインをみて、きわめて保守的な日本の役所やメーカーにあって、やっとここまでやる気になったかという思いがしました。もちろんこれで満足せず次々と改良していく必要がありますが。
    車の電子化はもう誰にも止められません。
    走る・曲がる・止まるに関してもいまは電子制御ですし。

    • 匿名 より:

      走る・曲がる・止まるに関してもいまは電子制御ですし。
      のところは
      走る・曲がる・止まるに関してもいまは電子制御で味付けされていますし。
      という趣旨でした。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      素晴らしく寛大なお人、寛大なコメントだと思います。(^_^)

      そういった寛大な人もいないと、化石のようなクルマを売り続ける日産の立場がなくなるので、少なからずそのように温かい目で見守り、支持してくれる人たちがいるということは、日産のせめてもの救いだと思います。(^_^;

      しかし、現時点の日産のプロパイロットでは、どう見ても「イノベーション」というほどの驚きが無いです。

      はっきり言って、ただのレーダークルコンに毛が生えた程度であり、デモを見れば見るほど、

      「我々が求めるような自動運転が実現する未来は、まだまだ遠いなぁ。。。」

      と思わされてしまう。

      もっと、「おおっ、ここまで来たか!」というレベルまで来てくれないと、ちっとも「イノベーション」を感じません。

      あるいは、もうちょっと違うやり方、新しい切り口で、自動運転の実現を目指している雰囲気が感じられれば、イノベーションってのもアリだと思うんですけどね。

      私としては、車線キープや車線変更を、車線認識に頼ってる時点でもう全く期待できない。
      それじゃあ高速は走れても、一般道は走れない。
      車線が消えてる所なんて腐るほどあるからね。(^_^;

      もちろん、一気に難しいことは実現できないので、「まずは高速道路限定の自動運転から」、という段階的な目標を立ててるのかもしれません。

      しかし、正直そんなのいくら見せられても、一般の人々が求める、本当の意味での完全な自動運転が実現するイメージにつながらないのです。

      イノベーションというのなら、もっと画期的なアプローチで自動運転の実現を目指してほしいものです。(-_-)

      • 締まり命 より:

        プロパイロットの出来はテスラの周回遅れですし、そもそもパワートレインが一昔のエンジン使ってる時点でイノベーションも糞もない。
        テスラのデュアルモーターAWDを見てくださいよ。http://intensive911.com/?p=175363
        自動運転や電気で動くことばかり注目されるテスラですが、パワートレインにおいてもイノベーションを起こしています。ボルボやフォードは早速追従してますし、この流れはさらに広がるでしょう。
        これほどのものを完全無視と決め込んだ日本COTYはどれだけ偉大で素晴らしい賞なのかがよーくわかります。

  9. 締まり命 より:

    世界中で大ヒットのみならず、EVや自動運転の分野で業界のイノベーションを促し、競合他社にも刺激を与えているテスラのモデル3をトップ10からはじき出すとは、完璧に忖度ありきの賞ですね。話題にされることさえ恐れているのではないでしょうか?
    イノベーション部門にスカイラインとは笑わせてもらいました。

    ちなみに辛口さんは「売れてる売れてないは完全に無視して評価するべき」と仰ってましたが、「メーカー消費者問わず業界に与える影響度」に関しては評価の基準にはなると思いますか?

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、イノベーション部門賞にスカイライン、笑うしかないです。

      あのクソ低レベルな自動運転、フルモデルチェンジではないにも関わらずニュースリリースで「新型」を謳うという、子供だましの卑怯な手口。
      今さらこんなのが「イノベーション部門賞」とは。(^o^;

      しかし今の日産、売ってるクルマが古いクルマばかりで、新しいのはショボいクルマしかなく、カーオブザイヤーを狙うどころの話ではない。

      となれば、ここは部門賞でもいいから獲らないと、他社に対して遅れていることが、劣っていることがバレてしまう、と。

      どんな手を使ったのか知りませんが、必死で部門賞の枠を確保した感じでしょうかね。(^^;

       

      まぁそれはともかく、ご質問の、「メーカー消費者問わず業界に与える影響度」は評価の基準になるか?

