【試乗記】 ホンダ アコード EX

 先日の記事、

「新型コロナウイルスの影響で決まった事」

の中でお知らせしていた通り、

新型アコードに試乗してきた。(^_^)

 「貧乏暇なし」を地で行ってる私だけに、ちっとも金にならない仕事でいろいろ忙しく、なかなか試乗記が書けなかったのだが、ようやく書き上がったのでアップします。(^_^)

 新型アコード、今や昔のイメージとはかけ離れており、ボディサイズはもはや「レジェンド」かと思うぐらいのデカさなので、まぁ人気車種にはなり得ないであろうクルマだ。

それだけに、この試乗記を楽しみにしている人がどれだけおられるかと言えば、恐らくほとんどいないだろうとは思うのだが、もし楽しみに試乗記のアップをお待ち頂いていた方がおられましたら、大変長らくお待たせしてしまい、すみませんでした。(^^;

 最近は試乗して高評価が付くのが外車ばかりになりつつあるので、日本車セダンの貴重な候補の1つとして、新型アコードには期待していた私。

本来であれば試乗はもっと先になるはずだったが、仕事の都合に変化が生じ、図らずもこの時期での試乗の運びとなった。

 さて、新型アコードは私の期待に応え、そして、日本車の候補として貴重な1台に名乗りをあげたのだろうか?

以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。

試乗車の概要

年式 2020年式
走行距離 1220km
車名 アコード
グレード EX
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
装着タイヤ ブリヂストン
REGNO GR-EL(235/45R18)
型式 6AA-CV3
排気量 2.0リッター(自然吸気)
最高出力
(エンジン)
145ps/6200rpm
最大トルク
(エンジン)
17.8kgf・m/3500rpm
最高出力
(モーター)
184ps/5000-6000rpm
最大トルク
(モーター)
32.1kgf・m/0-2000rpm
全長 4900mm
全幅 1860mm
全高 1450mm
車両重量 1560kg
車両本体価格 465万円(税込)
試乗日 2020年4月2日

新型アコードのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 第595弾)

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試乗インプレッション

1.走りの性能・・・★★★☆☆

 走り全体としてはうまく仕上げてあるとは思う。

思うんだけど、、、だけど、、、

なんかインパクトが弱いんだよな。(^_^;

 新型インサイトに乗った時にも思ったことだが、スポーツモードの走りはいい感じなだけに、ノーマルモードで少し性能を抑え込みすぎじゃないかなぁ、という感じがする。

動力性能に余裕があるんだったら、スポーツモードで本気出して、ノーマルモードは穏やかにするというのもいいとは思うよ。

でも、本気出しても大したことないのに、「スポーツモード」というモードを設定したいがために、さらに大したことない「ノーマルモード」が設定されるというのは、

「それって何かちょっと違うのでは? (^_^;」

と言いたくなるのだ。

キャラクターはうまく作り込めていると思うので、そこがちょっと惜しいかな。

(1)発進挙動・・・★★★★☆

 ブレーキを緩めるとヌルリとなめらかに動き出す。第一印象はいい感じだ。(^^)

モーターによる発進は言うまでもなく静かで、タイヤの転がる感触にも重厚感があるため、何となく「いいクルマ」感のある発進挙動といったところ。

発進挙動に関しては新型インサイトも良かったが、新型アコードはさらに重厚感がプラスされた感じかな。(^_^)

(2)加速フィール・・・★★★☆☆

 発進後、中速域までの加速はリニアでなめらか。

加速力という点ではややもっさりした感じがするのだが、それがむしろどっしりした重厚な感触との相性がよいと感じるのは、新型アコードというクルマのキャラクターとマッチングが取れているからだろう。

まぁそういう意味では、感触としては悪くない。

ただ昔のアコードを知る人からすれば、もはや別物のキャラクターを感じる加速フィールだと思うだけに、この加速フィールから感じるキャラクターに魅力を感じるかは甚だ疑問だ。

