クラウンクルーガー?次期クラウンとの関係を考察

 中国の自動車メディアやSNSなどで、

クラウンクルーガー

という、

トヨタの新型SUVが話題になっているらしい。

 「クラウンクルーガー」とは

一体どんなクルマなのか?

 クラウンクルーガー次期クラウンは、

何か関係があるのだろうか?

 下記のネタ元の参考記事を読み解きながら、

私なりに考察してみた。

(参考)
●トヨタ新型クラウンSUV発表!? 中国SNSで話題の「クラウンクルーガー」とは
https://kuruma-news.jp/post/365658

1.今月に発表予定の「クラウンクルーガー」

 中国で話題になっているという「クラウンクルーガー」だが、これは「クラウン」の名前を冠した、中国におけるトヨタのSUVタイプの新型車。

4月19日から開催される上海モーターショーで正式に発表される予定のクルマらしい。

 ご存知の方も多いと思うが、「クルーガー」と言えば、以前に日本でも販売されていたトヨタのSUVの車名。

初代クルーガーは、海外では「ハイランダー」という名前で売られていた。

現在も海外ではハイランダー(現在は4代目となっている)は売られており、今回話題になっている「クラウンクルーガー」のデザインは、かなりハイランダーと似ているとのこと。

●クラウンクルーガー

●ハイランダー

 ゆえに、「クラウン」の車名とエンブレムを使った「ハイランダー」ということで、それなら「クラウンハイランダー」でいいのではないかと思うのだが、あえて日本市場で昔使われていた、ハイランダーの日本名である「クルーガー」をくっつけた、それが「クラウンクルーガー」ということになる。

なんだかややこしいが、高級車「クラウン」の車名に「ハイランダー」をくっつけると、「格」が合わないという配慮だろうか?

その点、「クルーガー」なら海外では馴染みのない車名だから両者の「格」を気にしなくていい、と。

まぁそれは私の勝手な想像というか、考えすぎかもしれないが、トヨタはクラウン様に対してこれまでにも「さりげなく格下げ」するという行為を繰り返してきた歴史があるので、今回も「クルーガー」と名前を合体させることで「さりげなく」格下げしているつもりなのかもしれない。(^o^;

2.クラウンクルーガーと次期クラウンの関係は?

 さて、気になるのは、

「今回話題になっているクラウンクルーガーは、次期クラウンとどういう関係にあるのか?

ということである。

 クラウンと言えば、現行型限りでセダンタイプは終了となり、次期クラウンのボディタイプはSUVに似た形になるという話が大きな話題になったことは記憶に新しい。

 ズバリ、

「クラウンクルーガー」は、

まさに次期クラウンそのもの

なのだろうか?

 これについては、

ネタ元の参考記事の筆者は、

「日本で発売予定の次期クラウンとは関係ない」

と考えているとのこと。

 私も、クラウンクルーガーは日本の次期クラウンとは関係ないと思う。

理由は以下の通りだ。

  • 次期クラウンのボディタイプは「セダンプラス」
  • ハイランダーとクラウンのモデルサイクルが合わない
  • 「クラウンクルーガー」ではクラウン様への冒涜!

(1)次期クラウンは「セダンプラス」のはず

 まず、以前に自動車関連ニュースで、次期クラウンのボディタイプは「セダンプラス」という新たなカテゴリーのボディタイプになるというニュースがあり、当ブログでも記事として取り上げたことがある。

ベストカーの記事であり、お馴染みのアテにならない予想CGまで添えられていたので、怪しいネタと言えば怪しいネタなんだけどね。(^^;

 でも、

最近のトヨタの攻め具合を見ていると、単なるSUVにクラウンという名前を付けるよりは、「クラウン」の知名度の力を借りて新たなボディタイプのカテゴリーに挑戦する、という可能性のほうが高いのではないかと思うのだ。

 なので、

私が思うに次期クラウンは、単なるSUVではないだろうと考えている。

よって、ハイランダーに王冠マーク付けただけみたいなクルマを、日本で次期クラウンとして売ることは無いはずだ、と。

(2)モデルサイクルがビミョー

 もしハイランダーに王冠マークつけて次期クラウンとして登場させる場合、モデルサイクルがビミョーだ。

 次期クラウンの登場予定時期は、今のところ噂では2022年~2023年あたりというのが濃厚だ。

一方、現行型ハイランダーは2019年に海外で発売されている。

 となると、

モデルサイクルに3~4年のズレが生じる。

 まさか日本で「クラウン」の名前を使って登場させる新型車に、海外で3~4年前に発売されたクルマのバッジを変えただけに近いようなクルマを持ってくるなんてこと、あるわけないだろう。

