今、EV(電気自動車)が熱い!
熱いと言っても、
人気沸騰とか、そういう意味ではない。
韓国でEVの火災が相次いでいるという。
●韓国でEV火災相次ぐ 「熱暴走」原因か 安全性不安視する声も
https://news.ntv.co.jp/category/international/c4991b24139647cfab5397aa8ccfcb4c
上記参考記事のニュースによると、
8月1日には、マンションの地下駐車場でEVが突然燃え、駐車場に止められていた40台の車両が全焼する火災があり、鎮圧まで8時間以上かかったという。
8月6日には、立体駐車場で昨日から充電中だったEVから突然出火し、およそ2時間に渡って燃えたとのこと。
相次ぐ火災により、韓国ではEVの安全性に対する不安が広がっていると報じられている。
一応、今ではEVも愛車候補の対象に含めている私。
それだけに、こういったニュースを聞いて、私のEVに対する考えが変わったのか変わらないのか、そのへんをお伝えしておこうと思う。
1.EVは危ないのか?
このように火災が頻発すると、やはりEVの安全性に不安を持ってしまうのが普通の人間の心理だろう。
もちろん私も例外ではない。
やはり、愛車としてEVを選ぶこと、そのハードルが、今までより少し高くなったというのが正直な気持ちだ。(^^;
ただそれは、火災により自分が被害を受けることが嫌だからというよりは、周りに多大な迷惑をかけてしまうかもしれないというリスクを心配するからだ。
今回のニュースでも、40台の駐車車両が全焼したという話があるように、EVの火災は長時間に渡ることが多く、被害が拡大しやすい。
ガソリン車などの火災とは異なり、効率的、効果的な消火方法が確立、浸透していないためだ。
また、
昨今は、温暖化による豪雨などで、クルマは水没のリスクも高まっている。
EVは水没に対しても不安がある。
もちろん、ガソリン車でも水没したらアウトだ。
だが、EVは水没するとガソリン車より厄介だ。
ガソリン車は最悪、走らなくなるだけだが、EVは水没すると、時間差で時限爆弾かのごとく火災を起こす可能性がある。
つまり、水没したEVは火災発生に備えて、火災を起こしても周囲に延焼しないような場所に置く必要があるのだ。
以上のようなことを考えると、少なくとも現時点では、EVの安全性はまだ十分考慮されているとは言いがたいとも言える。
EV=危険、とまでは言わないが、少なくとも歴史を重ねてきた内燃機関によるクルマと比べると、危険性が高いと私は考えている。
2.技術力によって安全性に差がある?
今回のニュースでは、火災を起こしたEVがどのメーカーのEVとまでは報じられていない。
ひょっとしたら、新参のショボいメーカーのEVだったのかもしれない。
EV火災のニュースを見聞きしたからといって、現存するEVのすべてが危険、とまで考えるのは極端だ。
火災のリスクは、バッテリーそのもののクオリティや、その破損によるリスクにどう対応するかという技術、それしだいで全然変わってくるだろう。
バッテリーの技術はまだまだ発展途上。
バッテリーをクルマのエネルギー源として使うための技術もまだまだ発展途上。
だが、
全てのEVメーカーが、現時点での最高の技術を有しているわけではないだろう。
それを考えると、現時点においては、バッテリーメーカーや自動車メーカーの技術力しだいで、EVの安全性にはかなり差があるのではないだろうか?
それは、内燃機関のクルマに比べて、EVは異業種が参入しやすいことが影響しているのかも。
「クルマ」って、命を預ける製品だし、凶器にもなる製品だ。
だからこそ、老舗の自動車メーカーは安全性に対する意識は高く持っているし、安全性を高めるためのノウハウも蓄積されている。
新規参入のEVメーカーが、老舗の自動車メーカーと同等の、安全性に対する高い意識や技術を持っているかと言えば、それは、
「そんな簡単なものではない!」
と考えるのがむしろ当然とも言える。
3.私はEVを愛車対象から外すのか?
