【試乗記】 ホンダ ヴェゼル e:HEV Z

 2021年4月にフルモデルチェンジで発売された、

新型ヴェゼル試乗した。

 私がクルマの乗り替えを検討する7月~8月あたりまでに試乗する日本車としては、今回の新型ヴェゼルが最後の日本車となる。

 元々「セダン派」の私が、「SUV」を愛車候補に加えてからもうかなりの月日が経つが、何だかんだで、いまだにSUVが私の愛車になったことはなく、ずっとセダンである。(^^;
(BMW 4シリーズ グランクーペは厳密にはセダンではなかったのだが、一般的に見ればほぼセダンと同等なので)

 さて、

今回試乗した新型ヴェゼルは、

私の愛車として初めてのSUVとなるのかどうか。

以下に率直なインプレッションを述べさせて頂く。

試乗車の概要

年式 2021年式
走行距離 265km
車名 ヴェゼル
グレード e:HEV Z
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
装着タイヤ ミシュラン
PRIMACY 4(225/50R18)
型式 6AA-RV5
排気量 1.5リッター(自然吸気)
最高出力
(エンジン)
106ps/6000-6400rpm
最大トルク
(エンジン)
13.0kgf・m/4500-5000rpm
最高出力
(モーター)
131ps/4000-8000rpm
最大トルク
(モーター)
25.8kgf・m/0-3500rpm
全長 4330mm
全幅 1790mm
全高 1590mm
車両重量 1380kg
車両本体価格 289万8500円(税込)
試乗日 2021年5月10日

新型ヴェゼルのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 第609弾)

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試乗インプレッション

1.走りの性能・・・★★★★☆

 これは思ってたよりいい感じ!

もちろん、カタログ上の動力性能のスペックが高いわけではないのだが、試乗の最中、随所で感心させられる走りだった。

それはなぜか。

走りに関するそれぞれの特性がケンカせず、「新型ヴェゼル」として目指したであろう1つのキャラクターを作り上げるうえで見事に調和し、整合性が取れていたからだ。

 そして、いい意味で「ハイブリッド車らしさ」が無かった。

まさに普通のガソリン車と思って乗っても、何ら違和感が無いのだ。(^o^;

 これまで、ハイブリッド車はトヨタ(レクサス含む)がダントツだと思っていた。

実際、レクサスUXなんかは、その走りのフィーリングに、

「ついにハイブリッドもここまで来たか」

と感心したものだ。

で、

「ホンダのハイブリッドは?」

と言えば、先代ヴェゼルに搭載されたのはポンコツ欠陥ハイブリッド。

 それがどうだ。

新型では一転、非常に洗練されたハイブリッド車になっている。

先代ヴェゼルのハイブリッドとは異なるシステムとはいえ、ホンダのハイブリッド技術がここまで進歩していることに正直驚いたね。(^o^;

(1)発進挙動・・・★★★★☆

 まずは発進。

ブレーキを緩めると、スルスルとなめらかに動き出す。

身の詰まった感じの重厚な感触が、アコードにも負けず劣らずの「いいクルマ感」を感じさせる。

正直、予想してた感触とのギャップがあったのでちょっと驚いたというか、動き出した瞬間に「おっ!」と思わせてくれた、そんな感じ。

これはちょっと予想以上の好感触だ。(^o^)

見た目だけじゃなく、動き出した瞬間から先代ヴェゼルとはぜんぜん違うね、いい意味で。(^^)

(2)加速フィール・・・★★★★☆

 e:HEVのシステムは、エンジン直結で直接タイヤを駆動するのは高速クルージング時のみ(らしい)。

実際、今回の試乗のような街乗りでの低中速クルージング時や緩い加速時には、ほとんど走行用モーターだけが回っている感じだった。

そのため、非常に静かに、レスポンス良く、なめらかに加速する。

その加速の様子が、またしても「いいクルマ感」を演出する。

穏やかに走らせている限り、「随分とEV走行だけでこなせるシーンが多くなってるなぁ」、という印象だ。

 そして、

強めの加速をさせた時には、エンジンが動き出して発電用モーターを回し、発電用モーターによって発電された電気で走行用モーターを駆動する。

こうなると心配なのは、

・アクセルの踏み込み具合に対するエンジンの回転上昇
・エンジン回転の上昇に伴う加速感

その2点において、不自然なフィーリングを感じないかどうか、だ。

 結論を言うと、

驚くほど自然なフィーリング。(^o^;

そもそもエンジンの音がよく抑えられているということもあるが、エンジンの回転数はアクセルの踏み込み具合にリニアに反応していることを、エンジンサウンドで確認することができた。

また、エンジン回転数の上昇に伴い、エンジンサウンドの盛り上がりに見合った加速感が得られたので、これは上手いことチューニングされてるなぁと感心した。

だいぶ進化してるね、ホンダのハイブリッド。(^_^)

 あと、ドライブモードスイッチで「スポーツモード」も試してみた。

確かにレスポンスがやや鋭くなるけど、劇的に変化するというほどではない。

でも、上りのワインディングを速めのペースで走らせるようなシーンでは、多少キビキビ感を増した走りが楽しめるんじゃないかと。

(3)パワーフィール・・・★★★☆☆

 いつもの急坂で、アクセルを踏み込んでみた。

目の覚めるような加速とか、ガツンとパンチのある加速はできないが、急坂でもしっかりした加速が可能で、自分的には十分な加速力。

レスポンスもなかなか早い。

ただ、スペックの上限が大したことないので、ある程度の加速力が発生してからそれ以降の加速力の上昇については、アクセルを踏み込んでもやや頭打ち感は出てしまうが。

でも、私的にはあの急坂をあれぐらいの感触で加速してくれるなら、全然OKだ。(^_^)

 あっ、言うまでもないが、スポーツモードに切り換えてもパワーはアップしないので、パワーフィールという点では変わりない。

(4)ハンドリング・・・★★★★☆

 走り始めてすぐに「コンフォート」方向のキャラが強いクルマだと感じたので、少々不安もあったのだが、意外や意外、S字カーブを速めの速度で突っ込んでもハンドル操作にしっかり反応してくれた。

切り返した時のロールもよく抑えられているので、ただ足回りが反応しているだけではなく、ちゃんとボディが足回りに追従してくる、そんな感じ。

なので、乗り心地が良い割には、意外にもそこそこの高速ワインディングも楽しめそうなハンドリングだ。(^_^)

 もちろん、特にクイックというわけではなくキレッキレなキビキビ感があるわけではないので、印象としてスポーティーなハンドリングという感じではない。

だが、ドライバーの微妙なハンドル操作を遅れずにかつ繊細に拾ってくれるので、意のまま、とまで言ったら大袈裟かもしれないが、ほぼ狙った通りのライントレースが可能だ。

上質なハンドリング、とでも言おうか、とにかくクルマのキャラクターとのマッチングも取れてるし、非常に良いバランスのハンドリングに仕上がってるね。(^_^)

(5)ステアフィール・・・★★★☆☆

 これが「ヴェゼル」なのか?!

まるでレクサスフィーリングを彷彿とさせるような、お上品なステアフィール。

 まず、ステアリングを握った感触からしていいよね。(^_^)

本革巻きステアリングの革がいい感じで、非常になめらか!