もちろん、昔のアコードとは価格も違いすぎるので、実際まったくの別物だが。(^o^;

 一方、ドライブモードをスポーツモードに切り換えると、明らかに反応が鋭くなる。

それでも過敏な反応というわけではなく、重厚な走りのキャラクターが崩壊するわけでもなく、エンジンの回転数がムダに高回転維持になるわけでもなく、これは実に自然なフィーリングで使えるスポーツモードだと思う。(^_^)

ってゆーか、むしろこれがノーマルモードでもいいんじゃないか、というか、そのほうが気持ちよく走れるかな、と。(^_^;

逆に言えば、ノーマルモードの走りはこのクルマのキャラクターとしてはアリだとは思うのだが、走りのインパクトは弱いため、今の時代のこの価格帯のセダンとしては、他と比べられると少し厳しいかもしれない。(-_-)

(3)パワーフィール・・・★★★☆☆

 いつもの試乗コースのいつもの急坂で、ドライブモードはノーマルモードで急加速を試してみた。(^_^)

ハイブリッドらしいレスポンスと、踏んだ瞬間のグイッと前へ出る加速感を期待したものの、特にそういった印象はなかった。(-_-)

新型インサイトよりはマシだけど、パンチは無いね。

 もちろん、モーターのレスポンスは良いのだが、トータルでの加速力自体がさほど強くないので、そのレスポンスが加速に生きていないという感じかな。

アクセルをしっかり踏み込むと、エンジンが活発に回ってしっかり加速してくれるので、パワー不足というわけではないのだが、クルマの価格を考えたら、ここはもう少し頑張って欲しかったかな、と。(-_-)

 あっ、あと、スポーツモードでも急加速を試してみたんだけど、反応は鋭くなるものの、加速力そのものの「底」は変わらないので、パワーフィールとしては3つ★という評価に変わりはない。

(4)ハンドリング・・・★★★★☆

 切り始めの反応はちょっとダルめだけど、素早くステアリングを切った時でもボディ全体の動きや反応には安定感があり、ちゃんとドライバーの意図に追従して狙ったラインをトレースしてくれる。

スポーティーではないが、いい意味で穏やか。

このクルマのキャラクターにマッチした、適切なハンドリング特性だと思う。

 ちなみに、ドライブモードをスポーツモードに切り換えると、少しクイックな特性になる。

ステアリングの切り始めの部分で、ノーマルモードではほとんど反応しないぐらいの操作量でも少し反応するようになるのだが、過敏で扱いにくいというほどではなく、「普通」と呼べる範疇の特性だ。

なので、スポーツモードに切り換えても、新型アコードというクルマがキャラ変するわけではない。

(5)ステアフィール・・・★★★★☆

 いいね。

すっきりと上質なステアフィール。

雑な感触やチャチな感触はまったくない。

それに、路面からのインフォメーションもちゃんと感じられる、安心感のあるステアフィールだ。

 ステアリングを切った時の手応えも、重くはないものの、ほどよい重厚感がある。

このステアフィールもまた、このクルマの走りのキャラクターとマッチしてるね。(^_^)

(6)ブレーキフィール・・・★★★★☆

 これは優秀。

新型インサイトの時にも思ったが、ホンダのハイブリッド車はブレーキフィールが素晴らしいね。

ハイブリッドの回生による不自然さは全く感じられないし、初期制動も過敏ではなく、ブレーキペダルの踏み込みに対する制動力の変化も実にリニアだ。

2.乗り心地・・・★★★★☆

 一言で言えば、乗り心地のいいクルマやね。

ただ、「アダプティブダンパーシステム」への期待が大きすぎたのか、印象としては少し残念な印象が残ったのも事実。(-_-)

とはいえ、このクラスのセダンらしい乗り味というか、乗り心地にキャラクターがしっかり表現できているのは良いところだと思うし、乗り心地の評価としては高く評価していいだろう。