で、結局、今回のようなニュースを聞いたことによって、私はEVを愛車候補の対象から外すのかと言えば、答えはノーである。
もちろん、わけの分からん新参メーカーのEVに手を出したりはしないけどね。(^o^;
今のところ魅力的だと感じるEVには出会っていないが、EVにはEVのメリットもあるので、価格と内容、火災リスクに対する不安も含めて考慮し、
「これなら買ってもいい!」
と思えるレベルであれば買う。
だって、リスクを取り上げて騒いだところで、普及ペースが鈍っているとはいえ、遅かれ早かれEVにシフトしていくことになるのはまず間違いないのだから。(^_^;
コメント
テスラや中韓EVは保護回路的にも車体構造的にも安全性に難があるんだよねぇ
技術者を引き抜きまくって車の形を作る所まではわかりやすい人材を引き抜けばいいんだけど
保護回路的な部分や熱源管理なんかの車体構造みたいな泥臭い部分の人材を引き抜いて研究するっていう部分が欠如してると思われ・・・
このあたりの人材は一人引っこ抜いてどうにかなる領域じゃないから。
他の人はどう思うかわかりませんが正直今の国産EV車が安全性、保証で見て最低限のラインだと私は思ってます。(欧州系の電池交換だけで100万オーバーとかは流石に無い・・・)
結局EVっていう部分以外がテスラや中韓EVは他のメーカーと比較して数周遅れなので購入候補に乗ることはなさそうな感じですなぁ
辛口系おやじ(管理人)です。
> テスラや中韓EVは保護回路的にも
> 車体構造的にも安全性に難があるんだよねぇ
そうなんですか、そりゃヤバいですね。(^^;
そういうのってカタログでは分からないけど、
まず真っ先に重要な部分なんですけどねぇ。(^^;
> 技術者を引き抜きまくって車の形を作る所までは
> わかりやすい人材を引き抜けばいいんだけど
> 保護回路的な部分や熱源管理なんかの
> 車体構造みたいな泥臭い部分の人材を
> 引き抜いて研究するっていう部分が
> 欠如してると思われ・・・
そういう人材は集めてないんですかね?
地味な部分ですけど、ぽっと出のメーカーがちゃんとしたクルマ屋になるためには、必要不可欠なはずですけどね。(^^;
> このあたりの人材は一人引っこ抜いて
> どうにかなる領域じゃないから。
あるいは、
いろいろ引っこ抜いてはいるんだけど、単に引っこ抜いた人材が大した奴じゃなかっただけかもしれません。(^o^)
> 正直今の国産EV車が安全性、保証で見て
> 最低限のラインだと私は思ってます。
まぁ確かに、テスラとかのバッテリー交換費用、
ヤバいですもんね。(^o^;
> 結局EVっていう部分以外がテスラや中韓EVは
> 他のメーカーと比較して数周遅れなので
> 購入候補に乗ることはなさそうな感じですなぁ
乗ったことがないだけに、どこまでのレベルなのかは分かりませんが、中韓EVはともかく、テスラはそれなりにまともなんじゃないかと思ってたんですが、、、怪しいんですかね?(^^;
まぁ異様に強気に攻め過ぎの感は、確かにありますけど。(^o^;
リチウムイオン電池は怖いみたいですね。
自分も昔はスマホ充電したまま出掛けたりとかしてたけど今は怖くて出来ないです。
あと電池と関係ないけどノートPCのアダプターの継ぎ目が花火みたいに発火したことがあります。
たまたまその場にいたから良かったもののもし不在だったらと思うとゾッとします。
電気火災は本当にヤバイですね。
辛口系おやじ(管理人)です。
> リチウムイオン電池は怖いみたいですね。
需要の高まりと共に急速に進歩していますが、弱点を理解してコントロールしないと、エネルギー密度が高いだけに火災を起こすと非常に厄介ですからね。(-_-)
> 自分も昔はスマホ充電したまま
> 出掛けたりとかしてたけど
> 今は怖くて出来ないです。
ですよね。私もです。(^o^)
あと、クルマのダッシュボードにスマホホルダーつけて、直射日光をスマホに当ててる奴とかいますけど、見ててゾッとします。(^^;
> あと電池と関係ないけど
> ノートPCのアダプターの継ぎ目が
> 花火みたいに発火したことがあります。
電化製品のトラブルは、バッテリーに限りませんモンね。
私の職場の先輩は、テレビ観てたら急に画面が真っ暗になって、黒い煙が上がったと言ってました。(^o^;
> 電気火災は本当にヤバイですね。
そうですね。
焦って電気が遮断されてない状態で水をかけると余計にショートしてヤバいことになるし、感電しかねないですしね。(-_-;
トヨタ日産のハイブリッドや電気自動車でそういう火災は聞いたことないですが条件さえ整ってしまえばやはり起こりうると思われますか?
中国メーカーの車の販売的な脅威をジャーナリストは指摘していますが、安全面とか考えると怖くて乗れないと思います。
バスなどでじわじわ増えてきているようですが。
辛口系おやじ(管理人)です。
> トヨタ日産のハイブリッドや電気自動車で
> そういう火災は聞いたことないですが
> 条件さえ整ってしまえば
> やはり起こりうると思われますか?