そして、路面から伝わるインフォメーションも適度で「クドさ」が無く、このクルマのキャラクターに合っている。

 そして、ハンドルを切った際の感触も低質なフリクション感がなく、ムダな振動も伝わってこないので、全体としてスッキリとしたフィーリング。

一言で表現するなら「上質」、そういう印象のステアフィールやね。

 だったら4つ★でもいいのではないか、というところなのだが、ここはちょっと厳しいかもしれないが、3つ★とさせて頂いた。

というのは、

見た目ではっきりと凹凸が分かるぐらいの荒れた路面、そういった路面が連続するような所を通過する際のステアフィールが、ちょっと頼りなかったから。

接地感が、やや把握しにくいかな、と。(^^;

どういうことかと言うと、荒れた路面を通過中にハンドル操作をする際、あまり手応えがないので、「どれぐらいハンドル操作すればどれぐらい反応してくれそうか」をイメージしにくいのだ。

まぁでも、実際には、そんな状況でもちゃんとハンドル操作すれば反応してくれるし、普通に走行するうえで何ら問題はないんだけどね。(^^;

ただ個人的には、荒れた路面であっても、もう少し接地感のリアルな感触が欲しかった。

(6)ブレーキフィール・・・★★★★☆

 ブレーキペダルを踏み込んだ時の感触は柔らかい感触で、フニャフニャというほどではないのだが、力を込めるとまぁまぁ奥までペダルがググッと入っていくような、ストローク量が大きめのブレーキ。

個人的にはもうちょっとカッチリとした、マツダ車のブレーキのような感触が私の好みなのだが、感触の好き嫌いはともかく、ブレーキの効き具合は全く問題ない。

初期制動も過敏ではないし、ブレーキペダルの踏み込み量に対しリニアな制動力が得られるので、イメージ通りのブレーキングが可能だ。(^_^)

 そして、ハイブリッド車と言えば、

回生ブレーキゆえの停止する間際での不自然な挙動や、カックンブレーキになりやすいなどのデメリットが気になることがあるが、今回の新型ヴェゼルではそのような不自然な挙動は感じなかった。(^_^)

2.乗り心地・・・★★★★☆

 なめらかで上質な走行フィーリング。

いわゆる「乗り心地のいいクルマ」という印象だ。

車両本体価格が200万円台でこの感触が得られるとは素晴らしい。(^_^)

 今回の試乗コースには明確に荒れた凸凹の路面やザラザラした路面など、いろんな路面状況があったのだが、そのいずれのシーンでも雑な感触は伝わってこない。

これは恐らく、純正タイヤがミシュランのコンフォートタイヤ「PRIMACY 4」ってところも効いているのだろう。

とはいえ、いくらタイヤが良くても足回りのメカ的なチューニングとのマッチングが悪ければ、このようななめらかな感触にはならないと思うので、タイヤも含めた足回りのチューニングが非常に上手くいってるのだと思う。

(1)スポーツ性・・・★★☆☆☆

 走り出せばすぐに分かると思うが、全くスポーティーという感じはしない。

ならば思い切って「1つ★にすればいいのに」と思われるかもしれないが、ここは2つ★とさせて頂く。

というのも、

キャラクター的には完全にコンフォート方向のキャラクターなのだが、スポーツ走行への適応力もそれなりに備えているから。

乗り心地は良いが、決してフワフワではないし、揺れの収まりも早い。

しっかりと踏ん張りはきいているものの、決して硬さを感じさせない乗り心地だ。(^_^)

足回りとボディの挙動が調和しているので、ワインディングなんかを速めのペースで走らせてみても意外とイケるんじゃないかと思う。

(2)コンフォート性・・・★★★★☆

 これはかなり明確にコンフォート性を重視した乗り心地やね。

とにかく、段差を乗り越えた時や、荒れた路面を通過する際など、今回の試乗で試したあらゆるシーンにおいて、乗り心地の印象は「なめらか」、その一言に尽きる。

そして、ほどよく「しっとり」した感触があり、ゴツいどっしりしたモノが走ってるような、そんな重厚感も併せ持っている。

なんかホント、「いいクルマになったなぁ」という印象が強い。

 荒れた路面を通過しても、ザラザラとした雑味のある感触はかなり抑えられており、足回りで発生する振動も抑えられている。

足がよく動いて衝撃を吸収し、ボディの上下動も抑えられているし、SUVとしては横揺れも少ない。

大袈裟だと言われるかもしれないが、高級車的な乗り心地に近いね、いやマジで。(^o^;

 コンフォート性を重視している(はずの)SUVと言えば、最近で言えば新型ハリアーなどがそうだと思うのだが、はっきり言って新型ヴェゼル、新型ハリアーより乗り心地、いいです。(^^;

 「そこまで誉めるなら5つ★にせぇや」と思われるかもしれないが、やはりそこは完璧とはいかない。(^^;

ムダな横揺れはよく抑えられているほうだと思うのだが、それでもやはりセダンなどと比べると、どうしても揺れ幅の大きさは感じるシーンもあるのは確か。

逆に言うと、そもそもSUVが私の「乗り心地」の評価で5つ★を獲るのはかなり難しいので、そういう意味では、SUVとしてはほぼ限界に近いところまで乗り心地は高められているとも言えるだろう。

3.静粛性・・・★★★★☆

 これは静か!

まず、この静かさの要因として大きいのは、EV走行できる範囲が広いということ。

そして、強い加速時などでエンジンが回るシーンでも、かなり意識的に強めに加速しない限りはエンジン音もあまり聞こえない。

また、エンジンが始動する際の不要な振動もほとんどないため、ムダな振動による低質音の発生がよく抑えられている。

 ロードノイズも少ない。

もちろん、路面状況によってはそれなりのロードノイズは発生するが、このクラスのクルマとしては驚くほどよく抑えられていると感じる。

純正タイヤがコンフォートタイヤ(ミシュラン「PRIMACY 4」)であることも、ロードノイズの少なさの要因だろう。

 そして、ハイブリッド車ということで、ピーとかヒューンといった電子音的なものが聞こえるのかと思いきや、そういった音が聞こえてこない。

「ハイブリッドっぽさ」を求めている人は、逆にそういう電子音が多少聞こえたほうがそれっぽくて良いと思うのかもしれないが、私はそういうサウンドは求めていないので、これは好ポイント。(^_^)

そういう点も含め、「静かなガソリン車」というイメージの静粛性だ。

4.エンジン音の音質・・・★★★★☆

 スペックの低い1.5リッターエンジンだが、回した時のサウンドにはチャチさが無く、がさつ感も無い。

がさつどころか、むしろ「なめらか」なサウンドで、このサウンドの質も走りや乗り心地とのキャラクターとマッチしている。

 もちろん、エンジンサウンドとして楽しめるサウンドかと言われたら、そこまでのサウンドではない。

だが、あくまでもなるべく存在をアピールしない「影」の存在としてのエンジンだけに、それはそれで構わない。

強い加速をさせた際には、エンジンの存在を知らせざるを得ないわけだが、その場合には、このクルマの世界観を壊さないようなサウンドを聞かせる、と。

いいと思います。(^_^)

5.居住性・・・★★★☆☆

 広さが十分確保されている割には、ドライビングポジションの調整幅の狭さや、後席ヘッドレストの低さなどの影響により、居住性の総合評価は3つ★となった。

なんでこう、「広さ」のために安全の基本に関わる部分を犠牲にするのだろう?

