SNS等で騒ぎになっていたので
ご存知の方もおられると思うが、
バディカ(BUDDICA)炎上の件。
いや、
バディカが炎上していたというよりは、バディカの社長である中野優作氏が炎上していたと言うべきか。(^_^;
ご存知ない方もおられるかもしれないので軽く説明しよう。
まず、元ビッグモーターの幹部社員だった中野優作氏が、2017年に香川で立ち上げた中古車屋が「バディカ(BUDDICA)」。
その後は順調に業績を伸ばし、次々と拠点を拡大。
社長の中野氏は、YouTube等で精力的に情報発信するなど、フォロワーを集めて信者的なファンを獲得。
今年の8月には、私の故郷である大阪の堺にも直営店がオープンしたこともあり、個人的にもちょっと気になっていた中古車屋だ。(^o^)
ま、いわゆる、
「飛ぶ鳥を落とす勢い」
という表現がピッタリの、
乗りに乗っている中野氏、
いや、バディカなのである。(^o^;
そんなバディカが販売した中古車で、大問題が見つかったことが今回の炎上の火種。
「大問題」というのは、
納車されたばかりのクルマのタイヤのうち1本が、ワイヤーが露出するほど摩耗した状態だったこと。
そのヤバいタイヤの写真を、
客がXに投稿したのだ!(^^;
これ、高速のガソリンスタンドで店員に指摘されて気付いたらしい。(-_-;
こんなタイヤで高速を走れば、運が悪ければバースト。
命に関わりかねない大事故につながっていたかもしれない。
素人が見てもヤバいと分かる状態であり、このような状態で納車するなどということは、言うまでもなく、あってはならないことである。
バディカ、いや、社長の中野氏は、中古車業界の改革を謳ってバディカを立ち上げたこともあり、バディカが納車した車両にこの論外なタイヤが装着されていたという事実は、「アンチ中野」の連中にとって恰好の火種となったのだ。
と、
炎上の経緯はそんな感じだ。
その後、
バディカ公式アカウントから、一連の騒動に関する謝罪と、こんな事になった原因、顧客への対応、再発防止に関しての報告などがリリースされており、少なくとも当該顧客への対応は済んでいるようだ。
というわけで、
今回の記事では、
この騒動について私が思うことを述べさせて頂こうと思う。
ただ、
これだけは先に言っておく。
私はバディカ、、、いや、
中野氏の信者でもなければアンチでもない。
まぁ基本的に私とは合わないタイプの人間であることは間違いないけどね。(^o^;
1.私が思ったこと
(1)なぜこんなタイヤが?
中野氏がXで発信した情報によると、問題となっている車両は、提携工場での点検・整備を受け、運輸支局での車検にも合格しているという。
点検・整備をして、車検までパスしたクルマに、あのワイヤーが露出したタイヤが装着されてたってこと!?
そんなことある!?
あのタイヤが車検通るの!?
ウソやろ。(^o^;
ちなみに、
後日バディカから公式に発表された報告によると、
「調査の結果、
弊社が当該車両を仕入れた際の
受け入れ検査において、
タイヤの状態を誤って記録していたことが
判明しました。」
とのこと。(-_-;
「誤って記録していた」というのは、単なる入力ミスなのか?
それとも、
タイヤの状態を確認せずに、「確認した体(てい)」でテキトー(デタラメ)に入力したのか?
あんな論外な状態のタイヤ、「要交換」であることは言うまでもないし、安全に関わることだからそこは絶対に誤って記録してはいけないところだ。
とはいえ、
人間のやることだ、間違いは起こり得る。
しかし!
たとえ記録を間違えたとしてもだ。
提携工場での点検・整備で気付かないなんてことがあるだろうか?
ワイヤーが出てるのは1本だけ、しかも内側なので見えにくいと言えば見えにくいのかもしれないが、点検・整備でタイヤ外すよね?