もちろん無いとは言えませんが、そこはメーカーも危険性を十分に認識して対策しているはずなので、確率的にはかなり低いんじゃないかと思っていますが、それはあくまでも個人的な勝手な想像にすぎません。(^^;
> 中国メーカーの車の販売的な脅威を
> ジャーナリストは指摘していますが、
> 安全面とか考えると怖くて乗れないと思います。
そうですね。
私が知る限り、中国は基本的な「発想」が、日本人からすると信じがたい発想をする傾向があるので、安全性という面では非常に不安を感じます。
なんかね、中国って、たとえ中身がメチャクチャでも、見た目とか見える所が立派に見えて、売れたらそれでいい、みたいな発想が普通にあるんですよね。(^^;
以前、
中国で売っている「増えるワカメ」が、実はワカメではなく、緑に色を塗ったビニールだった、というのを見て恐ろしくなったのを、今でも鮮明に覚えています。(^o^;
ワカメではないにしても、せめて「食べられる物」を使えよ、って思いましたモン。(^^;
とりあえず見た目だけ整えて誤魔化して、売れたら後は知らん、みたいな発想ですよね。
これ、クルマでやられたら恐ろしすぎますから。(^_^;
日本でも、1日平均10台程度車両火災が発生していますが、
ほとんど報道されることはありません。
EVの方が内燃機関の方よりも火災が発生しやすいという統計も、今のところ出てないようです。
EVを擁護する気もありませんが、内燃機関の車も結構燃えていますので、結局、EVが、フェラーリがとか、キャッチーな火災だけが報じられているだけのような気もします。
辛口系おやじ(管理人)です。
> 日本でも、
> 1日平均10台程度車両火災が発生していますが、
> ほとんど報道されることはありません。
おっしゃるように、報道されるのは、公道でフェラーリとかが燃えた時ぐらいですよね。(^o^)
> EVの方が内燃機関の方よりも
> 火災が発生しやすいという統計も、
> 今のところ出てないようです。
統計を出すには、まだまだ台数に差がありすぎるのかもしれませんね。
> EVを擁護する気もありませんが、
> 内燃機関の車も結構燃えていますので、
台数にそもそも差があるので、むしろ燃えてる台数だけで言えば、少なくも日本では圧倒的に内燃機関のクルマのほうが燃えてますからね。(^_^;
でもね、、、
それでもEVのほうが火災リスクは高いと思ってるんです。
というのも、
内燃機関のクルマの火災って、ちゃんと決められた通りの点検をして整備し、走行中の異常を感じるセンスがあれば、火災の原因をかなり防げるんです。
でもEVの火災って、こっちがちゃんと点検して整備して、正しく使っていたとしても、突然起こりかねない怖さがあるように感じるんです。
ましてや、
充電中という、クルマから目を離している間に火災を起こすという怖さもあり、そうなると消火も遅れるし、自宅で充電中なら家ごと燃えるかもしれない。
そんなことを考えると、火災リスクへの不安度は、内燃機関のクルマよりEVのほうが圧倒的に高いと思うわけです。
まともなメーカーはその危険性を十分理解しているので、これでもかというぐらいの対策が施されているわけですが、これが新参メーカーとなるとどうなのかとなると、そこは大いに不安があるなぁと。(^^;
嫌でもEVに乗らなきゃいけない時が来るのならその時いくらでも乗ればいいので
今はガソリンエンジンに乗ればいいと思いますね
気候変動だか脱炭素だかはEVで何一つ解決できてないワケだし
時限発火装置の実験台になってやる義理も無い
心置きなくハイオク燃費1ケタのエンジンをブン回しましょう(^o^)
辛口系おやじ(管理人)です。
> 嫌でもEVに乗らなきゃいけない時が
> 来るのならその時いくらでも乗ればいいので
> 今はガソリンエンジンに乗れば
> いいと思いますね
確かに、むしろ
「今のうちにガソリン車に乗っとけ!」
ってところですね。(^o^)
> 気候変動だか脱炭素だかは
> EVで何一つ解決できてないワケだし
> 時限発火装置の実験台になってやる義理も無い
脱炭素とか言って、二酸化炭素の排出を抑えようとしている一方で、ドライアイスが不足しているというのは皮肉なものです。(^_^;
(参考)
●アイスが持ち帰れない…ドライアイス不足、なぜ? 実は10年前から
https://mainichi.jp/articles/20240810/k00/00m/020/105000c
> 心置きなくハイオク燃費1ケタのエンジンを
> ブン回しましょう(^o^)
はい、そのつもりですし、
今もそうしています。(^o^)
でも、昔乗ってた4リッターエンジン搭載のクラウンで、リッター4kmしか走らなかったのはさすがにキツかったですが。
みるみるうちに燃料メーターの針がEに近づいていくので、しょっちゅう給油に行かないとダメだったので、超めんどくさかったです。(^^;
どこかでガソリン車の売値が一気に値下がりするのだけは怖いかも
まあ当分考える必要はなさそうだけど
辛口系おやじ(管理人)です。
> どこかでガソリン車の売値が
> 一気に値下がりするのだけは怖いかも
> まあ当分考える必要はなさそうだけど
EVシフトが強烈に進められている状況で私もそれは気にしてましたけど、昨今の失速ぶりを見ていると、おっしゃるように当分は大丈夫だと思います。(^o^)