2024-2025日本カーオブザイヤーを斬る!

「えっ!?
 今さら!?」

そんな声が聞こえてきそうだが、

昨年の日本カーオブザイヤー(JCOTY)、

2024-2025日本カーオブザイヤーの結果について、

私から少し言っておきたい。(^_^)

 昨年の日本カーオブザイヤーの座に輝いたのは、

ホンダ フリード

だった。

 選考結果の得点は以下の通り。

見てよこれ。(^^;

 しかしまぁ、

なんというインパクトの弱い結果だろう。(^o^;

 この結果から見ても、

そして私の感覚から言っても、

昨年は新型車のハズレ年だったと思う。

 選考委員もさぞかし悩んだだろうね。(^o^)

3位までの得点差に、

選考委員の苦悩が表れている。(^o^;

 というわけで、

とても地味な結果となった昨年の日本カーオブザイヤーについて、私が思うことを以下で述べたいと思う。

1.本命不在の粒ぞろい

 一昨年の日本カーオブザイヤーでは、先代から激変した新型プリウスが注目を集め、2位以下に圧倒的な得点差をつけて日本カーオブザイヤーを獲得した。

そして今回(昨年)の日本カーオブザイヤーは、2位とは僅差ながらフリードが獲得。

本命不在ながら、LBXやフロンクスなど、粒はそこそこ揃っていただけに、票が割れたように感じる。

 私としては、

こういう不作の年は無理にイヤーカーを選ばず、

該当車なし

でいいのではないかと思う。(^_^;

2.フリードについて

 フリード購入者および購入予定者の方々には申し訳ないが、フリードが日本カーオブザイヤーを受賞したと聞いた時、

しょーもな!

と思った。(^_^;

 冒頭でも述べた通り、インパクトが弱い。

だって、

特に目玉となるような要素がないよね? (^_^;

 ハイブリッドシステムのe:HEVはよく出来たシステムなので、ユーティリティーだけではなく、恐らく走りのほうもそれなりにレベルアップしているのかもしれない。

だが、

e:HEVの良さに関しては、すでにヴェゼルやシビック、ZR-Vなど、先行して登場した新型車によってすでに分かっていることであり、今となってはe:HEVを搭載することに何ら新鮮味はない。

 デザインもパッと見た感じ、

シエンタよりはマシだが、普通にダサい

少なくとも、攻めた感じは全くしない。

限られた寸法で、出来るだけ「広さ」を確保するためなのだろう。

ずんぐりむっくりした、よくありがちな典型的なファミリーカーのデザインだ。

 ただ、授賞理由に、

「動的質感の向上、
 ひいては操縦の喜びをも
 加味することに成功した。」

とあるので、こんな見た目の割には、あまり走りが犠牲になっていないというところが選考委員に支持されたのかもしれないね。

3.CX-80も目新しさは無し

 フリードと僅差で2位となったマツダのCX-80。

こちらもインパクトが弱いよね。(^_^;

直列6気筒も、FRも、先に出たCX-60で注目されたトピックであり、今となっては目新しくない。

デザインも、一目でCX-80と分かるような大きな特徴はなく、しょせん「CX-60のデカい版」といった感じ。

CX-60の発売後の出来栄えがあまり評判よくなかったので、CX-80では対策して、初めから完成度の高い状態で出してきたことが、好評価につながったのかもしれない。

4.MINIが3位!

 MINIって、そもそもあんまりイヤーカーに選ばれるタイプのクルマじゃないよね? (^^;

ちょっとニッチというか、マニアックというか。

なので、

3位という結果、そして、インポートカーオブザイヤーを獲得したことは、大健闘と言っていい結果だと思う。

 でも逆に言えば、

MINIが3位に入るということは、

それだけショボい相手ばかりだった

と言うこともできるかと。(^^;

5.レクサス LBXは惨敗

 コンパクトプレミアムSUV「レクサス LBX」

いわゆる、「ヤリスクロス」の高級版である。

もちろん、バッジを付け替えただけではなく、高いなりにいろいろ手が入れられているのだが、選考委員からはあまり評価されなかったようだ。

 コンパクトと言いつつ車幅は1825mm

先代クラウンより車幅が広い。(^o^;

LBXを「小さな高級車」と呼ぶ人もいるようだが、

もはや小さくはない。(^o^)

 惨敗と言っていい70点という得点からして、走りにもあまり選考委員を驚かせるほどのインパクトが無かったのかもね。

6.クソカーが9位に!