      という問いにお答えしたいと思います。

      私としては、イノベーション部門賞に関しては、評価の基準の1つにしてもいいように思います。
      影響を与えるということは、やはりそれまでとは違う、それまでに無い新しいアプローチやソリューションが示されている可能性も高いだろうと思いますし。

      ただし、日本カーオブザイヤーの大賞を選考する上では、「影響度があるかないかはどうでもいい」と思っています。

      つまり、「クルマが良ければそれでいい」、単純に、良いクルマが選ばれてほしいと思っています。

       

      影響の与え方って様々ですし、影響度の大きさを評価の指標に入れたところで、良いクルマを選ぶことになるかどうかと言えば、そこは完全にはリンクしないと思うんですよね。

      それに、影響を与える部分というのは、クルマをつかさどる1つ(複数ある場合もあるでしょうけど)の「要素」にすぎない。

      その1つの要素が業界に大きな影響を与えるものだとしても、「クルマ」というモノとして全体的な評価をした時に、はたしてそれは優れていると言えるのかどうか。

      そうなると、それはまた話は別だと思うんです。

      まぁ少なくとも、イノベーション部門賞に関しては、おっしゃる通り、スカイラインを選ぶぐらいだったらテスラのモデル3のほうがはるかにふさわしいとは思います。

      まぁ、モデル3がふさわしいのか、スカイラインがふさわしくなさ過ぎるのか、どっちの表現が適切なのかはともかくとして。(^o^;

  10. 匿名 より:

    圧倒的とも思える点差をつけてRAV4が一位になったり、かの誇大広告車がイノベーション賞になったり、なんかこう…「謎の力」を感じざる得ない結果だなぁと思いました。
    正直、JCOTYには失望しました。

    もっとフェアで参考になるようなコンテストがあればおすすめして頂けないでしょうか。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      フェアで参考になるようなコンテスト、ですか、まぁ無いでしょう。(^o^)

      良好な関係とまではいかなくとも、少なからず自動車メーカーとの関係を維持していかないと仕事がなくなってしまうような連中が選考委員に多く含まれているわけですから、フェアであるはずがありません。(^o^)

      私は今回のノミネート車の一部にしか試乗していないし、RAV4にも試乗していないので、RAV4の受賞が妥当かどうかの判断はできません。

      個人的には、乗って走ってのインパクトの大きさと出来のレベルの高さを考えたら、「BMW 3シリーズ」が受賞するのではないかと予想していました。

      しかし、大賞を逃すどころか、2位の座もMAZDA3に奪われました。

      私の評価では、少なくとも3シリーズはMAZDA3より下の順位になるはずのない出来だと思うだけに、選考委員の頭の中には、

      「今回は何がなんでも日本車を大賞にしなければならない!」

      というバイアスがかかっていたとしか思えません。

      だからRAV4とMAZDA3に票が集中したのではないかと。(^_^;

      カローラの票が、発売後の評判の高さから考えるとあまりにも少ないのは、カローラは海外仕様と日本仕様でボディサイズが根本的に違うので、大賞に選んだ場合、グローバルな視点で見たときに日本ローカルな評価になってしまうため権威性が弱くなってしまう。

      RAV4も海外仕様と日本仕様とでは細かい違いはあるものの、カローラほどではないですし、海外で非常に評価が高くてよく売れているという実績の後押しもありますからね。

      「RAV4選んどけば、日本車が大賞に返り咲くと共に、グローバルな視点で見てもそんなに文句や異論は出ないだろう」

      的な無難な選択だったんじゃないですかね。(^_^;

       

      まぁそんなわけで、結果は「RAV4」でしたが、私は普通にフラットな目線でフェアに選べば「BMW 3シリーズ」だと確信しています。(^_^)

      イノベーション部門賞は、、、まぁ日本で存在感を失いつつある日産に、何か花を持たせておかないといけないから選ばれただけでしょう。
      ビッグマイナーチェンジでダサくなったフロントフェイスといい、もはや笑うしかないです。(^o^;

      • 匿名 より:

        ただ、3シリーズは高いですからね。
        性能は良いが値段は高いだと、苦しさはあります。

        結局コスパで選ぶのではないでしょうか。

  11. ぽん太 より:

    アイドリングストップの話題がコメント欄にありましたのでここに書かせていただきます。
    トヨタの新世代車はアイドリングストップを付けていないという話ありました。
    http://kunisawa.net/car/car_latest-information/新世代のトヨタ車、アイドルストップが付いてお/
    辛口さんに時代が追いついてきましたね!