(1)スポーツ性・・・★★☆☆☆

 ドライブモードをスポーツモードに切り換えれば、「アダプティブダンパーシステム」の減衰力が変わって、スポーティーな乗り心地に・・・・・

ならないじゃないか! (*`ロ´ノ)ノ

よほど荒れた所を通れば違いが分かるのかもしれないが、少なくとも私が試した限りでは、ノーマルモードとの乗り心地の違いは全く分からなかった。(-_-;

 乗り心地としては足の動きもよく分かるし安定した接地感があって良いのだが、可変ダンパー付きのスポーツモードなら、もうちょっと分かりやすくスポーティーな感触を感じさせてもらいたいのが正直な気持ち。

まぁでも、このクルマのキャラクターを考えたら、モードの切り換えで中途半端にスポーティーになるぐらいなら、キャラクターが壊れない程度にとどめておくのが無難と言えば無難かもね。(^^;

(2)コンフォート性・・・★★★★☆

 新型インサイトで感じたようなゴツゴツした感触は一切なく、なめらかな感触。

ボディのムダな動きもよく抑えられている。

荒れた路面を通過しても足回りがバタつくこともなく、足がよく動いて路面変化に追従しているのがよく分かる。

当たりは柔らかいがフニャフニャしてないし、路面をなめる感触に重厚感もあるので、このクラスのセダンとして勝負できるレベルの乗り心地に仕上がっている。

 となれば、

やはり期待したいのは、ドライブモードの「コンフォートモード」。(^_^)

というのも、やはりこのクラスのセダン、しかもコンフォート方向でキャラクターが定まっている新型アコードだけに、「アダプティブダンパーシステム」によって、よりコンフォートな乗り心地を楽しめるとなれば、それは大きな魅力となるからだ。(^_^)

しかし!

これまた変わらない。。。(-_-;

いや、変わってるんだろうけど、体感できないのだ。

けっこう突き上げが強めの所も通ったのだが、突き上げ感の抑え込み具合はノーマルモードと違いを感じなかった。(-_-)

私が鈍いだけかもしれないが、少なくとも私が乗るのであれば私が違いを感じられないと意味がないわけで。。。(^_^;

つまり、せっかくの「アダプティブダンパーシステム」だが、私にとっては全く意味がない装備ということになる。

 ノーマルモードでも乗り心地はいいんだけど、コンフォートに切り換えたらもっと大胆に足回りからのインフォメーションを薄くして浮遊しているかのような感触が得られるとかさ、まぁそれはそれで極端な話かもしれないけど、なんかもっとこう、明らかに違いが感じられるように味付けできなかったのかな? (-_-;

3.静粛性・・・★★★★★

 これは静か!

ハイブリッドなので発進はモーターだから静かで当たり前。

 ただ、走り出してからがちょっとスゴい。(^^;

走り出して、ある程度の速度に達するとエンジンがかかるわけだが、注意して意識を集中していないと、エンジンがかかる瞬間が分からない。(^o^;

それぐらい、静かにエンジンが始動するし、エンジン始動に伴う振動も少ない。

そして、エンジン音がほとんど聞こえないところがまた驚き。(^o^;

エンジン音の遮音、かなり頑張ってるんじゃないだろうか。

 先代アコードがデビューした時、試乗して感じたのが、エンジン音の高まりと加速感がリンクしないということ。

その点、新型アコードは、通常の街中での加速程度では、エンジン音がほとんどしない。

だからエンジン音と加速感に違和感を感じることもない。

いやホント、少々強めの加速をさせても、ほとんどエンジン音は入ってこないよ。(^o^;

 とはいえ、急加速で深くアクセルを踏み込むとそれなりにエンジン音が侵入してくるわけだが、そのエンジン音と加速感にも、先代アコードのような不自然さはない。

ホンダのハイブリッドはかなり進化したと言っていいだろう。

 そしてロードノイズ、これもよく抑えられている。

エンジン音の侵入が驚くほど抑えられているのに比べればロードノイズは目立つかもしれないが、純粋にロードノイズだけを評価すれば、静かな部類に入ると言っていい。

この静粛性の高さもまた、このクルマのキャラクターに合っていると思う。(^_^)