外したら絶対に分かるジャン。
ということは、
点検・整備をしたというのも信じられない、という話になってくる。
バディカの受け入れ検査でタイヤの問題が指摘されていないから、「まぁイケるやろ」ってな感じで、点検も整備もせずに、「点検・整備をした体(てい)」にしていただけなのかもしれない。(-_-)
しかし!
たとえ点検も整備もしていなかったとしてもだ。
車検を受ければ、あのタイヤの状態ならそのままじゃあ車検を通らないはずだ。
でも、
恐ろしいことに、車検も通っているのである。(^_^;
というわけで、
なぜワイヤーが露出している論外なタイヤがついた状態で納車されてしまったのか?
その答えは、
現時点で分かっている情報だけで考えた場合、
「バディカ、提携工場、車検した奴の、
誰一人としてまともに仕事をしていない」
としか思えないのである。(^_^;
(2)急成長の弊害か?
元ビッグモーターの幹部である中野氏は、透明性や誠実さ掲げて、中古車業界を客に信用してもらえる業界にしようと頑張ってきたはずの人物だ。
ところがフタを開けてみれば、「車検整備付」で販売・納車したクルマのタイヤがワイヤーむき出し。
言ってきたことと、
やってることがまるでマッチしない。
私は中野氏が言ってきたことはまともだと思ってるし、嫌いなタイプではあるものの、基本的には「まともな人」だと思っている。
それだけに、今回の問題の大きさ、根深さは、中野氏本人が一番よく分かっているだろうと思う。
私が思うに、これは急成長の弊害。
中野氏のマインドに問題があったわけではないんだけど、結局、急速に成長(店舗の展開)する中で、各店舗の末端のスタッフ一人一人にまで、中野氏のマインドや熱意が伝わっていなかったのが、問題の根底にあるんだろうと思うのだ。
やっぱりね、物理的に離れた所で滅多に顔を合わせることもない、「偉くなってしまった人」のマインドを末端の各スタッフにまで伝えようとしても、よほど注力して意識的に伝えていかない限り、絶対に薄まってしまうんだよね。(^_^;
あのビッグモーターも、「ゴルフを愛する人に対する冒涜ですよ」の名言を吐いた創業社長がこじんまりとやってる間は、いい会社だったんだろうと思うんだよ。
でも、勢力を拡大していく中で、自分の目が届かない規模になり、部下の幹部に任せていくうちに当初の志はどこへやら。
自分のチェックが及ばないところで幹部が暴走し始めて、いつの間にやら巨大詐欺集団の完成ですよ。
そんなビッグモーターを「悪い例」として、そうではない、客を「だまさない」、透明性の高い、お客さんから信頼される会社にしようとしていたのが中野氏だったはず。
しかし、
そんな思いで立ち上げた自身の会社は、今まさに、ビッグモーターと同じ道を歩みかけている。
今回のタイヤ騒動は、その警鐘とも言える騒動だったと言えるだろう。
「急成長!」とメディアで称えられ、株式上場を目指すうちに、おろそかにしてしまっていたことがあるはずだ。
中野氏には、ここで一度立ち止まってもらい、自分が掲げる理念・理想をいかにして末端のスタッフにまで共有するか、そこをよく考えて対策してほしい。
問題が起きないようにチェック体制とかを見直すことも大事だが、結局最後の砦は「マインド」なんよ。(-_-)
(3)バディカじゃなかったら・・・
今回、あってはならないことが起こったから、炎上するのも当然と言えば当然。
でも、これがもし「中野のバディカ」じゃなかったら、ここまで炎上しなかっただろう。
SNSでの発信で人気と信頼を得て、たくさんのファンがついた一方で、アンチもそれなりに多いのが中野氏。
私はYouTubeはほとんど観ないので、今回の騒動を機に、中野氏の動画を検索していくつか観てみた。
なるほど、
正直、私もアンチとまではいかないが、
なんかチャラくて好きではない。(^o^;
でも、
言ってることはまともだし、「この人の会社で売ってる中古車なら安心して買える」と思わせる話術があるね。(^o^)
そう、メチャまともなことを言っている。
だからこそ今回、炎上したのだ。
「いいこと言ってる割には、
全然ちゃんとやってねージャン!