「広さ」は見た目にも分かりやすいし、そのクルマの長所としてアピールしやすいというのもあるんだろうけど、それはあくまでも基本をしっかり作り込んだうえでの広さでなければダメだと思うのだが。。。(-_-)

(1)運転席・・・★★★☆☆

 まず乗り込んで、ドライビングポジションを合わせようとした際に思ったのが、ステアリングのテレスコ調整の幅が狭いということ。

昨年試乗した「プジョー 208」のように、かなりコンパクトな部類のクルマだったらある程度しょうがないとは思うのだが、ヴェゼルぐらい室内空間を確保しているクルマであれば、テレスコ調整はもうちょっと手前まで引けるようにしてほしい。

 シートの座り心地はいい感じ。

やや基本の着座位置が高めに設定されていて、明確にアイポイントが高く、大きなクルマじゃないんだけどちゃんとSUVらしい雰囲気を味わえる。

(2)後席・・・★★★☆☆

 運転席を私(身長180cm)のドライビングポジションに合わせた状態で、後席に乗り込んでみた。

すると、

ヒザ前には拳を縦に2つ分とチョイ、

頭上には手のひら1枚分とチョイ、

ぐらいの余裕があった。

 なので、広さは私にとっては十分な広さがある。

ただ、ヒザ前にそんなに余裕があるぐらいなら、

「運転席のステアリングのテレスコ調整をもっと手前まで引けるようにしてくれたら、運転席シートをもう少し下げられるのに。。。」

と、なおさら思う。

後席を広く見せるために、運転席シートをなるべく下げさせないようにする作戦だろうか。(-_-)

 そして、私がけっこう気にする後席ヘッドレストの高さだが、デフォルトの位置だと肩に当たる。

なので、後席に座る際はヘッドレストは必ず引っ張り上げないとダメだ。

しかし!

なんと、ヘッドレストを引っ張りあげても高さが足りなくて、後頭部がヘッドレストのトップの角に当たる。。。(-_-;

もう一段階ぐらい引き上げられるんじゃないかと思って、営業マンさんに確認してもらったのだが、

「引っかかりの切り込みが1箇所しかないので、
 これが限界っぽいですね。」

とのこと。

まぁ「カチッ!」と引っかかるところよりもさらに引っ張り上げても、すぐには抜けないので、頭の高さに合わせて引っかかりの無いところでムリヤリ止めて使うのもアリっちゃあアリなのかな、と一瞬思ったけど、それじゃあ衝撃で抜けるかもしれないので余計に危険だ。(^o^;

なので、この後席ヘッドレストはダメだと思う。

どうでもいい先進安全装備とかどうでもいい自動運転に気を取られてないで、こういう安全の基本に関わるところをきっちり作ってもらいたい。(-_-)

 というわけで、

広さとかシートの座り心地とかは余裕で4つ★を与えていいレベルなのだが、ヘッドレストがイケてないので3つ★とさせて頂く。

6.内装質感・・・★★★☆☆

 パッと見は悪くないんだけどね。

でも、触ってみると意外と手ぇ抜いてんだよな。(^o^;

 まずはダッシュボードだが、当然ここはソフトパッド、、、かと思いきや、実はカチコチの樹脂だったりする。

 あと、インパネを横切るこの部分。
   ↓

見た感じ柔らかそうに見えるし、当然ソフトパッドなんだろうと思って触ってみたのだが、指で押してみると意外にも硬い! (^_^;

何だろ?

カチコチの樹脂の上に、合皮っぽいシートを張ってあるのかな?

とにかく、表面の素材は柔らかいのだと思うのだが、クッション性を感じるほどの厚みがないので、結局はその向こう側にあるカチコチの素材感のほうが支配的に感じられてしまうのだ。

この部分は面積も広いし、目の前にある触れやすい部分なので、もうちょっと触感にこだわってほしかったな。(-_-)

 前席ドアの内張り上部はソフトパッド。

しかし、残念ながら後席の内張り上部はカチコチの樹脂だ。

 シフト周りの質感はまぁまぁいい感じだが、その手前のドリンクホルダー周辺になると一気に質感が落ちる。

まぁクラスを考えたらここはプラスチックでも仕方のない部分なのだが、色合い的にプラスチック感をキツく感じてしまう。

もし新型ヴェゼルを買った場合は、ドリンクホルダー周辺には特に入念に「クレポリメイト」をじっくり塗り込んで質感アップを図る、これ必須やね。(^o^)

 あと、しょーもない話だが、運転席のサンバイザーを下ろしたら、樹脂部分の摩擦でけっこうなボリュームのキシミ音が発生した。(^^;

何回試しても安定してキシミ音が発生したので、取り付けの個体差による不備だろうか?

全車両がこんな状態ではないことを祈りたい。(^o^;

まぁ対処しようと思えばすぐ対処できるだろうけど、あんまりサンバイザーをイジってこんな音がしたことは今まで無かったので、

「何かしょーもない所でクオリティ低いな。」

と思ってしまった。(^_^;

 グローブボックスは内側の起毛処理まではされていないものの、フタにはちゃんとダンパーが付いていて、これは良いところ。

 そして、「ステアフィール」の項目のところでも触れたが、本革巻ステアリングの革がいい感じ。

手触りが良く、ステアフィールのキャラクターともマッチしていて、この部分はちょっとした高級車フィーリング。(^_^)

 あと、これは内装質感とは関係ないのだが、ドアの開閉の感触が私にとっては斬新な感触だった。

開くときの感触が何となく薄くて軽い感触。

そしてドアを閉めると、「パスッ!」という、これまた薄い感触で閉まる。

このライトな感触がまたカジュアル感があり、クルマのキャラクターと合っている。

個人的には「ドスッ!」と重厚な感触で閉まるドアが好きなのだが、逆に新型ヴェゼルにそれをやられるとキャラに合わない気がするし、決してチャチな感触というわけではないので、このドアの感触はこれでいいと思う。

 内装全体の感想を言うと、事前に写真を見て想像していたよりも実際の質感はショボくて、そこはちょっと残念ではあったのだが、シボの入れ方が上手いのでパッと見は質感が低いようには見えないし、先に少し触れた、私愛用の「クレポリメイト」を塗り込めば見栄えはアップすると思うので、まぁ価格帯を考えればこんなモンかな、と。(^^)

7.装備・・・★★★☆☆

 まず当然ながらヘッドライトはLED。

ステアリング連動のAFS機能は付いてないが、代わりにLEDアクティブコーナリングライトが付いている。この装備は「e:HEV Z」だけに与えられている装備だ。(^^)

ホンダセンシングの機能の一部として、オートハイビームも付いている。

ただ、マツダもスバルも、すでに単なるハイ/ロー切り換えのオートハイビームではなく、部分的にハイビームの照射範囲をコントロールするタイプに変わってきているので、そこはもうチョイ頑張ってほしかったところではある。(^^;

 運転席&助手席シートヒーター、そしてステアリングヒーターも標準装備。

これらは無くても特に問題はないけど、あればうれしい装備やね。(^_^)

 エアコンは当然ながら左右独立エアコン。

なのだが、左右独立エアコンが付いてるのは今回試乗した「e:HEV Z」のみで、その他のグレードは左右独立ではない普通のフルオートエアコンらしい。

てっきり、「e:HEV PLaY」も左右独立だろうと思ってただけに、装備表を見た時はちょっと驚いたね。(^o^;

 自動防眩ルームミラー、リバース連動ドアミラー、ヒーテッドドアミラー、雨滴検知式ワイパーなどもちゃんと標準装備。

 リヤワイドカメラは、装備表を見てても見当たらなかったのだが、カタログを見たところ、「Honda CONNECT for Gathers + ナビ装着用スペシャルパッケージ」という標準装備の中の一部として装備されているようだ。

ただし、ナビは標準装備されていないため、リヤワイドカメラの映像を映すためには、メーカーオプションの「Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器」を付けるか、あるいはディーラーオプションナビを付ける必要がある。

 リヤゲートはハンズフリーアクセスパワーテールゲート。

リヤバンパー下に足をかざすことで開くという、近年では定番のハンズフリーアクセスだが、以前、とある駐車場で、足をかざした瞬間にバランスを崩してフラついているおっさんを見かけたことがある。

ウソ!