4.エンジン音の音質・・・★★★☆☆

 まぁ悪くはないけど、良くもないというか、普通。(^o^)

わざわざ聞いて楽しめるような上質なサウンドではないけれど、チャチな感じではないし、がさつというわけでもないので、特に問題はない。

ってゆーか、どちらかと言うと、ブン回した時のエンジン音で魅せるクルマではなく、通常の走行時ではほとんどその存在を主張しない控えめなエンジン音こそが、このクルマの魅力なのかもしれない。

5.居住性・・・★★★★☆

 トータルとしてはいいと思う。

いいと思うけど、ボディサイズから期待するほど広くはないね。(^_^;

(1)運転席・・・★★★★☆

 シートはボリューム感があって、座り心地もいい感じ。

基本の着座位置は、新型インサイトほど低く座らせる感じではなく、このクラスのセダンとしては標準的か、やや低めか、といった感じのポジションだと思う。

サイドサポート間の幅にも余裕があって、ゆったりした感じがクルマのキャラクターとよくマッチしている。

ドライビングポジションも希望のポジションにしっかり合わせることが出来たし、問題ないね。(^_^)

(2)後席・・・★★★★☆

 運転席を自分(身長180cm)のドライビングポジションに合わせた状態で後席に乗り込んでみた。

すると、ヒザ前の余裕は拳を縦に1つ半、頭上の余裕は手のひら1枚分ぐらいだった。

まぁ私としては十分と言える広さなのだが、クルマのボディサイズ、特に全長4900mmということを考えると、

「FFで4900mmなら、もっとヒザ前の余裕があってもいいはずだが・・・」

という気もする。

だって、ボルボのS60は、全長4760mmなのにヒザ前の余裕は新型アコードと同じく拳を縦に1つ半、頭上の余裕は手のひら2枚分で、新型アコードより余裕があったのだから。(-_-)

 あと、私がいつもこだわっている後席のヘッドレストの位置だが、デフォルトの位置でもしっかり頭を支えてくれる位置にあったので、そこはOK。(^_^)

6.内装質感・・・★★★☆☆

 うーーーん、、、まぁホンダ車としては頑張ってんだけど、この価格帯の他メーカーのライバル車と比べると明らかに弱いかなぁ、と。(^_^;

ダッシュボードはもちろんソフトパッド。

ドアの内張り上部も、前席ドア、後席ドアともにソフトパッド。

本革巻ステアリングの触感もいい感じ。

そのうえ本革シートを標準装備しているわけだから、本来なら4つ★にしてあげたいところだが・・・。

 でも何だろな、パッと目につきやすい部分でのアピールが弱いのかな、実際の質感がどうこうと言うよりは、見た瞬間に感じられる質感の高さというのがあんまり無いんだよな。(^_^;

新型インサイトでも感じたことだが、「見せ方」がヘタクソなんだと思う。

 例えば、センターコンソールの部分って目につきやすい部分の1つで、ここの質感を上げるとパッと見の第一印象で上質感や高級感を感じさせやすい(と私は思っている)のだが、新型アコードのセンターコンソールには、新型インサイトと同じくシフトレバーが無い。

こうやっていざシフトレバーが無くなってみると、実はシフトレバーって、意外と質感を感じさせるうえで重要な役割を担ってるということに気付く。

そのシフトレバーを無くすのであれば、その代わりにつくスイッチやその周辺の加飾などを工夫しなければ、質感を補うことができないのだ。

新型アコードの内装を見ると、どうもそこが「補えてない」と感じるんだよね。(^_^;