口だけかよ! (^o^) 」
って感じなんだろうね。(^_^;
これがバディカじゃなかったら、まぁバディカじゃなくてもあんなタイヤがついた車両が納車されたらダメなんだけど、
「一般の中古車屋ならぜんぜんあり得る」
と思われているのが中古車業界なので、
ここまで炎上はしなかったはずだ。(^o^)
2.中野氏が注力すべきこと
炎上したことで、分かったことがある。
それは、
「中野氏の信用 = バディカの信用」
だったということ。
中野氏がSNSで広告塔となり、
彼に共感するファン・信者を増やしていく。
彼が動画で話す内容を聞いて、
「彼の言ってることは素晴らしい!
彼は本気で中古車業界を改革しようとしている!
だから、彼が客を騙して
粗悪な中古車を売ることは絶対にない!
だからバディカの中古車は信用できる!」
と。(^o^)
だけど今回の騒動で、
それは幻想だったことが明らかとなったわけだ。
中野氏は、彼の理想を実現すべくバディカという会社を立ち上げたが、バディカで販売する中古車を点検・整備、車検をしたり、納車にまつわる作業をするのは、彼自身ではない。
彼に仕事を任された外注業者や自社のスタッフである。
しかし、
YouTubeで立派なことをベラベラと喋っている中野氏を見てバディカで中古車を買おうと思った人は、その中野氏のマインドで厳しく点検・整備された車両が売られていると思っている。
ここに大きなギャップがあるのが今の状態なわけだ。
だって、
あのタイヤを見たら、信用もクソもないだろう。(^_^;
だから中野氏がいま注力しなければならないのは、会社の規模を急成長させることではない。
自分が集めた信用と、会社の信用との間に生じた極めて大きなギャップ、これを埋める取り組みこそ、いま注力しなければならないことだと思う。
直営店の展開だけでなく、フランチャイズ展開も始めているようだが、それも含めて考えないといけない。
フランチャイズなんて、バディカの知名度を利用して儲けたいだけの業者がいっぱい参入してくるわけジャン。
そういった業者にも中野氏のマインドを共有してもらわないと、また問題が発生するのも時間の問題だと思う。
とにかく、
急ぎ過ぎていて、ちっとも足元を固められていない。
自身の知名度と信用を利用して、
会社を一気に拡大させてご満悦。
まさに、悪い意味で
「調子に乗ってる奴」
の典型的パターンに陥っている。
「クラクションを鳴らせ!」
という本を出しているようだが、
いまクラクション鳴らされてるの、お前やで。(^o^;
3.最後に
今回はバディカの炎上について取り上げたわけだが、何度も言うように、私は中野氏が言ってることはまともだと思ってるので、彼のマインドさえ、各店舗の各スタッフの末端にまで行き渡るのであれば、バディカの取り扱う中古車は魅力のあるものになると思う。
でもこの、「末端にまでマインドを共有する」というのが、実はメチャクチャ難しいことだと思うので、今後、中野氏がバディカをどう改善していくのか、注目したいと思っている。
キャラ的に私とは合わないし、好きなタイプの人間じゃないけど、優秀な人間であることは間違いないと思うしね。(^o^)
ただ、ちょっと調子に乗りすぎたね。(^o^;
まぁ人間、うまくいってる時は調子に乗っちゃうこと、誰にでもあるよね。(^^;
今回の騒動はいい薬になったと思うので、反省すべきところは反省して、箱だけ増やす規模拡大じゃなく、中身の伴った規模の拡大を目指してほしい。
バディカが中古車業界で絶対的信頼を勝ち得たら、業界全体にも良い影響が波及するかもしれないし、その波に対応できない悪徳業者は淘汰されていくかもしれないので、ぜひ頑張ってもらいたいね。(^_^)