そのフラついた「おっさん」、実は私。(^^;

BMW 4シリーズ グランクーペに乗ってた時、リヤゲートをハンズフリーで開けようとしてフラついてしまい、ちょっと(かなり?)恥ずかしい思いをしたことがあるのだ。(^o^;

少しだけ言い訳をさせてもらうと、大きくて重い荷物だったので、足元なんて当然見えないし、荷物を抱えて上体を少し後ろに反っているという、少々厳しい体勢だった。

まぁそんなことはどうでもいいが、両手に荷物を持った状態で片足立ちにならないといけないというハンズフリーアクセスシステムは、そろそろアクセスの方法を見直したほうがいいと私は思う。(^^;

 安全装備としては、側後方の車両を検知して知らせてくれる「ブラインドスポットインフォメーション」も標準装備。

これ、あんまり重視してない人も多いかもしれないが、私としてはプリクラッシュブレーキ(衝突軽減ブレーキ)よりも重視している安全装備だ。

 あとは、まぁイマドキの当たり前となりつつある、オートブレーキホールド付きの電動パーキングブレーキも標準装備だし、およそ基本的に揃っていて欲しい装備は一通り揃っている印象。

特にこれといって珍しいというか、個性的な装備があるわけではないが、まぁ価格から考えたら納得できるレベルの装備内容かと思う。

 あえて残念なところを挙げるとすれば、

やはり、シートがマニュアル調整な点。

今回の新型ヴェゼルは、どのグレードにも、そしてオプションにも、パワーシートは設定されていないのだ。(-_-)

 他に残念なところと言えば、

車速連動オートドアロックが付いていないという点。

先代ヴェゼルには付いていたのに、新型には付いてないなんて。。。(^_^;

最近はこのへんのクラスでも車速連動オートドアロックを装備してくるケースが増えているので、新型ヴェゼルも装備してもらいたかったところだが、今後の改良ネタとして温存したのだろうか?

ってゆーか、車速連動オートドアロックなんて、今やN-BOXですら全グレードに標準装備されてるぐらいなんだから、新型ヴェゼルには当たり前に付けてくれよと言いたい。(^^;

8.オーディオ音質・・・★★★☆☆

 いつもの音質チェック用の音源を再生してみた。

最初、少し音のバランスに違和感を感じたので、音質設定を確認してみたところ、高音と低音のレベルがメチャクチャにイジられていた。(^o^;

で、

設定をフラットに戻して、再度音質チェック。(^^)

 結論から言うと、音質は十分に高音質。

ただ、高音も低音もしっかり出てはいるんだけど、全体としてちょっと深みが足りないというか、表面的な体裁を整えたような、そんな音。

だから臨場感は薄い、でも、音質そのものは悪くない、と。

 この感じだと、少し高域と低域の調整をイジってやれば、いいバランスの音になって全体的な音の深みも増すと思う。

設定がメチャクチャにイジられていたのも、私と同じように誰かが感じて、設定をイジった結果だったのかもしれない。

でも、あれはイジりすぎやな。

あそこまでイジったら迷子になって、正解に辿り着かなくなる。(^o^)

 まぁ私はそこは実際に調整するところまではしなかったので、確定的なことは言えないのだが、今までに数々の純正オーディオで音楽を聴いてきた経験から言って、これぐらいだったら十分に音楽を楽しめるはずだ。(^_^)

さらに上を望むならオプションのオーディオを付けるのもアリだとは思うが、私的にはこのままでも問題ないと判断した。

9.デザイン・・・★★★☆☆

 エクステリアとインテリアを含めた全体的な印象を言えば、マツダっぽい、かな。(^o^;

デザインそのものは嫌いじゃないどころか、好きな部類のデザインなのだが、やっぱり「新型ヴェゼル」として登場するからには、あくまでも「ヴェゼルの進化版」としてのオリジナリティ溢れるデザインを見せてほしかったというのが正直な気持ちだ。

なので、デザインとしては良いデザインではあるのだが、「このクルマでなければならない」というほどのデザイン的な訴求力は感じないので、ここは3つ★評価とさせて頂いた。

(1)エクステリア・・・★★★☆☆

 エクステリアに関しては、実物を見てもあまり印象は変わらなかった。(^^;

なので、2月にアップした記事、

「新型ヴェゼルはダサい?デザインチェック!」

の中で述べた感想と、特に変わりはない。

要点だけ箇条書きにすると、

・雰囲気「マツダ」っぽい
・同色グリルより、やっぱりオプションのグリルがいい
・でもカッコいい!

って感じ。(^o^)

 実は試乗の際、ディーラーに納車前の新型ヴェゼルも置かれていたのだが、その車両がオプションのフロントグリルを付けていたのだ。(^^)

同色グリルが嫌な人、私以外にも結構いるんだろうな。(^^;

まぁでも、おかげでオプションのフロントグリルを付けた場合のデザインを、実物で見ることが出来てラッキー! (^o^)

私が新型ヴェゼルを買うとしたら、オプションのグリルは必須だとあらためて思った。

 デザイン的には好きなデザインなんだけど評価を3つ★どまりにしたのは、やっぱりどうしてもパクり感があるというか、オリジナリティという部分でマイナスの印象があるため。

また、「ヴェゼルらしさ」というか、やっぱりデザインコンセプト的にあまりにも先代から変わりすぎているため、いっそ車名を変えてもよかったのになぁと思ってしまうので。(^^;

まぁ先代はよく売れたし認知もされたので、その名前を使いたいのは分かるんだけど。。。(^_^;

(2)インテリア・・・★★★☆☆

 インテリアに関しても、デザインに対する印象は実物を見ても変わらなかったので、エクステリアと同様、下記の過去記事、

「新型ヴェゼルはダサい?デザインチェック!」

を参照して頂きたい。

 ただ質感に関しては、「内装質感」のところで述べた通り、思ってたより質感は低いという印象だった。(^^;

 インテリアは、先代ヴェゼルのほうが冒険心があったよね。

新型ヴェゼルも「ヴェゼル」の名前を使うのであれば、もうちょっと冒険したところを見せて欲しかったね。

でも、

水平基調で真面目なインテリアが、これまたマツダっぽくて嫌いじゃないんだよな。(^o^;

10.コストパフォーマンス・・・★★★★☆

 これ、ホンダのくせに、なかなかコスパいいんじゃない!?

今回試乗したグレード「e:HEV Z」なら、装備もそこそこ充実してるし、出来栄えの良さを考えれば妥当な価格。

「妥当な価格」なんだから3つ★と言いたいところなんだけど、最近はいろいろ余計な装備が付いてるせいもあって、クルマの車両本体価格が全体的に高くなってきている状況を考えると、相対的に評価すれば4つ★を付けていいコスパだと思う。(^_^)

 ただ、注意点としては、ナビゲーション機能を含むメーカーオプション、

「Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器」(22万円)

は、私にとって必須のオプションだということ。

なので、22万円をプラスした状態でコスパは判断しないといけないわけだが、それでも4つ★という評価に変わりはない。

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11.総評・・・★★★★☆

 祝!ついに日本車が総評4つ★を獲得!! (^O^)

パクり臭漂うそのデザインから、巷では「CX-ハリアー」などという不名誉な称号を与えられた新型ヴェゼルだが、先述した通り、デザイン的には私の好きなデザインだし、とにかくモノとしての出来栄えがいい!