いや、もっと安い価格帯のクルマなら、別にそこでそんなに頑張る必要もないよ。

でも新型アコードほどの価格帯となると、やっぱりそれなりの差別化を図る加飾が無いと、

「なんか物足りないなぁ。。。」

という印象になってしまうのだ。

 じゃあインパネは上質感や高級感があるのかというと、そこも地味だよね。

「ゼルコバウッド調インテリアパネル」とやらも、地味で主張が弱く、質感向上に貢献しているようには見えない。(-_-)

 ま、本革シートでどこまで第一印象の質感を誤魔化せるか、みたいな感じかな。(^_^;

 ちなみにグローブボックスも、フタにダンパーは付いているものの、開閉レバー操作時の手に伝わる感触は安っぽく、これがなかなかヒドい。

そして内側を見れば起毛処理もないプラスチック。。。

400万円台後半の日本車で、それはちょっとどうなんだろう、と。(^_^;

7.装備・・・★★★★☆

 400万円台後半のクルマですからね、言わずもがなのLEDヘッドライト標準装備。

オートハイビームも装備されているが、これは新型インサイトに試乗した時にも言ったように、ボチボチ単なるハイ/ローの切り換えじゃなくて、照射範囲を制御するタイプを採用してもらいたいところ。

 運転席は8ウェイのパワーシート。

2名分のポジションメモリーが付いてるのは、この価格帯なら当たり前。

助手席は新型インサイトと同じく、4ウェイのパワーシートとなる。

 私が重視している、後方に対する安全支援装備も標準装備。

居眠りや不注意運転を検知して、表示・音・振動で知らせてくれる「ドライバー注意力モニター」も標準装備だ。

まぁこのへんは、新型インサイトと変わりない。

 シートヒーターは、前席はもちろん、後席にも装備されている。

車内のノイズと逆位相の音を出力してノイズを打ち消す「アクティブノイズコントロール」も標準装備。

さらには、ロードノイズを低減させる構造を備えた、「ノイズリデューシングアルミホイール」も標準装備。

このあたりは、上級セダンとしての快適性への配慮が感じられる部分だ。

 ナビ、オーディオ、地デジチューナーも、それらが統合された「Hondaインターナビ」として標準装備。

このへんも新型インサイトと同様だが、新型インサイトではナビ画面の左上に「Gathers」のロゴが入っていたのが、新型アコードでは無くなってるのは良いところ。(^_^)

 そして何と言っても注目の装備は「アダプティブダンパーシステム」。

しかし、先述した通り、残念ながらドライブモードを切り換えても乗り心地の変化を感じることはできなかった。(-_-;

というわけで、この装備はほぼ無意味。(^^;

 まぁあとは、

・車速連動オートドアロック
・オートホールド付き電動パーキングブレーキ
・自動防眩ルームミラー
・雨滴検知式ワイパー
・ヘッドアップディスプレイ

など、最近のこのクラスのセダンとしては当たり前とも言える装備も一通り備えている。

8.オーディオ音質・・・★★★★☆

 いつもの音質チェック用の音源を再生して、標準装備のオーディオの音質をチェックしてみた。

ちょっと高音のキレと伸びが物足りないところはあるが、臨場感は素晴らしいね。(^_^)

低音から高音までバランスよく出ているが、不思議とボーカルにインパクトがあって、いろいろ聴いてきたカーオーディオの中では少し個性的な聞こえ方だ。

個人的には気に入った。(^_^)

9.デザイン・・・★★★☆☆

 エクステリアはいいんだけどねぇ、インテリアは残念だなぁ。(^_^;

まぁインテリアのデザインは今のクルマのデザインとしては「古い」けど、悪いというわけではないので、まぁデザインとしてのトータルの評価は3つ★ぐらいは与えてもいいかな、と。(^^;

(1)エクステリア・・・★★★★☆

 水平基調で全長も4900mmとたっぷりしたサイズがあるので、なかなか伸びやかでカッコいい。

リヤのなだらかなルーフラインも最近のトレンドに乗った感じで、どこを見ても大きく攻めた感じはしないので、良く言えば正統派セダンという感じ、悪く言えば無難にまとめた保守的なセダンとも言えるかもしれない。