いや、あってはならないだろう。(^o^)

(3)「クルーガー」は日本では使えない

 先にも書いたが、クルーガーはかつて日本市場に存在したトヨタのSUVの車名。

これと「クラウン」の名前をくっつけるなど、クラウン様への冒涜と言うしかない。(-_-)

 少なくとも日本において「クラウン」は高級車。

クルーガーとは格が合わないのである。(-_-)

よって、「クラウン」の後ろに「クルーガー」の名前を使うなど、日本では出来ないというか、やるべきではない。

 ただ、、、

不安があるとすれば、先にも書いた通り、トヨタは「クラウン」を徐々にさりげなく「格下げ」してきた過去がある。

そしてクルーガー、すなわち「ハイランダー」は、北米では「RAV4」より1つ上に位置する車種として売られている。

 となると、

クラウンが今よりさらに格下げされることになれば、ハイランダーとほぼ同格になるという考え方もできる。(^^;

なので、「クラウンクルーガー」という車名が日本では全くあり得ないかと言えば、過去のトヨタの振舞いを考えると、あり得なくはないという見方も出来なくはないという。。。(^^;

3.でも、ハイランダーがベースになる

 そんなわけで、今回話題になっている「クラウンクルーガー」と次期クラウンは全くの別物だと私は考えている。

しかし、

次期クラウンのプラットフォームは、ハイランダーのプラットフォームがベースになる可能性が高い

(参考)
●トヨタ クラウンが「クーペルック」のSUVに生まれ変わって2022年に登場!?
https://clicccar.com/2020/11/12/1033886/

 そこがまた、

「クラウンクルーガーが次期クラウンそのものなのでは?」

と勘ぐらせてしまう要因でもあるわけだ。(^^;

 とはいえ、

ボディまで丸ごとほぼハイランダーそのままで、「クラウン」の名前だけをくっつけるようなことはないはずだ。

4.最後に

 今回、思わぬ所で出てきた「クラウン」の名前。

しかも、次期型はSUVみたいな感じになるという噂がある中での、クラウンの名を冠したSUVタイプの新型車登場ということで、私の心も、にわかにザワついた。(^o^;

 しかし、

冷静に考えれば、やはりクラウンクルーガーと日本の次期クラウンは別物としか思えない。

 とか言って、

登場した次期クラウンがクラウンクルーガーそのものやったらズッコケるけどね。(^o^;

 まぁそんなはずはないので、引き続き、新たなボディタイプで登場するであろう次期クラウンに期待を残したいと思う。(^_^)




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コメント

  1. 匿名 より:

    もう完全に”いつかは”という存在ではなくなりましたね

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、バブル期にセルシオが登場し、その後、日本国内でもレクサスが展開されるようになって、もうとっくの昔に「ゴール」のクルマではなくなっています。

      なので、「いつかは」と目標にされる対象ではなくなってますね。(^^;

       

      なんせ、ゼロクラウンが発売された当初のCMで、

      「かつて、ゴールだったクルマが、いまスタートになる」

      というフレーズが使われていたぐらいですから、トヨタが公式に「クラウンはもうゴールではない」と言い放ったも同然ですしね。(^o^;

      それでも、やはり「いつかはクラウン」に乗りたいと思って生きてきました。

      私が買うよりも先にクラウン(セダン)自体が無くなってしまうとは、予想もしてませんでしたわ。(^o^;

  2. はな より:

    別件ですが、V37エアコン故障の件、日産がようやく解決へ動き出したようです。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      ん?

      「解決へ動き出した」というのは、内部の人間からのリーク情報か何かですか?

       

      いや、実は昨日、V37スカイラインのエアコンに関する当ブログの記事が、にわかにアクセスが増えたんです。

      で、また何か動きがあったのかなと思い、日産と戦ったV37オーナーさんのブログを見に行ったのですが、特に新たな動きは無いようでした。

       

      どうやら、昨日ツイッターで、V37エアコンに関するツイートが話題になってリツイートなどで拡散されていたようで、その絡みで当ブログの記事のアクセスも増えたみたいです。

       

      ですが、はなさんがおっしゃるような、日産がそのポンコツエアコンに関して何らかのアクションを起こしているといった情報は、ネット上を検索しても全く見当たりません。

      ということは、水面下で解決へ向けて動き出したということなんですよね?

      日産、今度は何を企んでるんですかね?