 私が厳しい評価を下した、

ボルボの黒歴史モデル「ボルボ EX30」

(参考)
ボルボ EX30が驚愕レベルだった件 (2024/06/05)

 10ベストカーに選ばれただけでも驚きだったが、

最終選考で9位という結果となった。

 絶対にダントツで最下位だと思ってたが。(^o^;

 ちなみに、

「ボルボ EX30」に最高得点をつけた選考委員は、

松任谷 正隆

である。(^o^;

 松任谷氏のコメントを見ると、

「ボルボEX30は今後のある種の基準を感じさせます。
 環境問題も含め、EVのベーシックというか、
 バランスというか、無理がなく、潔く、
 それでいてサーキット走行もさらりと
 こなしてしまう懐の深さもあります。」

とのこと。

なんかあんまり積極的に選んだ感じではないよね。(^^;

ろくなクルマがない中で、「どうしてもどれかを選ばなければならないからムリヤリ選んだという感じがするのは、私だけだろうか? (^o^;

7.最後に

 あまり意味がないと言われることも多い、新型車の賞レース「日本カーオブザイヤー」。

個人的には、日本カーオブザイヤーという賞レースは、競馬で言えば年末のグランプリレース(有馬記念)のような賞レースであってほしいところ。

だが、

今回の出走メンバー(10ベストカー)は、グランプリレースの出走メンバーどころか、GIですらない、GII、GIIIクラスの出走メンバーのように見えた。(^^;

 本命不在の混戦模様を制したホンダ フリードだが、賞を獲ったからといって、私がフリードに興味を持つかと言われたら、それはない。(^^;

まぁ、ある意味では「いいクルマ」なんだろうけど、私が選ぶクルマとしてはダサすぎるという時点で超論外。(^^;

 今年の年末の日本カーオブザイヤーでは、

もっとマシなメンバーが出揃うことを期待したい。(-_-)

 ってゆーか、

もっといいのがたくさん出てもらわないと困るんだよ。

今年は私の、クルマ乗り替え必須の年なんだから。(^_^;




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コメント

  1. より:

    個人的になぜアコードが10カー入りすらしなかったのか不思議でたまりません。
    全く売れてないから除外されたのであればヒュンダイなんか話にもならない筈ですし。
    辛口さんはアコードはデカすぎると一蹴して書類審査落ちされてましたが改めて再考する可能性はありますでしょうか?
    一度試乗しましたが電子制御ダンパーがとてもよく効いていてESよりはかなり洗練された走りでしたよ。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 個人的になぜアコードが
      > 10カー入りすらしなかったのか
      > 不思議でたまりません。

      まったくですね。

      でも、

      アコードはカーグラフィックの
      「CGアワード 2024」を受賞したので、
      その筋では高く評価されているようですよ。(^_^)

       

      日本カーオブザイヤーの選考は、マニアックなCGに比べると、走りうんぬんだけじゃなくユーティリティーも含めた一般的な層への総合的な訴求力が影響してる感じがしますからね。

      デカすぎる、しかも不人気の「セダン」となると、分が悪いのかなと思います。(^^;

       

      > 辛口さんはアコードはデカすぎると一蹴して
      > 書類審査落ちされてましたが
      > 改めて再考する可能性はありますでしょうか?

      ないですね。(^o^;

      ホントはクルマとしてはメッチャ興味あるし、もし全長が4900mm以下なら超有力候補の筆頭だと思うんですが、長すぎる全長はどうにも許容できません。(^_^;

       

  2. たけ より:

    なんというか、パッとしないCOTYだったなとしか言いようがない感じでした。
    辛口さんも悩まれているようですが、買い替え時期なのに乗り換えたい車が本当にない…。ちょっといいと思っても前モデルよりアホほど値上げされていたり…。
    いっそ新型に拘らずモデル末期の3シリーズあたりを買ったほうが満足度高いような気もしてきました。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > なんというか、パッとしないCOTYだったな
      > としか言いようがない感じでした。

      ですよね。

      ただ、

      終わってる日産が10ベストに入っていない。

      高額なのに、純ガソリン車よりイケてないe-BOXERがラインナップに浸食しているスバルも、10ベストに入っていない。

      その2点だけは、妥当と言える状況かと思います。(^o^)

       

      > 買い替え時期なのに
      > 乗り換えたい車が本当にない…。

      クルマ好きな人ほど、今はクルマ選びに困っているだろうと思います。(^^;

       

      > ちょっといいと思っても前モデルより
      > アホほど値上げされていたり…。

      ホント、全体的に高くなりましたよねぇ。

      300万円が、ごくフツーのクルマですからね。(^o^;

       

      > いっそ新型に拘らずモデル末期の
      > 3シリーズあたりを買ったほうが
      > 満足度高いような気もしてきました。

      でも、すでに私が試乗した当時よりも100万円ぐらい上がってますからね。(^^;

      買うなら100万円オーバーの値引きがマストだと思います。

      以前のBMWなら、タイミングしだいでは100万円オーバーの値引きも十分あり得たんですけど、今はどうなのかな? (^o^;

       

      • 匿名 より:

        日産もスバルも対象期間内に新しく発表も発売もしてないんじゃないかな?
        ノミネート車にも無いですね

        • 辛口系おやじ より:

          辛口系おやじ(管理人)です。

          > 日産もスバルも対象期間内に
          > 新しく発表も発売もしてないんじゃないかな?
          > ノミネート車にも無いですね

          確かにスバルに関しては、単純にモデルサイクルの兼ね合いでたまたま対象期間内の新型車がなかっただけ、と考えていいかもしれませんね。

          レガシィB4が消滅の運命になってなければ、2024年にフルモデルチェンジされてもおかしくなかったと思うんですけどね。

          まぁどっちにしても、日本ではもっと昔に終了してしまってますが。(^^;

           

          日産に関しては新型を出さな過ぎです。(^o^)

           

  3. 匿名 より:

    2024はろくな新車が出なかったイメージですねえ。
    しかし、ほぼCX-60のコピーみたいなCX-80が二位になるのはいかがなものかと・・・デザインからパワートレイン、ましてや内装までほとんど同じですよ。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 2024はろくな新車が
      > 出なかったイメージですねえ。

      はい。

      いっそあきらめて、

      「ここらでいっちょ、
       あえてショボいクルマに
       乗り替えてみようかな?」

      とさえ思ったほどです。

      思いとどまりましたが。(^o^;

      でも、
      それぐらい新型車に飢えた年でした。(^^;

       

      > しかし、ほぼCX-60のコピーみたいな
      > CX-80が二位になるのはいかがなものかと

      ですね。

      まぁ恐らく、ほぼCX-60なだけに、CX-60の良くなかった部分を改良した状態で出せたので、新型としては完成度が高い状態、つまり「出来栄え点」が高かったんじゃないですかね。

       

      > デザインからパワートレイン、
      > ましてや内装までほとんど同じですよ。

      ただデカくしただけじゃなく、もっと何か、CX-80ならではの分かりやすい特徴、個性が欲しいですよね。(^^;

       

  4. より:

    今年は新型車ラッシュが予想されていますね。
    その中でレクサスのISが秋ごろにモデルチェンジされるらしいです。
    昔のことを存じ上げなくて恐縮ですが辛口さんは2019年のビッグマイナーチェンジの時はどういう評価をされてたんですか?
    私は次期ISで余程醜悪な見た目になっていなければ買い換えようかと考えています。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 今年は新型車ラッシュが予想されていますね。

      えっ、そうなんですか?

      私が仕入れてる情報では、私の愛車候補の対象になり得る新型車はほとんど無い、しかも予想発売時期が今年の終盤に集中している感じなので、今年もタマ数的には期待できないと思ってたんですが。(^^;

       

      > その中でレクサスのISが
      > 秋ごろにモデルチェンジされるらしいです。

      えっ?!
      それは初耳です。(^o^;

      というわけで、

      早速ネットで情報を検索してみました。(^_^)

      ですが、

      信憑性の高い情報は見つかりませんでした。(-_-)

       

      これは私の勝手な予想ですが、ISが秋頃にフルモデルチェンジで登場するということは、まず無いだろうと思います。

      むしろ、モデルチェンジしないまま生産終了となって、ISというモデル自体が消滅するのではないかと思ってるぐらいです。(^^;

       

      > 辛口さんは2019年のビッグマイナーチェンジの時は
      > どういう評価をされてたんですか?

      恐らくそれは、2019年ではなく、2020年11月の話ですね。

      フルモデルチェンジではないため、対象外につき相手にしてませんでした。

      ですが、当時、ISへの試乗依頼や、ISに試乗した方からのコメントをチョイチョイ頂いてました。

      そのコメントに返信する中で、ビッグマイナーチェンジのISに対する私の考えを詳しく述べた返信がありますので、それをご紹介します。

      下記URLリンクがそのコメントになります。
      https://karakuchikuruma.com/shijouki/subaru/levorg_gt-h_sijouki_2020/#comment-4446

       

      > 私は次期ISで余程醜悪な見た目になっていなければ
      > 買い換えようかと考えています。

      出るとしたらISじゃなく、後継の全く別物のクルマになる可能性はあるかもしれませんね。

      でも、私はISのフルモデルチェンジには、もう期待していません。(^^;

       

  5. 激辛まんじゅう より:

    いつも楽しく拝見しています。
    今年は、ジムニー5ドア(ノマド)と、プレリュードが出ますが、愛車候補としていかがですか?

  6. 激辛まんじゅう より:

    ※すみません、コメントする場所を間違えましたので再投稿させていただきます。

    いつも楽しく拝見しています。
    今年は、ジムニー5ドア(ノマド)と、プレリュードが出ますが、愛車候補としていかがですか?

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 今年は、ジムニー5ドア(ノマド)と、
      > プレリュードが出ますが、
      > 愛車候補としていかがですか?

      どちらも対象外ですねぇ。(^o^;

      ジムニーのようなガチの悪路向けのクルマは好みではないし、たとえ欲しいと思ったとしても、どうせ納車まで1年以上待ちとかになって買えないだろうと思います。(^o^;

      私の愛車の条件としてドア4枚は必須なので、プレリュードが4ドアで出るならアリですが、んなわけないですしね。(^^;