なので、「新しさ」を求めると少し物足りない部分もあるのかな、と。

 もったいないのはフロントグリル。

ここのデザインはもうちょっと凝ってほしかった。

それは下記リンクの記事でも書いた通りだ。(-_-)

 あとは、あらためて見ると、ホイールのデザインもイマイチ。(^o^;

とはいえ、全体として見ると悪くないというか、いいと思う。

それに、写真で見るよりも実物のほうがカッコよく見えたのはうれしいところ。

やっぱりセダンは、ボンネットの寸法をしっかり確保できるとカッコよくなるね。(^_^)

(2)インテリア・・・★★☆☆☆

 これは完全に残念。(^o^;

全体としては、「昔ながら」というか、一昔前のインテリアデザインといった感じに映る。

どこが悪いと言うよりは、普通、それも「普通すぎる」、のだ。(^_^;

 シフトレバーをなくしてスイッチ式にしている部分も、他車と比べて斬新に感じるはずの部分なのに、ただただ寂しく見えるだけ。(^^;

それどころか、先にも述べたように、「質感」を感じさせるうえでは損をしているようにしか見えないという。(^o^;

 インパネのエアコンスイッチの配置やエアコンの吹出口、加飾パネルなど、まるで10年前のクルマのインテリアみたいだ。(^o^;

質感という点ではホンダ車としては頑張ったとは思うのだが、その質感を乗員に上手く伝えるようなデザイン的な工夫が出来ていない。

10.コストパフォーマンス・・・★★☆☆☆

 高い! (^o^;

これでプジョー508とほぼ同額かぁ、明らかに総合力的な「魅力」で負けてるなぁ。(^^;

新型インサイトよりは断然いいと思うんだけどね、ただこの価格帯になると、ライバルもそれなりにレベルが高いし少し際立った特徴を持ってたりするからね。

そこで勝負するとなると、ちょっとこの価格帯としてはインパクト弱いかなぁ、と。(^^;

11.総評・・・★★★☆☆

 うーーーん、残念! (^_^;

コイツが新型インサイトと同じぐらいの価格だったら、競争力あると思うんだけどね。

でも、新型インサイトより+100万円以上、400万円台の後半となると、さすがに高すぎるわな。(^o^;

というのが、試乗中、そして試乗を終えてからの率直な印象だ。

 勘違いしないでほしいのは、新型アコードの出来栄えが悪いと言ってるのではない、ということ。

むしろ、完成度は高いと思う。

だって、冷静に振り返って各項目の★の数を見てみると、ほら、結構いい評価ついてるでしょ。

ただね、無難にまとめすぎたかな、という気がするのだ。(^_^;

そこんところ、以下で説明していくとしよう。

 まず、クルマのキャラクターは、このボディサイズのコンフォートセダンとして、各性能の方向性がしっかり定まっている。

完成度が高いと感じるのはそれゆえだ。

でもね、なぜか不思議と、「いいクルマだなぁ!」といった感動がないというか、「欲しい!」と思わせる「何か」が足りないんだよね。(^^;

その「何か」とはいったい何なのか?

考えてみたのだが、「欲しくなる」クルマってどういうクルマかと言うと、乗る前の想像を良い意味で裏切る、ある種の「驚き」を感じさせてくれるクルマだったりする。

新型アコードはどうだったかというと、驚きに近い印象を持ったのは「静粛性」。

逆に言うと、それ以外の部分については特に強いインパクトを受けなかったということだ。

 もし私が静粛性を最重視しているのであれば、新型アコードをかなり魅力的に感じるはず。

だけどそのようには感じなかったのは、やはりこの価格帯となれば、期待する内容のレベルも高くなるので、「静かなだけでは物足りない」と思ってしまうからだろう。

まぁぶっちゃけると、静かなんだけど、「楽しさ」が足りないのかな、と。(^_^;