      まさか、小室みたいに、今さら「解決金をお支払いする」とか言い出すんじゃないでしょうね。(^o^)

      なんせ腐った会社だけに、嫌な予感しかしませんが。(^_^;

      • はな より:

        ああ、間違いですね。
        過去の経緯が掘り返されただけだった模様です。失礼しました。
        同じように引っかかった人がこちらに来ていたのかもしれません。

        • 辛口系おやじ より:

          辛口系おやじ(管理人)です。

          そうでしたか。

          じゃあやっぱりあのまま放置状態なんですね。(^o^)

          まぁでも、もし今さら何か解決に向けて対応し始めたとしても、すでに手遅れというか、完全に信用は失墜してますので、私の日産に対する決別の気持ちは変わりないですけどね。(^o^)

  3. ゆうすけ より:

    例え中国専売モデルだとしてもハイランダーと同家列の車に
    王冠エンブレムを使われるのは今のトヨタ内のクラウンの位置付けを知らしめられるようで残念ですね。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、軽々しくクラウン様の王冠エンブレムを他のクルマに使い回さないでもらいたいです。

      おっしゃるように、「クラウン」はもはや昔の「高級車クラウン」としての扱いをされておらず、今回のニュースも、トヨタ内においてどんどんブランドイメージが格下げされている現実を、如実に表していると思います。(-_-)

      いつかはクラウン(セダン)に乗りたいと思って生きてきた私としては、クラウンの名と象徴的エンブレムが軽々しく扱われることが、残念でなりません。(-_-)

  4. 匿名 より:

    クラウンクルーガーだけでなく、クラウンヴェルファイアもリークされていましたよ。
    ただヴェルファイアにクラウンの王冠エンブレムを付けただけで、笑っちゃいました。
    クラウンクルーガーも、ハイランダーに王冠エンブレムを付けただけですけどね。
    どちらかというとヴェルファイアよりもアルファードの方がクラウンっぽいと思うんですが…

    とにかく、どちらもクラウン様に失礼だと思います。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      なんと!

      クラウンヴェルファイアまであるんですか?!

      それは知りませんでした。(^o^;

       

      で、案の定、ヴェルファイアに王冠エンブレム貼っただけですか。

      残念なこと、この上なしですね。(-_-;

      クラウン様に対してこのような失礼なことが平気で出来る神経が、私には理解不能です。(-_-)

       

      クラウンクルーガーの製造と販売は、中国の「第一汽車」との合弁会社である「一汽トヨタ」が担当するらしいので、中国用のモデルは中国人がリーダーシップとって、商品企画・開発やらの舵取りをしてるんですかね?

      そうでなければ、日本人のアラフィフ前後の世代の人間が担当していたら、とてもクラウンの名とエンブレムをこんな軽々しく使い回せないように思います。

      まぁそれは、私が長年、クラウンを目標にしてきたからそう感じるのであって、フツーの日本人はそこまで抵抗は無いのかもしれませんが。(^^;

  5. 匿名 より:

    プリウスとかエスティマにレクサスのエンブレムつけてる残念な輩をたまに見かけますが、クラウンは公式でやっちゃうんですかねぇ…
    どうせならセルシオをもう一度立ち上げてはいかがかなと思います

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      あの偏差値の低いクズの輩どもは、どうしてわざわざレクサスのエンブレムを使ってまでして、「私は偏差値底辺です!」とアピールしてるんですかね?

      まさかあのエンブレムで、周りから羨望の眼差しを集めていると思ってたりするんでしょうか?

      だとしたら、知能レベルの低さが想像を絶するレベルですね。(^o^)

       

      しかし神様って不公平ですよね。

      同じ「人間」なのに、生まれつき天と地ほどの潜在能力の差を持たせて、お作りになられる。(^o^)

       

      しかし輩はともかく、おっしゃるように「公式に」クラウンの王冠マークが軽々しく格下の車種にくっつけられるというのは、歴史あるクラウン様の歩みと功績に対する、ヒドすぎる冒涜行為だと思います。(-_-)

       

      セルシオに関しては、確かに今のLSはあまりにもデカくなりすぎて、ドライバーズカーとしては使い勝手が悪いですから、ここでドライバーズカーとしての頂点に「セルシオ」が再登場するというのも、アリっちゃあアリのようにも思いますね。(^^)

  6. ナナシー より:

    クラウンはゴールの時代はとうに終わりましたしレクサスもさっぱり(特にセダン)じゃないですか?もう一昔前と違って結構な人が外国車に流れてると思います。
    昔は燃費、装備ともに日本車がリードしていたと思いますが今はすっかり抜かされたような気がしますね。
    デザインに至っては言わずもがな、国産車でカッコ良くて欲しいと思う車は一台も見当たりません。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      おっしゃる通り、今はかなり外車のシェアは増えていると思います。