 まず感心したのは、「コンフォート」という方向性であらゆる特性の整合性が取れているというところ。

チグハグに感じる部分が無いのだ。

フルモデルチェンジの初期型にしてこの完成度、洗練度は大したもの。

先代ヴェゼルとはえらい違いだ。(^o^;

 そして、私はここで1つ、

自らの誤りを認めなければならない。

先日アップした記事、

「新型ヴェゼル、メーカーオプションの価格」

の中で、私は、新型ヴェゼルの試乗に関して

「評価に際しては先に試乗済みのプジョー208がベンチマークになる」

と書いた。

しかし!

新型ヴェゼルの試乗の最中、私の頭にはプジョー208のことなど、全く浮かんでこなかったのだ。(^^;

なので、ベンチマークなどと言っておきながら、プジョー208の走りと比べてどうなのか、という視点での評価をしないままに試乗を終えた。(^o^;

それはなぜかと言うと、あまりにも走りのキャラクターが違いすぎたから。

新型ヴェゼルが作り上げた走りの世界観は、プジョー208とは全然違う方向を向いている。

つまり、両者の走りを比較する意味がないのだ。(^_^;

 もちろん、プジョー208の走りは楽しい。

じゃあ新型ヴェゼルはどうかと言ったら、プジョー208とは違う楽しさがある。

チャキチャキ走らせる楽しさを求めるならプジョー208のほうが小気味よく走るので向いてると思うのだが、新型ヴェゼルは街中を優雅に流すだけで楽しめる、そんな走りだ。

静かだし、なめらかだし、それでいて重厚感もあるし、荒れた路面でも乗り心地いいし、ちょっとした高級車的な走り、とまで言うと大袈裟に思われるかもしれないが、まさにそんな印象を持った。

じゃあ、街中を流すしか能がないかと言えばそんなことはなくて、ちょっとスポーティーな走りを楽しみたいなぁと思っても、それに対応できるだけのハンドリング性能を持っているので、山道のワインディングなんかをそこそこハイペースで駆け抜けても楽しいんじゃないかと思う。(^_^)

 不満があるとすれば、走りがどうこうと言うより、個性とか際立つ部分とか、そういうのはやっぱり外車と比べると物足りない部分はあるな、と。(^_^;

あとは、居住性に関しては「広さ」ばかりにこだわりすぎて大事なことをおろそかにしているようにも感じるので、そこも残念なところ。

 そんなわけで、

もちろん完璧とはいかないが、価格から考えたらこれだけ完成度の高い走りなのであれば、アリだなと思う。

まぁ新型ハリアーよりは断然こっちのほうがいいよ。(^o^)

新型ハリアーのほうが高級感のアピールは強いかもしれないが、走りの上質感は新型ヴェゼルのほうが上だ。(^_^)

 これでようやく日本車が1台、

私の今年の次期愛車選びの選考レースに

参加することになったようだ。(^_^)




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80万円の損を免れた、リアルな私の体験談

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    こんにちは、いつも楽しく読ませていただいてます。
    すごい高評価ですね。
    一クラス上のハリアーより断然いいとは!
    同クラスのマツダCX-30と比べたら、ボディ剛性やハンドリング、乗り心地はどう違いますか?

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、ハリアーより納得のいく乗り味です。

      ハリアーが本当にきっちり仕上がったらハリアーのほうが良くなるんだろうと思うのですが、ハリアーの現時点の完成度では、新型ヴェゼルのレベルに及ばないですね。(^_^)

      CX-30との比較に関しては、まさに競合する車種だけにいろいろ比較ポイントがあって一言では語れないので、VS記事として別記事を書こうと思っています。(^_^)

      • 匿名 より:

        初めてコメントしますが、いつもこっそり楽しんでます。
        CX-30に乗ってるんで、ヴェゼルとの比較記事楽しみです!

  2. 障害物ヨシ! より:

    こんばんは。
    予想外の高評価に驚きです。

    日本で発売したばかりのT-Rocガソリンモデルの試乗の予定はないんでしょうか?
    すごく比較していただきたいです

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      コメントを拝見して、

      「T-Rocのガソリンモデル!?」

      と驚いて、自動車ニュースを見てみたら、まさに最新ニュースですね。

      試乗記を書くので必死だったので、まだ自動車ニュース見てなくて、ガソリンモデルが出たの知りませんでした。(^o^;

       

      そもそもT-Rocが私の書類選考で落ちた理由がディーゼルオンリーという点だったので、ガソリン車が出たとなったら話は変わってきます。

      まだ詳細確認してないので何とも言えませんが、ガソリンモデルの書類選考をしてもし通過したら、新型ゴルフと同様、T-Rocへの試乗も検討します。(^_^)

  3. 匿名 より:

    この評価は全く予想できませんでした。
    ホンダは死にかけた頃にオデッセイ、ステップワゴン、フィット、N-BOXといった大ヒット車を出して起死回生を遂げるイメージがありますが、このヴェゼルは今の死にかけのホンダを救うことになるのでしょうか。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      予想通りばかりでは面白くないでしょうし、予想外の評価でよかったです。(^o^)

      起死回生と呼べるほどかどうかは分かりませんが、「N-BOX屋さん」からいよいよ本格的に脱却する、そのステップとして、新型ヴェゼルは大きな存在となるでしょう。(^_^)

  4. ADSV より:

    遂に国産車で落選せず残るモデルが現れましたね。
    しかし、残った(はずの)輸入車勢も高評価の走りを見せているものばかり。320i、S60 T5、A180、208。特に320iはかなり高く評価している印象で個人的にもインパクトがあったのでヴェゼルにとっても強敵になりそうかなと思います。
    因みにここに挙げた残ったであろう輸入車は私の全くの個人的な想像です。
    さて最終的に何になるのか、はたまた更に何かが加わるのか、乞うご期待(お前が言うな!)

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、ようやく日本車が候補に残ってくれました。(^o^;

      でもおっしゃる通り、候補に残っている外車勢も手強いですから、新型ヴェゼルとて最終選考を勝ち抜くのは容易ではありません。(^^)

      ファイナリストの戦いは、いよいよ見積りを取って比較する段階になったら、記事にしようと思います。(^_^)

  5. ししとー より:

    まさかの激高評価にビックリしました。
    恐らく星3つ、下手すりゃ2つかと…

    ホンダには期待していませんでした。
    数年前のシビックは値段の割にとにかく内装がショボかった。走りもそれなり。

    やっぱり運転しなきゃ分かりませんね、クルマは!

    次期愛車の可能性がナッシングなのでヴェゼルへの試乗は私は遠慮します。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      ビックリさせてしまいましたか。(^o^)

      新型ヴェゼルには期待はしていたものの、正直なところ試乗するまでは期待より不安のほうが大きかったですし、今年の愛車候補選考は外車だけで争うことになる覚悟もしていました。(^o^;

      だって、近年のホンダと言えば、VTECエンジンは昔みたいに高回転までスパッ!と回らないし、先代ヴェゼルの欠陥ハイブリッドは一代で廃止、今やスポーツのイメージもなくなって「N-BOX屋さん」、そうかと思えば役立たずのポンコツ自動運転レベル3と、期待できるような状態ではなかったですからね。(^^;

      でも、これでかろうじて1台、日本車が候補に残ってくれてうれしいです。(^_^)

  6. ししとー より:

    上のコメントのししとーです。追記させてください。

    私は試乗しないので、現愛車のインプとの比較を簡単に教えていただけますか?
    完成度激高のインプの走りはある程度は分かっているので。

    加速感、乗り心地、重厚感や滑らかさ等。

    乗り心地で完全に上回っていたら、私にとっては大事件で、
    「ホンダさん、ナメていてごめんなさい」です。

    VW のロングライフオイル、4ヶ月以上経ちましたね。
    乗り換え前に半年レビューをオマケ記事でも良いので書いていただけるとありがたいです。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      インプとの比較ですか。