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      トヨタ車のアイドリングストップが無くなってきているお話、ありがとうございます。(^_^)

      リンクを張って頂いた国沢氏の記事、読んでみました。

      端から端まで、

      「だから最初っからそう言ってるだろうが!」

      的な内容しか書いてないから笑けてきました。(^o^;

       

      アイドリングストップという機能は、この機能が世に登場した時からさんざん私が申し上げている通り、平成に生まれた最低最悪のクソ装備です。

      アイドリングストップ機能はトータルで見ると、まったくのムダ機能である。

      こんな当たり前の事に気付くのに、天下のトヨタ様ともあろう優良巨大企業が、今日に至るまで幾年もの歳月を要してしまったとは残念なことです。(-_-)

      しかし、気付いてからの行動が早いのはさすが。

      他の企業も早くトヨタに追随し、現行モデルの次回改良、フルモデルチェンジのタイミングで、アイドリングストップ機能を取っ払って頂きたいものです。

      さすがに、「時代が私に追いついてきた」、とまでは言いませんが、アイドリングストップに対する不満の声がメーカーに届き始めているからこそ、トヨタは動いたのかもしれません。(^o^;

      逆に言うと、今までは顧客からのアイドリングストップに対する否定的な声がメーカーにあまり届いてなかったのかも。

      世の中が、すなわち、消費者が求める機能を付けようとするのがメーカーですから、「燃費削減」、「環境保護」という強力なキーワードによる需要に対し、メーカーが出した答えがアイドリングストップだったのかなぁ、と。(^_^;

      でも、結局それ(アイドリングストップ)は表面的に消費者を欺く機能でしかなかった。

      停まってる間はエンジンが止まるので、アホな消費者は、それで何となく燃費が節約できている、すなわち、お金を節約できているような気がしてしまう。

      そのわずかばかりの燃費の削減と引き換えに、いろんなネガティブな影響を受け入れさせられていることに気付かずに。(-_-)

       

      結局のところ、アイドリングストップのようなアホな機能が誕生するのは、アホな消費者が多いからだ。

      アホを満足させるためにアホな機能を付ける。
      たとえその機能が無意味でも、アホは喜ぶ。
      その機能を付けないとアホに選んでもらえない。
      だからアホな機能を付け続ける。

      この世にアホがいる限り、このアホな連鎖は続くのである。(^^;

      こういうアホな機能が生まれないようにするには、我々消費者が賢くならなければならない。

      二度と、こんなクソ装備が生まれないことを祈ります。

      ってゆーか、まずは各社、みんなトヨタを見習って、アイドリングストップを一刻も早く抹殺して下さい。(^_^;

  12. 通りすがりマン より:

    こんにちは、カーオブザイヤーって意味分かんない車種選定多いですよね。
    このRAV4普通の人が買いますかって思います。多分全然売れないと思うんですけど。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      カーオブザイヤーの車種選定は、やっぱり審査員の好みや持論などによって偏りは出ると思うんですけど、まぁそれでもさすがに誰が乗ってもクソだと思うような粗悪なものは落とされるだろうと思うので、そういう意味では、選ばれているクルマはそれなりに無難という見方もできるのかもしれません。(^o^)

      まぁ、「どの方向から見て良いクルマなのか?」、という部分で、評価が分かれるところではあるでしょうけど。

      ちなみにRAV4、ちまたの自動車関連ニュースではよく売れているような記事が散見されました。

      どこまで持続するかはともかく、全然売れないという状況ではないようですよ。

      世界市場でも売れているようですし。

      なので、普通の人が買われているのでしょう。

      私は普通じゃないので、買いたいとは思わないのですが、ここまで高評価でJCOTYに選ばれたとなると、どんなクルマなのか少し興味があります。(^^;