 例えば、加速フィールとパワーフィール。

せめてスポーツモードの特性をノーマルモードにするぐらいじゃないと、走り始めてからのインパクトが弱いよね。

その点、この価格帯のライバル車は、新型アコードと比べると走り始めてから受ける動力性能のインパクトが大きいからね、どうしてもそっちのほうに魅力を感じてしまう。

 内装のデザインや質感も、イマドキのこの価格帯のクルマの内装としては明らかに競争力に欠ける。

まぁこの新型アコードは、日本では出たばかりではあるものの、そもそもが海外で先行して2年半ほど前に発売されているものなので、そういう意味では本当の「最新」とは言い難いのは確かだ。

だがそれにしても、実際に乗り込んでみると、それ以上の「古さ」を感じてしまう。(-_-)

 というわけで、次期愛車候補としては脱落となる2つ★評価。

と言いたいところだけど、完成度の高さ、キャラクターの作り込みのレベルの高さ、そこを考慮すると2つ★評価は厳しすぎるだろう。

ここはかろうじて3つ★、という評価とさせて頂くとしよう。

 よく出来てるんだけどね、イマドキのクルマらしい冒険した部分みたいなのが無いので、そういう意味ではつまらないと言うか、ワクワクしないと言うか、あえてこのクルマを選びたいという気分にならないのだ。

普通に考えると、コンフォートセダンとしてよく出来てると思うんだけどね。(^^;

まだ外車が一般的ではなかった時代とか、あるいは、もっと下の価格帯であれば勝負になると思うのだが、今となってはこの価格帯でこの内容ではインパクト不足、正直そう思います。

 ま、新型インサイトに比べればはるかによく出来ているだけに、ホンダとしては頑張ったと思うのだが、ちょっと最近のホンダ車は、価格設定と内容のバランスが釣り合ってないかな。(^^;

次は「新型ヴェゼル」に期待するとします。(^_^)

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試乗記の目次

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コメント

  1. アバター ADSV より:

    またしても辛口評価の前に轟沈とは行かないまでも、壁は越えられずという感じと見受けました。
    国産車はやはり輸入車に比べて走行性能や加速性能を体感させることが出来ていないといったところでしょうか?
    実際の加速性能に関しても総じて見れば劣っているのが現状だと思います。例えば量産車の0-100加速とか。勿論0-100加速が全てではありませんが、これのいい車って案外人と荷物を結構載せて遠くに行っても疲れない車種が多い傾向にあるように感じます。後ディーゼルのような高トルク車。あくまで個人的な体験からですが。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      そうですね、日本車、特にホンダ車はご無沙汰してるので、頑張ってほしかったんですが、候補入りの壁を超えることはできませんでした。(^_^;

      おっしゃる通り、体感性能という部分でのインパクトというか、そのへんの主張がね、どうも最近は日本車と外車で差が広がってきてるように感じますね。

      日本車も昔より良くなってきていますが、それは外車も同じことですからね。(^^;

  2. アバター 匿名 より:

    以前は走行モードの切り替えはほとんど行わないという印象だったのですが、スポーツモードも積極的に試すようになったんですね。各モードレビューしてもらえるのはありがたいです。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      そうですね、基本的には私はノーマルモードでしか試乗しませんからね。

      でも今回の新型アコードは、ドライブモードと連動した「アダプティブダンパーシステム」が注目の装備でしたからね。

      これを試すにはドライブモードを変える必要があるため、今回は試乗中にドライブモードも変えて試してみた、ということです。(^_^)

  3. アバター no name より:

    正直なんでアコード?結果が見えてるのにとは思いました。動画は欲しかったなあと感じます。プロの動画は本人を映してるので嫌いです。ここの動画は好きです。
    起業したようなのでアコードも無理ではないという意味でアコードなのですか?どうみてもビジネス向き。走りが目的の車ではないです。
    起業ってどんな業種なのですか?大変気になります。
    ↓    ↓    ↓
    1. 少額の仕事だけどそこそこ本数はある
    2. 1本で数十万~数百万とデカいが、本数は少ない
    3. 不安定だが、自分が動く必要がないのでパラレルで稼げる