      実は試乗中、インプの姿すら脳裏に浮かばなかったです。(^o^;

      それぐらい、比較の対象ではない走りのキャラクターでしたので。

       
      まぁでも、競合する乗り味ではないとはいえ、単純に比較することは出来ますので軽くお教えしましょう。(^_^)

       
      ●加速感
      レスポンスは新型ヴェゼルのほうが早いです。
      そこはやはりモーターを使ってるハイブリッドが有利ですね。

      アクセルワークに対する加速のダイレクト感、加速力のピークはインプのほうが上です。
      そこは純粋に、インプのほうがスポーティーな味付けで、かつ、パワースペックが上だからだと思います。
      ただ、トルクは新型ヴェゼルのほうが上なので、加速し始めのところではモーターによるトルクの立ち上がりとレスポンスで勝る新型ヴェゼルに分があります。

       
      ●乗り心地
      これは完全にキャラの異なるところで、何とも言えません。
      「スポーティー」を求めたら、インプのほうが乗り心地がいい、という評価になりますし、「コンフォート」を求めたら新型ヴェゼルのほうが乗り心地がいい、という評価になります。

      ボディの上下動の抑え込みは新型ヴェゼルのほうがよく抑え込んでますが、その分、荒れた路面での接地感はインプより薄いです。
      インプは荒れた路面ではそこそこ上下に揺すられますが、揺れの収束が早く接地感をキープしてくれるので、飛ばした時は新型ヴェゼルより安心感があります。
      でも、単純に荒れた路面で衝撃が少ないのはどっちって言われたら、新型ヴェゼルです。

      というわけで、乗り心地はどっちがいいとか悪いとかじゃないですね、キャラの違いなので。(^^;

       
      ●重厚感や滑らかさ
      単純に分かりやすい重厚感は、インプのほうがやや上です。
      新型ヴェゼルの重厚感はインプより「さりげない」です。(^o^)

      滑らかさは完全に新型ヴェゼルのほうが上ですね。
      私のインプはスポーツタイヤ履いてますし、ステアフィールもスポーティーでロードインフォメーションが非常に濃いので、路面がザラつけば正直にそれを伝えてきます。
      しかしそれもまた、短所というわけではなく、インプのキャラにおいてはむしろ長所です。

      新型ヴェゼルは、そこそこ路面が荒れていても、滑らかさをキープしてくれます。
      そのため、走りの印象がとても「スッキリ」しています。

       
      とまぁ、軽くこんな感じですかね。(^_^)

       
      あと、フォルクスワーゲンのロングライフオイルはまだ全然イケてます。(^_^)

      フォルクスワーゲンのオイルを入れてから、エンジン音の静粛性がややアップし、それ以上に、エンジン音の音質が良くなったのがうれしいところなのですが、それがまだ持続しています。

      (参考)
      新型レヴォーグ STIのオーディオ音質

       
      ただ、ちょっと汚れが進んでドロついてきたのか、燃費が少し落ちてきました。(リッターあたり0.1~0.2kmぐらい)

      あと、

      やはり同じオイルを2回連続入れたほうが、より完全にそのオイルに入れ替えることができる(1回目はどうしてもその前のオイルの残骸が残る)ので、早めに交換しようと思ってまして、実は来週に交換する予定になっています。(^_^)

      すでにオイルは仕入れ済みです。(^^)

      レビューはまたオマケでどこかで記事にしますわ。(^o^)

      • ししとー より:

        詳しく回答していただき、時間を取らせてしまい申し訳ないです、恐縮…
        キャラの違いはあれど、同等以上って感じのようですね。

        あと数ヶ月で手放すであろうクルマのために、まだまだ使えそうなオイルを交換?
        しかも結構高いオイルなのに…流石です!

        返事は無用です。

  7. 匿名 より:

    あの辛口さんがヴェゼルをまさかの高評価・・これは驚いたな・・・

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      やはり驚かれるんですね、皆さん。(^^;

      私はあんまり他の人のレビューを読まないんですが、新型ヴェゼルって巷での評価はあんまり高くないんですかね? (^o^;

  8. 匿名 より:

    これだけ装備が充実してるのならパワーシートも欲しいですね。あと個人的に注目してる機能がオートブレーキホールドがエンジン再始動後もオンの状態を記憶してくれてるそうです。これかなり便利だと思います。
    ところで、乗り換え候補に入ったとのことですが、納期については確認されましたか?

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      はい、パワーシート欲しかったですね。

      まぁ最近のクルマはそれ以外の装備がいろいろ増えてきてるので、この価格帯ではパワーシートがコストカットの餌食になってしまうのかもしれません。(^^;

      ブレーキホールドがエンジン再始動後もオンをキープするというのは知りませんでした。

      それだけ、ブレーキホールド機能が当たり前になり、「通常」の動作として受け入れられるようになったということでしょうね。(^_^)

      あと、納期に関しては、

      「いま注文を入れても9月末か10月ぐらいだと思います」

      とのことでしたが、半導体の問題も影響しているようで流動的要素もあるので、とりあえず今の段階では納期は気にしないことにしています。

      私が実際に注文を入れる際にどんな納期になっているか、それもまた、最終選考における有利不利の条件の1つにはなりますが。(^_^)

  9. 今までの試乗で一番感動したのは2代目RX7 より:

    私的にエクステリアのデザイン好きだし、走りの中身も良しとなると、かなり魅力的なSUVです! 
    欲しくなる車です。(^.^)

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      いろいろ言われてるエクステリアのデザインですが、見た目のイメージと実際の走りの印象も合ってると思いますので、すごくキャラクターが明確で魅力のあるクルマに仕上がってると思います。(^_^)

      ただ、最近の日本車に対する評価の定番になりつつありますが、飛び抜けたところと言うか、際立つ部分みたいなのは、やっぱ外車勢と比べると弱いんですよね。(^_^;

      だけど、今回の新型ヴェゼルは、あらゆる特性のベクトルが同じ方向を向いており、その力が合わさることによって大きな魅力を生み出している、そんな出来栄えだと思いますね。(^_^)

  10. 匿名 より:

    ホンダのシリーズハイブリッドの味付けはヴェゼルの立ち位置にあってるんでしょうね
    (ステップワゴンでずっこけてかなり方向転換した感じがします)
    個人的には電動だからといって無茶苦茶な加速力が必要だとは思わないし最高速もSUVなら160kmあればいいですしね・・・・
    電動の強みはアクセルワークに対する駆動力の応答性だと思っているので。
    同系のフィットも本来はもっと評価されるべきだとは思うんですがヤリスとで露骨な比較のされかたをしているのでねぇ
    (比較の差異にはこのあたりの応答性とかについては絶対に触れないんですよね。)
    比較記事やらを見てると察する人は察するとは思うんですが・・・

    エクステリアがアレなので購入候補には入らないとしても電動パワートレインとして見る為にフィットも試乗してみてはいかがでしょうかね?(ステップワゴンはダメです!)
    (同系のノートは辛口さんがアンチ化されてしまった事で私情が入ってしまう可能性が大なので除外で)

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 同系のフィットも本来はもっと評価されるべきだとは思うんですがヤリスとで露骨な比較のされかたをしているのでねぇ

      フィットとヤリスですか。

      「露骨な比較のされ方をしている」とおっしゃるのは、フィットのほうがヤリスよりも評価が低いということですかね?

      まぁ私はフィットは乗ってないので知らないし、比較記事も読んだことがないので何とも言えませんが、ヤリスも確かによく出来てますからねぇ。(^^;

      (参考)
      【試乗記】 トヨタ ヤリス HYBRID X

       

      > フィットも試乗してみてはいかがでしょうかね?