      日本車もだいぶ良くなって、一時は外車に追いついてきていた、いや、部分的には追い越してさえもいたと思うんですが、近年になってまたグン!と引き離された感があります。

      それは私の試乗記での評価にも、結果となって表れてきています。

       

      日本車は、直近では新型ヴェゼルが発売になりますが、試乗の結果がどうなるか、、、楽しみなような、不安なような。。。(^o^;

      良い評価がついて、私の次期愛車候補の1つとして加わってくれるといいのですがねぇ。。。(^^;

  7. SPORT 2.0 i-S FF より:

    こんにちは。インプレッサもリコールが出ましたね。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/2a01da81e5b6946e0e2d700b106f022b9c27dad0

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、昨日ディーラーの担当者から電話がありました。

      イグニッションコイルを交換するそうです。

      リコールをネガティブにとる人もいるとは思いますが、とりあえず今までのところ何事もなく走れているので、私としては、

      「タダでイグニッションコイルが新品になるとは超ラッキー! (^o^)」

      という感じです。(^o^)

      ちなみに、月曜日(19日)に交換してもらうことになりました。(^_^)

  8. ししとー より:

    セダン派ではない私ですが、昔からクラウンには一目置いています。
    セダンを買うなら、「いつかはクラウン」でしたよ、私も。

    かつてクラウンやマークII、スカイライン、オデッセィ、レガシィ等はネームバリュー、ブランドイメージがあり、指名買いも多かったように思います。
    今ではそれがアルファードやハリアーにとって変わっている感じ。

    今セダンを買うなら、3シリーズ、508ぐらいしか候補がありません。
    あとは、次期マツダ6あたり?

    王冠マークの安売りだけは絶対にして欲しくないです。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      ですよね。

      日本のセダンの歴史を語る上で、クラウンの存在なしに語ることはできません。

      クラウンがゴールではなくなって、上位の車種が新たに登場してもなお、「クラウン」という名前には特別な思いがあります。

      だからこそ、私の中ではいつまでも「いつかはクラウン」だったわけで、セダンが現行限りでなくなってしまうという話は残念な話でした。

      ところが、話がそれだけでは済まず、中国という地での話とはいえ、今回のように「クラウン」の名と象徴のエンブレムが安易に使われることに、とても残念な思いであります。(-_-)

       

      > 今セダンを買うなら、3シリーズ、508ぐらいしか候補がありません。

      私もその2台は候補に残っていますので、7月になったら見積りを取りにディーラー巡りをする予定です。(^_^)

  9. 早く死にたい より:

    こんなのクラウンじゃない。
    ただそれだけしかありませんね。
    やはりクラウンはセダンだからクラウンなんです。クラウンという名前で売るならステーションワゴンが限界です。
    トヨタは売れる車しか売らないメーカーで残念です。売れなくてもクラウンは特別な存在だと思います。
    でもクラウンを見ると残念ながら、先代から装備や内装、走った感じ、ここまで落ちたか…と思います。現行はハンドルまでカローラと同じです。
    17系の直6エンジンは良かったです。シートもゆったりしていて今でも乗りたいと思います。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      トヨタの、利益に対するシビアな判断の中で、セダン低迷の世の中で昔ほど売れなくなってきているクラウンに対しても例外なき厳しい経営判断がなされる見込みですが、おっしゃるように、売れなくても「クラウン」は特別な存在です。

      時代が進むと共に、新型車の開発に携わる人間の世代も移り変わっていく中で、「クラウン」という存在に対するリスペクトやこだわりが、徐々に薄れていくのは避けられないことでしょうから、クラウンのセダンが現行限りで消滅するのも必然の流れなのかもしれません。(-_-)

       

      おっしゃるように、今やクラウンはだいぶ格下げが進みました。

      ハンドルの話は、私も試乗記に書きましたが、まさに格下げの現実が如実に表れている部分の1つだと思います。(^_^;

      (参考)
      【試乗記】 トヨタ クラウン 2.5 S

       

      17系はクラウンが生まれ変わる前の最終版で、まさに旧来からのクラウンの終着モデルですね。

      もちろん、クルマの基本的なところは、今のクルマのほうが技術の進歩と共に進化しているとは思うのですが、随所に感じる「高級車」としての主張みたいなのが、なんか違うんですよね。(^_^;

      今のクラウンを見てると、「いかにして手を抜くか」を考えている様子が目に浮かぶぐらい、分かりやすく手を抜かれているのが見えてしまうところが悲しいところです。

      昔はよく、「トヨタは、見えるところは良さ気に仕上げて、見えないところで手を抜くのが上手い」という印象がありましたが、クラウンほどのクルマでさえ今や見えるところで手を抜かれているという現実に、時代の流れを感じずにいられません。(-_-;