    これってどんなお仕事なのですか?私のつたない頭だとオレオレ詐欺しか浮かばない…
    冗談ですが、
    1. 競馬や競艇、パチンコで少額儲ける
    2. TOTOで本数は少ないが大きく儲ける
    3. 株などの投資でロボやファンドにやってもらう

    こんなのが思いついてしまいました。現在2はコロナの影響を受けて不成立が続いています。ギャンブラーとして生きるでしょうか?

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 正直なんでアコード?
      > 結果が見えてるのにとは思いました。
      > 起業したようなのでアコードも無理ではないという意味でアコードなのですか?
      > どうみてもビジネス向き。走りが目的の車ではないです。

       いやいや、それはやっぱり乗ってみないと分からないですよ。(^_^)

      アコードは以前から新型が出れば試乗してきましたし、アコードに限らず、基本「セダン派」の私ですからね、セダンの新型が出れば試乗の対象になる可能性は基本的に高いですよ。(^_^)

      確かに今のアコードは「走り」のイメージのクルマではないかもしれませんが、我々世代にとって、本来ホンダ車は「走り」のクルマというイメージでしたからね。

      今やそのイメージもないホンダではありますが、復活に期待したいですし、今や大型化したアコードの走りにも期待したい気持ちは当然ながらあるわけです。(^_^)

      しかも今回は「アダプティブダンパーシステム」まで搭載し、その可変ダンパーと連動したスポーツモードも備えているとなれば、そりゃあ期待したくなるというものですよ。

      まぁ乗ってみたら、そこは結局期待ハズレでしたが。(^_^;

       

      > 動画は欲しかったなあと感じます。

       動画はね、車両を借りられる時でないと撮れないので、そうメッタには撮れないんですよね。(^_^;

       

      > 起業ってどんな業種なのですか?

       ニッチなところを突いているので、言っちゃうとすぐに身バレすると思うので、ちょっと公表はできないッス。(^o^;

      まぁでも、想像されているような詐欺とかギャンブルではないですよ。(^o^)

  4. アバター es信者 より:

    実際カムリと比べて乗り心地はどうですか?
    レビューをみた感じだとカムリ以上、クラウン未満という印象です。
    ただ、クラウンの下位グレードと金額が大差ないので、ブランドの弱さも考慮するとクラウン並の乗り心地でないと売れる気はしないですが。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      カムリは明らかに柔らかい感じなので、新型アコードよりカムリの方が乗り心地がいいと感じる人も多いかもしれません。

      ただ、ボディのムダな動きの抑え込み、というか、揺れの収束の早さは新型アコードのほうが早いので、そこも含めて乗り心地と考えれば、総合的には新型アコードのほうがバランスよくまとめた足回りと言えるかもしれません。

      ただ、不思議と「重厚感」という点ではカムリが一番明確に感じられたと思います。

       

      クラウンは、カムリや新型アコードと比べると、最も足回りに「しっかり感」があります。

      硬いというわけではないのですが、パン!と張った感じがあります。

       

      そんなわけで、3車3様に特徴が違うだけでどれが良い悪いというわけではなく、そこは好みによって評価が随分と分かれるところかと思います。

      まぁ売れる売れないの話をすれば、新型アコードはよほど突出して価格破壊的な内容にならない限り、クラウンのように売れることはまずないでしょう。(^o^;

      いや、たとえそのようなスゴい内容を実現したとしても、やっぱりクラウンほどには売れないと思います。(^^;

  5. アバター savive より:

    でもS60はアコードより短い分、トランク容量が小さいですよね。

    • 辛口系おやじ 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      そうか、トランクで差がついてるのか。

      まぁ私はトランクにはほぼ物を入れないので、トランクの容量は別にどうでもいいというか、評価の対象外ですわ。(^_^)