      ヴェゼルのベースということで、フィットも試乗すれば高評価がつく可能性はありますね。(^_^)

      ただ、クルマというものは不思議なもので、「何か」が噛み合わないとぜんぜん印象が変わってしまうところがあって、それはスペックを見てても分からない部分だったりします。

      実際、同じくe:HEVのハイブリッドシステム(当時はi-MMDという名称だったが)を搭載した「インサイト」なんて、超絶酷評(総評1つ★)という結果に終りましたからね。(^o^;

      (参考)
      【試乗記】 ホンダ インサイト EX・BLACK STYLE

       

      なので、ヴェゼルが良い評価だったからといってフィットも良い評価になるかと言えば、それは全然別の話だったりします。(^^)

      フィットに関しては、おっしゃる通りエクステリアが全く私に刺さらないし、当然ながら愛車候補に入ることもありませんので、せっかくのご提案ですが試乗はしません。(と言うか、できない)

      だからといって、レンタカーを借りてまで乗るほどの興味も無いですしね。(^^;

      ちなみに日産ノートは、レンタカー試乗を予定していたのですが、V37エアコン設計ミス放置という信じがたい結末により、今後は日産車はどんなクルマが出ても検討対象に加えないし、試乗もしないことになりましたので乗りません、ご安心下さい。(^_^)

      (参考)
      日産、V37エアコン設計ミスを放置の衝撃!

  11. トヨタだけ より:

    ぶっちゃけ昨年話題だったフィットやレヴォーグより全てにおいて上だと思った。
    あとは、クラウンやハリアーに追いつくレベルまで上げて欲しい。

    • 匿名 より:

      クラウンもハリアーもハイブリッドに乗ったけれど、どちらもポンコツだったなあ。一番気に入らなかったのは吹き上がるけれど加速せず。
      その点はレヴォーグにも新型ヴェゼルにも及ばなかったな。
      クラウンもハリアーもハイブリッドは評価1だったよ。

    • 罵倒くん より:

      お前相変わらずトヨタ推してんのかスバル推してんのか日産推してんのかこれもうわかんねぇな。
      せめてどれか一メーカーに絞って、どうぞ。
      浮気性のキョロ充は嫌われるってそれ一番言われてるから。

  12. 匿名 より:

    これは次のアコード期待できそうですね
    国内は海外発売から数年後に、という流れになるかもしれませんが

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > これは次のアコード期待できそうですね

      そうですね。

      ホンダのハイブリッドが迷走する過程で、多くのユーザーが人柱として犠牲になりましたが、伸ばすべき技術と捨てる技術の見極めもついて、ようやく方向性が定まって洗練を深めているようです。(^_^)

      まぁ発売時期に関しては、日本市場が軽視されて後回しにされている近年の傾向を見ると、おっしゃる通りの流れになる可能性が高い気はしますけどね。(^^;

  13. 罵倒くん より:

    来た!来た!来たぞぉ!罵倒くんがやって来た!(超久しぶり)
    新型ヴェゼル、国産車で久方ぶりの星4つ!ホンダやりますねぇ!
    デザインも好みだし(ここにいるオッサンホモ共には不評だが)、将来デカい車に乗り換える時の候補にぶち込んでやるぜ!
    辛口親爺はもうホンダに足向けて寝れねぇなぁ?
    あっ、そうだ(唐突)前にヴェゼルの広告バカにしてた奴はケツの穴舐めろ(鬼畜)
    自分の発言の落とし前つけるのは当たり前だよなぁ?
    それじゃ、またのぉ~

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      インパクトが強いのでそんな感じはしないですが、一応、お久しぶりです。(^o^)

      そう、ついに日本車が4つ★を獲得しました。(^_^)

       

      ちなみに、私は寝るタイミングが決まってなくて、ほとんどの場合「さぁ寝よう」という感じで寝るのではなく、何かをしている最中に寝落ちして気が付いたら寝てたという日のほうが多いため、寝る時の足の向きはほとんど毎日違っています。

      なので、そのうち何回かはホンダに足を向けて寝ていると思います。(^o^;

       

      あと、ヴェゼルの事前情報サイトのことでしたら、あれはあれで別問題です。

      クルマはよく出来ていますが、あのサイトがクソだったことには変わりはありません。(^o^)

      まぁでも、あのクソサイトのセンスの悪さがクルマの出来にまで反映されてないかと心配していただけに、そうではなかったのはホント良かった思います。(^_^)

  14. コスギ より:

    こんにちわ
    ハリアーを検討している者です。(まだ試乗はしていません)
    辛口さんのハリアーの評価が低いのでで迷っています。
    検討対象でなかったヴェゼルが高評価なので、是非試乗に行こうと思っています。
    ヴェゼルですが、一般道での走りはこのレポートで良く分かったのですが
    高速道路ではどうなのでしょうか?
    高速で結構飛ばす方なので、このエンジンでは余裕が無いのではないでしょうか。
    高速だからと言ってエンジン直結にはならないとの解説も見ますが。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      新型ヴェゼルの高速域での走りに不安を持たれているようですね。(^_^)

      ハリアーかヴェゼルか、どういった基準で選択すればいいかについて、私の見解をお伝えします。

       

      まず、高速でホンキ出したら、そりゃあスペックの支配からは逃れられないので、新型ヴェゼルよりもハリアー(HV)のほうが余裕があるのは間違いないですね。

      なので、よほど頻繁に高速道路を利用されていて、高速域での絶対的な余裕を重視するのであれば、ハリアー(HV)のほうがいいと思います。

      ただし、街乗りでの走行フィーリングではヴェゼルに分がありますし、街乗りの速度域ではハリアー(HV)もヴェゼルもパワー感に大差はないので、街乗りがほとんどなのであれば、ヴェゼルのほうがいいと思います。

      ちなみに、ハリアーでもガソリン車の場合は、ヴェゼルより街乗り速度域でのパワー感は落ちます(トルクの低さが影響する)ので、その点は要注意です。
      高速でアクセル踏み込めば、パワースペックで勝るハリアーが上だと思いますけどね。

       

      あと、ヴェゼルの高速での走りに関して、

      > 高速で結構飛ばす方なので、このエンジンでは余裕が無いのではないでしょうか。
      > 高速だからと言ってエンジン直結にはならないとの解説も見ますが。

      とのことですが、高速でエンジン直結になるのは、低負荷の巡航時のみです。

      高速域でも加速させるような高負荷時にはモーター駆動になりますので、心配されているほど力不足は感じないはずです。

      要するに、1.5リッターエンジンでも効率よく余裕で駆動できるような状況の時だけはエンジン直結で駆動するけど、基本的にはモーター駆動というのがe:HEVのシステムです。

       

      私が思うに、高速を比較的よく利用する人であっても、多くの走行シーンは街中での走行というケースがほとんどだろうと思うので、よほど高速ばかり走る人でない限り、ハリアーよりヴェゼルを買ったほうが幸せなんじゃないかと思います。

       

      でもまぁ、ハリアーとヴェゼル、両方に試乗されてみてどう感じるか、ですね。

      実際に試乗してみて、ハリアーの細かいフィーリングの粗が気にならないのであれば、ハリアーもアリなんじゃないでしょうか。

      私の試乗記での評価はあくまでも私が感じたことにすぎないので、あまり気になさらないで、ご自身の感覚で確かめて買われるのが一番ですよ。(^_^)

      ただ、試乗する際のチェックポイントとして、私が指摘している部分が気にならないかどうか、その参考材料として私の試乗記をご利用頂ければと思います。(^_^)