      あげくは、中国用とはいえ、クラウンの名前とエンブレムの安易な使い回しですからね、もう残念としか言いようがありません。(-_-)

  10. 通りすがり より:

    「クラウン」は世間の声に左右されない「オヤジ・セダンの最高峰」というポジションを崩すべきではなかったと思う。
    ゼロ・クラウンあたりから、ヤンキー界の触手に掴まってしまった気がする。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      クラウン、人によって見方は違うとはいえ、今もなお「オヤジ・セダン」のイメージは受け継がれているかもしれませんが、少なくとも「最高峰」ではなくなったので、開発する側にしてもいろいろ難しくなったクルマだと思います。(^_^;

      やっぱ「伝統のオヤジ・セダン、クラウン」としては、現行型で「ロイヤルサルーン」というグレードが無くなったのは痛かったです。

      クラウンの象徴的な名物グレード「ロイヤルサルーン」、これは売れる売れないに関係なく、残し続けてほしかったと思います。(-_-)

       

      ヤンキー界は隙あらば「VIPカー化」しますが、VIPカー化されるベースのクルマに「クラウン」が選ばれているうちは、まだまだクラウンは高級車として見てもらえてるからだと思うので、ある意味では「さすがクラウン!」と言えるのかもしれません。(^o^)

      ただ、VIPカーに乗る連中が、どう見てもVIPどころか底辺の連中であることが悲しい限りですが。(^o^;

  11. 罵倒くん より:

    来た!来た!来たぞぉ!罵倒くんがやって来た!
    さてさてクラウンの『冠使い回し』についてだが、正直クラウンにはたいして造詣も関心もないので『あっふーん』としか思わないね。黄金の冠が真鍮の冠になっただけのこと。正直たいしてカッコよさではカムリのほうが断然上だし。
    ま、ベントレーやメルセデスがGT3やDTMといったレーシング分野に進出して、世界にスポーティーのイメージも確立させたのに、クラウンはその名前に胡坐をかいて若者趣味には目も向かずにじっさまばっさまの御用達車に徹したツケが回ってきたんだにぇ~。
    団塊の世代はもう終わり!これからは若者の時代なんだから若い世代にビビっと来るような車を作るのが自動車メーカーが生き残る方法だよ!例えそれがクルマの功績を変えるようなものだったとしてもね。そもそも若者は昔の車のブランドイメージとか知ったこっちゃないし。大事なのは『今がどうか』なんだよ!
    『こんなのクラウンじゃない』とか、昔の価値観に捕らわれて新しいことを受け入れられないようではここの人らもお先が知れるにぇ~。旧クラウンを神棚にでも飾って延々と拝んでいるがいいさ。俺はクラウンクルーガーで時代の先に行ってるから。
    それじゃ、またのぉ~。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      まぁ何の想い出も無ければ関心も無いという人にとっては、クラウンの名前も王冠も、どう扱われようと何とも思わないでしょうね。

      若い世代に響くクルマも大切ですが、クラウンはいいんですよ、「オヤジ」の心にさえ刺されば。(^o^)

      だって、そもそも若い世代が買うにはちょっと高いしね。

      たとえ、

      「若者に響くクルマにしましたよ!」

      とアピールしても、価格が400万円以上では、

      「買えねーよボケ!」

      となるだけですしね。(^o^)

       

      まぁでも、今となっては、なかなか「オヤジ」の心にも刺さらないクルマになってきた、ということなのかな、と思います。

      中途半端に、比較的若い層にも興味を持ってもらおうなどと考えてしまったがゆえに、若者にもオヤジにも響かないクルマになってしまった面もあるのかもしれません。

      やっぱ我々の世代にしてみれば、ロイヤルサルーンが無かったらクラウンじゃないだろう、みたいな感じはあると思います。(^_^;

  12. 匿名 より:

    若い世代はマークXに任せて年配層に対しては今までのクラウン路線を通せばよかったのかもしれませんねー
    どっちも中途半端になってしまって両方消えるという形になってしまいましたが。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      若い世代をマークXに任せようにも、そのマークXも、結局はマークⅡ全盛時代のような若者ウケはしないまま終わってしまいました。

      初代マークXのモデリスタバージョンなんて、超カッコ良かったんですけどねぇ。(^^;

      かつてのトヨタセダンヒエラルキーの代表的存在が、揃いも揃って消えるとは、私が高校生だった当時には考えもしなかったです。(^o^;

      30年も経てば、時代も変わって求められるモノが変わるのも、当然と言えば当然なんですけどね。(^^;