      • 小杉 より:

        詳しい説明をして頂き有難うございます。
        やはり高速ではハリアーが有利ですよね。

        >私が思うに、高速を比較的よく利用する人であっても、多くの走行シーンは街中で
        >の走行というケースがほとんどだろうと思うので、よほど高速ばかり走る人でない
        >限り、ハリアーよりヴェゼルを買ったほうが幸せなんじゃないかと思います。
        もっともなお話です。実家の駐車場が狭いのでその点ではヴェゼルが有利です。

        是非、両車を高速走行で比較して見たいと思います。

        ちなみに現在A250セダンに乗っていますが、購入時比較したのがUXハイブリッドでした。高速の試乗では圧倒的にA250が良かったです。
        街中ではUXも良かったのですが。

        試乗は大切ですね。

  15. es信者 より:

    私はSUVの乗り心地に対してはややアンチなのですが、乗り心地の項目を見た感じだと、良さげには書いてありますが、カーブなどではロールするし、直進安定もセダン以下ということでしょうか。これで星4だと、通常セダンで星5,高級セダンで星6くらいにしないとバランス悪いのでは。※アンチな理由は、800万クラスのSUVに乗った時に、横揺れが半額のセダン以下だったことがあるので、それ以降物理的にSUVはそういう乗り心地になるものだと思い込んでるため

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > カーブなどではロールするし、
      > 直進安定もセダン以下ということでしょうか。

      ロールに関しては基本的にセダンよりは不利であることは確かですが、まぁそれは相手が「まともなセダン」であればの話であって、ショボいクソセダンが相手だったらヴェゼルのほうが全然マシかもしれません。(^o^;

      クルマによりけりですね。(^^)

       

      直進安定性は、すみません、私の街乗り試乗で乗ってる限り、特に良い悪いが分かりません。(^^;

      ってゆーか、街乗り試乗のレベルで直進安定性が劣ると感じるようなクルマだったら、だいぶ論外だと思います。

      なかなかイマドキ無いでしょう、そこまでヒドいクルマ。(^o^;

       

      > これで星4だと、通常セダンで星5,
      > 高級セダンで星6くらいにしないとバランス悪いのでは

      ロールなどの要素は、あくまでも走り(コーナリング)や乗り心地に影響を与える1つの要素にすぎないので、それが仮に普通のセダンと比べて劣るからといって、評価を低くするというわけではありません。

       

      例えば、「乗り心地」の評価に関して言えば、

      単に足回りの柔らかさを表しているのではなく、

      「そのクルマに与えられたキャラクターを演出するうえで、
       その乗り心地はキャラクターとマッチしているのか?」

      ということを、ロールやら衝撃吸収性やら、その他いろいろを含めて総合的に判断し、評価を付けています。

       

      まぁ要するに、「私が好印象を持ったか」で★の数が決まるわけです。

      なぜなら、私が良いと思うクルマを選ぶための試乗だから、です。(^o^)

       

      > アンチな理由は、800万クラスのSUVに乗った時に、
      > 横揺れが半額のセダン以下だったことがあるので、

      むしろ、800万円クラスの高級SUVだったから横揺れが目立ったのではないですかね。

      どうしても「高級」志向になると、サスが柔らかくなって揺れも大きく、揺れの収束も遅い傾向にあるのかもしれません。(^^;

  16. 匿名 より:

    お前は廉価グレードインプしか買えないんだから
    他の車を見る必要ないってw

    • 匿名 より:

      でも、買い換えるので^ – ^

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > お前は廉価グレードインプしか買えないんだから

      間違いです。

      廉価グレードではないです。

      購入当時のグレードラインナップにおける、最上位グレードです。(^_^)

      まぁでも、私はそのグレードが一番好みに合ってたしお買い得だと思ったからそのグレード(2.0i-S)にしましたが、廉価グレードも代車で何度か借りてますが、悪くないですよ。(^_^)

  17. ちのすけ より:

    「上がり」の車を検討しています。今3台目のAudi(A3 クワトロ)に乗っていますが、最後の車は「安全」「座席の高さ」「脱炭素」をキーワードに日本車も候補にしています。
    先日ベゼルの試乗(ハイブリッドZ 4WD)をしてきましたのでこの記事は大変参考になりました。多くの日本車のごちゃごちゃしたデザインではなく、乗り心地もよく良い車と思いましたが、Audiに比べ重量感・安定感がないような気がしました。Body剛性などはいかがでしょうか?これからボルボのXC40の試乗もしてみたいと思っていますが、、、。

    • 辛口系おやじ より:

      辛口系おやじ(管理人)です。

      > 「上がり」の車を検討しています。

      上がりのクルマ、最後の一手ですね。(^_^)

      最後だけに、後悔のないクルマを選びたいですよね。

       

      > 「安全」「座席の高さ」「脱炭素」をキーワードに
      > 日本車も候補にしています。

      そのキーワードで選ぶなら、たぶん日本車にも候補はいっぱいあると思います。

      ただ、乗ってみて気に入られるかと言えば、そのほとんどは「何かが足りない」クルマだと思います。(^o^)

       

      > 先日ベゼルの試乗(ハイブリッドZ 4WD)
      > をしてきましたのでこの記事は大変参考になりました。

      お役に立てて何よりです。(^_^)

       

      > 乗り心地もよく良い車と思いましたが、
      > Audiに比べ重量感・安定感がないような気がしました。
      > Body剛性などはいかがでしょうか?

      A3は乗ったことがないので分かりませんが、重量感に関して言えば、ヴェゼルは重厚感はあるものの重量感はそんなに感じなかったですね、私は。

      安定感は十分あったと思っていますが、それもA3と比べると劣るのかもしれませんね。

      ボディ剛性に関しては、ないわけではないですが、それほど主張のある剛性感ではなかったです。

      まぁ走りのキャラクターからして、剛性感はあまり主張が強くないほうがいいんじゃないかと思ってますけどね。(^_^)

       

      > これからボルボのXC40の試乗もしてみたいと思っていますが

      いいですね、XC40。(^_^)

      いろいろ乗り比べて頂いて、良い「上がり」のクルマに出会われるといいですね。

      また最終的に上がりのクルマが決定した際には、どのクルマになったのか教えて下さい。(^_^)

      • ちのすけ より:

        <ただ、乗ってみて気に入られるかと言えば、そのほとんどは「何かが足りない」クルマだと思います。(^o^)

        BMWのX2とボルボのXC40に試乗しました。改めて国産車との違い、「何かが足りない」ことを思い知らされました。最後の車はやはり納得できる車にすることにしました。

        X2とXC40、管理人さんはどう思いますか?、

        • 辛口系おやじ より:

          辛口系おやじ(管理人)です。

          > X2とXC40、管理人さんはどう思いますか?

          私の好みで言えば、デザインはXC40が圧倒的にいいと思います。

          そもそも私は、BMWのデザインはワイド&ローなフォルムでこそ良さが引き立つと思っているので(最近のキドニーグリル巨大化で、それも怪しくなってきてますが)、BMWのSUVには魅力を感じないんですよね。(^^;

          XC40は外観も内装もオシャレだし、街乗りSUVとして目を引く存在感があると思います。

          その点X2は、ややデザインのインパクトが弱いと感じますし、個人的にはあえてBMWでSUVを選ぶならX3かX5ぐらいでないと、X2では中途半端な感じがしています。

          まぁX2とXC40、どちらも私は試乗していないので、乗ったらそれぞれの長所や短所も見えてくるでしょうし、何とも言えない部分は多いわけですが、あくまでも「見た目」だけの話であれば以上のような感じです。